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福野夜高祭の引き合い

昨日は福野夜高祭へ行ってきました。福野夜高祭は毎年5月1日,2日に行われるのですが,2日目の深夜には行燈が道路をすれ違う際に,相手の行燈につかみかかり壊すという引き合いが行われます。去年も福野夜高祭に行ったのですが1日目だったので,引き合いを見たいということで急遽出かけることにしました。
夜は寒いので,ヒートテック上下,厚めのシャツ,フリース,カメラ収納用ベスト,薄めのジャケットを着ていきました。
夕食を食べてから19:20に出発しました。カーナビにしたがって森本,福光経由で福野市役所に着いたのは20:15でした。去年1日目に行った時は臨時駐車場は空いていましたが2日目の今回は混雑していて,ぎりぎり入る事ができました。やっぱり2日目は引き合いが行われるので人気があるようです。

しばらく,あちこちで見学していたのですが21:30に上町通りの銀行四つ角にある観覧ステージで撮影してました。

しばらくすると観覧ステージの人が減りだして他の人も別の方向を見ているようだったので,観覧ステージを降りて,そちらのほうに向いました。
福野夜高祭の引き合いは銀行四つ角では見れないようです。
銀行四つ角から上町通りを福野駅寄りに行くと石動証券から100mの範囲に4台の大行燈が並んでました。地元の人に聞くと,この4台の大行燈は移動しなくて銀行四つ角方向から来る3台の大行燈を待ち受け,道路をすれ違う際に大行燈によじ登った人達同士がつかみかかり相手の行燈を壊すということでした。大行燈の真横だと引き合いが見れないので待ち受けの大行燈から少し離れた位置に待機することにしました。大行灯が見える角度から判断しイノハラスポーツ店の前で待機することにしました。
引き合いが始まるのは23:00ということでしたが10分前くらいに警察が来て,この場所は大行燈がすれ違い危ないので移動するように言われました。建物を保護する防護板が取り付けられている場所は,板より道路側は確実に移動させられます。
移動するようにと言われても,人がいっぱいで移動する事自体が困難な状況です。仕方ないので石動証券の駐車場のところまで行ったのですが人がいっぱいで撮影に適した場所を確保できません。
そういう状況ながらも,なんとか撮影できそうな場所を確保しました。
23:00ちょうどから引き合いが始まりました。大行燈に何人もの人がよじ登って,よじ登った人同士がつかみかかり相手の行燈を壊す迫力は,なかなかなものです。福野夜高祭の大行燈は高さがかなり高いので,乗っているだけでも怖いのに,その高さで引っ張り合ったり行燈を壊したりするのですから見ていてはらはらします。上の方だけではなく,下のほうでも,つかみかかり相手の行燈を壊したりしていました。途中大行燈からずり落ちたり,本当に喧嘩になったりするハプニングもありました。



待ち受けている大行燈4台が,すれ違う3台の大行燈と引き合いを繰り広げるのですが3台の大行燈がすべての大行燈と引き合いを行うわけでは無く,途中通り過ぎる場合もあるようです。引き合いが行われる上町通りは狭く大行燈がすれ違うとほとんど空間が残っていません。また待ち受けている大行燈の真横では大行燈の陰になって引き合いが見られません。そういう訳で福野夜高祭の引き合いを見られるベストポイントというのは極めて少ないです。
石動証券前に待機している最初に引き合う大行燈は必ず3台の大行燈と引き合いを行いますし,壊れていない大行燈と引き合いを行うので一番見ごたえがあると思います。帰りに待ち受けてた他の大行燈を見たのですが,それほど壊れていなかったので,やっぱり最初に引き合う石動証券前が一番見ごたえがあるのでしょう。
石動証券横の駐車場はそういう意味で福野夜高祭の引き合いを見られる数少ないベストポイントだと思います。撮影に最も良いと思われる場所は石動証券横の駐車場の看板の後ろです。この場所は警察が来ても下げられる心配はありませんし,看板の高さが高く後ろからは引き合いを見る事ができないので,後ろに見ている観客の邪魔になりません。但し看板の高さが高いので高めの脚立が必要です。
福野夜高祭の行燈は結構明るくてPENTAX K-7とPENTAX FA50mmF1.4の組み合わせで感度ISO1600,絞りF1.4ではシャッタースピード1/60秒でも充分撮影できました。ピントはマニュアルでライブビューで画面を見ながらリモコンでの撮影です。前に観客がいたので3脚を地面に立てて撮影することは難しかったのですが,引き合いは行燈の高い位置で行われるので3脚をアーム代わりにして観覧者の頭越しに撮影しました。
PENTAX K-7では夜祭り(キリコ)撮影での色が気に入らなかったのですが,今回は色合いを雅,ホワイトバランスをCTEでしかも色温度をA側M側に補正して撮影しました。今回PENTAX K-7で初めて気に入った色で撮影できました。

福野夜高祭の引き合いは30分くらいで終わりました。この後,引き合いをしたもの同士が手打ちをするのですが,お目当ての引き合いを堪能できたので,帰る事にしました。23:50に福野を出発し,自宅に着いたのは24:40でした。

ひがし茶屋街で越中八尾おわら踊り

今日,ひがし茶屋街で越中八尾おわら踊りが開催されていたので見に行きました。2009年から浅の川園遊会が中止になっているので,その代りに,ひがし茶屋街での越中八尾おわら踊りということのようです。
ひがし茶屋街での越中八尾おわら踊りは19:30からだったのですが,母親を連れて行ったので,ひがし茶屋街に着いたのは19:30を過ぎていました。すでに多くの人が集まっていて,とても撮影できるような状況ではありませんでした。撮影をしたいのでしたら19:00ころから待機する必要があると思います。
ひがし茶屋街で越中八尾おわら踊りは,1つのグループだけで,ひがし茶屋街のメインストリートの奥のほうから少しずつメインストリートの入口の方に向ってきて入口のほうに来るのは20:00くらいでした。演奏は生でしたが唄は録音だったようです。
時間がたってくると待ちくたびれた人達が帰っていったりして,前から3列目くらいまで入っていけたのですが,越中八尾おわら踊りのグループが近づいてくる少し前に,係の人が前で座って見ても良い人は前に出てくださいというアナウンスをしていました。でも,前の人を押しのけて,前に出て座れる雰囲気では無く,最終的には前の人2列の人が座って見る事になって運良く撮影のベストポジションにつくことができました。
でもひがし茶屋街は暗く,特別な照明をしてある訳ではないので撮影としては条件が悪いです。これは八尾でも同様です。フラッシュを禁止されてた訳ではないですが,八尾では禁止だったのでフラッシュなしで撮影しました。今日はK7にFA50mm1.4Fの固定レンズを取り付けて感度ISO1600で三脚を一脚にして,リモコンでシャッターを切りました。条件はいろいろ変えて撮影しましたが絞り1.4Fシャッタースピード1/20秒が一番綺麗に撮れたようです。ピントはオートフォーカスだとそれほど焦点が合わなかったので,マニュアルフォーカスで撮影しました。他にFA20mm1.8FのレンズをつけたK100Dも持って行ったのですがケースから出して入れ替える余裕がありませんでした。
20:30くらいから一般の人も混ざっての輪踊りになったので帰ることにしました。ひがし茶屋街で越中八尾おわら踊りは予定では21:20まであるので,その後再びメインストリートの奥のほうに向うのだと思います。他の人が持っていた予定表によると裏道には行かないようです。帰る時には見物客は随分少なくなっていました。



アジア民族音楽フェスティバル

今日は岩間温泉噴泉塔を行くのをやめて,ケーズ電気のオープニングセールに行く用事も無くなったので,アジア民族音楽フェスティバルに行ってきました。去年も民族音楽のフェスティバルがあったのですが,法事で行けなくて悔しい思いをしていたのです。去年はアジア全体のいろんな音楽を聴けたようですが,今年は日中台韓の4カ国だけの公演でした。
今日はアジア民族音楽フェスティバルもすべての公演を聴く事ができるフリーチケット3000円を購入しました。フリーチケットは首掛式になっていて首に掛けていれば,その都度チケットを出さなくても入場できます。アジア民族音楽フェスティバルのフリーチケットを購入している人はかなりいました。フリーチケットには公演のスケジュールが掲載されています。
フリーチケットを購入しない場合は石川県立音楽堂の邦楽ホールの公演(4公演各1時間)は1500円,交流ホールの公演(5公演各30分)は500円です。
その他には,金沢駅のコンコースでの無料公演(4公演各15分)と石川県立音楽堂のやすらぎ広場での無料公演(10公演各20分 日舞,津軽三味線,琴や三味線の箏曲,二胡)がありました。
アジア民族音楽フェスティバルのやすらぎ広場の公演
今日は,邦楽ホールの公演と交流ホールの公演の有料公演のすべてを見てきました。おのおのの公演前には,その公演のアーティストの紹介や予定曲目が掲載されたプログラムが配られました。
交流ホールの公演では撮影ができましたが,邦楽ホールの公演では撮影禁止でした。撮影禁止とはいえ,主催者側は公演中もカメラのシャッターをバシバシ鳴らして,その音はかなりジャマでした。交流ホールでは観客が撮影している姿をちらほら見ましたが,フラッシュをたくことなく,シャッター音も消してマナーは良かったと思います。

最初に交流ホールでの二胡と洋楽器のコラボレーションでした。朝9:45の開演でしたが満席でした。なかなか良い演奏で楽しめました。
アジア民族音楽フェスティバルの二胡と洋楽器のコラボレーション
1つの公演が終わると,公演の場所が変わるので移動しないといけません。その間隔が15分なのですが,会場は満席状態なので,会場を出るだけでも時間がかかり,それほど時間の余裕はありません。
中国大黄河雑技団の公演は,失敗も多く雑な演技でしたが,それなりに楽しかったです。体の柔らかさを生かした演技は良かったです。
再び交流ホールに戻ってコリア伝統芸音集団「風花」の演奏と踊りでした。
アジア民族音楽フェスティバルのコリア伝統芸音集団「風花」
ちょっと時間オーバーだったので,ハオチェン・チャン ピアノリサイタルの公演が行われる邦楽ホールに行くのに焦りました。
ハオチェン・チャンはヴァンクライバーン国際ピアノコンクールで盲目のピアニスト辻井伸行氏と同時優勝した中国のピアニストです。さすがに素晴らしい演奏なのですが,性に合わないのはどうしようもありません。すごく退屈で,1曲目(と言っても30分以上あった)が終わった時に会場を出て,昼食をとりました。
公演がずっと続きますので,全部の公演を見ていたら昼食はとれないんです。
再び交流ホールに戻って,加賀市の日本元気劇場に所属しているHIROZのパフォーマンスでした。HIROZは若いイケメン揃いのグループで,テレビにレギュラー出演している人もいるということで,会場の前のほうにはファンの若い女の子が陣取ってました。隣には親子連れがいまして,母親のほうが夢中になって写真をとりまくって娘が退屈しているというのな風景も見られました。この公演だけは他の公演と違う一種独特な雰囲気でした。メンバーは侍姿で踊りや演技をしていて,なかなか楽しめました。
アジア民族音楽フェスティバルのHIROZのパフォーマンス
次は米良美一の公演でした。米良美一は知名度が高いので入場できないのではと心配していたのですが,満席だったのですが入場できないということは無かったです。それにしても,どの会場も満席に近かったのですが,入れないという事は無く,よくこれだけちょうど良い人数が集まるものだと思いました。フリーチケットの発行枚数を決めているのかなあ?
米良美一の一番の聴きどころは,やっぱり,もののけ姫のアシタカ聶記でした。

本当はここで帰る予定でしたが,せっかくなので全部見ることにしました。
次は地元の大正琴演奏チーム「ラ・ヴェルタ」の公演でした。
アジア民族音楽フェスティバルの大正琴演奏チーム「ラ・ヴェルタ」

ちょっと時間が長引いたので次の台湾独奏室内楽団「台湾懐郷曲」の公演です。
「台湾懐郷曲」の公演は男性歌手の曲は親しめませんでしたが,女性歌手の曲や歌手の無い演奏の曲はとても良かったです。最後まで見ることにして良かったです。
今までは交流ホールの公演と邦楽ホールの公演が交代にあって両方とも見れたのですが,最後の公演だけ,両方のホールで同時に演奏されたので,片方しか見る事が出来ないと思っていたのですが,台湾独奏室内楽団「台湾懐郷曲」の公演が終わってからもミニオペラ「河童譚」の公演も少しだけ見れました。
アジア民族音楽フェスティバルのミニオペラ「河童譚」

さすがに朝9:45から夕方6:00までずっと聴きっぱなしだったので少し疲れました。全体的に,それぞれ興味深かったのですが,インパクトを感じた公演はありませんでした。来年もアジア民族音楽フェスティバルがあれば良いですが,来年は日中台韓だけではなく,バリやインドやアラブの音楽を聴けたらもっと良いです。

八尾 おわら風の盆

2010年8月23日
今年は八尾のおわら風の盆に行って見ようかと,いろいろ調べて見ました。
前夜祭が8月20日から30日まで18:30から20:00まで有料ステージがあり,20:00から22:00まで毎晩1町だけが交代で町流しをするそうです。駐車場も1台1000円です。
本祭は9月1日,2日,3日で1日,2日には席付の有料演舞会(1500円から3000円)が19:00から21:00頃まで行われるそうです。
9月1日,2日,3日に無料のステージもあります。
おわら風の盆の一番の見所は町流しなのですが,9月1日,2日は15:00から17:00と19:00から23:00まで行われるようです。9月3日は19:00から23:00まで町流しが行われるようです。
駐車場は1000円です。

駐車場は八尾の町から離れていてシャトルバスでの送迎になりますが,駐車場から乗降所までの送迎は21:00までで乗降所から駐車場への最終便は23:00だそうです。9月3日は遠いほうの駐車場(八尾スポーツアリーナ)だけのようです。

公式には公表されていませんが,本祭の日の24:00から6:00まで本来のおわら風の盆が行われるようです。23:00までは行事としてのおわら風の盆で踊り手は25歳以下の男女ですが,24:00からは八尾の人たちがそういう制限無しに自由に踊るということです。
当日早めに仮眠して夜中に八尾に入る選択もあるようですが,八尾町内は通行止めなので,駐車場をどうするかが問題です。
自動車をやめてJRを利用すると,行きJR高山線で越中八尾着23:22の便で,越中八尾発朝5:52の便で帰るという選択もありそうです。
金沢駅21:45  北陸線普通  22:41富山駅22:58  高山線普通  23:22越中八尾駅 1280円
越中八尾駅5:52  高山線普通  6:17富山駅6:32  北陸線普通  7:32金沢駅 1280円
こちらのほうが効率的です。特急を使うと金沢22:13発で2430円です。
9月3日(金)にJRで行こうかな。

撮影条件
SIGMA シグマ AF 20mm F1.8 EX DG RF ASPHではISO1600でF1.7かF2.0,シャッタースピード1/25秒か1/50秒での撮影。暗いところで動きが少ない場合はシャッタースピード1/15秒か1/10秒での撮影。
FA50mm1.4FのレンズではISO1600で絞りF2.0かF2.2,シャッタースピード1/60秒から1/90秒。

持ち物
折畳椅子,デジカメ(K7),デジカメリモコン,充電池,リュックサック,三脚(クイックシュー),ティッシュペーパー,財布,メモ帳,ボールペン,名刺,ハンカチ,雨具,資料,釣用ベスト,速乾性下着,雨具,着替え,ジャケット

2010年8月29日
八尾 おわら風の盆の時には臨時列車が運行され,通常のダイヤと違うようです。
富山駅22:58  高山線普通  23:22越中八尾駅 というのは運行されなくて,富山駅23:03  高山線普通  23:29越中八尾駅 に変更になるようです。
富山駅23:26  高山線普通  23:50越中八尾駅,富山駅23:47  高山線普通  24:12越中八尾駅が臨時便で運行されます。

2010年9月4日
八尾 おわら風の盆に行ってきました。
金沢駅21:45  北陸線普通  22:41富山駅23:03  高山線普通  23:29越中八尾駅 1280円
のルートです。金沢駅から富山駅へは,特に混雑もなく,通常と時に変わった様子も無さそうな感じでした。富山駅に着くと,高山線の列車はもう着いていて,すぐに乗る事ができました。おわら風の盆に行く客がちらほら見えましたが,特に混雑も無くゆっくりと乗る事ができました。
途中,越中八尾方向から戻る列車とすれ違いましたが,大変な混み具合でした。やっぱりほとんどの観光客は23:00には帰ってしまうのでしょう。
越中八尾駅に着くと,祭り一色という感じで,大勢の人が歩いていて,露店もいっぱい出ていて凄い活気でした。案内所があったのでガイドマップの小冊子を貰いました。ガイドマップには23:00以降の予定は何も掲載されていませんでした。
どちらに行けば,おわら風の盆を見られるかすぐにわかります。越中八尾駅から八尾の町に向う人より,越中八尾駅に向う人のほうが圧倒的に多いです。これだけ多くの人が帰るのだから,ゆっくりと,おわら風の盆を見る事ができると思いました。
事前情報では23:00から24:00までは休憩期間だということでしたが,越中八尾駅近くの福島地区では規模の大きな輪踊りを見る事ができました。一段高くなった台の上で。編み傘をかぶった踊り手が踊り,周りを大勢の人が輪になって踊るという感じです。着物を着ていない人も踊っていたので,観光客の人も一緒に踊っていたのかもしれません。やっぱり踊りは,着物を着た若い娘が良いです。
おわら風の盆
大勢のお客が帰ったといえ,まだまだ大勢の観光客がいます。でも23:00以前の混雑は,こんなものでは無かったのだろうと思います。
24:00から天満町で踊りが始まるという情報を得ていたので,天満町に向いました。天満町に向う橋が工事中だったので遠回りをして天満町に行きました。ちょうど天満町での輪踊りが行われていました。こちらも規模の大きい輪踊りでした。天満町の輪踊りは24:00から24:20と24:25から24:45ごろまで行われて,それから町流しに出るということでした。
おわら風の盆
24:20に天満町を出て,中心街へ向いました。
24:30に下新町公民館に人が集まっていたので,見てみると輪踊りをしていたので,しばらく見ていました。歌も見事でした。
おわら風の盆
おわら風の盆
24:55に西町で輪踊りをしていました。
おわら風の盆
1:00から交通規制が解除され,市街地に自動車が通るようになりました。踊っている時にはしばらく自動車を停車させているのですが,いつまでも停車させておく訳にはいかないので途中で通さなくてはいけません。わざわざ市街地を通って帰らんでも良いと思うんだけど。今までおわら風の盆で楽しませてもらっておいて,最後におわら風の盆のじゃましてどうするねん。
おわら風の盆
おわら風の盆
1:30くらいから2:30くらいまで八尾曳山展示館のあたりから祐教寺あたりで,いろいろな地区の町流しが通っていて盛り上がってました。このあたりはおわら風の盆の中心のようです。
おわら風の盆
2:30には日本の道百選通りの方に向いました。この道は坂道になっていて両側が歴史的建造物が残っていて,古い町並みを残しています。日本の道百選通りの両側には観光客が折り畳みの椅子を用意したりして待機してました。この町並みで,おわら風の盆の踊りを見れるなんて想像しただけでわくわくします。
2:45から東新町のほうから町流しの一行が近づいてきました。他のポイントでは町流しの両側,前後を観客が取り囲み,町流しと一緒に観覧者も一緒に移動するので落ち着いて見ることができないのですが,このポイントは待機している観覧者の前に人が通ったり割り込んだりしないので落ちついて観覧できました。西新町の男性の踊りは武道を感じさせる勇壮な踊りでした。
おわら風の盆
おわら風の盆
30分の間に3組の町流しが通っていきました。3:15には日本の道百選通りの観覧者が少しずつ帰っていきました。
日本の道百選通りから上新町のメイン通りを通ると,町流しに遭遇しました。
おわら風の盆
3:30に上新町公民館前で胡弓奏者として日本全国に知られている若林美智子さんを見つけました。若林美智子さんの胡弓を聴くためだけにおわら風の盆に来る聴衆が大勢いるということのようです。若林美智子さんは,美しくて貫禄があって若林美智子さんを撮影する人がいっぱいいました。あまりの加熱ぶりに若林美智子さんもびっくりしていたようです。
おわら風の盆
その場は若林美智子さんを中心に時間が動いていると言ってもいいような雰囲気がありました。若林美智子さんを追いかけました。
途中,他の町の町流しに出合い撮影しました。
おわら風の盆
しばらく追いかけていたかいがあり,3:40から若林美智子さんの演奏と踊りの競演が岩佐医院前で行われました。若林美智子さんの演奏は胡弓をなにげなく弾いているような感じですが,なんとも言えない趣のある演奏でした。本当に素晴らしかったです。
おわら風の盆
その後,東町のほうに入っていくと富山第一銀行八尾支店前で休憩している一行に出合い,しばらく様子を見ていました。若い娘達が元気に愛想をふりまいていました。ほどなく4:00過ぎに町流しが始まりました。
おわら風の盆
天満町に向って歩いていくと,4:20に今町公民館近くでも町流しに出合いました。若い娘達と男性一人と男の子の町流しでした。
おわら風の盆
4:40に天満町の天満宮前に着いたのですが,最後のおわら風の盆を楽しもうという観覧者が待機していました。4:50に天満宮前の小路から天満町の町流しがやってきました。もう朝になっていて周りはもうすっかり明るくなっていました。天満町には可愛い娘が多くて,とても華やかな雰囲気でした。
おわら風の盆
最後まで見ていたかったのですが,始発の列車の時刻が迫っていたので5:20には天満町を後にしました。
5:35に越中八尾駅に着きました。5:40には満員のため改札をストップするとのアナウンスがありました。列車に乗るための列はかなり長かったです。列車は5;42にもホームに到着しました。列車は混雑はしていますが,都会のラッシュアワーほどの混雑ではありません。混雑しすぎて乗車できないという心配はいらないようです。
9月4日の始発電車には見送りおわらというものがあって,ホームで30人近くの男女の踊り手が踊りながら観光客を見送るというものです。この時間は,始発に乗る乗客以外の一般客はホームには入場できません。でもホームの外から見送りおわらを見ようと多くの人が集まっていました。
当然,乗客は見送りおわらを見ることが出来るのですが,富山駅方向に向って左側が見送りおわらが見れるポイントです。一番よく見えるのは富山駅方向に向って左側のドアです。この場所からは窓ガラスを通さなくて直接に見送りおわらを見ることが出来ます。
見送りおわらの踊りに見送られながら越中おわら駅を5:52に出発しました。
おわら風の盆
おわら風の盆は良かったです。

八尾のおわら風の盆は端から端まで移動するだけでも40分から50分かかります。いろんな町の踊りを見ようとすると体力勝負になります。
自宅に着いたら,もうへとへとでした。食事をして,すぐに寝ました。日中ずっと寝ていました。ちょっと起きたときに身体を伸ばしたら,ふくらはぎがつってしまいました。

記録的な猛暑の今年でしたが昨日の夜は,それほど暑くなく良かったです。
おわら風の盆ではトイレが何箇所も設けられています。ガイドマップにトイレの場所が掲載されています。
おわら風の盆では露店もたくさん出ていますし,地元の食事処もかなり遅くまでやっています,地元の人による臨時のお店もやっていたりします。飲み物の自動販売機も多いので夜中でも食事や飲み物に不自由することはありません。せっかく良い祭りを見せていただいてるのですから,露店で買うよ地元のお店で購入したいものです。

おわら風の盆の撮影については,基本的にはシャッターは禁止です。特にシャッター禁止でない町もありますが,シャッターは無粋です。雰囲気を台無しにします。せっかく楽しみに集まってきているのですから無粋なことはやめましょう。
おわら風の盆では一般的には照明は暗いので,シャッター無しで通常のレンズでは綺麗な撮影は難しいでしょう。
FA50mm1.4FのレンズではISO1600で,かなり綺麗に撮影できるのですが,おわら風の盆では道路の両側,前後を観客が取り囲むので,かなり近くからの撮影になり全身を撮影するのは難しいです。
SIGMA シグマ AF 20mm F1.8 EX DG RF ASPHではISO1600では,結構綺麗に撮れました。踊り手の移動がゆっくりなのでオートフォーカスでもそれほどシャッターが遅くなるということはありません。でも手の動きなどの踊り手の姿勢を狙おうとすると遅れ気味になります。踊りを知っていれば,次の予測ができるのですが,なかなかうまくいきません。結局,数打てば当たるという感じでの撮影になります。
30mmくらいの明るいレンズがあればちょうど良かったかなあと思います。

冨木八朔祭礼

2010年8月22日
去年,富来の冨木八朔祭礼の本祭りに行ったのですが,本祭りは神輿が主役でキリコの数は少ないのです。やっぱりキリコが主役の初日の「お旅祭り」も見に行きたいということで,今年は行ってこようと思います。ついでに輪島から富来にかけての海岸線の調査もしてこようと思います。
28日の「お旅祭り」では大小約40基のキリコが参加します。
16:30ころから地頭町バス停近くの玉川薬局前を出発して,徐々に各町のキリコが合流し18:30ころから冨木八幡神社前に集合し始め19:00ころには集合が完了します。19:00から順番に冨木八幡神社境内に一気に駆け上ります。この時が最初の見所になります。
20:00には神事が始まり20:30に神事が終わります。
20:30にキリコが冨木八幡神社から住吉神社へ出発しはじめます。21:00に冨木八幡神社の神輿が出発して住吉神社に向います。
23:30ころに住吉神社に到着し,キリコは各町に帰って行きます。

撮影条件
SIGMA シグマ AF 20mm F1.8 EX DG RF ASPHではISO1600でF1.7かF2.0,シャッタースピード1/25秒か1/50秒での撮影。暗いところで動きが少ない場合はシャッタースピード1/15秒か1/10秒での撮影。
FA50mm1.4FのレンズではISO1600で絞りF2.0かF2.2,シャッタースピード1/60秒から1/90秒。離れた場所の静止キリコはF3.2,1/6秒。
PENTAX DA 14mm F2.8 EDのレンズではISO1600で絞りF2.8で,1/10秒から1/25秒で撮影。

ホワイトバランスCTEモードを試してみる

その他に寄る所
輪島の鴨が浦海岸から西保海岸,県道49号線沿いの門前・志賀町の海岸の調査

持ち物
シュラフ,着替え(下着,靴下,上下服),予備サンダル,折畳椅子,保冷BOX,デジカメ(K7,K100D,Optio M10,X70),デジカメリモコン,充電池,枕,ジャケット,リュックサック,三脚(クイックシュー),歯ブラシ,髭剃り,水,携帯電話用イヤホン,ティッシュペーパー,財布,メモ帳,ボールペン,名刺,ハンカチ,雨具,エアクッション,空気入れ,アイマスク,地図,資料,睡眠薬,超音波虫除け,釣用ベスト,帽子,風呂セット,雨具

2010年8月29日
冨木八朔祭礼に行ってきました。輪島から富来町にかけての海岸の写真を撮るために金沢を9:00に出発しました。カーナビで有料道路を使わないという条件設定で輪島へ行くルートを検索すると富来町・門前町経由で行くルートで案内されました。当然,穴水経由で案内されると思っていたので,驚きました。
最初に富来町の吹き上げの滝に行ってきました。吹き上げの滝は,案内看板を見て,何度か探したのですが海岸に下りる方法がわからなくて行けなかったのですが,樹木や雑草に隠れた階段の入り口を発見して海岸に下りて行き,なんとか見ることができました。もう少し判りやすい案内があっても良いのではと感じました。
吹き上げの滝の入口吹き上げの滝
増穂浦海岸の手前にある富来町の増穂浦海岸を一望できる荒木ヶ丘の展望台に寄りました。荒木ヶ丘の展望台はグランドボール場への案内看板に従って林道を登っていくのですが,途中自動車で交差できないかなり狭いところもありました。新林業構造改善事業総合案内所の裏にあります。展望台はちゃんとした展望台が整備されていました。増穂浦海岸の方向は樹木が手入れされていて美しい光景を見る事ができましたが,その他の方向は樹木が生い茂っていて見晴らしが悪かったです。せっかくなら,展望がきく方向だけでも樹木を伐採してくれると良いと思いました。材木にならないような雑木数本なんですけどね。
荒木ヶ丘から見た増穂浦海岸
荒木ヶ丘の展望台で撮影して,ヤセの断崖に行きました。前回もヤセの断崖に行ったのですが,地震前と地震後のヤセの断崖比較に必要な方向からの画像が欠けていたので撮影してきました。
その後,琴ヶ浜海岸,赤神漁港,道の駅赤神,藤浜ポケットパーク,黒島町の伝統建造物保護地区に寄り,ドライブインはまなすで食事をとりました。
黒島町の伝統建造物保護地区はかなり広いので歩いて周ると大変です。地震の影響で損壊した部分もありました。有名な2件の建造物のうち,1軒は無くなっていて跡地という感じになっていて,もう1軒は修復工事をしていました。
黒島伝統建造物保存地域
門前の樋の水で水を補給して,輪島の鴨が浦海岸へ行きました。
鴨が浦海岸
その後,袖ケ浜海岸,光浦海岸,ゾウゾウ鼻,小鵜入漁港,夫婦岩に寄りました。
袖ケ浜海岸
光浦海岸
そこで大変な事が判明しました。きまっし金沢でゾウゾウ鼻と紹介していた画像は実はゾウゾウ鼻では無かったのです。ゾウゾウ鼻より象に似ている岩(夫婦岩の近く)は実は無名な岩だったのです。
本物のゾウゾウ鼻象に似た無名の岩
            本物のゾウゾウ鼻                     象に似た無名の岩  
小鵜入漁港は民宿漁火の案内板を目指して行きました。狭くてカーブのある急な坂道を降りていきます。帰りはクーラーをかけていたこともあるのですが,1人しか乗っていないのに坂を上りきるのに自動車はヘトヘト状態でした。
小鵜入漁港
大沢町を通って再び門前経由で富来町に向いました。帰りに道の駅赤神でお土産を買って帰ろうと思っていたのですが17:00を越えたので開いているか心配だったのですが18:00まで開店しててお土産を購入できました。購入したいお土産は要冷蔵だったで,少しでも帰る時間に近いほうが良いと思って行く時に買わなかったので開いていて安心しました。ついでにソフトクリームも食べました。
夕食を食べる時間の余裕が無かったので,スーパーでパンを購入して富来庁舎に17:50に着きました。
18:15に最後尾のキリコに遭遇し,18:30に冨木八幡神社に着きました。キリコは車輪をつけて移動しているのがあったり担いで移動するキリコがあったり,いろいろでした。
冨木八朔祭礼
冨木八幡神社ではカメラを撮る場所取りをしている人は数人で,まだどこでも場所を確保できる状況でした。
トイレは道の駅とぎ海街道,領家町の蔵谷自動車近く(仮設簡易トイレ),冨木八幡神社近くにあります。
冨木八幡神社前には露店がたくさん出ていましたが飲み物の自動販売機が富来市街地に行かないとありません。飲み物は確保してから行くのがお勧めです。
19:00過ぎからキリコが冨木八幡神社に入場し始めて最後のキリコが冨木八幡神社に入ったのが21:30でした。キリコは1台ずつ順番に鳥居の横から冨木八幡神社に入場し境内で乱舞します。基本的には1台ずつ乱舞しますが2台で乱舞することもあります。
冨木八朔祭礼
キリコの乱舞は冨木八幡神社の境内でもありますが,冨木八幡神社の鳥居に入る前の道でも行われます。冨木八幡神社の鳥居に入る前の道の乱舞のほうが上から見えるので担ぎ手の顔の表情が見えて見ごたえがあるのです。
冨木八朔祭礼
今回は2回目の冨木八朔祭礼見学だったので,前回の教訓を生かし,冨木八幡神社境内,冨木八幡神社の鳥居に入る前の道,冨木八幡神社境内へ入る坂での撮影と,いろいろな場所での撮影をしてきました。
冨木八朔祭礼
21:45からキリコが冨木八幡神社境内から出て住吉神社へ向い始めました。最初3台の子供キリコが降りていきましたが,その後のキリコが降りるのに時間の間隔があいていました。神輿やその他の多くのキリコが住宅の在る地域に入ってくるのは23:15頃からでした。
冨木八朔祭礼
24:30に主だったキリコが住吉神社に入場し始めて住吉神社境内でのキリコ乱舞が行われました。24:40に神輿が住吉神社に入場しました。
25:00に神輿の神様が住吉神社の社殿に入ってキリコと神輿の乱舞は終了します。住吉神社境内でのキリコ乱舞も入場したキリコが順番で行われて多くても2基のキリコでの乱舞になります。神輿と2基のキリコの乱舞が最多の競演だったと思います。
冨木八朔祭礼
住吉神社へは全てのキリコが入場するわけではなくて,一部のキリコだけの入場になります。
富来庁舎に戻って,汗でびっしょりの服を着替えして25:30に睡眠薬を2錠飲んで,すぐに熟睡しました。
3時間30分ほどで目が覚めて,西海地域の海岸の撮影をして金沢に帰りました。熟睡したはずだったのですが,途中眠かったりして,家に帰ってから日中寝てばかりいていました。かなり疲れていたようです。

これで今年の能登祭りの見学は終了です。
でも来週はおわら風の盆見学です(笑!)。