2010年4月15日
以前から白山の高山植物を見に行きたいと思っていたのですが,初心者向けの白山登山をつきあってくれる知人がいなくて,一人で登山する勇気も無かったので行けなかったのですが,今日,図書館に行って貰ってきた「いしかわ県民大学校」の受講案内に,花の時期の白山登山を案内してくれる企画があって,これならひとりでも行けると思い連絡をとってみました。
そしたら,交通機関や宿の手配は各自が行って登山時と下山時の案内をするという企画でした。白山に登った後は,現地で案内してくれる人が別においでるということでした。すべて無料でやっているとのことです。こういう活動を全部ボランティアで行っているというのですから凄いことです。特に申し込みなどは必要なく,当日別当出合に出発時間に集合するだけとの事です。
とにかく宿泊の手配をしなくては何もはじまらないということで調べていたのですが白山室堂の予約も南竜山荘の予約も4月1日から始まっているようです。もう遅いかもしれません。明日電話してみます。
2010年4月16日
白山室堂と南竜山荘へ電話しました。
第一希望の7月24日は白山室堂と南竜山荘ともに予約でいっぱいでした。
第2希望の7月31日は白山室堂は満室で南竜山荘は少しだけ空いていたので予約しました。
南竜山荘でもアルプス展望歩道でご来光が見れるようですし,高山植物も多いようなので楽しみです。
ちなみにインターネットでも予約情報は調べることができるようです。
白山室堂の予約状況 南竜山荘の予約状況
南竜山荘のほうは1泊2食で7600円(素泊まり4900円)ということです。白山室堂は1泊2食で7700円(素泊まり5100円)です。
両方とも4月1日の朝9時から電話予約のみ受け付けているようです。
「いしかわ県民大学校」の企画は白山室堂と南竜山荘の場合で別に出発するのですが,南竜山荘の場合は別当出合の休憩舎を8:00に出発で,翌日は南竜山荘を9:00出発というスケジュールです。
白山室堂の場合は別当出合の休憩舎を7:00に出発で,翌日は室堂を9:00出発というスケジュールです。
白山まで自動車で1人で行くのは不経済です。
この時期はマイカー規制で市ノ瀬~別当出合間はマイカー規制が行われ,市ノ瀬で駐車し別当出合まではシャトルバス(約20分間隔 片道400円)を利用することになるようです。別当出合へは2時間30分はかかりそうなので,自宅を5時に出発しなくてはいけないようです。
北鉄の登山バス(北鉄片道2000円)というのも運行されているようです。運行ダイヤを見ると金沢駅5:30出発で別当出合7:40着になってました。他の便は金沢駅6:45出発で別当出合8:55着,金沢駅7:30出発で別当出合9:45着です。
「いしかわ県民大学校」で白山室堂の場合はバスでは間に合いません。
帰りは別当出合11:30出発で14:00金沢駅着,別当出合13:30出発で16:00金沢駅着,最終便が別当出合15:30出発で18:00金沢駅着でした。
2010年4月19日
今日,白山通の知人と話をしてたら,8:00に別当出合だと駐車場が満車で,手前1kmくらいのところで駐車しないといけなくなるとのことでした。そういうことなので自動車で行くのを断念してバスで行くことにしました。
7月24日の室堂・南竜山荘は現在満室ですが,6月に入るとキャンセルがでて予約できることがあるということなので,時々チェックしようと思います。やっぱり7月24日のほうが花を見るには良いそうです。
今日確認したら,7月31日の南竜山荘も満室になっていました。
2010年6月27日
6月に入ってから,南竜山荘の空き室が時々出るようになってきたのですが,6月25日付けの更新で室堂の7月24日に空き室が出てました。
今年は全体的に季節が遅れ気味なので,ちょっと迷うところです。ホームページのためのレポートということでしたら室堂もほうが一般的で良いのですけど。
夕方に見たら7月24日が再び満室になっていました。迷っていたのですが,今年は季節が1週間程度遅くなっているので,日程は7月31日にしたいと思います。7月31日の室堂が空いたら申し込みしようと思います。でも室堂だと白山登山を案内してくれる企画の登山時間に間に合わせるにはバスで行けません。やっぱり迷います。
2010年7月15日
白山を1年に何度も行っている知人の話では今年の高山植物の見頃のピークは7月26日くらいでないかと言っていました。
7月14日付更新の室堂で7月31日の空き室がでてました。ちょっと迷ったのですがホームページ作成にはメジャーな白山室堂のほうが良いと思ったので白山室堂の予約をしました。南竜山荘の予約はキャンセルしました。
予約受付9:00には通話中でつながりませんでしたが,何度もかけなおしてなんとか繋がりました。
白山室堂まで案内してくれる企画を利用する場合には別当出合の休憩舎を7:00出発なので自動車で行かなくてはいけません。ちょっと不経済です。
白山室堂の空き室状況は,お昼には,満室になっていました。
バスだと別当出合まで2時間10分かかるので自動車だと市ノ瀬駐車場まで2時間,市ノ瀬駐車場が満車で離れた場所に駐車したときのロス時間が最悪20分,市ノ瀬駐車場から別当出合までのシャトルバスが10分程度でバス待ちが最悪20分と考えると金沢を4:00過ぎに出発しないといけません。前日にも睡眠薬を飲んで早く寝ようと思います。
「いしかわ県民大学校」では白山室堂に着いた後も,室堂周辺の自然観察会というボランティアの企画があります。
室堂周辺の自然観察会は山頂に日の出後に集合というのと,室堂に15:00集合,室堂に16:00集合で各40分程度の散策だそうです。帰りは室堂9:00出発です。
持ち物
着替え(下着,靴下,長袖Tシャツ,ズボン),帽子,長袖Tシャツ,手袋,運動着ズボン,ヒートテック上下,フリース,カメラベスト,デジカメ(Optio M10,X70),薄いジャケット,リュックサック,小型三脚,タオル3枚,歯ブラシ,携帯電話,携帯電話用イヤホン,ティッシュペーパー,財布,メモ帳,ボールペン,名刺,ハンカチ,雨具上下,資料,睡眠薬,下痢止め,食料(初日昼食,予備分),お菓子,栄養ゼリー,ペットボトルお茶500cc2本,湿布薬,LEDヘッドライト
2010年7月20日
連休に白山へ行った知人に話を聞いたら,駐車場は早朝から凄い混雑だったということでした。5時過ぎから満杯状態だったということでした。連休の2日目なので前日の人の自動車もあったからだということもあったようです。シャトルバスの混雑状況も凄かったということです。
高山植物は18日ですでにピークに近くなっているということでした。7月31日より7月24日のほうが良さそうです。
知人の手のひらが凄く日焼けしていたので,日焼け止め対策は必須のようです。
ご来光を見に行くときは防寒衣やヘッドライトが必須だそうです。
2010年7月21日
7月20日(AM)更新の白山室堂で7月24日の空き室がでてました。24日,25日に他の予定を入れてなければ変更するところですが,今回は諦めて7月31日にします。
2010年7月22日
7月22日(AM)更新の白山室堂で7月24日,31日ともにの空き室がでてました。ギリギリでもなんとかなるものですね。
白山室堂のページを見たら,NPO法人ネイチャープロジェクト白山 ・ 白山観光協会の企画で 白山登山企画 「白山に登ろう!」 とうのもあるようです。定員20名で
1日目 9:00 別当出合集合 ~ (砂防新道) ~ 黒ボコ岩 ~ 15:00 室堂到着(自由行動)
2日目 早朝、山頂で御来光を見て、お池巡りをして、室堂で朝8:00室堂発 ~ (エコーライン・砂防新道) ~ 12:00 別当出合到着(各自解散)
という内容です。こちらでしたらバスでも行けそうです。
但し,期間は8月下旬~9月上旬なので高山植物の見頃の季節とは外れています。
2010年8月1日
白山登山に行ってきました。前日の7月30日に睡眠薬を飲んで20:30に寝ました。すぐに眠る事ができました。
2:30に起きたので予定より早めに3:20に出発しました。吉野家の牛丼を食べて,コンビニでオニギリ3個と予備の食料としてレーズンパンを購入しました。
5:15に市ノ瀬に着きましたが,駐車場はかなり混雑していました。週間天気予報や当日の天気予報を見て,完全に安心しきっていたのですが,小雨が降っていました。一応は雨天のための準備はしておいたのですが,あくまでも一応という程度だったので,愕然としました。初めての登山で,しかも1人での登山ということだったので心細くて,かなり迷いました。
宿泊の予約もしてあった事ですし,高山植物の見頃は短いので,行くことにしました。「きまっし金沢」の取材では天気は大丈夫という根拠の無い自信もあったのですけど。
100円ショップで買ったレインコート上下を着てバスに乗りました。シャトルバスは20分間隔ということでしたが,高山植物の見頃の週末という超混雑期はバスの本数が多く,お客がいっぱいになる度に出発しているようです。市之瀬から別当出合まで20分かかって6:00に別当出合に着きました。
別当出合はトイレや水場がたくさんあり,自動販売機もありました。清涼飲料水は160円です。
白山室堂行きの自然観察会の集合時間の7:00までには1時間ありましたが,トイレを済ませて待つことにしました。
別当出合で歩いていたら滑ってしまって,靴の選択を間違ってしまったことに気づきました。靴はアシックスのハイテラックというタウンウォーキングシューズで足の負担を軽減する性能は抜群ですが滑りにくいという意味では物足りないのです。
しばらく待っていると雨がやんできたのでレインコートを脱いだのですが内側がかなり濡れていました。安物のレインコートは通気性がないので,汗が蒸れて水分が溜まるんです。
登山をする時はレインコートと靴はちゃんとしたものを選ばないといけないということを痛感しました。先が思いやられます。
7:00まで待っていたのですが,自然観察会の案内が無く,それらしい人もいなく別当出合の休憩舎の事務所も開いていなかったので聞きようも無く,仕方なく団体さんに行き先が白山室堂であることを確認して付いて行くことにしました。室堂に行くのに最も一般的な砂防新道を通って行くということでした。
20分ほど歩くと急な斜面になり,白山が整備された山だといっても大変だなあっと感じました。
途中,花を見つけては写真を撮ったりして遅れたりしたり,お先にどうぞと言われたりして,結局,1人での登山になってしまいました。
7:40に中飯場(休憩舎)に着き10分間休憩しました。
中飯場を過ぎると,いろいろな高山植物が見えるようになってきました。
9:00にテーブルのある休憩所にたどり着いたので,10分ほど休みました。
その休憩所は甚之助避難小屋のすぐ下に位置し,5分歩いてまた甚之助避難小屋周辺でオニギリを1個食べて15分休憩しました。
甚之助避難小屋で1人で来ている人と話をしたのですが,今日の予定は決まっていなくて,途中で帰るかもしれないし,白山室堂に泊まるかもしれないし,南竜山荘に泊まるかもしれないと言っていました。両方の宿舎に予約しているのですかと聞くと,行けば何とかなると言う事でした。びっくりしました。今日は両方とも満室ですよと言うと,登山者を遭難させるわけにはいかないから,廊下でもどこでも,なんとかして泊めさせてくれるというのです。
9:30に甚之助避難小屋を出発し9:50に白山室堂に向かう道とエコーラインや南竜山荘に向う南竜道との分岐点に着きました。ここでも10分間休憩しました。
白山の室堂と南竜道との分岐点への道でも登って行くごとに新しい高山植物に出会えます。
白山の室堂と南竜道との分岐点からしばらく歩くと足の付け根が痛くなってきました。最近,長距離を歩くと痛くなるのです。
白山の室堂と南竜道との分岐点から10分ほど歩くと,狭い道で片側が絶壁みたいなところがあり,怖かったです。高所恐怖所なので足がすくみ,へっぴり腰で通りました。
このあたりまで来ると,白山特有の高山植物に出会うことができます。
狭い道で片側が絶壁みたいなところを我慢してしばらく歩くと,斜面がお花畑になっている場所がありました。霧が多かったので近くからは撮影できましたが,お花畑を広く撮ることができませんでした。別当出合を出たところから,いたるところで高山植物は見えるのですが,ちょっと咲いている程度で大量に咲いているところは,ここが初めてでした。
お花畑を過ぎても細い道で下側が崖に近い急斜面になっている地点が続きました。
恐々と下が崖になっている側とは反対側を通っていたら,斜面にリュックサックがあたって,幅の広いリュックサックを持ってきた事に後悔しました。着替えやら食物やらいっぱい入るので大きなリュックサックを持っていったのですが,他の人の持っているリュックサックを見ると,みんな縦長のリュックサックを持っていました。しかも持っていったリュックサックは肩に全ての重量がかかってくるタイプのものだったので肩も痛くなってきました。登山に行くときには,縦長の登山用のリュックサックを持っていくのが良いです。
将来的に登山する事があるかないかは別にして,靴,雨具,リュックサックは登山に適したものを持っていくことを強くお奨めします。ただでさえ,登山に馴れていなのに,道具が登山に不向きだとそれだけ過酷な登山になるということです。
途中で延命の水を飲みました。延命の水はちょろちょろしか水が出なく,コップいっぱいになるまで時間がかかります。
10:55に黒ボコ岩という巨大な岩のある広くなっている地点に着き10分休憩しました。ここでもオニギリを1個食べました。
11:05に黒ボコ岩のところを出発すると最後の急斜面が待っています。
白山室堂に近い板の通路のところまで来ると,クロユリなど植物がいっぱい咲いていました。霧が多かったので,白山室堂のすぐ近くになってやっと到着したことが判りました。
11:30白山室堂のビジターセンターに到着しました。うすい霧がかかり周りが何も見えないので,白山室道のビジターセンターの宿泊予約が始まる12:00まで,館内で待つことにしました。オニギリが1個残っていたので食べました。霧が出ていて景色はいまいちでしたが,気温が低かったので登りやすかったし,雨にも降られずに済んだので結果的に良かったのかなあって思いました。白山からAU携帯電話をかけてみましたが,電波の届く範囲外で繋がりませんでした。白山室道のビジターセンターには公衆電話はあります。
12:00を過ぎてしばらくして受付をしました。支払いをして部屋に案内されました。
白山室道には4つの宿泊棟があり,受付順に男性も女性も関係なく部屋を割り振られるようです。食事券もその時に渡され,夕食券には夕食の時間帯が書いてありました。16:40から17:00が割り当てられた時間帯でしたが,こちらも受付順で早く受付した人は早く食べるようになっているようです。
御前荘という宿泊棟に案内され,ベットの寝る位置を指定されました。宿泊棟には雨天のみ乾燥室が稼動して備え付けのハンガーに乾燥する衣服をかけて乾燥します。大勢の人が利用するので,衣服が乾いたら早めに取り込むよう言われました。身体が冷え切った人は,乾燥室に入って暖をとっても良いようです。高山植物の見頃の週末は混雑してハンガーが足りなくなるので心配な人はハンガーを持っていったほうが良いかもしれません。
宿泊の部屋は両側2段ベットで40人部屋と100人部屋がありました。早めに受付すると2段ベットの下を利用でき,遅めの人は上の段を利用することになるようです。
1人分の幅は60cmです。枕と毛布が2枚用意されていました。枕元に荷物の置く場所が2段になっています。下の段の人はリュックサックは足元の通路に置いていました。そういう訳で早めに宿泊受付をしたほうが良いようです。消灯は20:30だと説明があり,朝は8:00に片付けに来るので,それまでに部屋をあけておくように言われました。
水場や,トイレは宿泊棟の外に,ゴムサンダルを履いて行きます。トイレは男女別にわかれていて数も多いのですが,朝などは大便の場所は行列になります。大便は当然水洗トイレではなく,お尻をふいたトイレットペーパーは前においてある四角い箱に入れます。朝には前に使った人のお尻を拭いた使用済みの紙が山盛りになります。大便が終わると足元のボタンを数回押すよう説明書きがありました。
15:00から室堂付近の高山植物の観察会があるのですが,それまで何もすることがないので,横になっていました。他の人も横になったり,眠ったりしてました。同室には家族連れや,女性同士の人や,単独の男性とかさまざまな人がいました。
それほど眠くなかったので,同室の人と話をしてたのですが,徳島県や島根県や福井県や埼玉県など,いろんなところから来ていたようです。県外の人は,いろんな山を登っているけど,白山ほど登山道が整備されている山は無いと言っていました。これで,よく整備された登山道ってことなら他の山への登山は,とても出来ないと思いました。
15:00の高山植物の観察会を待っている間に雨が降り出し高山植物が見えるか心配になりました。15:00に宿泊棟にも高山植物観察会のアナウンスが放送され,雨も極めて弱くなっていたので出かけました。集合場所の室堂前の神社で,自然観察会の人を見つけ,今朝は別当出合から室堂への案内は無かったのですか?と聞きました。そしたら,自然観察会の人は7:20頃に別当出合に着いて8:00頃まで待っていたというのです。元々,県外の人でバスを利用した人を案内するという意味合いもあるので始発バスに乗っても間に合わない時間設定することは無いというのです。通常は8:00前に出発するそうです。
いしかわ県民大学の紹介内容に誤りがあったようで,今まで,そんな掲載があったということを自然観察会の人も全然知らなかったということでした。
特に事前申し込みも無く,現地集合なのに時間を間違えて掲載するなんて,あまりにも無責任です。石川県のする事はあてになりません。ちなみに,いしかわ県民大学は石川県教育委員会の管轄のようです。
今朝の経緯を説明すると申し訳無いと謝っていただいて,明朝の下山時にはお願いしますと頼んでおきました。時間の確認をすると,いしかわ県民大学の紹介では9:00だったのですが,もう少し早めになるかもしれないけど,ちゃんとアナウンスをするので安心してくださいということでした。
室堂近辺の高山植物観察会は35分間程度で,霧があって気づかなかったのですが,室堂ビジターセンターのすぐ近く(神社の裏から南側一帯)に高山植物のお花畑がありました。
いろんな種類の高山植物を丁寧に説明してくれて,とても有意義でした。イブキトラノオやクロユリの臭いを嗅いでみましたが変な臭いがしました。クロユリは雌しべのあるのと雌しべのないクロユリがあって雌しべのあるクロユリは何年も咲いているクロユリだということなども教えてくれました。
白山の高山植物の見頃は今年は5日ほど遅くて例年は7月下旬から8月初旬が見頃のピークですが,今年は7月の終盤から8月の上旬が見頃になっているということでした。つまり週末では今週と来週が見頃のピークということでした。宿泊者も今日と来週の土曜日がピークということでした。ちなみに今日は室堂だけで640人の宿泊者がいて,明日でも500人の宿泊者が予定しているということでした。南竜山荘やテントでの宿泊者を含めると白山に1000人ほどの人が宿泊するということでした。来週の土曜日は,もっと宿泊者が多いということでした。午後の観察会は16:00からもあるので,16:00からの観察会は同じルートですかと聞くと,参加する人数によって決めるということでした。
16:00に再び近くまで行ってみたのですが霧がもっとひどくなっていて,とても高山植物を観察する環境に無かったので参加を断念しました。
食事の時間(16:40)になったので室堂ビジターセンターの食堂に行きました。食事前に缶ビール(500円)を買いました。缶ビールの缶は持ち帰らないといけないということでした。室堂の夕食はカレーライスだと家族から聞いていましたが,ゼリーのデザートまでついている,ちゃんとした定食で,ご飯と味噌汁はお替り自由でした。テーブルには漬物やふりかけやお茶のポットが置いてあって自由にとれるようになっていました。なかなか美味しい食事でした。白山の頂上近くまで食料を運び食事を提供していただけることに感謝しました。
食事を終えて,外へ出ると霧が晴れていたので,改めて,先ほど案内していただいたお花畑のコースを歩いてみました。お花畑の綺麗な風景を撮影できました。
18:00に宿泊棟に戻ると,もう寝ている人も多く,することも無いので翌朝のご来光に備えて寝ることにしました。歯磨きを済ませて,翌朝に備えてヒートテック上下を着て,フリース,ジャケット,カメラベスト,デジカメ,LEDヘッドライト,帽子を枕元に備えておきました。
翌朝はご来光が見えそうな時は4時頃に太鼓が鳴るとのことでした。ご来光の予定時間は4:58ということでした。ただ,人数が多いので4時過ぎに出発では頂上までたどりつけない可能性もあるということでした。
睡眠薬を飲んで,携帯電話の音楽を聞きながら眠ろうとしたのですが隣の人の鼾が半端じゃなく凄かったので,なかなか眠れずアルバム4枚分聞いてしまいました。最後は防音耳栓をして浅いながらも眠りつくことができました。
2:00頃に目がさめて,そのまま横になっていたのですが2:30ごろから周りの人がモゾモゾしはじめて,部屋を出て行く人もいたのでトイレにいってオシッコをしてうがいをしてきました。水場に居た人に今日は日の出が見えますかねと聞くと判らないけど空に星が出てますよと言っていました。確かに星がいっぱい見えました。
3:00にはリュックをかついで出て行く人も何人かいたので出発することにしました。
結構冷えていたので,上下ヒートテック,長袖Tシャツ,フリース,体操ズボン,薄いジャケットでも暑くはありませんでした。当然真っ暗なのでLEDヘッドライトをつけての出発です。
神社の前に行くと出発するグループがいたので着いていくことにしました。途中で休憩されて,お先にどうぞと言われて,先に行くことになりました。すぐに先ほどのグループが見えないほどに離れてしまいました。そこで気づいたのですが,前にも後にも誰も歩いている人が見えません。真っ暗な山の中たった1人で心細くなりました。空気が薄いせいか,重ね着しすぎたせいか息苦しくなって何度も休んで3:50に頂上に着きました。
頂上は風が強めでしたが,雲の上から山峰が出ていてオレンジ色の線が出来ているのがはっきり見えてご来光が見えるのだろうと期待できました。山頂に近い神社では,テントを張ろうとしている人がいました。山頂には,まだ誰もいなくてどこでも場所取りし放題でした。でも日の出がどちらから出るのかも判らないので場所取りのしようが無いです。人が来たので太陽がどちらから出るのか聞いたら室堂とは逆方向で山峰の見えるあたりかららしいと教えてくれました。
それで一番撮影しやすい場所に待機していました。次に来た人が白山山頂の杭の裏側に場所取りをしていたので,そちらのほうが良さそうですかと聞くと,風があたらなくて待機しやすいということでした。
確かに1時間も風に吹かれて待つのはきついということで移動しました。その場所は岩陰にかくれていたので風が当たらなく待っているのが苦になりませんでした。その時点の気温は13℃くらいでしたが,風が当たるので体感温度はかなり低く感じました。
4:10くらいまでは,人が少なくどこでも好きな場所を確保できる状態でした。時間がたつうちに霧が出てきて雲行きが怪しくなりました。日の出前から周りは随分明るくなってきました。
日の出があってから明るくなってくるのだと信じていたので意外でした。日の出近くなると神主さんが万歳のしかたの説明や日の出についての説明をしはじめました。今日は雲が厚いので実際の日の出は終わりましたが,日が出てくるのが見えるのは少し遅くなりそうだと言う事でした。霧が深くなって日の出が見えるのを諦めていた時に急に霧が消えだして真っ赤な太陽が少しずつ登っていくのがはっきり見えました。それと同時に周りの景色もはっきり見え出して,日の出を撮り終えてから池など周りの景色も写そうと思っていたのですが,日の出が終わると間も無く霧がかかってしまいました。その間5分程度でしたがまさしく奇跡のタイミングでした。本当にきまっし金沢の取材時には天気に救われます。神がかり的です。
日の出を待っている間に,霧が風に飛ばされてデジカメのレンズが曇りました。頻繁にカメラの曇りを取るためにレンズを拭いていました。デジカメのボディにもすぐに水滴がたまりました。
撮影が終わって周りを見渡すと凄い数の人が頂上に上がってきてて,身動きできない状態でした。せっかく頂上まで登ってきたのだからと霧が収まるのを待って,いろんなところの撮影をしようと思っていたのですがなかなか霧が消えなく諦めて下山しました。
頂上は5:35に出発して室堂に着いたのは6:15でした。
行く時は真っ暗で何も見えなかったのですが,室堂から頂上に上がる道にも高山植物が一杯咲いていました。
宿泊棟に戻って,トイレに行ったのですが大便のほうは凄い行列だったので断念しました。
食事は6:00から始まるので,朝食を食べに行きました。朝食もちゃんとした食事で,ご飯と味噌汁はお替りが自由でした。テーブルにはお茶のポットと梅干とふりかけと海苔の佃煮が置いてありました。
食事を終えて宿泊棟に戻り,しばらくしてからトイレに行きました。
室堂ビジターセンターに8:00に行き,自然観察会の人の下山の案内を待ちました。特にチェックアウトの手続は必要が無いようです。
他の人が下山するのを見てると,みんなしっかりした装備をしています。りっぱな縦長のリュックをして,リュックには濡れ防止のカバーをして,ちゃんとした登山靴はいて,登山ズボンをはいて,雨の心配が多そうだということもあって,りっぱな雨具を着て,やっぱりこうでなくてはいけないんでしょうね。子供たちは,運動靴にポンチョ(雨具),運動着の子がいたりするんだけど,引率の人は気を遣うんだろうなあって思ってしまいます。
どちらにせよ,登山って最初に装備を揃えるのにお金がかかります。
最初は100円ショップで買ったレインコートを着ていたのですが,登ってきた人の格好を見ていると,濡れている感じが無かったので,レインコートは脱ぐことにしました。外は寒そうだったので長袖のTシャツの上にヒートテックを着て,その上から薄いジャケットを着ました。
9:00になると室堂ビジターセンターの柱に自然観察会の垂れ幕が掛けられ,9:05過ぎに口頭で自然観察会の案内がありました。自然観察会の人は腕に腕章がかけられていました。
説明を聞いていると,今日は天気が悪く足元が滑りやすいので,観光新道は避けて,砂防新道で下山するということでした。自然観察会の人は途中休み無く下山するので,各自が自分の体力に合わせて自分のペースに合わせて下山するようにということでした。つまり高山植物を紹介するけど,下山はあくまでも自己責任ということでした。
9:10に室堂を出発し,最初は自然観察会の人のペースに合わせて下山していたのですが,斜面のお花畑の時に偶然,霧が晴れてきたので,写真を撮ることにしました。登りの時は霧でほとんど景色が見えなかったのですが,なかなかの景色です。斜面のお花畑も美しいのですが,登りの時は初めて見た高山植物のお花畑だったので感激も大きかったのですが,室堂でお花畑をたくさん見てきたので,この程度のものだったのかと,ちょっと感激が薄れていました。霧が晴れていたのは下山中では,この瞬間だけでした。本当にラッキーです。
そうこうしていると,遅れてしまったのでまたしても1人で下山することになりました。帰りは地面が濡れていたので,履いていた靴は滑りやすく気疲れしました。
甚之助避難小屋で休憩する事にしました。栄養ゼリーを食べました。つるつると飲めるので良い感じです。
1人で下山するのがイヤだったので,またしても団体さんについて行くことにしました。途中,休憩できる場所ではなるべく休憩をとって,予備の食料として持って行ったレーズンパンを1個ずつ食べました。食べ物を食べると,なんとなく疲れがとれるような気がします。
残り650mというところで,砂防新道の下りが急で危ないということで,下りは迂回になっていました。そうこうしながら,12:45に別当出合に着きました。足がおぼつかなかったせいか,釣り橋の揺れがいっそう怖くてロープをつかみながら恐々と渡りました。
バスが数台待機していて,時間とは関係なく,満員になりしだい出発していました。13:10に市ノ瀬に着きました。市ノ瀬ビジターセンターに入ってみると受付のところに白山登山のパンフレットがあったので貰ってきました。
ちなみに市ノ瀬ビジターセンターの開館時間が午前8時45分からなので,早朝に着くと市ノ瀬ビジターセンターでもパンフレットを貰えないのかもしれません。パンフレット架があるのだから,パンフレット架にパフレットを置いておけば早朝に白山に登山する人もパンフレットを入手できるのに,石川県の施設って利用者に優しくは無いです。
バスで直接別当出合まで行く時は,どのようにしてパンフレットを入手すれば良いのかなあ? バスの始発の時間になると別当出合でも事務所が開いていて,パンフレットを貰えるのかもしれません。別当出合にしても事務所があいていないとパンフレットを入手できないので利用者に優しくは無いです。
どこに駐車したのか覚えていなくて焦りましたが,なんとか自動車を見つけました。
帰りに日帰り温泉に入って行こうかと思っていたのですが,靴もズボンもどろどろだったので施設を汚すのがイヤだったので我慢しました。せめて自動車の中にサンダルでも入れておけば良かったと後悔しました。後で知ったのですが,市ノ瀬駐車場のすぐ横にある永井旅館でも日帰り温泉があるということなので利用すれば良かったと思いました。入浴料は600円のようです。
自宅には15:00に着きました。
2010年8月6日
月曜日から水曜日まで足がガクガクで階段の上り下りがまともに出来ませんでした。金曜日現在も右足ふくらはぎが痛いです。しかも風邪をひきました。
どうも登山は自分には合わないようです。
来年,白山の高山植物の見頃の時期にバスで出かけて南竜山荘で宿泊しようと思います。でも,それが最後の登山になりそうです。
登山道具をどうするか頭の痛い事です。