パソコンの話」カテゴリーアーカイブ

iMACを分解してみた

知人からiMACを廃棄するにあたって、ハードディスクのデータを削除して欲しいと言われて、預かってきました。

iMACってネジが無いんですよねえ。
ネットで調べると、表面の部分は磁石でくっついているので、吸盤で引っ張れば外れるということだったので、スマーフォンを分解する時に使った強力な吸盤で引っ張ったのですが、全然外れません。
改めて調べると、モデル2012以降は前面の液晶パネルが両面テープで本体に張り付けされているということでした。
上左右の3枠で1cm幅の強力な両面テープで貼り付けてあるようです。
今回は液晶パネルが破損しても良いので、大胆に作業できます。
細いマイナスドライバーを差し入れると、すぐに液晶パネルが割れました。
でも少し隙間を開けることができたので、スマートフォン用の樹脂のヘラ(ギターのピックみたいな形)と1cm幅の金属プレートで少しずつ両面テープを外していきました。

新たに両面テープを外す部分は、樹脂のヘラで作業した方が、液晶パネルが割れにくかったです。
樹脂のヘラで開けた部分には1cm幅の金属プレートで奥の方まで刺し入れて両面テープを剥がします。
作業する時には単独ではなく、必ず樹脂のヘラと金属プレートの両方が隙間に入って状態で行います。
このへんは、スマートフォンの充電池を交換した時の経験が役立ちました。
iMacの分解に必要な専用工具「ピザカッター」ってものもあって、それだと比較的簡単に両面テープを切って液晶パネルを外せるみたいです。
上左右の両面テープを剥がすと、液晶部分が、パカッと開きました。

お目当てのハードディスクが見えます。
さっそく取り出そうとしたのですが、使われているほとんどのボルトの頭は、穴が星形になっています。
外国の製品には時々使われています。
トルクスドライバー (星型ドライバー)という工具のようです。
T6とT10の規格の工具は持っていたのですが、その工具で外せるネジもありましたが、その中間T8の工具もないと、すべてのネジを外せないです。
つまりT6、T8、T10のトルクスドライバー (星型ドライバー)全て持っていないとダメなんです。

とりあえず、そのままの状態で、ハードディスクのケーブルを外してUSB-シリアル変換ケーブルを使ってデータを削除しました。
ハードディスクは1TBで28000時間通電の正常なものだったので、他で利用できそうなので、工具を購入して外すことにしました。

実際にハードディスクを外すには、周りのいろんな部品を外さないと、ハードディスクを固定しているネジを外せませんでした。本当にやっかいです。

ハードディスクとメモリを外して、両面テープで閉じて、西部環境エネルギーセンター横で月曜日~金曜日の午後1時~午後7時に持ち込もうと思います。(無料・予約不要)

ハードディスクはEaseUS Todo Backup Home を使ってデータを完全削除しようといたのですが54時間かかって最後にボリュームがロックとかの表示が出て失敗しました。

MiniTool Partition Wizard を使ってパーテーションを抹消して、GPT形式をMBR形式に変換し、ディスク抹消で、ディスク全体を0を書き込んでデータの抹消をしました。
10時間でデータの抹消ができました。

メモリ8Gはメルカリに出品しました。

それにしてもiMACユーザーって廃棄する場合、どうしてるのかなあ?
iMACを分解してハードディスクのデータを削除するなんて面倒くさい事、誰もすると思えないけど・・・・・。

不要なハードディスクにデータのバックアップ

不要になった内蔵ハードディスクや、CrystalDiskInfoで調べると代替処理済のセクタがあり注意と表示された内蔵ハードディスクなどは、ほとんど使い道がありません。

そんなハードディスクをその他のハードディスクのデータのバックアップや自分のサイトのデータのバックアップとして利用することにしました。
LAN接続のハードディスクが3台もあるので、その中の重要データをピックアップして1つのハードディスクに保存しておこうという作戦です。
1台はRAIDのハードディスクなのですが、実際にトラブって復旧させた経験が無いので、安心できないんです。

代替処理済のセクタがあり注意と表示された内蔵ハードディスクはクローンのハードディスクを作って入れ替えてから使うというのは言うまでもありません。
クローンのハードディスクを作るにはEaseUS Todo Backupが便利です。
俊は製品版を使っていますが、無料試用版でも1回は使えると思います。

クローンのハードディスクを作るには、SATAやIDEからUSBに変換する変換アダプタがあると便利です。
俊はIDE/SATAからUSB2.0に変換するGH-USHD-IDESA(GREEN HOUSE)を使っています。
GH-USHD-IDESA(GREEN HOUSE)は2TBまでのハードディスクにしか対応してないので、
最近OWL-PCSPS3U3U2(オウルテック)も購入しました。

まずは、ハードディスクの初期化ですが、コマンドで初期化するのは、操作ミスで現在使用中のハードディクを初期化するのが怖いので避けます。
データ用に使っていたハードディスクはコントロールパネル—管理ツール—コンピュータの管理—ディスクの管理で初期化とフォーマットができますが、システムの起動用に使っていたパソコンは消せない部分があるのでMiniTool Partition Wizardを使って初期化しています。

ハードディスクのデータをフォルダごとコピー転送するのは、最初はフォルダをドラッグしてコピー転送していたのですが、抜け落ちるファイルが多いのでやめました。
フリーソフトを使ってコピーしていた頃もあったのですが、最近はフリーソフトといいながら結局は購入しないと使えないフリーソフトが多いのでできれば使いたくないです。
最近、Windowsに簡単に確実にフォルダごとコピー転送ができる機能がある事を知り利用しています。コピー元のフォルダを右クリックしてコピー、コピー先のハードディスクの転送したところで右クリックして貼り付けでOKです。
ほとんどの人は知っているのかもしれません(苦笑!)。

自分のサイトのデータをハードディスクにバックアップするのには、FFFTPは不向きです。
FFFTPはアップロードに関しては有能ですが、ダウンロードに関しては取りこぼしミスが多いのでバックアップには不向きなんです。
ダウンロードに関しては、FTP Rushというフリーソフトを使っています。
FFFTPのようにフォルダの下層のファイルを大量に取りこぼすというトラブルは無いようです。
データベースやPHPの設定ファイルなども全部ダウンロードしておきました。

Endeaver ST125Eが動作不良

仕事先のEndeaver ST125Eの動作が不安定になっていたので、修理する事にしました。
Windows7Proの機種ですが、WindowsXPにダウングレードして使っていたのです。
10年以上使っていたので、寿命と言えば寿命なのですが、新しいパソコンだとソフトが動かないし、いろいろと不都合があるのです。

Endeaver ST125Eのカバーを外すのは簡単です。上下の蓋を外すレバーがあるので縞模様になっている部分を押し込んで、スライドするとロックが外れるので、あとはカバー全体をスライドするだけです。



埃が凄かったので、埃を取り除きました。FANの部分は特に念入りに清掃しました。
結果的には、それだけで動作不良が回復しました。

念のため、ハードディスクの状態を調べると、40000時間程度の通電がありました。
ハードディスクの寿命は25000時間から35000時間と言われれているので、ハードディスクも交換する事にしました。
ハードディスクは2.5インチで160GB、厚さ9.5mm、SATA/300です。
ネットで同じ仕様(容量は多少大きくても可)で通電時間が少ないものが良いです。

4つのコネクタと3つのネジを外すとディスクユニットが外れます。



4つのネジを外すとハードディスクが外れます。

10年以上使われていたので、リチウム電池も交換する事にしました。
リチウム電池はCR2032です。

これで、しばらくは使えるかなと思います。

ハードディスクはネットで通電時間1200時間の160Gのものを入手しました。
EaseUS Todo Backupを使ってクローンのハードディスクを作り入れ替えました。
問題なく使えました。

いい機会だと思って、いろいろ試してみました。
予備のEndeaver ST125Eを入手して、このハードディスクを入れて動作確認をしてみましたが、問題なく動作しました。
Endeaver ST125Eは3台使っているので予備があると安心です。

予備用のハードディスクのクローンを複数作った時に、起動できないハードディスクもありました。
MiniTool Partition Wizardで調べてみると、ソースはハードディスクはMBR形式なのに、コピーしたハードディスクはGPT形式でした。
EaseUS Todo Backupでは、クローンHDDを作っても、GPT形式のハードディスクをMBR形式に変換してはくれないようです。
MiniTool Partition WizardでGPT形式のハードディスクをMBR形式に変換してから、EaseUS Todo BackupでクローンHDDを作ると、ちゃんと起動するクローンディスクができました。
MiniTool Partition Wizardは書き込み不可に設定したあるパーテーションも削除できるので便利です。

MovableType7のリッチテキストでコピペができない

サーバーのリリューアルでMovableType6が使えなくなって、仕方ないのでMovableType7に更新しました。

記事を投稿する際に、リッチテキストで編集しているのですが、コピー&ペーストが出来なくなりました。
コピーしたい部分を右クリックするとリンク挿入になるのです。
かなり困りました。

ネットで検索して、Ctrl+C でコピーが出来て Ctrl+V でペーストが出来る事が判明しました。

Ctrl+Z 直前の処理の取り消し
Ctrl+Y 直前の処理のやり直し
Ctrl+X 切り取り

というのも覚えておくと便利そうです。

DELL Inspiron 15 3593のDCジャックが破損した

2022年3月10日

知人のノートパソコンが壊れたので見て欲しいという事で見てきました。
DELL Inspiron 15 3593という機種で、購入時に機種選定をしてあげてセットアップもしてあげた経緯もあったので面倒見ることにしたのです。
なんでも、ACケーブルとDCジャックの接続がゆるゆるだと言うのです。
実際に見てみると、パソコン本体側のDCジャックが明らかにおかしいです。なんか溝の中に針金が3本出ているだけの状態です。
保証期間内なので、DELLのカスタマーに電話しました。電話はフリーダイヤルです。
きっと、なかなか繋がらないと思っていたのですが、すぐに繋がりました。
声を聞くと、中華系の女性の人のようでした。
こちらから、メールアドレスを申告すると、すぐにメールが届き、DCジャックとACケーブルの画像を送ってほしいという事なので画像を送りました。

すぐに電話がかかってきて、ACケーブルは明らかに破損しているけど、DCジャックのほうは判断がつかないというのです。
DCジャックのほうは単に針金が3本出ているだけの状態だと何度も説明したけど、それは正常な状態で問題無いと言うのです。
ちなみに外から見て問題があるような症状は保証外だという事です。
そして、画像でDCジャックの状態が判別できないので、点検するのでパソコンを送ってほしいと言うのです。
その際、諸経費として5000円かかると言うのです。

とりあえず、DELL純正のACケーブルはメルカリで2500円で購入しました。
DELLのACケーブルって同じ出力の物でも何種類もあるようで、ちゃんとしたものを手配するのは結構大変です。

DELLのDCジャックも、種類が多いようですが、なんとかInspiron 15 3593のDCジャックの画像を探し出しました。

なんかDCジャックの中には中心に樹脂の芯みたいなものがあります。
単に針金が3本出ているだけの状態が正常なはずが無いです。
DELLのカスタマーは、かなりいいかげんです。

画像を添えて、DCジャックの交換だけをお願いすると、費用はいくらぐらいするか問い合わせしたのですが、1日たっても返答がありません。

Inspiron 15 3593のDCジャックは、中国からの発送ですがAmazonやヤフオクやYahooショッピングで2000円~3200円で入手可能のようです。

Inspiron 15 3593の分解方法を掲載しているサイトもあるし、部品の交換方法はDELLの公式サイトで掲載されているので、自分でも修理できそうです。

ちなみにネットで調べると、Inspiron 15 3593のDCジャックは破損しやすいようです。

購入する時に気がつかなかったのですが、Inspiron 15 3593って分解しないとバッテリーの交換もできないようです。
普段、ノートパソコンはバッテリーを外して、常時ACに接続して使っているので、個人的には都合が悪い機種です。

2022年3月11日

メルカリで2500円で購入したDELL純正のACケーブルが届きました。
外観は手持ちの物と全く変わりません。
DELLのカスタマーが画像を見て、間違いなく破損していると言っていたのは、いったいなんだったのかという感じです。
電源投入時での出力をテスターで調べてみたのですが、全く問題なかったです。

明らかに、DCジャックの破損が故障の原因だと思われるのでヤフオクで注文しました。
中国からの発送ですが、国際急便で届くまで大体3-4日だそうです。
送料込みで2700円です。

DELLのカスタマーからは、なんの返答も無いので、改めて問い合わせしました。

2022年3月13日

シフトお休みのため返信遅くなり大変申し訳ありません。
写真確認不足について改めて深くお詫び申し上げます。

DCジャックだけのみ交換する場合の金額について別の担当部署に確認が必要でございます。
確認できた後またメールで連絡いたします。

という返信が来ました。
今日は日曜日なので、返事は来ないと思われますが、これは仕方ないと思います。

2022年3月14日

修理費の見積がきました。
DCジャックの交換だけだと16720円だそうです。
妥当な金額なので、修理に送る事を奨めました。
でも、せっかくDCジャックの注文もした事だし、手数もかけたという事で
DCジャックの費用も含めて2万円で俊に修理して欲しいと言うのです。
DCジャック以外も壊れている可能性もゼロではないので、修理に送ったほうが良いと言ったのですが、その場合は買い替えると言うので引き受ける事にしました。

2022年3月20日

やっとDCジャックが届いたので修理にとりかかります。
届いたDCジャックの画像です。

とりあえずは決まり事ってことで、水道管などを触って静電気を除去します。
DVDの無い機種なのでケースを外すには下記の10カ所のネジを外します。
(DVDのある機種だと、ちょっと違います)
長めのネジ6本、短めのネジ1本、先だけネジ3本でした。

底のカバーを外すのですが、爪で引っかかっているので慎重に外します。
小さいマイナスドライバーでも可能だと思いますが、スマートフォンのバッテリーや液晶パネルを交換する時に付属してきた樹脂製の工具があったので使う事にしました。

最初に、ギターのピックみたいな工具を、底カバーと本体の間の隙間に、なんとか挟み込みます。

少し開いてきたら、なんとか棒状のヘラを挟みます。


ヘラを挟んだままで、ギターのピックみたいな工具で少しずつ爪を外していきます。
1本のヘラはそのまま入れておいて、もう1本のヘラとギターのピックみたいな工具の2つの工具で、少しずつ全周を開けていくと底カバーが外れます。

DCジャックの位置は四角の赤線の位置です。


拡大図です。

https://www.dell.com/support/manuals/ja-jp/inspiron-15-3593-laptop/inspiron-3593-service-manual/%E6%89%8B%E9%A0%86?guid=guid-f56da44f-b504-4829-aab8-2474db23587e&lang=ja-jp
を参考に、赤い丸のネジ3本を外して、ピンクの丸の位置のレバーを引き上げます。


赤い丸の位置のネジを外します。
赤い四角の位置のコネクターを外します。
ピンクの四角の位置のフックからコードを外すとDCジャックが外れます。
あとは、届いたDCジャック(コード付)を取り付けるだけです。
あとは元に戻すだけなので簡単にできます。
ネジの種類を間違えないようにしないと、余計な手間がかかる事になるので注意が必要です。

コネクターとフックとの間をゆるゆるとコードの余裕をもちすぎると組み立てる時に、コードがケースに挟まって飛び出た状態になることがあるので、注意が必要です。

完全に正常になりました。