伊吹山頂上で車中泊してきた

随分前から行きたいと思っていた伊吹山に行ってきました。
伊吹山は伊吹山ドライブウェイを使う事で頂上近くまで自動車で行けるのです。
この時期は高山植物が一番の盛りで、夏季の7月第3土曜日~8月は3時~21時に通行可能です。
7月から8月の金、土、祝日前日、お盆の週には夜間特別として、頂上駐車場で車中泊することも許可されていて、日没から90分程度、夏の星空生解説もあります。
伊吹山ドライブウェイの通行料金は普通車で3140円です。
車中泊すれば宿代が浮くので、そういう意味では安いと思いました。

2024年8月2日

伊吹山ドライブウェイの料金場には13:10に着きました。
伊吹山ドライブウェイの料金場には簡易トイレが設置されていました。

伊吹山ドライブウェイには、途中で停車して景色を楽しむポイントは少ないのですが、途中にビュースポットとして大きな駐車場がありました。


頂上に近くなると、見晴らしの良い小さな駐車場が増えてきましたが、ほとんどの駐車場が満車状態でした。
超望遠のレンズ付きのカメラを取り付けた三脚が並んでいました。
なにしてるのかなあと思ったら、イヌワシを撮影しようとしていたのでした。

途中のビューポイントを楽しみながら、頂上駐車場には14:15に着きました。
タイヤが焦げる臭いがしました。
当日は関ケ原の最高気温36.5℃最低気温25℃でしたが、伊吹山頂上は8~10℃程低いので過ごしやすかったです。



頂上駐車場から頂上までは3本の登山道で繋がっています。
西登山道経由で片道約40分、中央登山道経由で約20分で上り下りすることができます。東登山道は下り専用で約60分のコースです。

花を見るには西登山道は必須だということなので、まずは西登山道から登りました。

撮影しながらで30分で頂上に着きました。
登山靴を履いていたので登山しやすかったです。
長袖の登山シャツに長ズボンの登山パンツでしたが、それほど汗もかかず快適でした。




途中で見かけた花です。


ダイコンソウ


イワアカバナ


キヌタソウ


ルリトラノオ


ヤマエンゴサク


ヒヨクソウ


シモツケソウ


トウバナ


ヤマホタルブクロ


キオン


ヒメフウロ


イブキトラノオ


コオリユリ


マルバダケブキ


カワラナデシコ


ミヤマコアザミ


クルマバナ


ウツボグサ


イブキジャコウソウ


ミツモトソウ


ヒメジョオン


マムシグサ

伊吹山では、ぽつりぽつり地味な高山植物が見られましたが、お花畑って感じのところは、柵と網に囲まれたこじんまりとしたスポットが数か所ある程度でした。
完全に期待外れでした。
なんでも、鹿が高山植物を食べてしまい壊滅状態なんだそうです。
途中、鹿を何匹も見かけました。撮影しながらで30分で頂上に着きました。
10匹ほどの鹿が群れになっているのを見ると、そりゃ高山植物も無くなるなあと思いました。


時間に余裕があったので、東登山道で下山しました。
東登山道は途中で檻のような柵で戸が閉じられていて、これより先危険と掲示があったので不安でした。

少し進むと、危険なので登山の装備をしてない人は通らないで下さいとの掲示がありました。
誰も人がいなくて、どこにも東登山道の表示が無かったので、不安がだんだん大きくなり引き返すことにしました。
しばらく戻って、下山している人に初めて出合って、この道は東登山道ですかと聞くとそうですというので、またUターンして東登山道での下山を再開しました。
東登山道では高山植物は皆無と言っていいほど咲いていなくて、呆れました。
結局、頂上駐車場近くにマルバダケブキの群生があるだけでした。がっかりです。

途中引返したりしましたが、40分で下山できました。
15:30に頂上駐車場に戻りました。

自動車で頂上駐車場に着いてから1時間15分程しかたっていません。
夏の星空案内の19:30まで、4時間もあります。
食事をしたり、車中泊用の準備したり、中央登山道を通った人に高山植物が咲いていたかを聞いたりして時間をつぶしました。
琵琶湖も綺麗に見れました。

エアコン無しでも日陰にいるだけで休憩になります。
頂上駐車場では、環境を守る協力金300円を求める募金箱が設置されていましたが、通行料金を3140円も払っているのに、それに加えて300円払うのは納得できなかったので支払いませんでした。
トイレにも1人(1回ごとでは無い)100円の募金箱が置かれていました。
車中泊なので確実にトイレを何回か使わないといけないですし、頂上で使う水はタンクローリーで毎日運ばれているということなので、納得して支払いました。
ちなみに頂上の水は飲むことはできません。

18:40頃から夕焼けが見えるようになりました。ちなみに日の入り予定は18:57です。
日の入りの撮影条件はISO100絞りF16にしました。三脚とレリーズを使用しました。
30分ほど夕焼けの景色を楽しめました。

夏の星空案内が始まる19:30には、星が1つ、2つある程度でしたが、20:30には多くの星が見えるようになりました。

人工衛星が、頻繁に見られると聞いてびっくりしました。
星空の撮影条件はISO3200絞りF1.4にしました。
星空だけで撮影すると、ただ白い点々が写っているだけで単調なので、カメラを縦にして、背景と一緒に撮影しました。三脚でレリーズを使用しました。




天体望遠鏡も見せていただきましたが、なんかよく分かりませんでした。

21:00に眠ろうとしましたが、30分程眠れなかったので、睡眠薬を飲みました。
睡眠薬を飲んですぐに眠れました。

夜になっても暑くも寒くもなく快適な気温でした。
自動車なので、いくらでも荷物を積めるということで、どんな気候条件でも大丈夫なように、ありとあらゆる服を持ってきたのですが、全く必要ありませんでした。

2024年8月3日

朝3:00に目覚めました。
日の出予定は5:04で4:00には頂上駐車場を出発した方が良いと聞いていたので、4:00に頂上を目指しました。
自転車用LED照明では暗くて不安だったので、他の人にくっついて行きました。
中央登山道は階段がほとんどで、段差がきつく滑りやすいところがあるので危ないです。
15分で頂上に着いて、4:20くらいから、空がオレンジ色に染まってきました。

今日は天気は良かったのですが、霧が多く、カメラのレンズがすぐにビシャビシャに濡れて曇るので何度も拭きました。
日の出の予定時間になっても、なかなか太陽が出てきませんでした。
もうダメかと諦めかけていた時(5:08)に高いところに突然姿を見せ始めました。
5:15くらいまで太陽がオレンジ色に見えました。
撮影条件は、ISO100、絞りF値22で、三脚・レリーズを使いました。


少し明るくなってから、雲海を撮影しました。

中央登山道は下山もきつかったです。霧のせいで階段の木材が滑るので危ないんです。
15分ほどで下山して、6:30に頂上駐車場を出発しました。霧(つまり雲)の境目近くに自動車を停車できる場所があったので撮影しました。

昨日イヌワシを撮影していた場所では、早朝なのに、大勢の人が撮影していて、新たに自動車で入れない状況でした。多分、みんな車中泊していたのだと思います。ひょっとして何日もかけて撮影し続けているのかもしれません。

7時過ぎに伊吹山ドライブウェイを出ました。

伊吹山ドライブウェイの旅行は高山植物に関しては期待外れでしたが、日没、星空、日の出、雲海などいろいろ見られて楽しかったです。

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