NECのノートパソコン VersaPro VB-D VK17HB-Dの日付時間がリセットされるようになって、見たことも無い画面が表示するようになりました。
日付時間がリセットされるのは内蔵電池(CMOS電池)が切れた時の現象なのですが、自作パソコンの場合は簡単に電池を交換できるのですが、ノートパソコンの場合は分解しないといけないので面倒です。
VersaPro VB-D VK17HB-Dは以前にも分解して修理したことがあるので自分で交換することにしました。
ネットで調べるとCR1220で大丈夫のようなので購入してきました。3Vの電池です。
純正のものはKTS ML1220という電池でした。
まずは、身体の静電気除去のために水道のカランをつかみます。
それから、ノートパソコンのバッテリー・電源コードを外します。
裏側のネジ7個を外します。
ネジを外すとダミーDVDドライブのフレームを引き出せます。
ダミーDVDドライブのフレームを引き出したところに、もう1個外さないといけないネジがあります。
これだけ外すと表のカバーが外せます。
ハードディスクやメモリやCMOS電池の基板が見えます。
赤と黒のコードがついた丸い部品がCMOSバッテリーです。
作業しやすいように、CMOS電池のコネクタを外します。
表面のカバーになっている熱収縮チューブ(スミチューブまたはヒシチューブとも言う)を切って外します。一度使った熱収縮チューブは使い物にならないので汚く切っても大丈夫です。
CMOS電池と金属板電極は固定されていますが、小さなマイナスドライバーでこじって外します。
購入したCR1220電地を表裏間違えないように電極を押さえつけ(文字の書いてある+側が赤いコードで裏の̠ー側が黒いコード)、上から粘着テープ(セロテープ)で固定してから、新しい熱収縮チューブ(スミチューブまたはヒシチューブとも言う)を適当な長さに切って被せます。
熱収縮チューブは幅16mmのものがちょうど良いです。
熱収縮チューブの外側から、ライターで炙って熱収縮チューブを収縮させます。
最初、粘着テープを使わないで、直接熱収縮チューブ(スミチューブまたはヒシチューブとも言う)を被せて収縮したら接触不良になりました。
本当はハンダ付けすれぼ良いのかもしれませんが、電池に熱を加えるのは怖いので、やめました。
熱収縮チューブを完全に収縮させたら、基板の両面テープのところにくっつけて、上からテープで固定します。念のために、コネクタのところでDC電圧を測って確認したほうが良いです。
ちなみに消耗した電池は0.65Vしかありませんでした。
あとは、元通りに組み立てます。
起動させて日付時間を設定して完成です。