金沢の葬儀事情

父親が亡くなった事から、金沢の葬儀の事情に興味を持って情報を集めました

樹木葬 宝勝寺

金澤樹木葬の広告チラシが入っていました。
寺町の宝勝寺が運営している庭園式霊苑とのことです。
宝勝寺はお寺の中のカフェ「寺カフェ」を運営している事でも知られています。
金沢では珍しい臨済宗妙心寺派のお寺です。
駐車場は数台分あるようですが、基本的には近くの有料駐車場を利用する事になるようです。

集合墓(永代使用料・諸費用)165820円、樹木葬(永代使用料・諸費用)256800円から、永代供養墓(永代使用料・墓石代・諸費用)855080円から

宗旨宗派は問わないという事です。

金沢にも小さなお葬式ホール

小さなお葬式ホールの広告チラシが入っていました。

金沢市神宮寺ホールと金沢長土塀ホールができたそうです。

小さいお別れ葬(通夜と告別式は無くて火葬のみ)が129000円(税別)
小さな火葬式(通夜と告別式は無くて火葬のみ 簡素な祭壇あり)が169000円(税別)
小さな一日葬(通夜は無くて、告別式と火葬のみ 控えめな祭壇あり)309000円(税別)
小さな家族葬(通夜、告別式、火葬あり 控えめな祭壇と花籠2つあり)409000円(税別)
小さな一般葬(通夜、告別式、火葬あり 控えめな祭壇と花籠4つあり)609000円(税別)

親族控室は設置されているそうで365日24時間受付可能とのことです。

事前申し込みで早割もあるそうです。

永代納骨堂 本光寺会館

2020年9月18日

永代納骨堂 本光寺会館のちらし広告が入っていました。
金沢市駅西本町にあります。

寄付金や年間管理料は掛からないとのことです。
収骨志納金等が必要とのことですが金額は掲載されていませんでした。

ネットで調べるとホームページが存在していました。

本光寺会館に収骨の収骨志納金等の金額は掲載されていませんでしたが、墓地の土地代金の約半額の金額のみで収骨できますということなので、20万円から50万円といったところでしょうか?
門徒(檀家)でなくても浄土真宗の方なら誰でも利用できるようです。

本堂で葬儀もできるとのことです。
本堂の御本尊の御前にて行うので祭壇は使用しなくて祭壇費用はかからないそうです。(役所への申請、棺、寝台車等は別途必要。)

宿泊施設が設置されていて、宿泊料金はかからないそうです。
ただし、収骨に来られた方、そのご親戚の方、当寺門徒(檀家)の方限定だそうです。
つまり、当寺門徒(檀家)の人でなければ、お参りの時に宿泊する事はできないという事です。

本光寺では正信偈を無料で配布しているそうです。

お墓を建てた時の跡継ぎの負担(通常の管理の他に墓じまいには大変な労力と費用がかかる)など考えると、こういう施設はありがたいと思います。
ただ、建物自体は古いので、いつまで永代納骨堂を運営できるのかというリスクはあります。
東本願寺に分骨しても、どうせ廃棄されてしまうので、それほど気にする事でもないのかもしれません。

2021年4月10日

本光寺では、葬儀で祭壇費用がかからないそうです。
本光寺寺葬は、会場費が2万円から3万円、法名、斎場勤行をしても追加料金5千円で済むそうです。
枕お経から中陰勤行迄しても、本光寺では8万2千円と会場費3万円で112000円とのことです。

永代納骨堂についてですが、会館の志納金が現在一壺20〜50万円と永代勤行布施10万円、一軒の家で壺が沢山ある場合は一括申請と言う形を取って5壺でも永代勤行布施10万円との事です。

親戚の家族葬

2020年9月6日

夜に、母親の妹さんから電話があって、母親の妹さんの夫が亡くなられたということでした。
母親は寝ていたのですが、起こして電話を取り次ぎました。
母親の妹さんにとって、母親は一番親しい親戚なのです。
母親の妹さん側の親戚では、母親にだけ連絡したようです。
母親の妹さんの夫は、随分前から病気療養中でした。

2020年9月7日

朝、こういう場面でとりまとめてくれる親戚に電話をしました。
後ほど、その親戚から、葬儀は家族葬で行われ、今日 通夜があり、明日に葬式があるということでした。

亡くなった翌日にお通夜ができるのは家族葬ならではだと思います。

病院から、直接葬儀場に搬送されたので、午前中に顔を出してきました。

その折に、香典を渡しました。金額は他の親戚と相談し、親戚として通常の金額(5万円)でした。

葬儀場は、通常の葬儀場に隣接して、こじんまりとした建物があり、内部に30人ほどが入れる小さな葬儀場と親族控室があるだけの施設でした。葬儀社は米永でした。

通常でしたら花籠の依頼をするような関係の親戚だったのですが、家族葬という事なので、花籠の依頼はしませんでした。

お通夜は19:00からだったのですが、ほとんどちょうどの時間に着いたのですが、すでに読経が始まっていました。受付は無かったようです。
葬儀場は、シンプルな祭壇と、ごく近しい親戚による花籠が4個飾られていました。遺影はモニターにデジタル表示されていました。
僧侶は1人で、阿弥陀経と正信偈が読まれ、お通夜が終わりましたという事と明日の葬儀の時間のアナウンスがありました。
そのまま、誰も席を立たないので、しばらくして喪主が挨拶しました。
新型コロナのこともあり火葬場へは故人の兄弟とごく親しい人だけで行いたいの発言がありました。
その後も、誰も立ち上がる様子が無かったので、改めて「どうもありがとうございました」と発言があり、やっとぼつぼつと帰る人がでてくるという感じでした。

30分ですべてが終わりました。

参列者は終わった時間に訪れた人を含めて26人でした。

2020年9月8日

今日の告別式は、少し早めに行きました。
やっぱり受付は無かったです。
参列者は、香典を喪主に直接渡しているようです。
香典返しは、時間前に、喪主から渡されました。
参列者は通夜より多く30人でした。

読経と焼香があり、喪主の挨拶がありました。
その後、お別れの儀式で、花籠の花を抜いて、棺桶に入れました。
その後、火葬場への見送りでした。
火葬場へは各自の自動車で向かい、霊柩車も無くて、搬送用の自動車で棺桶が運ばれました。
1時間で終わりました。

ちなみに、新聞のお悔やみ欄にも掲載されていませんでした。

結局、これって家族葬では無かったのではと思います。新聞のお悔やみ欄に掲載しない簡素化した一般葬儀なのではないかと思います。

激安葬儀でトラブル続出

日刊SPA!の記事で激安葬儀の実態が掲載されていました。

激安葬儀業者が葬儀を請け負った場合、自分で葬儀するわけではなく、下請けの業者に委託するようです。
その場合、激安葬儀業者が支払額の3~4割を手数料として中抜きするとのことです。

激安葬儀の価格 18万8000円
※激安葬儀の価格「18万8000円」から、激安葬儀費用「7万円」と激安葬儀業者の中抜き金額「7万円」を引くと4万8000円となる
下請けの葬儀社の激安葬儀による利益 4万8000円

◆「通常の葬儀」と「激安葬儀」見積もり費用の比較

<通常の葬儀費用>
寝台車(安置所へ) 3万円
ドライアイス 2万4000円
枕飾り 1万5000円
安置料金3日 1万5000円
棺代 8万円
役所手続き 1万5000円
寝台車(火葬場へ) 1万5000円
火葬料 2万5000円
骨壺 1万2000円
花 5万円
スタッフ 5万円
白木位牌 5000円
合計 33万6000円

<激安葬儀費用>
寝台車(安置所へ) 0円
ドライアイス 1万2000円
枕飾り 1万円
安置料金3日 0円
棺代 1万3000円
役所手続き 0円
寝台車(火葬場へ) 0円
火葬料 2万5000円
骨壺 5000円
花 3000円
スタッフ 0円
白木位牌 2000円
合計 7万円

結果的に、遺体はエンバーミング(死体防腐処理)が無しになったり、病院で7時間も待たされたり、温かみの無い葬儀になってしまったりするとのことです。

友人の家族葬

先日、親しい友人が亡くなられました。
亡くなられる前から闘病していたので何度かお見舞いも行ってきました。亡くなられる事を自覚していたので、いろいろ準備もしていたようです。
葬儀はしないし、新聞の死亡欄にも掲載しなくて静かに消えたいと話していました。
友人の家族とも付き合いがあったのですが、友人の家族も自分も、まだ先の事だと思っていました。
ところが、突然、友人の家族から、友人が亡くなられたと電話がありました。
通夜は自宅で行い、親戚とごく親しい人だけに連絡しているという事でした。通夜は17:00からで駐車場が足りないのでご迷惑をおかけするかもしれないということでした。
友人の家は、職場と一緒になっていて、ダイニングもあるんです。友人の希望により自宅で葬儀をすることにしたそうです。
その時は、頭の中がボーっとしてたので、気が付かなかったのですが、ひょっとして午後7時と聞き間違えたのかなと不安になってきました。新聞にも出ないし、葬儀場に問い合わせする事もできないので、仕方なく友人の所に電話で確認しました。2時間間違えると大変です。

近くの駐車場に自動車を停めました。あまり早く行って気を使わせるのも拙いと思い、10分前に着くようにしました。
友人の家に行くと、かなり多くの人が集まっていて、びっくりしました。近所の人も気づいて出席して下さったようです。受付もなく、入ったらすぐに、友人の家族に迎えられて着席しました。取り急いで香典を渡しました。
通夜前にご焼香する人はいなかったようです。
葬儀は葬儀社に頼んだということでしたが家族葬なので司会もいません。
定刻の17:00にお経が始まりました。30分ほどでお経が終わって家族の挨拶がありました。

出席者のほとんどは、ちょっと戸惑った感じで、帰ることなく待っていました。
どうすれば良いのか迷いましたが、気を使わさせるのもなんだと思い、すぐに帰る事にしました。

翌日、友人の家族から、出席のお礼の電話があって、自分の隣に座っていた人が、友人と自分の共通の知人だった事を知らされました。その人とは30年ほど会っていなかったのですが年賀状のやりとりは続けていたのです。気づいていれば話をしたかったなあと残念に思いました。
でも、通夜の時に周りの人の顔をじろじろ見る事なんてできないですよね。
その翌日に、その知人に電話しました。その知人は、ひょっとしたらと思っていたのだそうです。
日を改めて、会いましょうという事で電話を切りました。

しばらく日が過ぎて、友人の家族が、自分の不在時に、香典返しを持って挨拶に来られました。却って気を使わせてしまったのかなあと思いました。

今日、用事があったので、友人の家に寄りました。
通夜の後に、通夜振る舞いがあって散会したのは20:00頃だったようです。

葬式はなくなる? 通夜なし、式なしの「直葬」選ぶ時代に

葬式はなくなる? 通夜なし、式なしの「直葬」選ぶ時代に 週刊朝日2019年2月15日号によると、

形式的な儀式を極力省いた葬儀のかたち「直葬」がいま、都市部を中心に増えている。直葬とは、故人が亡くなった後、安置所か自宅に遺体を運んで安置し、その後、直接火葬場に移し、荼毘に付すという方法。近親者のみで行う。

「今は、故人の遺志や家族の意向で選ぶ傾向にあります。中には菩提寺があっても直葬を選ぶ人もいるほど。それだけ従来の葬儀のあり方に疑問を持つ人が増えている証しでしょう」

「喪主として一度大掛かりな一般葬を経験して、それを疑問に感じたことから、直葬を選ぶケースが増えています。大きな葬式だと会葬者の対応に追われ、ゆっくり故人と向き合う時間もなく、本当にこれで良かったのかと後悔が残ることもあるそうです。そうした方は、次に近親者が亡くなったときには、直葬などシンプルな葬儀を選ばれることが少なくありません」

多くの会葬者を招いてその対応に追われる一般葬と比べて、故人とゆっくり向き合う時間を作ることができるのもメリットなのだ。

火葬許可証の申請など役所で行う死後の手続きは遺族がやることも可能だが、遺体の搬送などは荷が重い。儀式を省いたとしても葬儀会社などプロに頼むのが一般的だ。
棺など必要なものも個別に手配すると手間がかかり、費用も高くつくことが多いので、葬儀社に頼んだほうが安心。悲しみの中、作業に追われるより、故人と向き合う時間を大切にしたほうがいい

義理の母が亡くなられた

2018年6月29(金)

義理の母は高齢者施設に居住しているのですが、時々、誤嚥肺炎で危ない状態になっていました。
昨日(28日)の午前中にも、誤嚥肺炎を起こして、状態が悪いという連絡があって、近くの病院に入院しました。喪主になる妻の兄は、遠方に住んでいるのですが、翌日に金沢に来るという事でした。
妻は、職場から病院にかけつけました。

病院の対処の甲斐があって持ち直したので、安心して帰っていたのですが、夜中に病院から息が弱くなったと連絡がありました。
6月29日になったばかりの時間で、ワールドカップで日本対ポーランド戦が行われている最終の出来事でした。妻はサッカーを見てましたが、自分は寝ていました。

病院には先に妻がかけつけ、自分は着替えして準備をしてから行ったのですが、時間外に入る方法が判らず、ちょっと当惑しました。なんとか説明掲示を見て、鍵をあけてもらって入る事ができました。
病棟のナースセンターに親戚ですと伝えると、病室に案内されました。その時には、義母はすでに亡くなっていました。妻が、かけつけた時にはもう亡くなっていたとの事です。
亡くなるという実感が無かったので当惑しました。
看護婦さんから、遺体の搬送をどうしますかと聞かれました。

義母は施設に入ってから実家を処分してますし、喪主である妻の兄は遠方に住んでいる事もあり、自分の家に搬送する選択しか思いつきませんでした。
母親の了解をとって、自宅に搬送する事にしました。

自宅に搬送するにあたって、以前父親が亡くなられた時に親切にしていただいた米永さんにお願いする事以外に思いつかなかったので、ネットで電話番号を調べて搬送を頼みました。1時間程度で搬送に伺えるということでした。

葬儀は、喪主である妻の兄の考えを尊重しなくてはいけないので、以降の事については、余計な口出しをせずに、喪主の選択にゆだねる事にしました。
とりあえず、葬儀をするしないの選択、家族葬にするか普通葬にするのかの選択をする必要があったので、喪主に相談しました。
故人は交際範囲が広い人だったので家族葬という訳にはいかないということでした。
搬送は米永さんに頼んだのだけど、通夜や葬儀は、どこに頼みますかと喪主に聞くと米永さんで良いということでした。
日程の希望を聞くと、近々には友引の日に重なる事が無かったので、翌日から3日間(土・日・月曜日)の内で、できれば早めの2日間が良いという事でした。それで早めの日で葬儀社が対応できる日を確認する事にしました。

自宅を、搬送に対応できる状態にしておかなければいけないので、先に帰る事にしました。
座敷を整頓し、布団を出して、シーツをかけて、座敷の整頓など迎える準備をしていると、義母が搬送されてきました。

座敷が3階なので、棺に入れないで、おぶって搬送していただきました。
葬儀社の人が義母の身体が曲がってしまっていると言っていたので、ひょっとしたら棺に入らなかったのかもしれません。
米永さんに、普通葬をするので、お願いしますと伝えました。葬儀の希望日についても伝えました。
以前お世話になった人の名前を憶えてなかったのですが、できればその人にお世話願いたいと希望を伝えました。対応できるかはわからないけど、父親の葬儀の時の担当者は調べれば分るという事でした。
喪主が来ないと何も決まらないので、打ち合わせは金沢に到着して自宅に来る予定の13:00ということにしました。
葬儀社の受け入れ態勢について確認していただいたところ、翌日に通夜の対応が可能だということでした。
通夜は19:00からで、葬儀は10:00からが一般的ということでした。
通夜は翌日の19:00から、葬儀は翌々日の10:00で仮押さえしました。
会場は、故人が住んでいた実家が建っていた場所に近い会館でしたいという希望でしたが、ちょど良い会場がありました。
故人が住んでいた実家が建っていたのは野々市市なのですが、施設は金沢市で住民票も金沢に移してあるという事で、斎場は金沢になるという事でした。
施設は金沢で住民票も金沢に移してあり、実家の建物も処分済だけど、おくやみ欄の住所は野々市にしても良いのかと聞くと、それは大丈夫だという事でした。
おくやみ欄で、住所が金沢だと、故人と喪主の名前を見ても誰も気づかないと思ったのです。
遺影をどの写真にするかとか、通夜葬儀の規模(人数)も決めておかなければいけないとの説明を受けました。
自分の父親が亡くなられた時の資料を調べると担当者の名前が判ったので伝えると、退職なさったということでした。
時間も時間だったので、各方面への連絡は早朝にすることにしました。

一度寝てから、目が冴えると、もう眠れない質なので、結局眠れませんでした。
遺体には妻が付き添いました。

朝7:00に僧侶に電話をかけました。通夜予定の土曜日は法事が3件あって、通夜は19:30からでないと対応できないということでした。葬儀予定の日曜日も午前中は法事があって13:00からでないと対応できないということでした。
死亡後初のお参りも12:00過ぎでないと対応できないということでした。

通夜や葬儀の日程をどうするかは喪主でないと判断できないので、喪主に電話したのですが、連絡がつきません。
留守電にメッセージを入れておきました。

親戚や、義母が生前に活動していたお茶の関係者(1人)に連絡をとりました。
親戚や関係者の人から連絡があったという事で、それからは、電話がひっきりなしにかかってきて2回線ある電話が埋まっている事が多々ある状態でした。

数時間ほどして、喪主から電話があって、通夜と葬儀の時間についての希望を確認しました。おくやみ欄の住所は施設に入る前に住んでいた野々市市にすることも可能だと伝えました。
僧侶と妻の実家は昔から付き合いが深く、妻と僧侶が同級生であることもあって、他の僧侶を頼むことはせず、通夜と葬儀は僧侶の都合に合わせるということになりました。
喪主は13:00頃でないと金沢に入れないという事だったので、僧侶にお参りの時間をずらしてもらうよう頼もうかと思ったのですが、ごたごた言うのも良くないと言われて、お参りの時間についても僧侶の都合に任せることにしました。
すぐに葬儀社に時間の変更を伝えました。

とりあえず、おいでる方がいるかもしれないということで、他の部屋も可能な限り整理しました。
どうしても、当日に済ませておきたい仕事があったので、急いで用事を済ませました。

その間に、親戚の方がお参りにきてくださいました。

妻は、施設に報告に行き、遺影の写真を選ぶため写真を持って帰りました。

コンビニで弁当を買って食事をしようと思ったら、僧侶がおいでたので、お参りをしていただくことにしました。
仏壇の内敷が出ていないということで、慌てて探しました。滅多に使わないので置いてある場所を覚えていなくて、仏壇の引き出しを片っ端から調べてなんとか見つけました。

僧侶から、亡くなられるにいたった経過を聞かれて、簡単に説明しました。

お参りの途中に不備に気づいた事があったのですが、もう読教が始まっているのでしかたありません。
読教が終わってから確認しました。
前回は葬儀社の人から、人形は紙か布をかけて隠すように言われたのですけど、それは死者は穢れていて、魂を抜かれないようにお人形を隠すという意味合いがあるそうです。仏教的にはなんの意味もない事で、ある意味では故人に失礼にあたると習慣だと言えるという事でした。
「南無阿弥陀仏」の掛け軸もあるので、そのほうが良かったのかと思っていたのですが、仏壇の中に「南無阿弥陀仏」の掛軸があるので2つはいらないということでした。

僧侶と通夜葬儀の場所日程を確認しました。
僧侶のほうから、通夜は僧侶が1人で行い、告別式は僧侶と伴僧の2人で行い、葬場でのお参りは伴僧が、中陰は僧侶が行うと言われました。
法名も決めてこられていて、それはさすがに喪主の了解が無いと返答できなと言うと、大丈夫ですよと言われました。故人と親交の深い僧侶なので、まあそんなもんかなと思いました。

僧侶が帰って、食事をしていると喪主が着きました。食事は済ませたという事なので、ちょっと休んでもらって自分たちの食事をすませました。

誰に連絡をとったかの報告をして、お参りに来た親戚についても報告しました。ついさっき僧侶のお参りがあって、僧侶の人数や法名の件も報告しました。

喪主にお参りしてもらって、話をしていると、葬儀社の方がおいでました。
搬送時においでた人は、夜間だけの担当者で、以降の事については自分が担当するとの事でした。
前回の担当者には随分よくしていただいたと言うと、その方は退職されて今は不動産の仕事をしているとの事でした。その方とは同期だという事でした。

お葬儀の進行について、詳細な日程表を渡されました。
下記の物をご用意くださいという書類を渡されました。とりあえず必ず用意しないといけないものの説明書です。
斎場使用料のリストが渡されました。金沢の場合は、火葬炉使用料は5000円です。近隣の市町村では最も安いです。ただし、待合室使用料は5140円と近隣の使用料では最も高いです。斎場暖房費がかかる市町村もありますが金沢市は無料です。
焼香順位の参考例のリストが渡されました。
中陰のテーブルの席表、親戚リストを記入する紙も渡されました。

最初に、葬儀場の規模(会葬者の人数)を把握しないといけないし、その他に受付や会計をする人なども決めないといけないと言われました。

葬儀の費用については、基本となるセットが50万円で、その他に会場費15万円やオプションの花などがかかります。その他にも、バス料金や香典返し、通夜振る舞い、斎場での費用、中陰などいろいろとかかります。
花の追加はそれほど華美にせず、親戚などからの花飾りなどを祭壇に並べる事にしました。
納棺量15000円、ドライアイス追加分8000円、写真をカラーにするので差額10000円、通夜ふるまいの寿司が1桶が5000円、オードブル1桶が5000円、通夜ふるまいや中陰時の飲み物の1本あたりの料金も明記されていました。会葬礼状は何枚であろうと1枚100円です。明瞭会計です。
斎場への往復に使うバスの大きさも決めました。

参考に、父親の葬儀に頼んだ内容のリストを見せられました。とても参考になりました。気が利く対応に関心しました。

香典返しは、カタログなどはどこも一緒で、参列者にとっては飽きがきてるのではという事で、酒屋やドラックストアで買い物ができるビール券にしました。
香典返しの令状に入れる文面と誰の名前を掲載するかも決めました。

中陰の時のお土産は、海苔が多いということでしたが、聞いたことのないメーカーの海苔は美味しく無さそうなので、稲庭うどんにしました。
通夜と葬儀の挨拶は喪主がすることになりました。
決めるのに一番頭を痛める葬儀の焼香順については、故人の直系の親戚と故人の姉妹以外は、親戚の方については順々にということで名前を読み上げない事にしました。その他の参列者についても名前は読み上げないということにしました。
電報については、来てから考えるという事にしました。

おくやみ欄には、故人が長年住んでいた野々市市にすることにしました。詳しい住所は入れなくて、丁目まで掲載する事にしました。北国新聞と北陸中日新聞と読売新聞に掲載を依頼する事にいました。こちらは無料で掲載していただけます。
北陸中日新聞には、言葉も入るようで、故人がどんな人だったか電話取材があるそうです。

そこで、故人が生前に自分の法名の希望を喪主に伝えていたという話がでました。4年前の事だというのですが、そこは故人の希望が最優先という事で、慌てて僧侶に電話しました。
僧侶は不在でしたが、僧侶の奥さんに伝えました。
葬儀社に人が、お寺に、法名を書いた位牌(白木の仮の物)を届けてくれるということでした。

写真はまだ決まっていないと言うと、通夜当日の朝までに決まっていれば対応可能という事でした。

翌日の10:00に葬儀社の担当者が打ち合わせに来るということになりました。

故人の搬送は16:10頃にという事でした。

なにより、葬儀のお金を確保しないと具合が悪いということで、故人の銀行口座からお金をおろしておかないといけないと話していたのですが、15:00を過ぎてしまったので、窓口での出金ができなくなりました。
ネット振り込みが出来る手続きもしてなかったのでATMで出金できる範囲内しか出金できません。
大きな金額を預けてあった口座は、郵貯と北国銀行があったので、おのおのからATM限度額を引き出せます。
北国銀行のATMでは1日に100万円まで引き出せます。ゆうちょのATMでは1日に50万円までしか引きだせません。
金曜日なので、銀行は土曜日曜日が休みのため、お金を引き出すチャンスは、新聞のお悔やみ欄に掲載される土曜日の午前中(何時でシャットアウトされるかは不明です)までだと思います。
今日と明日と明後日とで、引き出せるだけのお金を引きだそうという事にしました。
ちなみに、その他に銀行通帳が2冊あるのですが、そちらは数万円程度の残金でしたがキャッシュカードがないのでATMでは引き出せません。
小額であっても、出金をストップされた口座からお金を引き出す場合の手続きの煩雑さは変わりません。

喪主がお世話になった施設にお礼と挨拶をしたいというので、妻と喪主が施設行くことにしました。施設からは写真と棺に入れる物を持ち帰り、銀行でお金を引き出しました。

最初に写真を決めようという事で、施設から持ち帰った写真を全部チェックして、遺影になりそうな写真をピックアップしました。故人は写真を撮られることが好きでは無かったようで、単独で顔がはっきり写っている写真がとても少なくて苦労しました。
体調を崩して施設に入ってからは、入れ歯を外した事もあり、顔が別人のように変わっていたので、それ以降の写真では昔からの知り合いが写真を見てもぴんとこないです。
施設に入る前の写真で、それほど昔でない写真から選ぶという事になると、本当に対象になる写真が少なかったです。
結局、施設に飾ってあった紙にプリントしたものが一番適しているという事になりましたが、画像が荒くてそれを拡大して遺影に使うのは難しそうです。
多分、写真は自分で撮ったものだと思うで、結婚してから撮った自分のアルバムを全部チェックしてみましたが見つかりません。
それで、画像は荒いけど、施設に飾ってあった紙にプリントしたものを第一候補にして、もう一度適した写真を探してみるという事にしました。

とりあえず、親戚の把握ができないと葬儀への出席人数などが決められないので、自分側の親戚で、中陰まで出席してくれそうな人のリストは喪主に渡しました。
故人の夫の法事への出席者を思い出したり、故人への年賀状や、個人の夫が持っていた名刺ホルダー、妻への年賀状を参考に親戚リストの作成をしました。
故人の親戚筋の中院出席者については喪主が考えるということになりました。

受付をする人を決めました。本当は近い親族ではなく、少し離れた立場の人に頼むのが良いのですが、気軽に頼める人も思いつかなかったので、親戚から1人頼んで、後は自分の家族3人と娘夫婦、喪主の娘で対応する事にしました。やっぱり親戚の顔を知っている人が受付にいたほうが安心です。
喪主は親戚の顔をよく把握していないので、中陰の出席をお願いする親戚がおいでると、喪主に伝えて紹介するという事で母親も受付を担当する事にしたのです。
さっそく、受付・会計を頼む人に電話で頼みました。

夕食は自宅で喪主を交えてしました。そういえば、自宅で喪主と食事をするのは初めてです。
喪主に、自宅に泊まるように勧めたのですが、ホテルを予約してあるのでそちらで泊まるということでした。

通夜の日は、葬儀会場で、喪主一人が泊まるという事になりました。

明朝は葬儀関係者が10:00に自宅に来るという事なので、喪主は8:30に来るということになりました。

夜に、故人の遺影に使える画像を探すため、過去に撮ったデジカメの画像を全てチェックしました。「きまっし金沢」を運営し始めてから撮った画像の数は半端ないのですが、分かりやすくフォルダに分けてインデックスも作ってあったので助かりました。
それでも探していた画像は見つかりませんでした。
いろいろ探して、10年前の父親の法事の時に撮ったデジカメの画像の中に、顔が大きく映っていて笑顔の素敵な画像が見つかりました。
翌日にその画像ではどうか提案する事にしました。

過去の葬儀で会計を担当した際のやりかたを確認してプリントアウトしました。

2018年6月30日

喪主の家族を自動車に乗せないといけないので、洗車しなければいけない事に気づきました。
喪主が訪れた後だと、洗車する時間がないので慌てて洗車しました。
洗車を怠っていたので車内の清掃から始めないといけません。外装は、最近購入した高圧洗浄機で洗車しました。
気温が朝から30度を超えていたので暑くて汗びっしょりになりました。

8:30に喪主が訪れたので、新たに見つけた故人の画像を見せました。とても気に入ってくれて、その画像を使う事にしました。
今日の朝刊のおくやみ欄に掲載されるので、銀行の口座が凍結される前にということで、早朝に銀行にお金を引き出しに行きました。無事引き落としができました。
これで、とりあえずは葬儀に必要なお金は確保できました。

中陰への参加をお願いする親戚を決めました。

10:00に葬儀社の担当者が来ました。
遺影のための画像を渡しました。遺影の背景を決めました。
細かい不明点を確認しました。
遺体を寝かせた布団をどうするか聞かれたので、自分で処分すると答えました。葬儀社に頼むと5000円ほどかかるけど、金沢市に引き取ってもらうと500円で済むのです。
それに別に処分する必要も感じないし。

喪主と妻で、通夜に必要な副葬品(衣類の小物)やお昼に食べるお寿司を買いに行きました。
昼は、自宅で喪主と一緒に食事をしました。

14:00に喪主の家族が自宅に着きました。

16:00に葬儀社が遺体の送迎にきました。準備をしますというので、別の部屋で待機をしてたら、母親から、ちゃんと看取らないとダメだと言われました(苦笑)
送迎の準備と同時に、骨壺の祭壇のセッテイングも行われました。

1人1人順番に遺体の手を湿ったカット綿で拭きました。

それが終わると、葬儀社の3人で、遺体をかついで3階から階段を運んでくれました。

みんなで、葬儀会場に向かいました。

会場に着いて、遺体を棺に入れました。遺族が1つずつ同葬品を棺に入れました。家を処分した時に、身の回りのものも全部処分してしまったので、適当なものは何もありませんでした。棺の蓋を閉めました。

親戚以外に花や籠が出てるかなあと思っていたのですが、ありませんでした。
故人は、生前いろんな地域活動を積極的にやっていたので意外な気がしました。

ここでデジカメを持ってくるのを忘れたことに気づきました(苦笑)

会場についての説明がありました。飲み物の自動販売機は無料で利用できるという事でした。控室ではお茶のポットが用意されていました。娘にはサンドイッチを多めに買ってきてもらいました。
お通夜が遅めだけど、受付や会計などで、夕食をとる時間の余裕が無いのでサンドイッチを用意しておいたのです。

受付と会計の部屋の確認をしました。
会計の部屋には、パソコンとプリンターが用意されていて、葬儀会計用のソフトがインストールされていました。
家族が、香典帳は紙に書いたほうが良いというので、紙の香典帳も出してもらいました。最終的にはパソコンで入力する事にしました。
受付と会計の係に、担当の割りふりと、作業の手順を指示しました。

受付を4人配置し、香典を受け取る人2人(親戚と喪主の娘)と、1人(息子)は香典返しを渡すのと香典がたまったら会計に届け、もう1人(母親)は香典返しを渡すのと中陰の出席を頼む親戚がおいでたら喪主に案内する役です。
会計は、1人(娘の夫)は香典袋と中袋に番号を記入する役目で、もう1人(自分)は金額を確認し、金額を住所氏名が記入されてる所に記入してその部分を見やすいようにして水引きを戻して入力係に渡します。3人目の入力係(娘)は住所氏名金額をパソコンで入力する係です。
金額は20万円ごとに輪ゴムで縛ります。

親戚の人は、早めに来場されて、ロビーでいろんな話をしていました。

通夜の時間が通常は19:00が多く19:30と異例だった事と、新聞のお悔やみ欄で通夜の時間が、縦書きで7時で改行し半の文字だけが次の最上段に掲載されたことで、間違って早くおいでる方が多いだろうとは思っていたのですが、予想通り、最初の方は18:15頃においでになりました。

受付に、娘夫婦の関係者がおいでたら、会計に知らせるように頼み、娘夫婦の関係者の名簿を渡しました。

通夜開始時間30分前になると、親族の人は、会場で座って下さいと言われましたが、受付と会計ができないと困るので、受付担当のうち1人だけ、席に座りました。

通夜10分前に、会計を閉めて、受付の1人を残し会場の席に座りました。受付には通夜開始後10分間だけ残ってもらうように頼みました。
香典のお金は金庫に入れて鍵をしめて葬儀社の人に渡しました。現金の合計はメモしておきました。

通夜の挨拶は喪主がしました。
通夜の式典が終わり、通夜ふるまいになりました。生前親しくしていた親戚が集まって、あちこちで、いろんな会話がされていて盛り上がっていたようです。
お寿司やオードブルもとても美味しかったです。
最後まで受付に残っていた人(親戚)から、会計をしめた後に受け取った香典を渡されました。

通夜ぶるまいの途中で、メモした金額と、パソコン上の金額の総額が合うか確認しに行きました。
そこでハプニングが起きました。パソコン上の金額の合計より現金のほうが1万円少なかったのです。
香典袋に記入した金額と、入力した金額が間違っていないかと、香典袋の中の現金が残っていないかの確認をしました。
でも入力は間違っていなかったし、香典袋に現金は残っていませんでした。
可能性としては、香典袋に金額を記入する際に、金額を間違ったという事以外はありません。明らかに自分のミスです。まあ、現金のほうが多いのなら香典を出していただいた方の意思が正確に伝わらなかったという事で申し訳ないのですが、現金のほうが少ないなら、そういう事はないのでまあいいかなって思う事にしました(笑!)
今回の最大の失敗は、途中で、現金とパソコン上の金額とで違いが無いか確認しなかった事です。

喪主に報告したら、無かった事にしようということでした。まあ、娘には、通夜ふるまいから会計に行って、なかなか戻らなかったので、何かあった事に気づかれて正直には言ったんですけど・・・。モヤモヤ感を感じさせて可哀そうな事をしたかなと思います。

通夜ふるまいを終わって、会計後に渡された香典の会計処理をして、会計結果をプリントした紙と一緒に、自分が持ち帰りました。
通夜ぶるまいの残った料理は、葬儀社にタッパーをお願いし、会場の控室で泊まる喪主の分を残して、娘夫婦とで持ち帰りました。
金庫の鍵は喪主に渡しました。

控室で、最終的な打ち合わせをして、中陰の出席者の確認もできました。

遺影は、とても評判がよく、いい写真ですねと褒めてくださった人が複数人いたそうです。

喪主は1人で葬儀会場に泊まりました。

2018年7月1日

新聞のお悔やみ欄に掲載された翌日である日曜日の今日ですが、まだATMでの貯金の引き出しができました。

斎場で出すお菓子の事が気になって葬儀社に確認すると、告別式を終えると、菓子籠の菓子は来場者に配るのですが、残ったお菓子を斎場で出すので別に用意しなくても良いとの事でした。

喪主は挨拶の内容を考えたり、最終的な打ち合わせがあるので大変ですが、告別式が13:00からと遅めな事もあって、自分たちは会場入りするまでは落ちついたひと時を過ごしました。

11:30に喪主の家族を迎えに行って、葬儀会場に向かいました。途中で通り道の近くにある、処分した実家の跡地に寄りました。
会場に着いたのは12:10でした。

もう一部の親戚も来ていて、さっそく受付業務につきました。
昨日、持って帰った香典は、本日の分と一緒にしました。
喪主に頼んでおいたのですが、金庫の中の総額に間違いがないか確認してもらっていたのですが間違いは無かったそうです。
10分前に会計を閉めて、受付1人を残して席につきました。
さすがに、日曜日とはいえ、出席者は少なかったです。

告別式の写真は少し撮ったのですが、フラッシュをたかないでオートやプログラムモードで撮ると、綺麗に撮影できなかったので、マニアルでシャッタースピード、絞り、感度を設定し撮影しました。
途中で、感度ISAが100に固定されている事に気づきました。そういえば、前回は滝の撮影をして感度を固定にしていたのでした。大失敗です。

告別式が終わって、棺桶を祭壇から出す時に、妻が急に号泣しました。妻の泣いたところをほとんど見たことが無かったのでびっくりしました。これまで我慢していたのだと思います。

葬儀社の人が祭壇や花籠の花を切って、その花を親戚で順番に棺に入れました。
花に包まれた故人を撮影するのを忘れました。改めて見ると、とても穏やかな顔でした。
まあ、斎場で撮れば良いかなと思いました。

斎場にはバスで移動しました。
カメラを持って入ると、斎場では撮影は出来ませんと言われました。そういえば以前にも言われたような気がしました。
火葬前にお経が唱えられ、最後のお別れをしました。

斎場の待合室には食べ物は持ち込みできますが、飲み物は持ち込みできませんでした。
花籠のお菓子を葬儀社の人が持ち込んでくれました。
斎場ではロビーや控室への出前の為の喫茶店があり、ほぼ強制的に注文を求められます。控室の使用料は別途5140円請求されます。
骨壺はその場で購入しますが10000円程度します。骨壺は1個だけだったので、喪主は分骨はしないという選択をしたのだと思われます。
その他に火葬炉使用料が5000円がかかります。

葬儀が終わるまでに負担した現金は僧侶のお布施と伴僧のお布施、院号法名料の他には、斎場への運転手などへのチップ、火葬炉使用料、斎場待合室使用料、骨壺、斎場の飲み物代で38000円程度でした。その金額は前もって葬儀社に聞いていたので安心でした。
その他のお金は、後日、葬儀社から請求書が来た時に支払えばよろしいです。

火葬は70分ほどかかりました。仲の良い親戚同士だったので、控室ではいろいろな会話がされていて退屈することは全く無かったようです。

火葬後の骨を、みんなで骨壺に入れました。最初に足のほうで、最後のほうに喉仏を入れて、最後に頭骸骨でふさいで蓋をしました。

再びバスで葬祭場へ戻って、お経をあげて中陰の食事です。
通夜ふるまいの時にも感じたのですが、中陰の食事も、とても美味しかったです。「にし料理茶屋」の料理だったようです。
この時も、親戚皆さんは、いろいろな会話をされていました。
不謹慎ですが、みなさん、楽しいひと時を過ごせたようです。最近は、親戚が集まって話をする機会が無く、こういう機会って、こういう事でもないと、なかなか無いっていう話もでていました。
まあ、これはこれで良いのではないかと思います。

遺影が、とても評判がよく、同じ写真が欲しいと言われました。
その他に、とても良い写真なので、写真を撮っても良いですかと聞かれたそうです。

葬儀社から預かっていただいた金庫の中身を受け取りました。
遺影やお骨は自宅に持って帰り、祭壇に並べました。祭壇に飾る白と黄色の菊を葬儀社から渡されました。米永さんは本当に気が利きます。
葬儀社に、香典を記入したエクセルのファイルをコピーしてくれるよう頼みました。USBメモリを持ってくるのを忘れたのです。
明朝にUSBメモリにデータを入れて届けていただけるということです。USBメモリはサービスで提供するということでした。

喪主の家族は自分がホテルまで送り届けました。

遺骨は自宅で預かる事にしました。

喪主は翌日の夜に自宅においでるとの事でした。

夜に、香典袋を改めてチェックしました。でも不足の1万円はありませんでした。
中陰など葬儀で撮った画像を整理しました。失敗した画像は廃棄しました。

お金は、全額、自宅の金庫にしまいました。

ネットで収支のエクセル用テンプレートファイルを入手し、香典や銀行から引き出したお金、支払ったお金、いただいた花代などを入力しました。
自分のお金では無いので、手元にあるお金はどういうお金なのか、しっかり管理して書類化しておかないといけません。

2018年7月2日

今日も、ATMでのお金の引き落としができました。
さすがに金額が多くなってきて物騒なので、早く誰かの口座に入れてくれるよう依頼しました。

夕方に、喪主が家に来ました。
香典リストと収支表はプリントして渡しました。香典リストと収支表のデータも葬儀の画像と一緒にCDに焼いて渡しました。

最初に相続についての話し合いがありました。喪主の提案に対して、なんの異論も出ず、すんなりと話がまとまりました。

喪主は、今日一日で今後どういう手続きが必要か調べていたということでした。役所での手続き一覧は葬儀社から貰っていたのですが、生命保険の手続きにどういうものが必要かも調べていたようです。どうせなら、多少手続きを済ませてくれば良かったのにと感じました(笑!)。

施設に残っていた写真や書類などを持ってきたので、一枚ずつチェックしました。施設に残っていた写真は随分古いものが多く、喪主や妻が子供の時の写真もいっぱいあって思い出話に花が咲きました。
書類や写真で捨てるものと、お互いが持ち続けるものを決めました。
捨てるものがいっぱいになりました。
勲章の話も出ました。勲章は喪主の父親と母親(つまり今回の故人)と祖父の3人が受賞していているのです。結局、喪主と妻との話し合いで、勲章はすべて廃棄するという事になりそうでした。
あまりにも勿体ないのでヤフオクで売れないかなと調べたのですが、勲章って世間的には金銭的な価値は全く無いんですね(笑!)。ほとんどタダみたいな値段で流通していました。結局、廃棄する事になりました。

お金は新しく妻名義の口座をつくって、そこに暫定的にお金を入れておいて、全ての清算が終わってから、分ける事になりました。

49日法要と納骨についても打ち合わせしました。
49日法要はお寺でして、その後、納骨して、それから食事をすることにしました。

食事の場所の選定は難しいです。畳に座れない人もいるので椅子の席でないといけないし、送迎バスがあるか駐車場が多いお店でないといけないし、20人以上が入れるお店でないといけません。
そうなると野々市近辺では該当するお店を思いつきません。

とりあえず、葬儀社が法事専門のお店をやっていたので、そちらでする事に暫定的に決めました。

2018年7月3日

今日も、北国銀行のATMでのお金の引き落としができました。

物騒なので、新しく妻名義の口座を作るまで待っていることはできないということで、お金は妻の既存の口座に暫定的に入れました。

2018年7月4日

今日も、北国銀行のATMでのお金の引き落としができました。

妻が仕事を半日休んで手続きをしたのですが、年金関係の手続きしか行けなったそうです。それも書類が足りなくて完了できなかったようです。

住民票と印鑑証明書は入手できたけど、戸籍謄本の入手方法が判らなかったとういうのです。住民票と戸籍謄本は同じ紙で一緒に入手できるので、不思議に思ったのですが、印鑑カードで機械で住民票と印鑑証明書を出したけど、窓口で用紙を出して発行してもらわないといけないというのが判らなかったというのです。ちょっとびっくりしました。
仕事を休んだのが午後からなので銀行へは行く時間がなく、口座を開設できなかったそうです。

そういう訳で、なかなか手続きが進みません。
入所していた施設の手続きは済ませてきたとの事です。

葬儀社が法事専門のお店をやっていたのですが、もうやっていなくて、現在は普通の葬儀会館になったそうです。
それで、葬儀の通夜ふるまいや中陰に出た料理のお店「にし料理茶屋」に頼むことにしたようです。送迎があり、テーブル席だというのが決めてだったようです。

高額の貯金がある銀行の口座からはATMで何回もに分けて全額下ろせましたが、JAの口座はキャッシュカードが無かったので、窓口でしか下ろせません。
亡くなってから10日ほどたって、窓口で何食わぬ顔をして、出金を試みたのですが、口座は凍結されていました。
こうなってしまうと、面倒です。 JA所定の書類に必要事項を記入し相続者全員の捺印をして、相続者全員の印鑑証明書、相続者全員の戸籍謄本、除籍謄本、故人の原戸籍を揃えないといけません。
故人の原戸籍については、本来は、生まれてから亡くなるまで、戸籍を移したすべての市町村のものが必要なのですが、女性という事もあってか、成人前(子供時に引越して市町村が変更になっている)のものまでは求められませんでした。

除籍謄本については入手に苦労しました。本来は死亡届を出してから遅くとも数日から一週間程度で本籍地の役所で発行できるのですが、野々市市では10日以上たっているのにまだ発行できないと言われました。
きっと窓口の係員の勘違いで発行できなかったのだと思います。
平日日中に、何回も役所に行けないので郵送での発行を申し込んだら、すぐに発行されました。

2018年7月5日

今日も、北国銀行のATMでのお金の引き落としができました。

2018年7月6日

今日も、北国銀行のATMでのお金の引き落としができました。

意外な事実が判明しました。
銀行によってATMで1日に引き落とせる金額が違うようです。
例えば北國銀行ではATMで1日に100万円を引き出せますが、北陸銀行ではATMで1日に50万円しか引き出せません。
北陸銀行で一時的に預けておいたお金を、新しく作った口座に移動しようとした時に、判明したようです。
窓口で手続きすれば、もっと多くの金額を引き落とせるのですが、営業時間内に銀行に行けないとの事です。ちなみに銀行で手続きしておけば、1日で引き落としできる限度額を変更する事ができるようです。

死亡時に必要な手続きは完了したそうです。

民法の改正に関する国会での成立があったようで、死亡した人の口座が凍結されて遺産分割の協議中であっても、葬儀代と遺族の生活費は引き落としできるようになるそうです。
2022年からの施行だそうです。

2018年7月7日

今日も、北国銀行のATMでのお金の引き落としができました。

2018年7月8日

今日、北国銀行のATMでのお金の引き落としができなくなりました。
でも、イオンのATM(北国銀行と郵貯の共同ATM)ではお金を引き落としできたそうです。
あと1日で全額、引き落としできます。

2018年7月9日

今日は、北国銀行のATMでのお金の引き落としができました。
昨日、引き落としできなかった原因がわかりません。
お陰様で、全額引き落としができました。

残りは、あるローカルな信用金庫に10万程度残っているのですが、結構融通がきかない銀行らしく、ちょっと難関です。
それさえ出金できれば、面倒な書類や印鑑証明書、原戸籍など必要なくなります。

2018年7月10日

葬儀社から請求明細書が届けられました。
端数が切り捨てられ、送金料を差し引いて送金すれば良いとの事です。

2018年8月18日

49日の法要と納骨を一緒にしました。

実家が無くなっていて、自宅から墓地まで遠いので、49日の法要はお寺でしました。

法要が終わってから、全員で墓地で納骨をしました。

納骨が終わってから、全員で食事をしました。。

駐車場の問題や、移動の交通機関を考えると、幼児の場所の選択の幅はかなり限られます。

結局、法事の食事とお土産は葬儀をした米永さんに頼むことにしたのです。

葬儀の時の食事も美味しかったし、送迎もしてくれるということがポイントです。

お寺から墓地、墓地から食事の場所(にし料理茶屋)、食事の場所からお寺まで、送迎は全部面倒を見てくれました。
送迎については、別途費用を請求されませんでした。
納骨の花も米永さんで用意してくれ、請求もありませんでした。

食事も美味しかったし、米永さんに頼んで良かったです。

納骨の日は、酷暑の年にもかかわらず、気温は低めで日も当たらず雨も降らずで助かりました。
骨壺を墓に入れる作業は自分達でしました。
納骨の際には、埋葬許可証が必要だと聞いていましたが、墓地が町営で管理者もいないこともあって、誰にも提出を求められませんでした。
おかしいなあ?

僧侶には、49日の法要のお布施2万円、会場費1万円、納骨のお布施1万円、食事代1万円を含めて5万円を支払いました。
49日の法要には、ほぼ皆さん礼服を着ていました。夏にも関わらず、上着を着用していました。
参列者は、黄色と白色の水引のついた佛前ののし袋にお金を入れて、菓子折りを添えて持参されていました。
葬式も終わって、それほどたっていないのに、49日の法要に、参列者に負担をいただくのは本当に申し訳ないなあと思いました。

石川県石材組合連合会が津幡町の合葬墓に反対

津幡町で合葬墓(398体の納骨堂と約千体を収納できる埋葬室)が計画されていたのですが、石川県石材組合連合会が、石材業に影響を与えるという理由で、合葬墓を小規模にするように求める要望書を提出したとのことです。
河北石材組合の組合長によると、行政が合葬墓を整備する事に原則反対ということです。

その影響で、故人名を刻む石板「墓碑名札」を設置する事になったそうです。

結果的に、経費が増えて、利用料に影響を与えたのだと思われます。墓って産業のための産物なんだなあと改めて感じました。