2018年11月24日
Acer Aspire 5742のヒンジが数週間前から壊れて、液晶部分の開け閉めがスムーズにいかなくて不便だったのです。
まあいいやと思って、そのまま使っていたのですが、Acer Aspire 5742のハードディスクのクローンを作るためにハードディスクを外したのを機に、修理する事にしました。
http://blog.livedoor.jp/tokei117/archives/30976009.html
を参考に分解する事にしました。
とても役に立ったのですが、スキルのある人の説明って、初心者が判らない途中の経過を省く傾向があり、案の定、苦労させられました。
最初に電源とバッテリーを外します。
次にパソコンの裏側のネジを外すのですが、大きなネジ10本とバッテリーが収納されていた部分の小さいネジ4本も外さないといけません。
中央部の大きなネジはCDドライブを固定するためのネジなので外さなくてもよろしいです。
ハードディスクのカバーをつめを1つずつ慎重に外していきます。
カバーは外すとハードディスクとメモリが見えます。
ハードディスクの固定ネジ1個を外して、ハードディスクをスライドさせて外します。
CPUやFANの分解までするのでしたら、下記のピンクのコネクタも外します。
これ以降は、蓋の部分(液晶部)は角度を変えないようにしたほうが無難です。へたすると壊れていないほうのヒンジ部も破損させてしまいます。
キーボードを外してケーブルをやさしく抜きますってところが初心者には判りません(苦笑!)
https://www.youtube.com/watch?v=Xk65lnGnWUc&t=140
https://car-accessory-news.com/note-pc-bunkai/
http://blog.livedoor.jp/tokei117/archives/30976009.html
を参考にキーボードを外しました。
自分のキーボードはキーボードの奥側の6か所のフックがあるので、フックを一個ずつマイナスイドライバーで奥に引っ込めながら、もう一本のマイナスドライバーで慎重に浮かせて、少しずつ外しました。
キーボードにはケーブルが1本接続されているので、慎重に外します。
黒い樹脂のロックをスライドして移動すると、ケーブルが簡単に抜けるようになります。
キーボードを外した後にフレームを固定しているネジを8個全部(同じ記号が記入されています)外します。このネジは短めなので組み立て時には間違いないように注意が必要です。
ケーブルも3本外さないとカバーが外れないのでコネクタを慎重に外します。
ここまでやって初めて、キーボード側の表のカバーが外れます。
ボディのヒンジが固定されていた部分が見事に破損していました。
ヒンジの固定部分は樹脂の柱なので強度がありません。壊れるのは必然です。
壊れていないほうのヒンジの画像を参考に掲載します。
http://blog.livedoor.jp/tokei117/archives/30976009.html
では接着剤で固定したとの事でしたが、大きな負荷がかかる部分なので接着剤では強度に不安があると思い、ネジ止めすることにしました。
ヒンジの板金具には4つの穴があるので、その穴を利用して、底カバーとヒンジの金具との間に木片を挟んで、ハンドドリルを使って穴を貫通し、ボルトとナットで固定するという作戦です。元々使われていたのより長いボルトとナットを用意する必要があります。
底と表のカバーには飛び出ている部分(凹凸)があるので、ニッパーで齧って平らにしないと木片を挟めません。
木片を小さい形に加工するのは木工道具では大変なので、ニッパーで少しずつ齧って最後にヤスリで磨いて綺麗にしました。
ケーブルが通っているので、その部分は、木片をニッパで齧っておきます。
ヒンジを固定して組み立てて使ってみたのですが、非常に良い感じで使えるようになりました。
やったね!
底にナットがむき出しになっていると、テーブルを傷つけるので、クッションをつけときました。
組み立てて電源が入らないという事態に陥った場合はコネクタの接続忘れが無いか確認しましょう(経験者は語る 笑!)。
2021年3月11日
部品取りのためメルカリで購入したAcer Aspire 5742を分解する時に、誤って両側のヒンジを破損してしまいました。本当に、この部分は脆いです。
前回、木製の部品はかなり雑に作っていたのですが、今回はもう少しましな部品を作ることにしました。
何か良い材料がないなかなと100円ショップで探したのですが、MDF材というものが厚さがちょうどよく加工もしやすくて、強度もありそうなので購入しました。
厚さが6mmで10cm×10cmで6枚入りです。1枚のほんの少しの部分しか使わないけど仕方ありません。
最初に電動グラインダーで大まかな大きさに切断します。
電動グラインダーで少しずつ補正します。
電動ドリルで穴を3か所あけます。
1つの穴はテーパをつけるために、丸形の金属ヤスリで穴を広げて出来上がりです。
固定のネジはM2.6の15mm長さのセット(皿ボルト、ナット、ワッシャーが8組で100円程度)とM2.6の20mm長さのセット(皿ボルト、ナット、ワッシャーが8組で100円程度)を購入して使いました。
モニターに向かって左側奥はM2.6の15mm、右側奥はM2.6の20mmがちょうど良かったです。
右側奥は厚さが6mmでは薄すぎたので、隙間に大きめなナットを入れて対処しました。
とても具合よく補修できました。