あんまり若者を苛めないで

一部の労働者を労働時間規制から除外する「ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)制度」(残業代ゼロ)などの労働関連法改正が今国会に提案される見通しになったそうです。
WE制度は年収1075万円以上の「高度プロフェッショナル」だけに適用されるという事ですが、1075万円というのは、法案を通しやすくするための暫定的な金額でしかないんだろうと思います。ちなみに経団連は05年に年収400万円以上で適用するよう提言しているそうな。

派遣社員の制度にしても、最初は特別な技術を持った職種だけが対象だったはずなのに、いつも間にか、そういう縛りが無くなって、正社員が段々少なくなってしまったでしょ。
若者が、まじめにさえ働けば、家族を持って安心して暮らせる環境が失われてしまいました。若者は将来に不安を感じ、結婚できなくなって、当然子供も生むことができなくなって、少子化なんて、どんどん進んじゃう。
それに加えて、残業をどれだけしても残業手当なしに働かされるようになると、ますます人間らしい生活ができなくなってしまう。

戦後政治の総決算ということで、日教組・ヤクザ・黒幕・総会屋・野党をつぶして、財界と官僚にとって怖いもの無しになった現在、財界と官僚は好き勝手にやってるって感じです。
もう、いいかげんに若者苛めは、やめたらどうかと思う。そのうち、日本にも財界と官僚に対するテロをいとわないイスラム国のような暴力的な組織ができて、夢や希望を持てない若者がその組織に集まるなんて事は十分にありえる事だと思います。
若者もネトウヨなんてやっている場合ではないと思うんですけど・・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。