平湯大滝の氷結ライトアップを見に行くために新平湯温泉の素泊民宿ほらぐちに宿泊しました。
「平湯大滝の氷結ライトアップ」の他に新平湯温泉の「奥飛騨樹林帯タルマかねこおりライトアップ」と福地温泉の「青だるライトアップ」も周りたいということで,夕食のつかない素泊のほうが便利だったのです。素泊民宿ほらぐちは,掛け流しの温泉がいつでも入れて1泊3300円(消費税,入湯税込み)というありがたい宿です。
素泊民宿ほらぐちは新平湯温泉街の中心に位置して国道471号線沿いにありますので,すぐに見つけることができました。駐車場に自動車を停めている時に,おかみさんが出てきて誘導していただけました。チェックインは16:00でした。奥飛騨温泉は雪が多いのだろうと思っていたのですが,新平湯温泉はそれほどでもなく,当日はほとんど雪に降られることも無かったので運転も楽でした。
素泊民宿ほらぐちでは最初に宿代を支払いました。楽天トラベルのポイントで3人分支払ってあったのですが,4人に変更したので1人分の料金と4人分の入湯税と50円を支払いました。楽天トレベルでポイントを使う場合は100円単位しか支払えないのです。
楽天トラベルの申し込みでは8畳の部屋に3人で予約してあったのですが,8畳の部屋で4人は狭いということで6畳の部屋2室に変更していただけました。
部屋の鍵を受け取って案内された2階の部屋にはテレビと給湯器と石油ファンヒーターが置かれていました。湯呑茶碗は人数分用意されていましたがコップは置いてありませんでした。浴衣と歯ブラシとティッシュペーパーが置かれていました。
布団はたたんだ状態で置いてありました。布団は自分で敷きます。枕と敷布団には洗濯したシーツがかけられてました。
1階には,無料の電動マッサージ椅子もありましたが古い型なので,それほど気持ちよくはなかったようです。
素泊民宿ほらぐちにはトイレと洗面場が1階と2階とにありました。お風呂は1階にあり,男女関係無く2つの岩風呂になっていました。岩風呂は両方とも同じくらいの大きさで4人入っても大丈夫そうな立派なお風呂です。シャワー付きの洗い場は,片方のお風呂場では1つ,もう1つのお風呂場では3つありました。2人で入浴するときに洗い場1つでは都合が悪いかもしれません。両方のお風呂とも家族風呂形式になっていて,入浴中は鍵をかけて他の人が入れなくなっています。
素泊民宿ほらぐちのお風呂にはタオルとバスタオルはいっぱい用意されていて自由に使えるようになっていました。洗い場には固形石鹸と液体のシャンプーリンスがありました。風呂桶はケロリンのマークが入ったものでした。ドライヤーは風呂を出た処の洗面所に2個置いてありました。髭剃りは自動販売機も設置されていませんが,宿の人に頼むと購入できるのだと思います。
奥飛騨温泉の掛け流しのお風呂は熱いって聞いていましたが,素泊民宿ほらぐちのお湯はそうでもなく,ちょうど良い湯加減でした。身体にぬるぬる感があり体が温まる湯冷めのしない良い湯でした。結局,チェックインしてすぐと,ライトアップを見て帰ってからと,朝起きた時と3回お風呂に入りました。朝は9:00まで入浴可能です。
朝食はどうなるのですかと聞くと,歩いて5分のぜんたや(7:00から営業でコーヒー,トースト,ゆで卵,サラダのモーニングセット500円)で食べるか素泊民宿ほらぐちが併営しているお店(10:00から19:00まで営業)でパンなどを買っておいて食べるということでした。素泊民宿ほらぐちが併営しているお店には牛乳やビール,カップラーメンなども売られています。素泊民宿ほらぐちには清涼飲料水の自動販売機もありますが館内ではなくて,一度外に出ないといけません。缶ビール各種250円との掲示がありました。でも,冷蔵庫が無く,宿の人は夜になると同じ建物の住宅部分に行ってしまい,呼び鈴もなさそうなので,自動車で行くのならクラーボックスは用意していったほうが良いと思います。
チェックインしてお風呂に入って,部屋でお茶を飲んでから,夕食に出かけました。3箇所のライトアップにでかける予定だったので早めに夕食を食べようということで,素泊民宿ほらぐちの近くにある奈賀勢(ながせ)に開店早々の17:00に入りました。奈賀勢(ながせ)はてっちゃん(飛騨牛の腸)鍋と中華そばが美味しいと評判のお店です。評判通りとてもおいしいかったです。
翌朝の食事のために自動車から「ぜんたや」を探してみたのですが,見つかりませんでした。朝早いと寒いということもあり,朝食はお部屋で予備に持ってきたおにぎりとカップラーメンを食べることにしました。後で地図を確認すると「ぜんたや(足湯喫茶)」は素泊民宿ほらぐちから200mのところにあるようです。国道に面しているので探しやすいはずなんですけど看板は小さいのかもしれません。
「平湯大滝の氷結ライトアップ」,新平湯温泉の「奥飛騨樹林帯タルマかねこおりライトアップ」,福地温泉の「青だるライトアップ」の見学に早く出発し自動車で周ったので,20:30には素泊民宿ほらぐちに戻ることができました。他のお客さんはライトアップにバスで出かけたようで1時間は戻ってこないだろうということで,ゆっくりとお風呂に入りました。
湯上りのビールはとっても美味しくて,持参したおつまみを食べながら飲みました。
部屋には「夜はテレビも蛍光灯も消すように,暖房は必ず消すように」との掲示がありました。エアコンも無いので寝るときは寒くないかなと心配していたのですが,全然寒くなく,ぐっすりと眠れました。部屋を見ると空調は無さそうですが,建物全体で空調をしているのかもしれません。温泉に入って身体がポカポカしていたのかもしれません。
朝起きてお風呂に入って,部屋で持参したおにぎりとカップラーメンを食べて9:00に出発しました。宿の人が見当たらなく,しばらく待ったのですが,結局挨拶せずに帰りました。
素泊民宿ほらぐちは,いたせりつくせりという感じの宿ではないですが,掛け流しの湯質の良いお風呂に何度も入れ,安く泊まれるということで個人的には満足できる宿でした。家族も気楽で良かったという感想でした。宿の女将さんも感じの良い人でした。
宿の建物内に清涼飲料水とビールの自動販売機があって,希望すればご飯の朝食を出していただけて,部屋に冷蔵庫があれば,なお良いのですが1泊3300円で多くを望むのは酷ですね(笑!)
素泊民宿 ほらぐちの場所はこちら 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新平湯温泉