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小木袖ギリコ祭りに行ってきた

小木袖ギリコ祭りに行ってきました。
小木袖ギリコは9月の第3土曜日と翌日の日曜日に開催されますが,夜のキリコ巡回は土曜日だけのようです。
14:30に金沢を出発して白尾から有料道路を使い、宇出津の町に入って街の駅ぽっぽ家に寄りました。街の駅ぽっぽ家さんには小木袖ギリコ祭りの駐車場の情報をいただいたりお世話になったし、能登町の代表する物産が揃っているということでお土産を買うのに便利なんです。翌日は早朝に能登町を出ますので、先に買っておこうという作戦です。クーラーボックスに保冷剤を多めに入れて準備万端です。今回は前回買ったイカの塩辛に加えて、いしりに漬けたイカ、いしりのドレッシングを買いました。
小木の町の買い物事情が判らなかったので、夕食と翌日の朝食などの食べ物も宇出津のコンビニで調達しておきました。
小木の町にはコンビニは目に付かなかったのですが、能都町役場小木支所の近くにスーパーが2軒ありました。2軒のスーパーは19時頃までは営業しているようです。

宇出津の町から小木に行くには,ちょっと道がわかりにくいので注意が必要です。宇出津の町を突っ切って宇出津港まで出て海岸沿い(県道35号線)を通ります。小木に入る直前に真脇トンネルがあるのですが,真脇トンネルは狭く通りにくいので大型自動車用の迂回路の標識に従って迂回して姫・小木トンネルを通って,姫・小木トンネルを出た直後に右折し県道35号線に合流します。
県道35号線に入ってすぐに中役所手前のゲートボール場に臨時駐車場の看板がたっていましたが,車中泊を考えると静かなほうが良いということで,当初予定してた小木漁港横まで行きました。能都町役場小木支所の駐車場も利用できるということでしたが,駐車スペース自体が狭く,すでに満車状態で,しかも巡回時の休憩所に使うキリコもあるので駐車しないほうが良いです。
17:10に小木漁協に隣接する能登海洋深層水施設横の駐車場(堤防の近くの空き地)に着きました。
小木漁協に隣接する能登海洋深層水施設横の駐車場(堤防の近くの空き地)は釣りの人も利用する駐車場で広くて静かです。御舟神社からも近いので駐車としては最適です。ただ,19:00を過ぎると市中を自動車で通るのが困難になりますので,ゲートボール場の臨時駐車場を利用するのが良いです。

まだ祭りには早かったので,街中を散歩しました。所々に袖きりこが置かれていました。その他に,あちこちの家の前にミニチュアの袖きりこが置かれていました。このミニチュア袖きりこは子供用のきりこで子ども1人でも移動できるものです。前日には子供キリコパレードが行われるようです。
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御舟神社にも行ってきましたが,御舟神社への階段のうちの1つが段差を無くすように三角の断面の木材が置かれていました。地元の人によると,この階段を袖ギリコが上っていくということです。
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18:40頃に両方向の路線バスが一緒にバス停に停車しました。このバスに乗ると小木キリコ祭りにちょうど良いのですが路線バスは宇出津発の路線のようです。
19:00を過ぎた頃に1台の袖きりこが動き出したので,ついて行ったのですが,途中でミニチュア袖キリコが行列に加わったりしていました。能都町役場小木支所で休憩をとって,再び町中を巡回して集合場所の九十九湾トンネル近くの小木港(バス停前)に向いました。
小木の袖キリコは車輪がついていて担ぐことはありません。
20:00を過ぎた頃から,九十九湾トンネル近くの小木港(バス停前)に袖キリコが集まり始めました。
20:30には9台の袖ギリコが揃いました。このあたりには露店が出店されていました。
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20:50から10分弱の短い時間ですが花火があげられました。袖ギリコと花火を一緒に撮ろうと林電機商会の前で撮影してたら林電機商店の奥さんが2階から見ると花火が綺麗だというので,案内してくれました。わざわざ電気を点けて窓を開けさせてくれて、とても親切にしてくれました。帰る時,窓を閉め忘れてしまいました。
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21:00に袖ギリコが出発して街中を巡回しはじめました。途中結構狭い道も通ったりします。途中並んで行進していた袖キリコが前後に動きながら前後の袖キリコと間隔をつめたり離れたりします。以前はこの時にぶつかりあっていたのですが,事故があって今はぶつかるのは禁止されたそうです。でも実際はぶつかる場面に遭遇しました。
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21:50に三矢の共栄無線前(小木港)で9台の袖ギリコが揃って休憩しました。
しばらく休憩して再び街中を巡回し,22:35に東町の釣谷接骨院前(本小木港)に9台の袖ギリコが揃い休憩になりました。
最初の袖ギリコが東町の釣谷接骨院前(本小木港)に到着した時点で御舟神社への上り階段のところに向いました。まだ人が少なかったのですが,階段に面している東町集会場の庭にはキリコを引き揚げるところを見ようと若者達が待機してました。この場所は確かに一等地なのですが,部外者が入り込むのは気が引けます。
階段の上り終えたところが,ちょっと広い空間になっていて,そこで三脚を立てました。警察の人が通った時に,この場所は大丈夫か聞いたところ,そこなら大丈夫ということなので安心して待機しました。結果的にこの場所はキリコから適度に離れていて,なおかつ安全で最適の場所でした。階段がカーブしているので袖キリコは階段の下部では右側を、階段の上部では左側を通るのです。
袖キリコが上るころにはカメラマンがずらっと並びましたが最初にこの場所を確保した俊は一番の特等席で見ることが出来ました。東町集会場の庭は見るには良いですがキリコが東町集会場の庭側を通るので近すぎますし上からしか見えませんので撮影には向きません。階段の途中に浜本さんという家があって,その前にも少しスペースがあるので見学や撮影には良いのですが,家の方も見学に出られますので,部外者が見学するのは難しいかもしれません。
23:20から御舟神社への階段を上り始め,24:50にすべてのキリコが上がり終えました。袖ギリコを階段で引き上げるのは上からロープで引っ張って、もちろんキリコ自体も少し浮かせ気味で押し上げます。袖ぎりこが階段を上がり終えると拍手がわきます。
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階段は狭くてカーブがありますので袖ギリコを引き揚げるのは,かなり大変です。以前は三角の断面の木材を使ってなくて担いで引き揚げたということなので大変な事です。
ちなみに以前は,袖キリコを船に乗せて移動する場面もあったそうですが船が小さくなったりして現在は行ってないようです。
階段を上り終えたキリコは御舟神社横の道路に揃って待機してました。御舟神社から下の道路に並ぶキリコを見るのもなかなか見ごたえがあります。
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御舟神社に上った袖キリコは,再び階段をおりて各町に帰るということですが,翌朝早くに中島のお熊甲祭りに行く予定があったので駐車場に戻りました。
駐車場へ戻って,それほど時間がたたなくて太鼓や鐘の音が聞こえてきたので,それほど休憩時間は長くなく,戻るのは大変ではなかったようです。もうちょっと御舟神社にいても良かったと後悔しました。
最近,随分涼しくなってきたので,厚めの長袖のシャツと薄いジャケットでちょうど良かったです。
小木漁協に隣接する能登海洋深層水施設横の駐車場(堤防の近くの空き地)でシュラフにくるまって車中泊をしました。

寺家キリコ祭りに行ってきた

前日の蛸島キリコ祭りに続いて今日は寺家キリコ祭りに行ってきました。寺家キリコ祭りのキリコは大きさ、装飾の豪華さは格別なものがあり日本一のキリコと言われています。
寺家は珠洲の中心街から自動車で30分程度かかりますので金沢からですと3時間程度かかります。
15:50に寺家の漁業協同組合横の駐車スペース(空き地)に着きました。寺家の町に入った途中の道には、祭礼のため片側交互通行になるとか、キリコの折り返し地点のため駐車禁止とか、祭礼で込み合うので駐車禁止などの掲示があちこちで目に付きました。駐車スペース(空き地)には、まだ駐車している自動車はほとんど無くて、道路や通路から離れている奥の眠りやすい場所に駐車しました。漁業協同組合横の舗装された広場には大きなキリコが置かれてました。この場所はキリコの乱舞も行われるので駐車してはいけません。
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寺家キリコ祭りは、夜から始まるので車中できまっし金沢の雑記町の原稿を入力して過ごしました。
漁協のキリコが一向に動きそうでは無かったので18:30に須須神社に行ってみました。キリコが1台だけ置いてありました。
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祭りの関係者の人がいたので、各町のキリコは何時に動き出すかと聞くと22:00に須須神社に集合するということでした。翌日の神輿の火くぐりは予定では7:00になっているけど毎年遅れるとのことでした。
とりあえず寺家漁協に戻りました。戻った途端に雨が強くなって外に出られないので1時間30分ほど眠りました。
起きて少したつと雨足も弱くなってキリコは21:00に寺家漁港を出発しました。雨もほとんど上がって夜空に星も見えました。
キリコにはゴムタイヤがついていて、早足で歩いていても追いつかないような速さで移動を始めました。寺家漁協のキリコは最初から須須神社に待機していたキリコ以外では一番最初に須須神社に到着しました。21:45には4台のキリコが勢揃いしました。
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22:00を過ぎたあたりで、雷や稲妻が何度もなり、怪しい雰囲気になってきて、雨が降ってきました。でも雨は短時間で上がりました。
23:00に2台の神輿が出てきて、キリコ1台ずつ丁寧にお祓いの祭事が執り行われました。
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23:20に2台の神輿が出発し、続いて最初のキリコが出発したのは23:30でした。
神輿は、前もって来ることを希望していた家に1軒1軒寄ります。来て欲しいという家は祭りが大好きな家なので、祭りを早く終わらせないようにと意味もあり、神主様を接待してひきとめて、なかなか帰そうとしません。キリコは大きいので基本的には横道に入ることはありません。県道28号線(幹線道路)の神輿がいる場所に近くに待機しています。待機している間も太鼓や笛は止むことなく続けます。
神輿が次の家に移るときは、ほら貝を吹いてキリコに知らせます。
そいうわけで、キリコが移動するのは早いのですが、町内を巡回するのは、ゆっくりゆっくりということになります。
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最初は須須神社から寺家漁協の方向へ進み、寺家漁港前には1:00に到着します。寺家漁港前の広場では1台1台キリコの乱舞が行われます。寺家漁港前の広場では食事休憩があり、2:00に須須神社方向に向かって進んで行きます。
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1:30頃から再び雨が降り出してきて、漁港漁港横の駐車場に戻って、車の中で眠る準備をしました。雨の中を2:00に出発して須須神社方向に向かうのを確認して眠りにつきました。前日は浅い眠りでしたが、この日はかなり深い眠りにつきました。この後、朝まで強い雨が続いていたようです。
5:00に起床して、再び、寺家キリコ祭り見学に出かけました。キリコ祭りは夜も良いですが、朝も見所があり見逃せないのです。
5:10に出発する頃には、雨もちょうどあがりました。キリコがどこにいるかは、太鼓や笛の音ですぐにわかります。この時間になると結構明るくなってきていました。5:25にキリコの行列を発見しました。あれだけ雨が続いていましたが、キリコを曳いている人の服はびしょ濡れというわけではありませんでした。途中で曳く人は交代しているようです。
5:50頃には朝日が昇り朝焼けがきれいになってきました。その時間には、せいじかわばし(川にかかった橋)の近くで、休憩をとっているのですが、道路がカーブになっていて朝日と朝焼けをバックにした4台のキリコが構図良く配置し、とても美しい光景でした。当日の朝日と朝焼けは格別に美しく、地元の人が何十年も祭りをやっているが、こんなに朝日と朝焼けが美しい寺家キリコ祭りは初めてだと言ってました。
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休憩の間に、地元の人が話していたのが聞こえたのですが、キリコの組み立ては毎年、当日朝に須須神社で組み立てられるのですが、今年は前日の夜から当日朝まで雨天だったので、キリコ巡回をするかどうか迷っていて、お昼に雨があがってから、キリコを組み立てる決断をしたそうです。
ちなみに寺家キリコ祭りは、毎年天気に恵まれず、キリコの雨よけの幕を使わなくてすむ年は、ほとんど無いそうです。
6:20に、せいじかわばしを出発し6:50に須須神社前にキリコが到着しました。
7:20に一度、1台のキリコが鳥居の横を通って須須神社の参道に入ったのですが、ここで1人の人がクレームをつけて口論が始まりました。どうも神輿がまだ家を周り終わってないので、キリコが神社内に入るのは間違っているという事だったようです。
結局、キリコは須須神社の外に一旦出て、須須神社の前の通りを何度も往復しながら神輿が須須神社に入るのを待っていました。
7:40に神輿が須須神社の参道に入って、続いてキリコが須須神社の参道に入り、7:55に4台のキリコが須須神社の参道に揃いました。
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同時に約100mの長さに敷かれた藁に火をつけて2台の神輿が火の中を通りました。火のついた藁の上を走るのは熱いので、駆け足で通り抜けます。神輿が駆け抜けた後、地元の火から、藁の火が残っているから、もう一度戻るように促され、今度は逆方向に駆け抜けました。再び、地元に人から、もう一度通るように促され3度目の火の中の通る抜けが行われました。藁の敷かれた中間ぐらいの場所にいたので、両側から駆けてくる場面を見ることができました。
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5分間の火くぐりが終わると8:05から1台のキリコが須須神社前の広場に入り回転などの乱舞がはじまりました。すこししてから2台目のキリコが広場に入場し、2台一緒に乱舞を行いました。須須神社前の広場の最後のキリコ乱舞は2台ずつで行われ8:40には今まで乱舞していた2台のキリコは参道のほうに戻り、残りの2台のキリコと入れ替わって乱舞が続けられました。結局10:00ごろまで祭りは続けられたようです。
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8:50に須須神社を後にして歩いて10分の寺家漁協の駐車場に戻り帰りました。
キリコの巡回は、県道28号線の寺家漁協と三崎郵便局の間の範囲のようです。

寺家キリコ祭りを見終わって,国民宿舎 能登やなぎだ荘で入浴し帰りました。

蛸島キリコ祭りに行ってきた

蛸島キリコ祭りのキリコは特別に豪華で美しいと聞いていたので,明るい内に見ておきたいということで,金沢を早めに15:10に出発しました。蛸島キリコ祭りは9月10日と11日に行われますが,今回は11日が金曜日で狂言も行われるということで11日に行きました。
白尾から能登有料道路に入って能登空港ICに着いたのは16:45でした。
そのまま珠洲への標識に従って行きます。珠洲には以前,何回か行った事はあるのですが,その時より道路が随分整備されていて,ほとんど市街地を通らずに効率よく通れました。
珠洲市に入ると,今度は鉢ヶ崎海岸への標識に従います。蛸島に近づくと,狼煙への道と蛸島漁港への道に分かれますので蛸島漁港への道を行きます。
前もって駐車場の場所と,キリコの経路を聞いていたのですが,その説明によると駐車場の蛸島漁協への道とキリコの経路が重なっていたので自動車が入れるか不安でした。途中,祭礼のため自動車の進入をご遠慮願いますとの掲示もあったので,不安がいっそう深まりました。
前の自動車もそのまま入って行ったので付いていったのですが,とこに何事も無く,17:40に蛸島漁協の駐車場にたどり着きました。結局2時間30分で着きました。
蛸島漁協近辺には自動車を駐車できる場所がいっぱいあり,駐車場に関しては何も心配いらないようです。17:40よりキリコの巡回に同行したのですが,蛸島漁協への広い道路は通らなかったので,時間に関係なく蛸島漁協にはたどりつけるようです。
蛸島漁協に着くと太鼓の音が聞こえてきて,すぐ近くにキリコの行列がありました。蛸島キリコ祭りのキリコは日本一美しいと言われるだけに,装飾や絵は豪華で立派でした。
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蛸島漁協は高倉彦神社からも近いので駐車場としては本当に便利な場所に位置します。
キリコの行列は,最初に太鼓,次に神輿,その後にキリコの順に巡回します。キリコは14台巡回していました。太鼓も神輿もキリコも車輪がついたもので,移動はそれほど大変では無いようですが,ゆっくりゆっくり休みながら巡回します。
先頭の太鼓は,早く移動できないように前に座ったりして通行を妨害しているような感じです。
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19:35に濱田漁業の前で,すべてのキリコが勢揃いして休憩します。その間もキリコの上の太鼓は打ち続けられます。
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19:55に濱田漁業からUターンして高倉彦神社へ向います。その間も急ぐことなく,ゆっくりゆっくり巡回を続けます。
高倉彦神社はどうなってるのかと,21:20に先回りして見に行くと,すでに3台のキリコが到着していました。このキリコは他のキリコと別行動をとっていたようです。
3台のキリコは1台ずつ担いで乱舞を始めました。
町内巡回の時には車輪をつけて移動しますが高倉彦神社の境内では担ぐようです。担ぐ時には人数も増えて1台を50人程度の人で担ぎます。この時には他の町の人も一緒に手伝うようです。
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21:40にもなると高倉彦神社の境内も人が増え,ざわざわしはじめます。
高倉彦神社境内の舞台で蛸島キリコ祭りの人気演目の狂言が始まるのです。狂言は3人の二十歳の男性によっておこなわれます。
予定ではキリコが全部,高倉彦神社に勢揃いしてから狂言が始まるのですが,町内を巡回しているキリコが遅れていたので,予定の時間(22:00)になると狂言が始まりました。
22:10に口上が始まり20分間,昔言葉で話し続けます。その後,跡取り息子と船頭とのかけあいが続き,ちょうど1時間たって23:10に狂言が終わりました。狂言には動きは少なく,同じ動きを何度も繰り返すのが印象的でした。
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高倉彦神社の舞台の裏手には1箇所トイレが設置されているので,見学者も利用可能でした。
狂言が終わると,高倉彦神社の外で待機していたキリコが入場し始めるのですが,ここでも,ゆっくりゆっくり移動するので先頭の太鼓が高倉彦神社の鳥居をくぐったのが23:30でした。
キリコは高くて鳥居をくぐれないので迂回して高倉彦神社に入ってきます。
キリコは1台ずつ神社に入ってきて,担いで乱舞します。
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24:40すべてのキリコの乱舞が終了して,1台ずつ自分の町に帰って行きます。

駐車場に戻ると,少しずつ雨が降ってきました。雨は朝まで降り続きました。
朝に高倉彦神社近辺の位置関係を確認するために散歩をしてきました。空き缶やタバコの吸殻が置きっぱなしで,結構ちらかってました,寺家祭りは夕方から始まるので,珠洲と曽々木近辺で行った事の無い観光スポットを周ることにしました。

八朔祭礼に行ってきました

昨日,志賀町富来の八朔祭礼に行ってきました。インターネットとか見ると八朔祭りと読んでいるのですが,地元の看板や書類には八朔祭礼と書かれていたので正しくは八朔祭礼なのだと思います。毎年8月第4土曜日と翌日の日曜日に開催されているようです。
前もって志賀町の商工観光課に問い合わせしたら,経路の地図と,予定の日程表(詳細な時間が書かれている)をFAXしていただけました。
本当は八朔祭礼は1日目の土曜日に行って,気が向いたら2日目の日曜日も楽しもうと思っていたのですが,1日目と同じ日に能登町鵜川のにわか祭も行われることになり,にわか祭と八朔祭礼の両方とも見ようということで,八朔祭礼は2日目の日曜日に行くことにしたのです。
能登町から中島経由で富来に入る場合は,八朔祭礼の巡路を通らないといけないのですが,車両通行止めになっていないか心配でした。10:30頃に通ったら8月29日から30日まで車両通行止めの表示があったのですが,時間が書いてなく,前を走っている自動車がそのまま通って行ったのでついていきました。途中神輿を担いでいるのに遭遇しましたが,なんとか通り抜けることができました。
神輿が住吉神社を出発するのが14:30ということなので,とぎ温泉センターで入浴することにしました。とぎ温泉センターは増穂浦海水浴場・キャンプ場の近くにあり観光としても便利です。料金は370円と安いのも魅力です。
浴槽は大きなものが1つだけの浴槽でしたが気持ちの良いお風呂でした。
ソファーのロビーと,かなり広い座敷の休憩室がありました。新聞をゆっくりと読むことができました。
とぎ温泉センターを出てショッピングセンターアスクで食料品を確保して,志賀町市役所富来支所に自動車を駐車しました。志賀町の商工観光課からは駐車は志賀町市役所富来支所か,道の駅周辺でしたらよいということだったのですが,道の駅とぎ海街道に駐車すると,道の駅の利用者に迷惑かなと思い,少し遠かったのですが志賀町市役所富来支所で駐車しました。志賀町市役所富来支所では土日は休日ということで駐車場は空いていました。帰る時にはほとんど自動車が停まっていませんでした。
12:30に住吉神社に行きましたが,神輿も人もまだそれほど集まっていませんでした。
住吉神社の付近を散歩していたら,神輿を積んだトラックが神輿を下ろしている現場に遭遇しました。神輿をトラックで運ぶという発想が無かったのでびっくりしました。国取り物語の曳山も見ることができました。この曳山はキリコや神輿のように決まった経路を巡回するのではなく,子供たちが大勢で長いロープを引っ張って,そのあたりを移動するだけのようです。途中,キリコや神輿と合流する場面もあります。
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その後,住吉神社で待っている時に,ブログをやっているという地元の祭り好きの人から話が聞けて八朔祭礼は,特にクライマックスは無くキリコや神輿が順序良く巡回し順番に乱舞する祭りだということでした。中島町のお熊甲祭も見る価値があると聞いて,今度行くことにしました。
13:15頃から神輿が集まりだし,13:45から神事が行われました。14:12に全ての神輿が集まり,14:15に子供たちによる太鼓の演奏が始まりました。太鼓を演奏する子供は女の子のほうが多かったです。
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14:30に太鼓の演奏が終わり,住吉神社内を神輿の太鼓が1台ずつ乱舞して順々に住吉神社を出て行きます。住吉神社内では2台の神輿が同時に乱舞するという光景も見られたようです。
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神輿と太鼓はセットになって住友神社を出て海浜の方に向います。
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15:00から神輿や太鼓が集まり始め長い休憩にはいります。神輿は全部で11台ありました。過疎化の影響も有り神輿の数も段々減ってきているそうです。
15:35分に浜を出て,富来の市街地の巡回が始まります。神輿や太鼓と一緒に周り写真を撮っていたら,祭りの人からお酒を勧められましたが,自動車で帰らないといけない旨話して丁重にお断りしました。神輿や太鼓の巡回時に祭りの人達はビールやお酒やその他の飲み物を飲んだりするのですが,ゴミ収集のための曳き車も巡回しゴミを残さないようにしていました。
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17:00サラダ館前からキリコが合流しはじめます。キリコは先回りして,領家の大鳥居のところに集結しお弁当を食べて神輿が来るのを待ちます。キリコは完全に車輪付のものとか、車輪を簡単に外せる組み立て式のものとか、全く車輪が付いていないものとかバラバラです。車輪が外せるキリコは領家の大鳥居のところまでは車輪付きで移動して、大鳥居のところで車輪を外して、富木八幡神社まではちゃんと担いで行くようです。
キリコの関係者の人の話も聞けたのですが,八朔祭礼の1日目はキリコが主役で,2日目は神輿が主役なので,2日目の今日はキリコの数が少ないということでした。最終的には約10台のキリコが巡回したようです。
神輿を担ぐのは男性だけですが、キリコは女性も担いでいました。西海祭りでキリコを担いでいた女の子が八朔祭りにも参加していたようです。どこも人集めに苦労されているようです。
キリコは18:30に灯りがともり領家の大鳥居を出発しました。
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神輿は17:50、最初の神輿が領家住宅バス停近くに到着し食事休憩に入ります。その後キリコが待機している領家の大鳥居に合流し18:30に最初のキリコが出発するのに続いて一緒に富木八幡神社を目指します。
途中休憩をしながら最初のキリコが富木八幡神社に着くのは21:45でした。
富木神社へ入る前には神社の鳥居の前で、1台ずつの乱舞が行われ、大きなキリコは何度も入場を試みながらその度に戻引き返しなかなか入場しません。八朔祭礼には特にクライマックスという場面は無いのですが、一番の見所と言えるのかもしれません。
キリコや神輿は鳥居を潜らず、横の坂を登って神社の境内に入場します。神社の境内では1台ずつ乱舞をして神社の拝殿を伺います。乱舞は次のキリコや神輿が来るまで続けられます。神社の境内の乱舞を見る一等席は神社内の階段を登った欄干の部分ですが、さすがに部外者は入りにくく、獅子の石像の横(神社から離れている側)に待機しました。この場所は獅子の石像があるため、これ以上はキリコや神輿が迫って来ないし、3脚を一番縮めると石台に立てられるので撮影には便利でした。
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この時期の夜は結構寒冷え込むので,半袖のシャツだけというのは,かなり寒いです。半袖だけの見学者もけっこういましたが,とても寒そうにしてました。長袖のシャツと薄いジャケットを着てちょうど良いくらいです。
八幡神社に全ての神輿が揃うだけでも2時間くらいかかり八幡神社での乱舞は延々と3時過ぎまで続くということですが、翌日は仕事なので22:50に八幡神社を後にしました。
八幡神社から50分かけて市役所支所の駐車場に戻りました。八幡神社から市役所支所まで近道はあるようですが、地理に疎いので仕方ありません。
途中、八幡神社へ向かう地元の人が何人もいました。最初のほうに八幡神社にキリコや神輿で着いた人は、1度自宅へ戻って休憩してから再び八幡神社へ戻っていくようです。

にわか祭に行ってきた

昨日は能登町鵜川町のにわか祭に行ってきました。にわか祭は毎年8月24日に開催されるということで月曜日なので行くのを断念してたのですが,今年から8月の最終土曜日と翌日の日曜日に開催されることになったので,急遽出かけることにしました。
そういう訳で,ホット石川をはじめ多くのサイトで8月24日開催と紹介されていて混乱が起きていたようです。
金沢を16:30に出発し,能登有料道路で穴水まで行って,夕食を食べて朝食の買出しをしました。穴水の夕食は2軒の内どちらかと考えていたのですが,両方ともお昼がメインみたいで営業していませんでした。穴水からは国道249号線で鵜川まで30分で着きました。穴水から鵜川までには瑞穂町で1軒コンビニがありました。鵜川の町中でも食品のお店(江川ストア)は鵜川祭の当日遅くまで営業していました。
前もってインターネットで鵜川祭2009年のポスターで駐車場を調べていたので,旧JR鵜川駅付近に駐車しました。特に臨時駐車場の看板やにわか祭の表示は無かったようなので事前調査しないで行くと戸惑うかもしれません。鵜川中学校や鵜川小学校とかには臨時駐車場の看板があったのかもしれません。
鵜川についたのは19:00でした。徒歩で10分くらいでキリコ(にわか)の集合地である菅原神社に着きました。鵜川町中心部には18:00からは車両通行止めになっていました。
菅原神社前の広場にはすでにキリコ(にわか)が揃っていました。菅原神社では露天も出ていて祭り一色と言う感じです。キリコ(にわか)には発電機が取り付けられていて,その電気で灯りをつけているようです。
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21:00までキリコ(にわか)は動かないということで時間がいっぱいあったので,いろんな条件でデジカメ撮影してみました。夜の祭りをシャッター時間優先で撮影するのは今日が初めてなんです。
キリコが静止している時にはASA400で1秒が実際に見ているのと同様な写真が撮れるようです。但し,人間はぶれてしまいます。
予定によると花火が20:00から始まるということで20:00に近づくにつれ花火目当てのカメラマンが増えてきてあちこちで三脚を立ててました。菅原神社の鳥居辺りからだと花火をバックにしたキリコ(にわか)が撮れます。方向的には菅原神社に向って左側の方がキリコ(にわか)の真上に花火が見えるように撮れます。
予定では花火は20:00からということで20:00に合図の花火は上がったのですが実際には20:45から花火が始まり15分程度かなり密度の濃い打ち上げでした。
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花火の写真は,花火モードで撮影すると花火は綺麗に撮影できますが,キリコは明るすぎてまともに撮影できていませんでした。ISO100で8秒(DMC-FZ28で最長の設定)シャッターを使い,不必要な時間は黒い遮蔽物でレンズを塞ぎ,必要な時間だけ黒い遮蔽物を避けるという方法を用いるとキリコも花火も綺麗に撮れていました。
花火が終わりいよいよキリコ(にわか)の出発です。21:00から21:15まで順々にキリコ(にかわ)が出発し町内を巡回します。キリコ(にわか)は車輪がついているのでかなりスピードが速いです。
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町内を巡回して22:20に再び菅原神社に戻り,22:40までキリコ(にわか)が1台ずつ広場前で回転の乱舞をします。
すべてのキリコ(にわか)の回転乱舞が終わると,今度は23:00まで逆の順番でキリコ(にわか)が1台ずつ広場前で回転の乱舞をします。
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菅原神社前の乱舞が終わると再び町の方に入り海瀬神社に向かいます。
途中23:10から23:30まで鵜川大橋をキリコ(にわか)が渡っていきます。
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23:40には海瀬神社にキリコ(にわか)が集合し24:20から海瀬神社前の広場でのキリコ(にわか)の乱舞がはじまりました。
海瀬神社の広場では周りをキリコ(にわか)が少しずつ回り,奥に位置するキリコ(にわか)が海瀬神社に向って突撃し,待機しているキリコ(にわか)直前でストップし前部を下げて後部を上げるように傾けてその後,前後に揺さぶるという乱舞が延々と続きます。キリコ(にわか)には太鼓や笛を演奏する人や子供たちが乗っているのですが,乗ったままで傾けたり揺さぶったりするので乗っている人はジェットコースターに乗っているような感じです。
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広場では,広場いっぱい大周りするので,ぼーっとしてるとぶつかりそうになります。広場に隣接して神社側に1mほど高くなっている土地があったので,そこの最前列に低めに三脚をたてて折り畳み椅子に座って撮影してたので,かなり良い条件で撮影できました。あまりキリコ(にわか)が動いていない時には1/5秒でISO800とISO1600で撮影すると実際に見ている感覚と似た感覚で撮影できました。動いている時には1/60秒と1/125秒でISO800とISO1600で撮りました。動いている時にはフラッシュは必須です。フラッシュは一番光量の多い条件で撮影しました。
途中で祭りの人にお酒を勧められましたが,自動車で帰らないといけない旨説明し,丁重にお断りしました。
3:00になると徐々に,みんなが帰って行きキリコ(にわか)を海瀬神社前の広場に置いたまま祭りは終了します。翌日にも祭りはあるようです。
この時簡になると結構寒くなります。長袖のシャツを着ていても寒かったので薄いジャケットも着ました。

3:20に駐車した鵜川駅前に戻り車中泊をしました。寒かったのでシュラフにくるまって寝ました。
6:00に起きて県道37号線を通って25分で道の駅桜峠に着きました。県道37号線は林道とまではいきませんが,途中狭いところもあり,慣れない人は夜に利用するのは危険です。
道の駅桜峠では時間外でもインターネットができました。メールのチェックと掲示板のスパム投稿処理をして,この原稿を作成しました。途中,パソコンの電池切れになりましたが,先日買ったAC/DCカーインバーターを利用しました。デジカメの充電池の充電もしました。AC/DCカーインバーターは便利なものです。
前日買っておいたお弁当も食べました。
トイレと歯磨きでも利用させていただきました。男性用の大便用トイレ2つのうち1つが,凄く汚れていました。せっかく利用させてもらっているのですから綺麗に利用すれば良いのにと悲しくなりました。トイレットペーパーで綺麗にしようと試みたのですが,うんちがこびりついて乾いていたので断念しました。道の駅を運営する人の苦労の一端を伺い知る事になりました。
結局3時間以上滞在しました。
9:00から開店なので,開店してからお土産やブルーベリーソフトクリームを購入しました。道の駅の人に,インターネット使わせていただいたことにお礼を言いました。