門前のビューサンセットに泊まった

「わじまに泊まろうキャンペーン」「県民割」を利用して、門前のビューサンセットに泊まってきました。
入湯税を含めて1人1泊15,550円のプランです。
それが「わじまに泊まろうキャンペーン」を利用して1人10550円。
石川県民割を利用して1人5550円で2000円のクーポンが付きます。
4人なので総額22200円で泊まれて、そのうえ8000円分のクーポン券が貰えます。

部屋はビューサンセットで唯一の特別室で、温泉の風呂がついていて、2つの和室からなっています。
ビューサンセットには時間制限(夜は21:00までで朝は入れません)のある大きな温泉の大浴場(日帰り湯だけでも利用可能)と、深夜と早朝も入れる宿泊客専用の温泉の浴場があります。
温泉に入れて、ご馳走が食べられて、静かにゆっくりと過ごせます。
場所的にも、冬には県外の観光客もほとんどいないと思われ、新型コロナのリスクも少なく、安心して泊まれます。

フロントでチェックインの記入をして、夕食と朝食の希望時間を申告して、館内の案内図と鍵を渡されました。
ビューサンセットは、斜面に建てられているので階段が多いのですが、エレベーターはありません。バリアフリーが必要な方には向いていません。それはビューサンセットのほうでも気にしているようで、ホームページなどで目立つように記載されています。
廊下は屋根こそありますが、片側が間垣になっていて、上のほうが空いているので、冬は寒いです。
部屋に3時半頃に入りましたが、もう布団が敷いてありました。
8畳の部屋が2つといっても、1つの部屋に3つの布団が敷いてあり、残りの部屋にも1つの布団が敷いてあるので。くつろげる感じではありません。
テレビは3つの布団が敷いてある部屋に置かれていて、座卓は、1つの布団が敷いてある部屋にあります。配置などちょっとチグハグな印象があります。
座卓は凝ったデザインなのですが、丸くて大きな足と、長方形の足の2つの足しかなく、しかも畳の縁に足をのせてあるので、グラグラしました。仕方が無いので、足が浮いている部分にメモ帳を敷いておきました。

温泉につきものの和菓子が置いてなかったのは寂しかったです。
ビューサンセットは夕日が美しいと評判なのですが、海が見える部屋はごく一部です。勿体ないです。
廊下は展望廊下となっていますが、窓は細い格子状で、お城にある鉄砲を撃つための窓みたいな感じです。普段は閉めていて、木製の板をスライドすると海が見えるようになっています。
夏は、板を撤去するのかもしれませんが、決して展望に向いているとは思えません。勿体ないです。
部屋は、おのおのが独立した建物になっていて、隣の音が気になるという事は一切無さそうです。万が一の場合の避難のためか、あちこちにドアがあり、どこに風呂やトイレがあるのか把握するのに苦労しました。部屋の間取り図が必要な感じです。
ドアの形が台形だったり、とにかく建物全体が、三角や台形や円弧を多用したデザイン重視の設計で、居住性に大きな難点があります。
特別室だけにあるお風呂は使いませんでしたが、かなり立派なお風呂でした。


冷蔵庫はありましたが、中身は空でした。飲み物は外で購入して飲んでも良いですよという感じなのだと思います。館内に、飲み物の自動販売機がありましたが、通常の価格でした。こういう配慮はありがたいです。

チェックインは15:00から可能なので、早めにチェックインして、すこしゆっくりしてから大浴場に行きました。大浴場は日帰り湯として営業しているので基本的には有料です。部屋の名前を申告すると無料で入れます。
大浴場は泡風呂になっていて、海を見下ろせます。露天風呂やサウナもあります。
ラドン温泉で、筋肉痛や関節痛に効果があるそうです。1週間前から腰が痛かったので、助かりました。腰痛が軽減されたので、確かに効果があったようです。
温泉に入っている時に、夕日が海に沈みそうなところに遭遇し、とても美しかったです。
撮影をしようと、あわてて出たのですが、陽が隠れて撮影できませんでした。撮影できなかったのは残念でしたが、この時期に夕日が見れるなんて思っていなかった事もあり感動しました。
男性の大浴場からは夕日が見えましたが、女性の大浴場からは夕焼けは見えたけど夕日は見えなかったそうです。勿体ないです。
建物の設計には、いろいろ突っ込みどころが多いです。

18:00に夕食をとりました。ビューサンセットではレストランでの食事になります。
飲み物を聞かれたので、グラスの生ビールにしました。350円なので手ごろだと思います。美味しい生ビールでした。
お品書きがあったのは、好感が持てました。お品書きは毎日作っているようです
今日のメニューは、先付けがイカの塩辛、酢の物はカニと胡瓜、お造りはぶり・鯛(昆布締めだと思う)・甘海老、蒸し物は茶わん蒸し、コンロはふぐ鍋、焼き物は牡蠣の昆布焼き、揚げ物はふぐの唐揚げ、肉料理は能登牛ステーキ、ご飯は能登産コシヒカリ、〆椀はかじめうどん、漬物、デザートはケーキでした。
ふぐ、牡蠣、能登牛など能登の名物がふんだんに使われていて好感が持てました。
ふぐ、能登牛については、素材的にそれほど美味しいものでは無かったのですが、珍しいものを食べられて満足でした。
刺身は新鮮でしたし、どの料理も味付けが良く、ボリュームも満点でした。お腹いっぱいになりました。


1日目は、大浴場に2回入りました。

布団は羽毛布団の上に毛布が置かれ、なかなかの寝心地でした。
奥の部屋からは、もう1つの部屋を横切らないとトイレに行けなく、場所も分かりにくいので、部屋の電気をつけたまま寝ました。

朝6:00から宿泊者専用の浴場に入れるので入ってきました。
大浴場にはシャンプーリンスとボディソープが置かれていましたが、宿泊者専用の浴場には、シャンプーとリンスとボディソープが置かれていました。
宿泊者専用の浴場も、充分に立派でした。

朝食は8:00にとりました。
朝食は、ハチメの一夜干し、温泉卵、がんもどきの煮物、野菜サラダ、ごぼうとコンニャクの煮物、貝(サザエ?)の佃煮、ご飯、味噌汁、漬物、セルフのコーヒーが付いていました。
ボリューム満点で美味しかったです。

10:00のチェックアウト前に、再び宿泊者専用の浴場に浸かってきました。

ビューサンセットには、館内に娯楽的なものは何もないし、建物には疑問に感じる事も多かったし、最初から布団が敷いてあるのには驚かされましたが、温泉は良いし、食べ物は美味しいし、夕日も綺麗だし魅力のある施設だと思いました。
何よりも、職員の人は全員親切で感じが良かったです。
建物の不具合というハンディはありつつも、少ない経費しか使えない環境の中でも、精いっぱいのおもてなしをしようという誠意を感じました。

ビューサンセットの場所はこちら  石川県輪島市門前町千代29−58

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