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福野夜高祭の引き合い

昨日は福野夜高祭へ行ってきました。福野夜高祭は毎年5月1日,2日に行われるのですが,2日目の深夜には行燈が道路をすれ違う際に,相手の行燈につかみかかり壊すという引き合いが行われます。去年も福野夜高祭に行ったのですが1日目だったので,引き合いを見たいということで急遽出かけることにしました。
夜は寒いので,ヒートテック上下,厚めのシャツ,フリース,カメラ収納用ベスト,薄めのジャケットを着ていきました。
夕食を食べてから19:20に出発しました。カーナビにしたがって森本,福光経由で福野市役所に着いたのは20:15でした。去年1日目に行った時は臨時駐車場は空いていましたが2日目の今回は混雑していて,ぎりぎり入る事ができました。やっぱり2日目は引き合いが行われるので人気があるようです。

しばらく,あちこちで見学していたのですが21:30に上町通りの銀行四つ角にある観覧ステージで撮影してました。

しばらくすると観覧ステージの人が減りだして他の人も別の方向を見ているようだったので,観覧ステージを降りて,そちらのほうに向いました。
福野夜高祭の引き合いは銀行四つ角では見れないようです。
銀行四つ角から上町通りを福野駅寄りに行くと石動証券から100mの範囲に4台の大行燈が並んでました。地元の人に聞くと,この4台の大行燈は移動しなくて銀行四つ角方向から来る3台の大行燈を待ち受け,道路をすれ違う際に大行燈によじ登った人達同士がつかみかかり相手の行燈を壊すということでした。大行燈の真横だと引き合いが見れないので待ち受けの大行燈から少し離れた位置に待機することにしました。大行灯が見える角度から判断しイノハラスポーツ店の前で待機することにしました。
引き合いが始まるのは23:00ということでしたが10分前くらいに警察が来て,この場所は大行燈がすれ違い危ないので移動するように言われました。建物を保護する防護板が取り付けられている場所は,板より道路側は確実に移動させられます。
移動するようにと言われても,人がいっぱいで移動する事自体が困難な状況です。仕方ないので石動証券の駐車場のところまで行ったのですが人がいっぱいで撮影に適した場所を確保できません。
そういう状況ながらも,なんとか撮影できそうな場所を確保しました。
23:00ちょうどから引き合いが始まりました。大行燈に何人もの人がよじ登って,よじ登った人同士がつかみかかり相手の行燈を壊す迫力は,なかなかなものです。福野夜高祭の大行燈は高さがかなり高いので,乗っているだけでも怖いのに,その高さで引っ張り合ったり行燈を壊したりするのですから見ていてはらはらします。上の方だけではなく,下のほうでも,つかみかかり相手の行燈を壊したりしていました。途中大行燈からずり落ちたり,本当に喧嘩になったりするハプニングもありました。



待ち受けている大行燈4台が,すれ違う3台の大行燈と引き合いを繰り広げるのですが3台の大行燈がすべての大行燈と引き合いを行うわけでは無く,途中通り過ぎる場合もあるようです。引き合いが行われる上町通りは狭く大行燈がすれ違うとほとんど空間が残っていません。また待ち受けている大行燈の真横では大行燈の陰になって引き合いが見られません。そういう訳で福野夜高祭の引き合いを見られるベストポイントというのは極めて少ないです。
石動証券前に待機している最初に引き合う大行燈は必ず3台の大行燈と引き合いを行いますし,壊れていない大行燈と引き合いを行うので一番見ごたえがあると思います。帰りに待ち受けてた他の大行燈を見たのですが,それほど壊れていなかったので,やっぱり最初に引き合う石動証券前が一番見ごたえがあるのでしょう。
石動証券横の駐車場はそういう意味で福野夜高祭の引き合いを見られる数少ないベストポイントだと思います。撮影に最も良いと思われる場所は石動証券横の駐車場の看板の後ろです。この場所は警察が来ても下げられる心配はありませんし,看板の高さが高く後ろからは引き合いを見る事ができないので,後ろに見ている観客の邪魔になりません。但し看板の高さが高いので高めの脚立が必要です。
福野夜高祭の行燈は結構明るくてPENTAX K-7とPENTAX FA50mmF1.4の組み合わせで感度ISO1600,絞りF1.4ではシャッタースピード1/60秒でも充分撮影できました。ピントはマニュアルでライブビューで画面を見ながらリモコンでの撮影です。前に観客がいたので3脚を地面に立てて撮影することは難しかったのですが,引き合いは行燈の高い位置で行われるので3脚をアーム代わりにして観覧者の頭越しに撮影しました。
PENTAX K-7では夜祭り(キリコ)撮影での色が気に入らなかったのですが,今回は色合いを雅,ホワイトバランスをCTEでしかも色温度をA側M側に補正して撮影しました。今回PENTAX K-7で初めて気に入った色で撮影できました。

福野夜高祭の引き合いは30分くらいで終わりました。この後,引き合いをしたもの同士が手打ちをするのですが,お目当ての引き合いを堪能できたので,帰る事にしました。23:50に福野を出発し,自宅に着いたのは24:40でした。

南砺めぐり

2010年10月8日
連休に南砺地域をまわってこようと思います。南砺地域は6月に周ってきたのですが,かなり巡りそびれたところがあったので,今回はその補完の意味もあります。
砺波の夢の平スキー場でコスモス畑を見て,砺波の散居村の風景も見てきます。その他に,井波の木彫総合展示館と城端の曳山展示館の取材をして,城端の町の裏通りの散策をしてきます。
城端の井波屋のお菓子も買ってこようと思います。
時間に余裕があったら,小矢部市の宮島峡にも寄ろうかと思っています。

2010年10月11日
今日,砺波,南砺,小矢部を周ってきました。
7:45に金沢を出て,最初の目的地の砺波の夢の平スキー場に8:52に着きました。朝早くはガラガラだと思っていましたが,意外と見物者がきていました。係員の活動は9:00からのようで,駐車場の交通整理料400円(普通車)は徴収されませんでした。ラッキーです。
砺波の夢の平スキー場のコスモスは予想をはるかに超える広さと密度で見ごたえがありました。砺波の夢の平スキー場のコスモスは北陸No1だと思います。
砺波 夢の平スキー城のコスモス
砺波の夢の平スキー場には黄色のコスモスとか,珍しいコスモスが植えてある区域もありました。

前回,夢の平スキー場から散居村が見える展望台まですぐ近くだと思っていたので歩いていったのですが,それなりに距離があって10分以上かかりました。駐車場は,それほど混んでいなくて,これなら自動車で来れば良かったと後悔しました。展望台の看板を見ると1.2kmもあるそうです。展望台で散居村を撮影したのですが,望遠レンズがないと思い通りの撮影ができなかったので,結局,夢の平スキー場の駐車場まで戻って,自動車で再び展望台に行きました。自動車だとすぐなんですけどね。
展望台から見える砺波散居村
以前来た時に,展望台の近くに,駐車場とベンチがある見晴らしの良いところがあったので,行って見ました。少し距離があったと思っていたのですが,展望台からすぐ近くでした。記憶というものはあてになりません。散居村を見るには,こちらのほうが絶対に良いです。
砺波散居村の展望
夢の平スキー場から庄川方面の道路は一部狭いところがあるので,本当は避けたかったのですが,いろいろ周る予定があったので,効率を優先して庄川方面への道路を通りました。途中,他の自動車と交差する事もありましたが,ちょうど広いところで交差できたので良かったです。

散居村の見晴台から15分で井波彫刻総合会館に着きました。井波彫刻総合会館は道の駅「井波」の敷地の一部にあり,外にもりっぱな木彫の作品が設置されているので,そちらだけ撮影していく観光客も多いのですが,井波彫刻総合会館には名人の傑作が数多く展示されており,職人さんの実演も見る事ができます。井波彫刻総合会館では撮影禁止なので,前もって許可をとっておきました。事務所の担当の人が「きまっし金沢」を知っていたおかげで,すんなりと許可がでました。井波彫刻総合会館で1時間見学と撮影をしました。超広角のレンズPENTAX DA 14mm F2.8 EDで撮ると,館内全体が写せて良い感じです。
井波彫刻総合展示館
井波彫刻総合会館から15分で城端の中心街に着きました。公営の無料駐車場に駐車して,前回周りきれなかった川沿いの地域を折り畳み自転車で周りました。1m程度の狭い坂道や階段がいくつもあり,川沿いの方に降りていくと50年前の時代にタイムスリップしたような光景が見られました。
城端の裏道の風景
13:00頃に食事をしようと「まねき」に入ると混んでいたので先に「城端曳山会館」に行きました。城端曳山会館も撮影禁止なので,前もって許可をとっておきました。城端曳山会館には曳山の展示ブースと城端曳山祭りのビデオ鑑賞が出来るロビーと土蔵を修復再生した博物館からなっています。曳山の展示ブースは曳山をガラスで囲んで,その周りから見学するようになっています。時々,照明が暗くなり提灯などが点灯されて夜の曳山を再現しています。照明が暗くなる時間が短く,照明が暗くなるのを何度も待っていたのでかなり時間がかかりました。見学の場所から曳山の距離が近く,超広角のレンズPENTAX DA 14mm F2.8 EDが役に立ちました。館内の撮影には超広角のレンズPENTAX DA 14mm F2.8 EDは最高です。もう手放せません。
城端曳山会館
土蔵を修復再生した博物館には,いろんなジャンルの展示物がありましたがエスニックっぽい展示物が特に魅力的でした。
城端曳山会館
「まねき」の昼の営業は14:00までなのですが,13:45頃に行くとさすがに空いていました。
湯葉料理もついた小京都膳を食べましたが,上品な味付けで美味しかったです。
まねきは場所もわかりやすいし,店内の雰囲気も良く,観光としては値段も手頃で美味しいので城端観光には最適なお店だと思いますが,接客は素朴で垢抜けしていませんでした。

城端を出る前に井波屋で,クッキーシューとお土産用にプリン大福を買いました。クッキーシューは,すぐに食べましたがクッキーシューはクッキーのようなサクサクした衣のシュークリームで美味しかったです。プリン大福は,あまりインパクトが無く物足りない感じがしました。

14:10に城端を出て,小矢部の宮島峡へ向いました。14:50に8号線の桜町交差点に着いて,そこから宮島峡の一の滝まで10分で着きました。途中の道は狭い所もなく走りやすい道路でした。宮島峡の一の滝には大きな駐車場があり,トイレも整備されていました。宮島峡の一の滝は小さなナイヤガラの滝と呼ばれていますが,なるほどと思いました。今回,滝の流れを絹のように写してみました。シャッタースピード1秒もしくは0.5秒で絞りをめいっぱい絞って(F25),ISO100で撮影しました。三脚を使ってばっちり撮れました。そのままオートの条件で撮るのとシャッタースピードを長くして撮るのとどちらが綺麗かというのは一概には言えません。
宮島峡の一の滝i宮島峡の一の滝
宮島峡の二の滝への遊歩道があり,歩いてみました。案内図には二の滝のところには駐車場が掲載してなかったのですが実際には3台分の駐車場がありました。二の滝もやっぱり広い滝で小さなナイヤガラの滝のような感じです。
宮島峡 二の滝
二の滝の100mほど上流にも落差の低い幅の広い小さなナイヤガラの滝のような滝がありました。
自動車で上流の竜宮淵へ行きました。竜宮淵にも大きな駐車場がありました。竜宮淵には特に観光スポットというほどのものはありませんでしたが,すぐ横に幅の広い小さなナイヤガラの滝のような滝(三の滝)がありました。
宮島峡 三の滝
結局,宮島峡には4つの小さなナイヤガラの滝がありました。
せっかく,ここまで来たので子撫川ダムも見てきました。
子撫川ダム
16:25に子撫川ダムを出て17:20に自宅に着きました。
宮島峡は道も良く金沢から1時間で行けて,素敵な滝も見れるのでお奨めです。

まねき 城端

城端に行って昼食をとろうと事前にネットで調べたのですが,城端って食事処が少ないんです。その中で良さそうなお店として「まねき」に入ってみました。
13:00頃に「まねき」に入ると混んでいたので先に「城端曳山会館」に行きました。
「まねき」の昼の営業は14:00までなのですが,13:45頃に行くとさすがに空いていました。でも食事が終わった食器は,片付けてなくそのままに置いてあり,座れそうな席は少なかったです。それでも,食器を片付けてある席がカウンターにあったので座りました。「まねき」はカウンター席の他に,テーブル席と座敷がありました。
すぐにメニューとお茶と紙のおしぼりを持ってきてくれました。
「まねき」のメニューには,まねき弁当1050円,田舎膳1260円,小京都膳1365円,曳山膳1575円,天婦羅膳2100円などはありました。その他に丼物とか,うどん物もありました。ただ,メニューには食事の写真もありませんし,料理の説明も一切無いのでちっともわかりません。
メニューを見ても内容が判らないんですけどというと,まねき弁当は弁当で,田舎膳は煮物で,小京都膳は湯葉がついているということでした。
今日は小京都膳を注文しました。
しばらく待つと,小京都膳が出されました。「まねき」の小京都膳には,刺身,湯葉の煮物,野菜の煮物,山菜とキノコのごま合え,ズイキの酢の物,温泉玉子,ご飯,味噌汁,漬物でした。「まねき」の料理はあっさりめの上品な味付けですが,とても美味しかったです。
お茶は飲み干してあったのですが,特に配慮はありませんでした。
「まねき」は場所もわかりやすいし,店内の雰囲気も良く,観光としては値段も手頃で美味しいので城端観光には最適なお店だと思いますが,接客は素朴で垢抜けしていません。
城端 まねきの小京都膳

まねきの場所はこちら  富山県南砺市城端582−5

井波屋のぷりん大福 城端

城端を出る前に井波屋で,クッキーシュー150円とお土産用にぷりん大福200円を買いました。ぷりん大福は3つしかなかったので,ごまぷりん大福と生チョコぷりん大福を加えて購入しました。
クッキーシューは,すぐに食べました。クッキーシューはクッキーのようなサクサクした衣のシュークリームでクリームが甘くて美味しかったです。
ぷりん大福は,コシのあるお餅の中にプリンが丸ごと入っているのですが,あまりインパクトが無く物足りない感じがしました。3種のるりん大福の中では生チョコぷりん大福が一番良かったです。ちなみに中に入っているプリンは3種とも違うプリンでした。

井波屋のクッキーシュー井波屋のプリン大福

井波屋の場所はこちら   富山県南砺市城端573

八尾 おわら風の盆

2010年8月23日
今年は八尾のおわら風の盆に行って見ようかと,いろいろ調べて見ました。
前夜祭が8月20日から30日まで18:30から20:00まで有料ステージがあり,20:00から22:00まで毎晩1町だけが交代で町流しをするそうです。駐車場も1台1000円です。
本祭は9月1日,2日,3日で1日,2日には席付の有料演舞会(1500円から3000円)が19:00から21:00頃まで行われるそうです。
9月1日,2日,3日に無料のステージもあります。
おわら風の盆の一番の見所は町流しなのですが,9月1日,2日は15:00から17:00と19:00から23:00まで行われるようです。9月3日は19:00から23:00まで町流しが行われるようです。
駐車場は1000円です。

駐車場は八尾の町から離れていてシャトルバスでの送迎になりますが,駐車場から乗降所までの送迎は21:00までで乗降所から駐車場への最終便は23:00だそうです。9月3日は遠いほうの駐車場(八尾スポーツアリーナ)だけのようです。

公式には公表されていませんが,本祭の日の24:00から6:00まで本来のおわら風の盆が行われるようです。23:00までは行事としてのおわら風の盆で踊り手は25歳以下の男女ですが,24:00からは八尾の人たちがそういう制限無しに自由に踊るということです。
当日早めに仮眠して夜中に八尾に入る選択もあるようですが,八尾町内は通行止めなので,駐車場をどうするかが問題です。
自動車をやめてJRを利用すると,行きJR高山線で越中八尾着23:22の便で,越中八尾発朝5:52の便で帰るという選択もありそうです。
金沢駅21:45  北陸線普通  22:41富山駅22:58  高山線普通  23:22越中八尾駅 1280円
越中八尾駅5:52  高山線普通  6:17富山駅6:32  北陸線普通  7:32金沢駅 1280円
こちらのほうが効率的です。特急を使うと金沢22:13発で2430円です。
9月3日(金)にJRで行こうかな。

撮影条件
SIGMA シグマ AF 20mm F1.8 EX DG RF ASPHではISO1600でF1.7かF2.0,シャッタースピード1/25秒か1/50秒での撮影。暗いところで動きが少ない場合はシャッタースピード1/15秒か1/10秒での撮影。
FA50mm1.4FのレンズではISO1600で絞りF2.0かF2.2,シャッタースピード1/60秒から1/90秒。

持ち物
折畳椅子,デジカメ(K7),デジカメリモコン,充電池,リュックサック,三脚(クイックシュー),ティッシュペーパー,財布,メモ帳,ボールペン,名刺,ハンカチ,雨具,資料,釣用ベスト,速乾性下着,雨具,着替え,ジャケット

2010年8月29日
八尾 おわら風の盆の時には臨時列車が運行され,通常のダイヤと違うようです。
富山駅22:58  高山線普通  23:22越中八尾駅 というのは運行されなくて,富山駅23:03  高山線普通  23:29越中八尾駅 に変更になるようです。
富山駅23:26  高山線普通  23:50越中八尾駅,富山駅23:47  高山線普通  24:12越中八尾駅が臨時便で運行されます。

2010年9月4日
八尾 おわら風の盆に行ってきました。
金沢駅21:45  北陸線普通  22:41富山駅23:03  高山線普通  23:29越中八尾駅 1280円
のルートです。金沢駅から富山駅へは,特に混雑もなく,通常と時に変わった様子も無さそうな感じでした。富山駅に着くと,高山線の列車はもう着いていて,すぐに乗る事ができました。おわら風の盆に行く客がちらほら見えましたが,特に混雑も無くゆっくりと乗る事ができました。
途中,越中八尾方向から戻る列車とすれ違いましたが,大変な混み具合でした。やっぱりほとんどの観光客は23:00には帰ってしまうのでしょう。
越中八尾駅に着くと,祭り一色という感じで,大勢の人が歩いていて,露店もいっぱい出ていて凄い活気でした。案内所があったのでガイドマップの小冊子を貰いました。ガイドマップには23:00以降の予定は何も掲載されていませんでした。
どちらに行けば,おわら風の盆を見られるかすぐにわかります。越中八尾駅から八尾の町に向う人より,越中八尾駅に向う人のほうが圧倒的に多いです。これだけ多くの人が帰るのだから,ゆっくりと,おわら風の盆を見る事ができると思いました。
事前情報では23:00から24:00までは休憩期間だということでしたが,越中八尾駅近くの福島地区では規模の大きな輪踊りを見る事ができました。一段高くなった台の上で。編み傘をかぶった踊り手が踊り,周りを大勢の人が輪になって踊るという感じです。着物を着ていない人も踊っていたので,観光客の人も一緒に踊っていたのかもしれません。やっぱり踊りは,着物を着た若い娘が良いです。
おわら風の盆
大勢のお客が帰ったといえ,まだまだ大勢の観光客がいます。でも23:00以前の混雑は,こんなものでは無かったのだろうと思います。
24:00から天満町で踊りが始まるという情報を得ていたので,天満町に向いました。天満町に向う橋が工事中だったので遠回りをして天満町に行きました。ちょうど天満町での輪踊りが行われていました。こちらも規模の大きい輪踊りでした。天満町の輪踊りは24:00から24:20と24:25から24:45ごろまで行われて,それから町流しに出るということでした。
おわら風の盆
24:20に天満町を出て,中心街へ向いました。
24:30に下新町公民館に人が集まっていたので,見てみると輪踊りをしていたので,しばらく見ていました。歌も見事でした。
おわら風の盆
おわら風の盆
24:55に西町で輪踊りをしていました。
おわら風の盆
1:00から交通規制が解除され,市街地に自動車が通るようになりました。踊っている時にはしばらく自動車を停車させているのですが,いつまでも停車させておく訳にはいかないので途中で通さなくてはいけません。わざわざ市街地を通って帰らんでも良いと思うんだけど。今までおわら風の盆で楽しませてもらっておいて,最後におわら風の盆のじゃましてどうするねん。
おわら風の盆
おわら風の盆
1:30くらいから2:30くらいまで八尾曳山展示館のあたりから祐教寺あたりで,いろいろな地区の町流しが通っていて盛り上がってました。このあたりはおわら風の盆の中心のようです。
おわら風の盆
2:30には日本の道百選通りの方に向いました。この道は坂道になっていて両側が歴史的建造物が残っていて,古い町並みを残しています。日本の道百選通りの両側には観光客が折り畳みの椅子を用意したりして待機してました。この町並みで,おわら風の盆の踊りを見れるなんて想像しただけでわくわくします。
2:45から東新町のほうから町流しの一行が近づいてきました。他のポイントでは町流しの両側,前後を観客が取り囲み,町流しと一緒に観覧者も一緒に移動するので落ち着いて見ることができないのですが,このポイントは待機している観覧者の前に人が通ったり割り込んだりしないので落ちついて観覧できました。西新町の男性の踊りは武道を感じさせる勇壮な踊りでした。
おわら風の盆
おわら風の盆
30分の間に3組の町流しが通っていきました。3:15には日本の道百選通りの観覧者が少しずつ帰っていきました。
日本の道百選通りから上新町のメイン通りを通ると,町流しに遭遇しました。
おわら風の盆
3:30に上新町公民館前で胡弓奏者として日本全国に知られている若林美智子さんを見つけました。若林美智子さんの胡弓を聴くためだけにおわら風の盆に来る聴衆が大勢いるということのようです。若林美智子さんは,美しくて貫禄があって若林美智子さんを撮影する人がいっぱいいました。あまりの加熱ぶりに若林美智子さんもびっくりしていたようです。
おわら風の盆
その場は若林美智子さんを中心に時間が動いていると言ってもいいような雰囲気がありました。若林美智子さんを追いかけました。
途中,他の町の町流しに出合い撮影しました。
おわら風の盆
しばらく追いかけていたかいがあり,3:40から若林美智子さんの演奏と踊りの競演が岩佐医院前で行われました。若林美智子さんの演奏は胡弓をなにげなく弾いているような感じですが,なんとも言えない趣のある演奏でした。本当に素晴らしかったです。
おわら風の盆
その後,東町のほうに入っていくと富山第一銀行八尾支店前で休憩している一行に出合い,しばらく様子を見ていました。若い娘達が元気に愛想をふりまいていました。ほどなく4:00過ぎに町流しが始まりました。
おわら風の盆
天満町に向って歩いていくと,4:20に今町公民館近くでも町流しに出合いました。若い娘達と男性一人と男の子の町流しでした。
おわら風の盆
4:40に天満町の天満宮前に着いたのですが,最後のおわら風の盆を楽しもうという観覧者が待機していました。4:50に天満宮前の小路から天満町の町流しがやってきました。もう朝になっていて周りはもうすっかり明るくなっていました。天満町には可愛い娘が多くて,とても華やかな雰囲気でした。
おわら風の盆
最後まで見ていたかったのですが,始発の列車の時刻が迫っていたので5:20には天満町を後にしました。
5:35に越中八尾駅に着きました。5:40には満員のため改札をストップするとのアナウンスがありました。列車に乗るための列はかなり長かったです。列車は5;42にもホームに到着しました。列車は混雑はしていますが,都会のラッシュアワーほどの混雑ではありません。混雑しすぎて乗車できないという心配はいらないようです。
9月4日の始発電車には見送りおわらというものがあって,ホームで30人近くの男女の踊り手が踊りながら観光客を見送るというものです。この時間は,始発に乗る乗客以外の一般客はホームには入場できません。でもホームの外から見送りおわらを見ようと多くの人が集まっていました。
当然,乗客は見送りおわらを見ることが出来るのですが,富山駅方向に向って左側が見送りおわらが見れるポイントです。一番よく見えるのは富山駅方向に向って左側のドアです。この場所からは窓ガラスを通さなくて直接に見送りおわらを見ることが出来ます。
見送りおわらの踊りに見送られながら越中おわら駅を5:52に出発しました。
おわら風の盆
おわら風の盆は良かったです。

八尾のおわら風の盆は端から端まで移動するだけでも40分から50分かかります。いろんな町の踊りを見ようとすると体力勝負になります。
自宅に着いたら,もうへとへとでした。食事をして,すぐに寝ました。日中ずっと寝ていました。ちょっと起きたときに身体を伸ばしたら,ふくらはぎがつってしまいました。

記録的な猛暑の今年でしたが昨日の夜は,それほど暑くなく良かったです。
おわら風の盆ではトイレが何箇所も設けられています。ガイドマップにトイレの場所が掲載されています。
おわら風の盆では露店もたくさん出ていますし,地元の食事処もかなり遅くまでやっています,地元の人による臨時のお店もやっていたりします。飲み物の自動販売機も多いので夜中でも食事や飲み物に不自由することはありません。せっかく良い祭りを見せていただいてるのですから,露店で買うよ地元のお店で購入したいものです。

おわら風の盆の撮影については,基本的にはシャッターは禁止です。特にシャッター禁止でない町もありますが,シャッターは無粋です。雰囲気を台無しにします。せっかく楽しみに集まってきているのですから無粋なことはやめましょう。
おわら風の盆では一般的には照明は暗いので,シャッター無しで通常のレンズでは綺麗な撮影は難しいでしょう。
FA50mm1.4FのレンズではISO1600で,かなり綺麗に撮影できるのですが,おわら風の盆では道路の両側,前後を観客が取り囲むので,かなり近くからの撮影になり全身を撮影するのは難しいです。
SIGMA シグマ AF 20mm F1.8 EX DG RF ASPHではISO1600では,結構綺麗に撮れました。踊り手の移動がゆっくりなのでオートフォーカスでもそれほどシャッターが遅くなるということはありません。でも手の動きなどの踊り手の姿勢を狙おうとすると遅れ気味になります。踊りを知っていれば,次の予測ができるのですが,なかなかうまくいきません。結局,数打てば当たるという感じでの撮影になります。
30mmくらいの明るいレンズがあればちょうど良かったかなあと思います。