インターネットってフェイスブックなどのSNSやツイッター、フリーメールや検索エンジン、メールソフトやブラウザなど無料で使えるものがほとんどで便利です。
でも、なんで無料で使えるのだろうと、素朴な疑問を持ったりすることもあるのですが、テレビとかと一緒で広告収入によってなりたっているんだろうと漠然と思っていたりします。
最近ネットサーフィンをしていると、どこのサイトに行っても、購入しようと検討していた商品に関係する広告が表示されて気味が悪かったりします。ネットサーフィンしているのを他の人に見られている時に、表示している広告に変なものがあったりすると具合悪いですよね。
ドラグネット(監視網社会) ジュリア・アングウィン著を読むと、インターネットで、ありとあらゆる個人情報を集められていることにびっくりします。
住所、電話番号、親戚全員の名前、過去のEメールの相手、過去のウェブ検索の記録、スマートフォンを持って移動した位置情報の記録、ネットやカードでの買い物の記録などなどです。そういう情報が過去の分もすべて記録されてデータ化されているようです。
ウェブ検索した内容のすべてを何年分も保存されているというのはびっくりしました。
そのようなデータを、そのまま販売されたり、利用しやすいように処理して販売されているというので唖然とします。
体についての特定の悩みを持つ人が集まるSNSに登録すると、その情報は製薬会社に売られていたり、携帯電話会社が利用者の位置情報や、その他の個人データをネット販売店に提供して、人や地域によって違う価格を表示するということまでやっているそうです。
利用者のスマートフォンが発するWiFi信号とスマートフォンのMACアドレスによって、利用者がどこにいるかを特定することもできるのですが、実店舗の小売業者が、データブローカーの会社から情報を入手して、来店している客が、どういう人間であるかという情報を得て、販売に役立てるサービスもすでに存在しているようです。
それらの情報が別々に集めていられる分には、まだマシですが、今ではそれらの情報を集積して、個人別にカテゴライズされているので、それこそかなり詳細で総合的な個人情報が集められているのが現状のようです。
最近では指紋認証や顔認証、SNSの写真の登録などによって、指紋や顔写真まで集められているようです。
そういうのは、インターネットを利用している限りは、どんなにセキュリティに気を使っても防止することが不可能だということなので驚きです。