BSのアンテナの設置を業者に頼むと2万円ほどかかります。
自分で出来ないかというと、絶対にできないと言う訳ではないですが、結構大変です。
さすがに屋根に取り付けとかは、危ないのでやめておいたほうが良いですが、ベランダとかに設置できる環境なら、自分でもなんとかできます。
まず、午後2時に太陽が見える位置でないと設置ができません。そういう位置が屋根しかない場合は自分で設置するのを諦めましょう。
ベランダが午後2時に太陽が見える位置だと、設置が可能です。樹木があっても電波が入らないという事もあります。
まずはBSのアンテナと設置金具とケーブルを購入する必要があります。
DXアンテナが安くて売れているようですが、マスプロのアンテナを購入する方が無難です。
BSのアンテナとベランダへの設置金具とケーブル15mのセットで7000円くらいで購入できます。アンテナは4K・8K対応の物が良いと思います。
ベランダに取り付けにくい場合は、床置きのポールに取り付けることも可能です。
床置きのポールを使えば、場合によっては室内でBSアンテナを取り付ける事も可能かもしれません。
ただ室内の場合、2重サッシやペアガラスでも電波の劣化が多いようなので、よほどの好条件でないと対応できないと思われます。
BSアンテナを設置するにあたり、「仰角」と「方角」の両方の調整が必要です。BSアンテナが電波を受信する範囲(角度)というのは極めて狭いので調整が大変なのです、角度が数度ずれているだけで電波がゼロになるので、ぴったり合っている位置を探すのが難しいのです。
まず最初に、「仰角」を設定します。東京が38.1度、名古屋が40.1度で金沢が39.1度なので、東京と名古屋の中間に設定すれば良いようです。
「方角」は周辺の家に設置しているのがあれば、参考になりますが、意外と分かりにくいです。
一番わかりやすいのは、午後2時に太陽が見える方向に合わせるという方法です。
できれば、小さいテレビを近くに持ってきて電波状況を表示させながら調整するのが良いです。
ここで注意しなければいけないのは、接続するテレビもしくはビデオの側で、BS電源供給をON(入)に設定しなければいけません。
「方角」は数度ずれていても電波強度がゼロ表示になるので、微調整は1度ずつずらせて電波表示を確認しないといけません。
しかも、位置を移動してから5秒待たないと受診電波の強さを表示しないので、手で持って動かしながら、受診電波の強い位置を探すことはできません。