中島のお熊甲祭に行ってきた

前日,小木袖ギリコ祭りに行って車中泊をして5時に目が覚めました。ちょっと寝不足気味だったので実際に5:30に小木漁港の堤防の駐車場を出発しました。道の駅桜の峠で朝の準備をすませて中島町に入ったのは7:10でした。
中島のお熊甲祭では瀬嵐地区で早朝に神輿を船に乗せて移動するというのを聞いていたので,周辺を探したのですが見つからず能登中島大橋に自動車を停めている人に7:20に聞いたら,舟が着くのは能登中島大橋のところで,すでに神輿は上がったようだということでした。朝に,もたもたしていたのが災いしたようです。
気を取り直して駐車場を探しに向いました。中島市庁舎の前は,空いていましたが,もっと近くに停車しようということで街中に入りました。でもすでに神輿やキリコが移動していていましたので,奥に行くのは断念しました。8:00にはお熊甲祭の会場近くは通行止めになりますので街中を通って駐車場へ向うというのは無理のようです。
7:35に熊木公民館の臨時駐車場に駐車しました。この時間はまだ駐車場は空いていたのですが,お熊甲祭りが続いてくるとすぐに駐車場は満車になり,それどころかこの周辺の道路の片側は駐車車両がずらっと並び,交通渋滞を引き起こします。帰りに通ったら関西や関東,四国などのナンバーの自動車が並んでいました。
熊木公民館の駐車場は熊甲神社(久麻加夫都阿良加志比古神社)からもお旅所からも近いので国道249から行く場合は最適です。
能登有料道路からだと横田ICで降りて祭り会館で駐車することになりますが駐車できる数は限られます。
当日はシャトルバスも出ています。のと鉄道中島駅にもシャトルバス停留場がありますので,のと鉄道能登線を利用するのも良いです。

8:05に熊甲神社(久麻加夫都阿良加志比古神社)に行きました。途中,熊甲神社(久麻加夫都阿良加志比古神社)へ向う猿田彦,太鼓,枠旗の行列が続いていました。
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熊甲神社(久麻加夫都阿良加志比古神社)の周辺では露店がたくさん出てました。熊甲神社(久麻加夫都阿良加志比古神社)の拝殿に向って左側が階段状になっていて観覧席になっていました。地元の人達がたくさん座って待っていたので俊も高めの場所に座りました。後から知りましたが,前のほうの低いところは枠旗が入場した後の待機所になりますので移動させられます。
ほどなく最初の一行が,猿田彦,太鼓,枠旗の順で入宮します。猿田彦は1人の場合もあるし3人の場合もあります。太鼓は2台で神輿が1台,枠旗は1台か2台で1組になっています。猿田彦は奇妙な踊りをしながら入ってきて,猿田彦,太鼓,神輿,枠旗の順序で拝殿で御祓いをして拝殿の後ろに回って,神輿は拝殿の横に,枠旗は境内の所定の場所に待機して,後の一行の入場を待ちます。猿田彦と太鼓は熊甲神社から一時出て再入場に備えます。
行列の移動では車輪を利用して引っ張って移動していたのですが,神社の境内に入ると枠旗も担いで移動します。
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11:30頃に最後の一行が熊甲神社に入るころになると,今度は熊甲神社から出て本部テント近くに待機していた猿田彦が行列になって踊りながら行進します。猿田彦が行列は熊甲神社にも入場しますが,熊甲神社の外のほうが間近に見られますし落ち着いて見られます。猿田彦の行列が終わると今度は太鼓の行列が続きます。
12:20にすべての行列が熊甲神社(久麻加夫都阿良加志比古神社)に入宮しました。
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12:40に先回りしてお旅所に行きました。お旅所ではお熊甲祭のクライマックスと言われている島田くずし(枠旗を倒す)が行われるので一番人気の在るスポットです。お旅所は加茂橋近くが入口で中村酒店前の広場にあります。お旅所の近くには簡易トイレも設置されています。お旅所付近でも食べ物の露店が出てました。

お旅所で一番の特等席はどこだというと難しいです。全体を見るのに一番良い場所はお旅所に隣接する1段高くなっている(道路と同じ高さ)平地です。ここの角の場所は最適の場所で長年お熊甲祭りをビデオに撮っている人が市場乗りで場所取りをしていました。その横で場所を確保してお旅所での祭りを待ちました。
14:00には行列の先頭がお旅所の入口に到着し14:10に入場し始めました。
15:00には全体の半分の組が入場し終えました。残りの半分は先の半分が演技を終えるの待ちます。
最初にお旅所を一周しいよいよ15:30には枠旗を倒したり,倒したまま移動したりする島田くずしが行われました。島田くずしはお熊甲祭で一番の見所で一番気合が入る場面です。
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撮影に確保した場所は,島田くずしも横から見えて良い場所なのですが,枠旗を担ぐ人の顔が見えないのが難点です。まれにお旅所の入口に近い場所でも島田くずしが行われるのですが,ちょっと物足りなさも感じます。
島田くずしは,お旅所横の田んぼに旗を倒すので,田んぼのお旅所に近い場所はどかされます。
お旅所近くの道路は早くからシートや折り畳みの椅子で場所取りが行われます。島田くずしを見るという目的だけなら中村酒店よりも海寄りの県道23号線の路肩が良いかもしれません。
道路から降りた田んぼの一段高くなっている場所も迫力があって良さそうです。
どちらにせよ,早めに場所を確保して待機するのが良いです。

カメラ愛好家というのは人の迷惑を考えない人が多く,後からのこのこやってきて,人の前に立ちはだかりののはもちろん、祭りの行列に立ちはだかり、人の迷惑も考えずに平気で撮影します。カメラ愛好家が行列の前に間近で立ちはだかると,遠くからは,誰も撮影できなくなりますし,観覧していた地元の人も繭をひそめていました。カメラ愛好家にどういう特権があって,このような行為ができるのか不思議で仕方ありません。多分、マスコミがやってるから自分たちもやって良いのだろうと思っているのでしょうが、マスコミだから良いというものでは無いですが、多くの人に情報を伝えようという報道と、良い写真を撮ってコンクールに出したいという自己満足だけでやるのと根本的に違うと思います。こういう事は厳にやめて欲しいものです。

16:00ごろから,徐々に最初の半分の一行がお旅所を退場し始めます。この後に残りの一行がお旅所に入って同じような演技が続くということでした。
ここで中島のお熊甲祭を後にしました。

あちこちで路上駐車がされていて道路で混乱が起きていましたが,なんとか中島の町を出ることが出来て志賀町に向いました。
志賀町ではアクアパーク シ・オンで温泉に入りました。安くて設備が整っていて、とても良い施設でした。
その後国道249号線を通って金沢に向かっていると夕日が海に沈みそうで夕焼けが綺麗でした。ここですぐに適当なところで海岸に入ればよかったのですが、展望台がある滝ロードパークが最適だということで、それまで我慢しました。なんとか間に合うと思ったのですが、滝ロードパークに着いたときには、ちょうど夕日が沈んだところでした。
滝ロードパークには海に沈む夕日を見ている人や撮影している人が結構いました。残念!

入ってみたかったラーメン屋で食事してから帰宅しました。

中島のお熊甲祭に行ってきた」への1件のフィードバック

  1. 匿名

    祭りは見るよりもやっぱり参加しないとそのおもしろさはわからない。島田くずしが成功した後は自然と雄叫びがでてしまう。気軽に声を掛けて地元の人といっしょに今年も枠旗を担ごう。

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