2015年4月1日
穴水の仕事のついでに、猿山峠の雪割草を見に行きました。最初の週間天気予報では曇り時々雨だったので、撮影には良いかなと思っていたのですが、段々雲行きがおかしくなってきて1日中雨になっていました。しかも降水確率100%です。穴水の用事が終わってから行くか行かないか決めようと思っていたのですが、雨は小雨ながら、濃霧がすごくって。でもなんとなく晴れるという変な確信があって、結局行くことにしました。
穴水から門前までは15分くらいで着くのでたいしたことは無いのですが、そこから猿山峠はかなり遠いです。自動車で30分ほどかかります。猿山峠には2回ほど行ったことがあるのですが、地図を見てもどの道を利用したのか思い出せません。カーナビだけでは心配だったのですが、道路のあちこちに標識があるので安心して行くことができました。カーナビは山の中とか辺境地はあてにならないのです。県道38号線から国道266号線を通って皆月海岸を目指して行くのが猿山峠に行くルートです。駐車場は随分広くなっていました。駐車場には自家用車は一台もおかれてなく、富山の観光バスが2台入っていました。つまり平日で、この天候で好き好んで猿山峠に行く人はいないということです。
猿山峠には12:00に着きました。猿山峠では環境保全協力金300円が徴収されます。こんな日にも徴収院がいるのかなと思っていたのですが、ちゃんと地元の人が複数人いました。雪割草の盗掘を防ぐ意味でも地元の人がいるのだと思います。300円を支払うと、散策マップを渡されました。猿山峠灯台をめざして歩いていくと、スミレやキクザキイチゲがたくさん咲いていました。
灯台を過ぎて、ちょっと進むと雪割草が群生していました。以前来た時にも感じたのですが、散策路から咲いている雪割草を撮影するのは難しいです。完全に開いていない花や、下を向いている花が多いのです。事前に、雨天でも雪割草の花は開くと確認はしてあったのですが、天候の影響もあったのかもしれません。
雪割草のほとんどは白色で、時々ピンクなどの色がついた雪割草が見えるという感じです。小雨で霧も酷かったので環境は悪かったのですが、なんとか撮影してきました。でもまた条件の良い日に撮影に来ようと思いました。
駐車場を出てから、戻るまで誰一人として人に会いませんでした。駐車に戻るまで1時間かかりました。
帰りに皆月にある間垣の集落の撮影をしてきました。以前に通った時には、規模はそれほどでもないと思っていましたが、改めて見ると、なかなかの規模でした。大沢町の間垣よりも規模が大きいかもしれません。地理的に地元の人か、雪割草の時期に猿山峠に行く自動車しか通らない場所なので知名度が低いのだと思います。こちらのほうも小雨と霧のため綺麗な撮影はできませんでした。
2015年4月4日
前回、天候が悪くて心残りだったのと、駐車場でいただいた散策マップを見ると猿山峠の雪割草群生地って3箇所あって全部見るには、仕事の途中で見るなんて不可能だと判ったので、再訪することにしました。今日の天気予報は降水確率0%でしたが、朝から怪しい天気だったので、ちょっと心配でした。朝7:45に出発して、猿山峠の駐車場には9:40に着きました。駐車場には自動車が1台しか停まっていませんでした。
猿山峠に着く頃には雲ひとつ無い晴天で、霧もまったくありませんでした。海を撮るには晴天が良いのですが、花を撮るには曇のほうが良かったのにと贅沢な事を考えました。
駐車場から灯台近くの雪割草群生地まで徒歩で20分ほどかかりました。
最初に灯台近くの雪割草群生地の撮影をしました。雪割草の数は、水曜日とそれほど変わっていませんでしたが、霧が無くて雨も降っていないので撮影しやすかったです。水曜日には目に付かなかったイカリソウやエンゴサクがたくさん咲いていました。
10:00頃から15分ほど撮影した後、深見の雪割草群生地に向かいました。いただいた散策マップを見ると距離的にはそれほど遠くないと思っていたのですが、歩けど歩けど深見の雪割草群生地には着きません。本当に雪割草群生地があるのかなと不安になりながら歩いていると、深見方面から歩いてきた人がいたので、このまま進むと、雪割草群生地があるのですかと聞くと、灯台付近より規模は小さいけど、雪割草が見えるところはありますよと言うので、頑張って行くことにしました。途中、急傾斜なところなどもあって帰りも大変だなあと思いながらなんとか、深見の雪割草群生地に着きました。結局、灯台近くの雪割草群生地から45分ほどかかり11:00になっていました。
深見の雪割草群生地には、赤やピンクの雪割草が多くて、白い雪割草は少なかったです。灯台近くは白い雪割草がほとんどだったので、苦労してここまで来たかいがありました。深見の雪割草群生地にも地元の係員がいて、いろいろ話をしました。今年は雪割草が咲くのが早くて、見頃のピークは10日前くらいだったようです。先週の土日は天気が悪かったので、21日22日の連休が一番良かったかもしれませんと言っていました。やっぱりヤマコレとかで、見頃がいつか調べておいたほうが良かったかな。深見登山口には駐車場はあるのですかと聞くと、駐車場はないけど案内人がいて、道路に駐車させているので大丈夫と言う事でした。門前に入ってから、猿山峠に着くまでに自動車で30分ほどかかる事を考えれば、深見の雪割草群生地と灯台近くの雪割草群生地の両方を見るなら、深見に駐車したほうが良いですねと言うと、但し深見登山口からの最初の坂が急で、かなりキツイとのことでした。
深見の雪割草群生地を10分ほど楽しんで、戻ることにしました。帰りは登りが多くキツイのですが、不安が無いので気は楽でした。深見の雪割草群生地がこれほど遠いとは思ってなかったので、飲み物も食べ物も持って来なかったので、ちょっと後悔しました。やっぱりたくさん歩くと喉が乾きます。
40分ほどで灯台近くの雪割草群生地に着きました。
11:50になっていたのですが、10:00に来た時と、雪割草の咲き具合が随分替わっていて花が開いている雪割草が多くなっていました。やっぱり雪割草は朝より昼が良いです。
10分ほど撮影して、猿山峠頂上付近の雪割草群生地に向かいました。猿山峠の頂上までは8分ほどかかりました。頂上の地点には標識が無かったので、頂上にたどりついたという実感がなく、頂上からすこし過ぎた所に猿山峠頂上付近の雪割草群生地がありました。猿山峠頂上付近の雪割草群生地は、規模が小さく、咲いているのも白い雪割草が多いので、魅力は少ないのですが、柵が無いので、雪割草の近くまで寄って撮影が出来ました。
最後に、急な階段を下りて駐車場に着きました。
猿山峠頂上付近の雪割草群生地から駐車場まで20分ほどかかりました。駐車場は空いていました。駐車場から猿山峠頂上付近の雪割草群生地まで直接行く場合は、急勾配の階段なのでもっと時間がかかると思います。もし環境保全協力金300円を払いたくなければ、駐車場から猿山峠頂上経由で行けば料金徴収所を通らなくて済みますがお奨めはしません。
散策マップは現場では、詳しく見てなかったので、地図の距離感とか正確性に欠けていて、それほど役に立つとは思えなかったのですが、後で詳しく見ることによって、雪割草群生地が3つあることも判ったし、各雪割草群生地の距離も書かれていたので、よく出来た散策マップだと感心しました。観光する時に、いつも貰ったパンフレットをよく見ないで周るので、肝心なところを見落としたりするのですが、毎回反省しています。
帰りに皆月にある間垣の集落の撮影をしてきました。なんか霧の中で撮影した画像のほうが雰囲気があっていい感じです。