能登の祭り」カテゴリーアーカイブ

今年もあばれ祭りに行ってきました。

今年も,あばれ祭りに行ってきました。これで3年連続です。去年一昨年と金曜日と土曜日の2日間行っていたのですが,今年は土曜日だけ行くことにしました。あばれ祭りの金曜日の見所は一箇所だけなのですが,土曜日の見所は多く,しかもどの場所も混雑しているので,良い場所で見ようとすると,とても1回では周りきれません。そういう訳で今年は,今まで見る事ができなかった場所を重点的に周ろうと思っていました。
能登町へ行くついでに,その他の能登地域の観光スポットも周る予定をしていたのですが,前日に取材申し込みの電話をしたら,当日はちょっと都合悪いということだったので,今回は,あばれ祭りだけで行くことにしました。
当初,あばれ祭りを見た後は車中泊する予定で準備していたのですが,直前になって息子が行ってみたいと言い出したので,連れて行くことにしました。2人では車中泊はできそうも無く,ちょっと悩みましたが,まあなんとかなるだろうということで金沢を16:40に出発しました。
息子が行き帰りの運転をしたいということだったので,息子に運転を任せたのですが,途中食事をして駐車場に着いたのは19:40でした。
あばれ祭りの夜の部は21:00スタートなので、ちょっと早すぎる時間だったので,20:00過ぎに息子を大通りで椅子に座らせて待機させて,神輿の経路の下見をしました。
酒垂神社の神輿は能登町漁業水産協同組合地方卸売市場横の鳥居のある「お旅所」に待機していました。酒垂神社の神輿はキリコ6番とキリコ7番の間に進行するとのことでした。白山神社の神輿は酒垂神社近くのまんさきドリーム広場で待機していていました。白山神社の神輿はキリコ25番とキリコ26番の間に進行するということでした。
酒垂神社の神輿は21:00に出発しますが,白山神社の神輿は22:00過ぎに出発するということです。
梶川橋の横にスポーツ店があって梶川との間の1m幅の通路でいつも見学していたのですが,今年はスポーツ店が無くなって,空き地になっていました。梶川橋から梶川に飛び込む神輿を見る場所を確保するのが楽になったようです。梶川橋のスポーツ店跡地は20:10にはすでに多くの人が待機していました。
梶川上流の酒垂神社が松明の元で川に飛び込む場所の道路の対岸側には,すでにカメラ愛好家が数人待機していました。
大体の状況が把握できたので息子が待機している場所に戻り,もっと見学に適した場所に移らせ,待機させました。
酒垂神社の神輿が神主の御祓いを受け,夜の部の最初のあばれをする石瀬比古神社跡地へ向いました。石瀬比古神社跡地には,それほど見学者はいませんでした。地元の人がいたので,待っている間にいろいろと話を聞きました。あばれ祭りの時には宿泊するところがなかなか確保できないという話をしてたら,家に泊まっていけば良いと言ってくれました。息子が一緒だった事もあって,辞退しましたが,あばれ祭りの日には知人の知人とか顔を知らない人が泊まっていく事が多いという話をしてました。

21:10に神輿が来てお祓いが始まり,その後,神輿を落としたり乗っかったり廻したり,水道のホースで水をかけたりとあばれをしてました。


その後,あちこちで神輿のあばれをするのですが,裏道を通って息子が待機している大通りに行き待機することにしました。
大通りに神輿がきたのは21:45でした。大通りでの最初のあばれは北國銀行前です。初めてのあばれを見た息子は大喜びでした。

神輿は1時間近くかけて大通り300mの距離をあちこちで,あばれを披露しながら梶川橋へ向います。
息子を梶川橋のスポーツ店跡地に待機させて,自分は梶川上流の酒垂神社が松明の元で川に飛び込むポイント(飯川電装前)での撮影場所の確保に向いました。22:00に道路の対岸(駐車場)にはカメラ愛好家が6人程度いたのですが,空いている場所に三脚立てても良いかと聞いたら,今頃来て良い場所を確保するなんて甘いと言われました。道路側はキリコが通るときに退去させられるのが目に見えているし,道路の対岸側は大松明や松明があるので,もともと撮影に適した場所が少ないのに加えて,残っている場所は川の曲線の関係で川全体を撮影するには視野が狭いので,一長一短でかなり悩んだのですが,結局,道路側の撮影に一番適した場所で待機する事にしました。
しばらく待っているとキリコが近づいてきました。キリコが通るたびに移動してキリコが通る抜けるとすぐに場所に戻るという事を繰り返して撮影場所の確保をしました。

22:40に息子に電話したら,ちょうど梶川橋から神輿が梶川に入っている最中だということでした。
梶川橋での神輿の入水が終わって息子が来たので,対岸で待機させました。見るだけなら道路の対岸のほうが落ち着いて待機できるし見やすいのです。
23:10に6番目のキリコがきました。酒垂神社の神輿は6番目のキリコと7番目のキリコの間に通るということなので,6番目のキリコが来た時には,なんとか移動しない状態でキリコが通り抜けるのを待ちました。キリコはだいたいその位置で停止して休憩をとるのですが,6番目のキリコも同様でした。
大松明に火がつけられ,6番目のキリコが休憩に停まっている時(23:20)に神輿が近づいてきました。
神輿が大松明のある位置の真向かいから川に投げ込まれ,次から次へと人が川に飛び込みました。松明の元での川での神輿のあばれは20分間程度続きました。休憩していたキリコは途中で移動して,大勢の人が見学しやすいようになりました。
終盤には大松明が揺さぶられ,火花がどしゃぶり状態になって凄まじい事になりました。


大松明の元での神輿の入水が終わりに近づいた頃に息子が撮影場所に移動してきたので,息子を連れて八坂神社に向いました。
八坂神社の置き松明の奥の方に傾斜で高くなっている場所があったので待機しました。23:50でした。その場所は燃やす植物が積み上げられている場所の後ろで置き松明との間に観客が入れない場所なので,最前列で見学できます。
それほど長い時間を待つことなく神輿が入場してきました。八坂神社の置き松明でのあばれも充分堪能できました。


八坂神社の本殿での儀式も撮影したと思ったのですが,大勢の人で近づけませんでした。


24:30には八坂神社での儀式も終わりました。
キリコや神輿の経路を逆行するのは大変だったので,脇道を通って梶川橋へ向かいました。
梶川橋には26番のキリコが待機していたのですが,神輿は見当たりませんでした。梶川橋での神輿の入水が終わった直後だったようです。
白山神社の神輿は25番のキリコと26番のキリコの間と聞いていたのですが,25番のキリコも見えたのですが,白山神社の神輿は見当たりませんでした。
今回,充分な撮影ができたし,息子と一緒だった事もあり,このまま帰ることにしました。息子もあばれ祭りの見所をすべて堪能できて喜んでいました。
駐車場に着いたのは1:10でした。帰りも息子が運転したのですが,途中凄い霧が続きました。途中コンビニに寄って,帰宅したのは3:40でした。帰り道では,さすがに眠くて助手席で途中うとうとしました。濃い霧での運転には息子も疲れたようで,能登有料道路の高松で運転を交代しました。息子は交代してから自宅に帰るまでずっと眠っていました。
さすがに疲れました。シャワーする気力もビール飲む気力も無く,すぐに寝ました。でも早く目が覚めて疲れが残りました。
今回は,PENTAX K7とPENTAX FA50mm1.4Fの組み合わせで連写を多用して撮影をしました。良い画像をいっぱい撮れました。
あばれ祭りの取材は今年で終了です。

冨木八朔祭礼

2010年8月22日
去年,富来の冨木八朔祭礼の本祭りに行ったのですが,本祭りは神輿が主役でキリコの数は少ないのです。やっぱりキリコが主役の初日の「お旅祭り」も見に行きたいということで,今年は行ってこようと思います。ついでに輪島から富来にかけての海岸線の調査もしてこようと思います。
28日の「お旅祭り」では大小約40基のキリコが参加します。
16:30ころから地頭町バス停近くの玉川薬局前を出発して,徐々に各町のキリコが合流し18:30ころから冨木八幡神社前に集合し始め19:00ころには集合が完了します。19:00から順番に冨木八幡神社境内に一気に駆け上ります。この時が最初の見所になります。
20:00には神事が始まり20:30に神事が終わります。
20:30にキリコが冨木八幡神社から住吉神社へ出発しはじめます。21:00に冨木八幡神社の神輿が出発して住吉神社に向います。
23:30ころに住吉神社に到着し,キリコは各町に帰って行きます。

撮影条件
SIGMA シグマ AF 20mm F1.8 EX DG RF ASPHではISO1600でF1.7かF2.0,シャッタースピード1/25秒か1/50秒での撮影。暗いところで動きが少ない場合はシャッタースピード1/15秒か1/10秒での撮影。
FA50mm1.4FのレンズではISO1600で絞りF2.0かF2.2,シャッタースピード1/60秒から1/90秒。離れた場所の静止キリコはF3.2,1/6秒。
PENTAX DA 14mm F2.8 EDのレンズではISO1600で絞りF2.8で,1/10秒から1/25秒で撮影。

ホワイトバランスCTEモードを試してみる

その他に寄る所
輪島の鴨が浦海岸から西保海岸,県道49号線沿いの門前・志賀町の海岸の調査

持ち物
シュラフ,着替え(下着,靴下,上下服),予備サンダル,折畳椅子,保冷BOX,デジカメ(K7,K100D,Optio M10,X70),デジカメリモコン,充電池,枕,ジャケット,リュックサック,三脚(クイックシュー),歯ブラシ,髭剃り,水,携帯電話用イヤホン,ティッシュペーパー,財布,メモ帳,ボールペン,名刺,ハンカチ,雨具,エアクッション,空気入れ,アイマスク,地図,資料,睡眠薬,超音波虫除け,釣用ベスト,帽子,風呂セット,雨具

2010年8月29日
冨木八朔祭礼に行ってきました。輪島から富来町にかけての海岸の写真を撮るために金沢を9:00に出発しました。カーナビで有料道路を使わないという条件設定で輪島へ行くルートを検索すると富来町・門前町経由で行くルートで案内されました。当然,穴水経由で案内されると思っていたので,驚きました。
最初に富来町の吹き上げの滝に行ってきました。吹き上げの滝は,案内看板を見て,何度か探したのですが海岸に下りる方法がわからなくて行けなかったのですが,樹木や雑草に隠れた階段の入り口を発見して海岸に下りて行き,なんとか見ることができました。もう少し判りやすい案内があっても良いのではと感じました。
吹き上げの滝の入口吹き上げの滝
増穂浦海岸の手前にある富来町の増穂浦海岸を一望できる荒木ヶ丘の展望台に寄りました。荒木ヶ丘の展望台はグランドボール場への案内看板に従って林道を登っていくのですが,途中自動車で交差できないかなり狭いところもありました。新林業構造改善事業総合案内所の裏にあります。展望台はちゃんとした展望台が整備されていました。増穂浦海岸の方向は樹木が手入れされていて美しい光景を見る事ができましたが,その他の方向は樹木が生い茂っていて見晴らしが悪かったです。せっかくなら,展望がきく方向だけでも樹木を伐採してくれると良いと思いました。材木にならないような雑木数本なんですけどね。
荒木ヶ丘から見た増穂浦海岸
荒木ヶ丘の展望台で撮影して,ヤセの断崖に行きました。前回もヤセの断崖に行ったのですが,地震前と地震後のヤセの断崖比較に必要な方向からの画像が欠けていたので撮影してきました。
その後,琴ヶ浜海岸,赤神漁港,道の駅赤神,藤浜ポケットパーク,黒島町の伝統建造物保護地区に寄り,ドライブインはまなすで食事をとりました。
黒島町の伝統建造物保護地区はかなり広いので歩いて周ると大変です。地震の影響で損壊した部分もありました。有名な2件の建造物のうち,1軒は無くなっていて跡地という感じになっていて,もう1軒は修復工事をしていました。
黒島伝統建造物保存地域
門前の樋の水で水を補給して,輪島の鴨が浦海岸へ行きました。
鴨が浦海岸
その後,袖ケ浜海岸,光浦海岸,ゾウゾウ鼻,小鵜入漁港,夫婦岩に寄りました。
袖ケ浜海岸
光浦海岸
そこで大変な事が判明しました。きまっし金沢でゾウゾウ鼻と紹介していた画像は実はゾウゾウ鼻では無かったのです。ゾウゾウ鼻より象に似ている岩(夫婦岩の近く)は実は無名な岩だったのです。
本物のゾウゾウ鼻象に似た無名の岩
            本物のゾウゾウ鼻                     象に似た無名の岩  
小鵜入漁港は民宿漁火の案内板を目指して行きました。狭くてカーブのある急な坂道を降りていきます。帰りはクーラーをかけていたこともあるのですが,1人しか乗っていないのに坂を上りきるのに自動車はヘトヘト状態でした。
小鵜入漁港
大沢町を通って再び門前経由で富来町に向いました。帰りに道の駅赤神でお土産を買って帰ろうと思っていたのですが17:00を越えたので開いているか心配だったのですが18:00まで開店しててお土産を購入できました。購入したいお土産は要冷蔵だったで,少しでも帰る時間に近いほうが良いと思って行く時に買わなかったので開いていて安心しました。ついでにソフトクリームも食べました。
夕食を食べる時間の余裕が無かったので,スーパーでパンを購入して富来庁舎に17:50に着きました。
18:15に最後尾のキリコに遭遇し,18:30に冨木八幡神社に着きました。キリコは車輪をつけて移動しているのがあったり担いで移動するキリコがあったり,いろいろでした。
冨木八朔祭礼
冨木八幡神社ではカメラを撮る場所取りをしている人は数人で,まだどこでも場所を確保できる状況でした。
トイレは道の駅とぎ海街道,領家町の蔵谷自動車近く(仮設簡易トイレ),冨木八幡神社近くにあります。
冨木八幡神社前には露店がたくさん出ていましたが飲み物の自動販売機が富来市街地に行かないとありません。飲み物は確保してから行くのがお勧めです。
19:00過ぎからキリコが冨木八幡神社に入場し始めて最後のキリコが冨木八幡神社に入ったのが21:30でした。キリコは1台ずつ順番に鳥居の横から冨木八幡神社に入場し境内で乱舞します。基本的には1台ずつ乱舞しますが2台で乱舞することもあります。
冨木八朔祭礼
キリコの乱舞は冨木八幡神社の境内でもありますが,冨木八幡神社の鳥居に入る前の道でも行われます。冨木八幡神社の鳥居に入る前の道の乱舞のほうが上から見えるので担ぎ手の顔の表情が見えて見ごたえがあるのです。
冨木八朔祭礼
今回は2回目の冨木八朔祭礼見学だったので,前回の教訓を生かし,冨木八幡神社境内,冨木八幡神社の鳥居に入る前の道,冨木八幡神社境内へ入る坂での撮影と,いろいろな場所での撮影をしてきました。
冨木八朔祭礼
21:45からキリコが冨木八幡神社境内から出て住吉神社へ向い始めました。最初3台の子供キリコが降りていきましたが,その後のキリコが降りるのに時間の間隔があいていました。神輿やその他の多くのキリコが住宅の在る地域に入ってくるのは23:15頃からでした。
冨木八朔祭礼
24:30に主だったキリコが住吉神社に入場し始めて住吉神社境内でのキリコ乱舞が行われました。24:40に神輿が住吉神社に入場しました。
25:00に神輿の神様が住吉神社の社殿に入ってキリコと神輿の乱舞は終了します。住吉神社境内でのキリコ乱舞も入場したキリコが順番で行われて多くても2基のキリコでの乱舞になります。神輿と2基のキリコの乱舞が最多の競演だったと思います。
冨木八朔祭礼
住吉神社へは全てのキリコが入場するわけではなくて,一部のキリコだけの入場になります。
富来庁舎に戻って,汗でびっしょりの服を着替えして25:30に睡眠薬を2錠飲んで,すぐに熟睡しました。
3時間30分ほどで目が覚めて,西海地域の海岸の撮影をして金沢に帰りました。熟睡したはずだったのですが,途中眠かったりして,家に帰ってから日中寝てばかりいていました。かなり疲れていたようです。

これで今年の能登祭りの見学は終了です。
でも来週はおわら風の盆見学です(笑!)。

沖波大漁祭り

2010年8月17日
今日,明日と穴水町で沖波大漁祭りがあります。沖波大漁祭りでは初日の夜には夜中過ぎまでキリコを巡回します。沖波大漁祭りでは朝にキリコを担いで海に入るのが一番の見所ということです。
明日は能登での仕事なので早めに行って見てこようかなと思います。
明日の沖波大漁祭りは9:00から11:00までのようですが,海に入るのは10:00頃だということです。場所は沖波の立戸海水浴場のようです。
K100D,X70で撮影しようと思います。K100Dは標準ズームレンズだけ持って行きます。

2010年8月18日
今日,早めに出て沖波大漁祭りに行ってきました。7:15に出発して国道8号線,能登有料道路を経由して沖波の立戸海水浴場に9:00に着きました。沖波近くの海岸線沿いの道路は,かなり狭くて自動車が交差できない部分も多いです。特に臨時駐車場の看板が無かったのですが,自動車が駐車された空き地があったので,駐車しました。三重県からカメラ撮影のバスツアーも入っていたりして,沖波の立戸海水浴場にはカメラマンがかなり大勢いました。
今日は日差しが強かったので,日陰になるところで待機してました。
9:45に最初のキリコが立戸海水浴場の砂浜に入ってきました。キリコは5基なのですが,担ぎ手が足りなく,星陵大学の学生達がバスで乗り付けて担ぎ手の手伝いをしていました。それでも担ぎ手が足りなくて1基のキリコを担いだ後に,再び戻って別のキリコを担いでいるような状態です。
沖波大漁祭り
10:00にキリコが立戸海水浴場に揃いました。
沖波大漁祭り
10:05から太鼓演奏が始まりました。
沖波大漁祭り
太鼓は打ち手が交代して代わる代わる演奏します。太鼓の演奏は8分程度で終わり,合図の笛が鳴って,キリコが1基ずつ順番に海に入ります。キリコが海に入るときの撮影のベストポイントは海の中です。沖波大漁祭りの撮影には靴は向いていません。海に入っても良い準備をしておいたほうが良いようです。
沖波大漁祭り
ここで3人組のカメラマンが海に入ってキリコのすぐ近くに陣取って近距離から撮影して離れません。砂浜から撮影していた人数人から,どいてくれるように注意されて,「なんやっちゅうげん」と逆に怒鳴り返して怒号が飛び交っていました。祭りの撮影をする人には迷惑を気にしない人が多いので,こういうことが多いのです。
沖波大漁祭り
キリコが順番に海に入りますが,担ぎ手が足りないので,海に入ったキリコをそのままにして,砂浜に戻り,他のキリコを担いでまた海に入ります。
テトラポットのある場所より手前のところで,しばらくキリコを担いで移動したり,水をかけあったり,キリコの上で太鼓を鳴らしたりしてました。
沖波大漁祭り
沖波大漁祭り
キリコが海に入り始めて50分後,11:05に笛が鳴らされて,キリコが1基ずつ順番に砂浜に戻っていきます。こちらも担ぎ手が足りないため,同じ人が浜から海に戻り,他のキリコを担いだりしていました。
沖波大漁祭り
11:08に最初のキリコが砂浜に上陸して11:30には全てのキリコが砂浜に上陸しました。地元の人がスイカをたくさん持ってきて担ぎ手の頑張りを慰労していました。星陵大学の学生さん達も,お疲れ様でした。

沖波大漁祭りの場所はこちら

西海祭りに行けなかった

今年も西海祭りに行こうと思っていたのですが,天気予報で雨っぽい予想だったので断念しました。ギリギリまで迷っていたのですが,去年も行ったし,雨でデジカメが濡れるのもイヤだったし,お盆で道路が混んでいそうだったので能登の海岸の調査も無理っぽかったので。それにうさぎの世話もしなければいけなくなったし,今週東京に行くにあたって講習会の予習もしないといけなかったので今年は諦めました。
西海祭りは,能登の祭りの中でもお気に入りベスト3のお祭りだし,去年はデジカメなど夜の祭りを撮影する環境が整ってなかったので,今年はちゃんとした撮影をしたかったのですが・・・・・   来年は行きたいです。

石崎奉燈祭と宝立七夕キリコ祭り

2010年7月29日
石崎奉燈祭と宝立七夕キリコ祭りに行こうと思います。
本当は石崎奉燈祭へは8月7日の本祭に行くのが良いのですが,宝立七夕キリコ祭りは毎年8月7日なので今年は石崎奉燈祭に関しては前夜祭で我慢しようと思います。
8月6日(金)の石崎奉燈祭は大キリコは19:00から19:45と20:15から23:00です。和倉温泉駅近くで行われます。早く終わるので,一度帰宅しようと思います。
駐車場はイソライト工業,のと楽横県有地,村田製作所です。
8月7日(土)の石崎奉燈祭は大キリコは14:30から18:40と20:00から24:00です。
8月7日(土)の宝立七夕キリコ祭りは見附海岸で18:00から23:00頃までです。19:30に鵜飼川の河口(キリコ広場)に集合し22:30ころに海に入り花火が打ち上げられるようです。宝立七夕キリコ祭りの駐車場は見附海岸,鵜飼駅前,珠洲実業高校,宝立中学,珠洲保険所です。

デジカメK7のマニュアルホワイトバランスを試してみようと思います。
DA18-55mm F3.5-5.6 AL ⅡではISO1600,焦点18mm,F3.5,シャッタースピードは対象物によって1/10秒から1/60秒で撮影。
SIGMA シグマ AF 20mm F1.8 EX DG RF ASPHではISO1600でF1.8かF2.0,シャッタースピード1/25秒より短い時間での撮影。
FA50mm1.4FのレンズではISO1600で絞りF2.0かF2.2,シャッタースピード1/60秒から1/90秒。
花火時はISO100,F10,焦点∞,シャッタースピードオート

その他に寄る所
関野鼻から県道49号線沿いの海岸の調査

持ち物
シュラフ,着替え(下着,靴下,上下服),予備サンダル,折畳椅子,保冷BOX,デジカメ(K7,K100D,Optio M10,X70),デジカメリモコン,充電池,枕,ジャケット,リュックサック,三脚(クイックシュー),歯ブラシ,髭剃り,水,携帯電話用イヤホン,ティッシュペーパー,財布,メモ帳,ボールペン,名刺,ハンカチ,雨具,エアクッション,空気入れ,アイマスク,地図,資料,睡眠薬,超音波虫除け,釣用ベスト,帽子,風呂セット,雨具

2010年8月7日
昨日,石崎奉燈祭の前夜祭に行ってきました。18:50に和倉温泉駅からすぐ近くのイソライト工業に自動車を駐車しました。駐車している自動車は,数台でした。19:00前に和倉駅に着くと大きめのキリコと小さいキリコが並んでました。
石崎奉燈祭
露店がいろいろ並んでいました。それほど見物人は多くなく,19:05に大きいほうのキリコ1台だけが出発し和倉駅前を一周しました。数メートル移動しては一休みという感じでゆっくり移動して19:45には元の位置に戻り休憩になりました。
石崎奉燈祭
20:15から大きいほうのキリコが石崎の町の巡回に出発しました。
石崎奉燈祭
すると突然,キリコの灯りが消えてしまいました。トラブルがあったようです。
しばらく和倉駅前で待機していたのですが,なかなかキリコが来そうに無かったので,待つのを断念して,キリコを追っかけていきました。相変わらずキリコの灯りは消えたままでした。
休憩の時間に,一生懸命灯りの復旧に頑張っていたようですが,なかなか治りませんでした。それでも懸命の復旧作業の結果再び灯りがついて,和倉駅に向いました。
石崎奉燈祭
22:00に和倉駅前に戻り22:30に和倉駅前の最初の場所に戻り石崎奉燈祭の前夜祭が終わりました。
石崎奉燈祭
イソライト工業の駐車場に戻ると自動車は1台も残っていませんでした。
石崎奉燈祭の前夜祭は石崎奉燈祭の予告編みたいなもので,あまり石崎奉燈祭の魅力を感じさせるものではありませんでした。やっぱり本祭を見ないと石崎奉燈祭を見たうちに入りません。
金沢に着いたのは24:00でした。

2010年8月8日
昨日,宝立七夕キリコ祭りに行ってきました。
15:00に金沢を出発して,能登有料道路を利用して,途中コンビニに寄って夕食をして宝立中学校の駐車場に着いたのは17:50でした。
途中コンビニは天坂西(宇出津に向う交差店),松浪西(松浪の市街地に向う交差点)のほかに見附島へ向う金峰寺交差店にもありますので,慌てて食料を先に買っておかなくても大丈夫です。
宝立鵜飼の会場(キリコ広場)には,すでに数台のキリコが集合していました。
宝立七夕キリコ祭り
地元に人に呼び止められて,写真を何かのコンクールに出すのか聞かれたので,ホームページに掲載しますというと,写真を撮って掲載して欲しいということなのでリクエストにお答えして(笑!)
宝立七夕キリコ祭り
海には3箇所,松明が設置されていました。撮影の場所はどこが良いかを知るために花火の打上場所を確認しました。水上花火は松明の近くで,打上花火は川の対岸の堤防のところだということでした。
宝立七夕キリコ祭り
18:30に花火の号砲が上げられ,残りのキリコが会場に向かい,舞台では子供達の演技が行われていました。
宝立七夕キリコ祭り
大きなキリコは6台あり,勢揃いしたキリコを川の対岸まで行って撮影しました。
宝立七夕キリコ祭り
20:00から4台のキリコが移動して,橋を渡った広場に集合しました。キリコは1台ずつ順番に所定の場所で待機してました。
宝立七夕キリコ祭り
宝立七夕キリコ祭り
21:05に橋を渡った広場から再びキリコ広場に向いました。
宝立七夕キリコ祭り
それにあわせて,海中キリコを撮影する場所の確保に向いました。砂浜の松明の設置してあるところには観覧席が設けられていて,その後ろには仮説トイレが設定してありました。飲食物も販売されていて,飲食するためのテントも設定されています。観覧席は有料で,桟敷席が3000円とか4000円とかしてました。その料金は1人分ではなく,4人の料金のようです。観覧席は,かなり高い所に設定されていて,キリコが海に入るの邪魔にならないよう砂浜は十分な広さを確保されているため,一般の観客が見るのに観覧席が邪魔に感じるということはありません。
21:20には,すでに撮影の場所取りをしている人がいました。砂浜には1台の小さなキリコが置いてありました。このキリコは他のキリコが海に入る時の目印にもなっているようで,そのキリコより手前から他のキリコが海に入ります。
つまり,その目印のキリコの手前に場所取りをしていても,どかされますし,位置的に打上花火とキリコを一緒に撮影することはできません。
ちょうど良さそうな場所に三脚を低めに立てて待機しました。
しばらくすると,つるつる頭のカメラマンが目の前に三脚を立てだしたのです。どうも業務での撮影のようで,後ろに人が何人か待機しているのに平気で高い三脚を立てているんです。あまりにも常識外れな行為で最初何をしているのか理解できなかったのですが,そこで撮影しようとしていることを理解して,仕方が無いので,その前に低めに三脚を立てました。
しばらくして,最初から場所取りをしているその他の人が,たまりかねて,いつまでそこにいるつもりですかとつるつる頭のカメラマンに聞くと,最初の海に入る時にだけいて,海に入ったら,すぐに退却するというのです。
22:00になると,撮影に適した場所は,ほとんど無くなるくらいに人が集まってきました。
しばらくすると,つるつる頭のカメラマンが,キリコが海に入る時に撮影のために前に出ますかと聞くので,判らないけど出るかもしれないと言うと,前に出られると,かぶるので困ると言うのです。三脚のカメラの他に首にカメラをぶらさげていたので気になっていたようです。しかし,平然と人の前に割り込んでおいて,よくそんなことが言えると呆れました。結果的に前に出ることはしませんでしたが,つるつる頭のカメラマンは,結局ほとんど最後まで,その場所に居続けました。信じられません。
キリコが海に入る時間に近づくと,夜祭りでよく見かける変な帽子を被った写真連盟の爺さんがいつのまにか前に出てきました。さすがに他の人に注意されて,少しだけ下がりましたが,写真連盟の人達って人の迷惑なんて考えません。実際にキリコが海に入る瞬間に何食わぬ顔をして,前に出てきて,そのうちにベストポイントに三脚を移動して撮影してました。最初から場所取りをしていた人が唖然としていたのは言うまでもありません。海に入ろうとするキリコを撮影しようとすると,もろにアングルに入ってしまいます。祭りの時の撮影って人間の醜さの縮図のようで本当になんでもありの世界です。
宝立七夕キリコ祭り
22:30にキリコが海に入り始めると同時に打上花火が打ち上げられました。
宝立七夕キリコ祭り
宝立七夕キリコ祭り
キリコが松明に向っていくと今度は海上から花火が打ち上げられました。
宝立七夕キリコ祭り
海上からの花火は,キリコが海中にいる間中打ち上げられました。
最後に近くなると再び打ち上げ花火が打ち上げられました。
宝立七夕キリコ祭り
場所的には,目印のキリコより奥の場所(鉢ヶ崎方向)ならキリコと打ち上げ花火と一緒に撮影はできると思うし,海上の花火とキリコはどの場所からも一緒に撮影できます。
23:20にはキリコが上陸し,宝立七夕キリコ祭りのクライマックスは終わりました。23:20以後も少し離れた奥の位置のキリコはまだ海の中に入っていました。
宝立七夕キリコ祭りは,今まで見た能登の祭りの中でお気に入りベスト3に入る素敵な祭りでした。
宝立中学校の駐車場に戻りましたが,さすがに宝立中学校の駐車場で車中泊はできないので,見附島のすぐ近くの見附園地に移動しました。見附園地は宝立七夕キリコ祭りの公式駐車場でもありますし,キャンプ場もあるのでトイレも水場もあるので車中泊には最適でした。
睡眠薬を飲んだらすぐに寝る事ができ,3時間ほど熟睡しました。その後も横になっていたら,空が朝焼けになっていたので,見附島まで歩いて見てきました。朝焼けの見附島を撮影している人が数人いました。
朝焼けの見附島
5:20に見附園地を出てカーナビで目的地を関野鼻に設定したら予定時間が2時間になっていました。宇出津,穴水,門前を経由して行くルートになっていました。同じ奥能登の観光地を移動するのに2時間もかかるというのはどうかと思います。

途中,藤波長島公園でちょっと撮影して,総持寺口にある名水(樋の水)をペットボトルに入れて,ついでに旧門前町の海岸や関野鼻から増穂浦海岸までの海岸も見て周りました。
門前の樋の水
途中,道路脇に変な形に侵食された岩肌があるところがあって,駐車場になっていました。橋とかあって庭園風になっているのですが,すっかり廃れていてパークの名前の表示もありません。岩肌も自然の岸壁が侵食されたのか,補強した部分が腐食したのか,受けを狙ってそういうふうに造形したのかわかりません。北前船のモニュメントがありました。藤浜ポケットパークという名前なのかもしれません。
藤浜ポケットパーク?
赤神隧道の海岸には赤い岩があちこちに見られました。内浦の赤崎海岸の岩の赤さは黄色っぽい赤ですが,赤神隧道の海岸の赤は小豆色のような錆っぽい赤さです。
赤神隧道
赤神海岸の岩
赤神隧道から細腰のあたりは,海岸に,ぽつりぽつりととんがった岩石が見られます。
赤神海岸の岩
泣き砂の琴ヶ浜あたりにくると,岬や断崖が見られます。黒崎岬の「レストハウス大納言茶屋」は琴ヶ浜方面の岬や,関野鼻やヤセの断崖が見えますし,裏手には遊歩道が整備されていて,黒埼岬の断崖や奇岩の島が見えます。裏手は以前はキャンプ場だったようですが,現在は使われている気配はありません。
黒崎岬は観光スポットとしては,ほとんど知られていませんが,見逃すには惜しいポイントです。
黒崎岬からの風景
黒崎岬から関野鼻に行く手前に中央がトンネル状になったくぐり岩があります。
くぐり岩
関野鼻は関野鼻パークハウスの一部が崩落して営業していないために,駐車場も関野鼻への立ち入りも禁止になっていました。
関野鼻
関野鼻と関野鼻パークハウスは所有者が同一な私有地のようです。ちょっと覗いてみましたが,関野鼻は目だった崩落はなさそうでしたが,ちょっと覗いただけなので詳しいことはわかりません。
関野鼻
観光地が私有地の場合は,何かあったときには観光地自体が入れなかったり見れなくなったりするので地域に対する影響が大きく問題が多いです。関野鼻パークハウスは現在,不動産屋がオーナーを募集する一方で県に対して補助を求めてるという記事があったように記憶してます。
ヤセの断崖は先端の飛び出たところが崩落してしまっていて,先端部分はほとんど残っていません。しかも柵がしてあって先端へは行けません。
ヤセの断崖
ヤセの断崖としての魅力は失われてしまっています。
義経の舟隠しはヤセの断崖から散策路で300mほど歩いて行きます。義経の舟隠しの近くの岩場で釣りをしている人が何人かいました。
義経の舟隠し
以前怖い思いをして革靴を履いたままヤセの断崖近くの岩場を降りてヤセの断崖を撮影したのですが,今回はウォーキングシューズだったので怖いながらも少し楽な気持ちで岩場を降りてみました。ここから見るとヤセの断崖の崩落具合が一目瞭然です。なんの変哲も無い断崖になっていました。
ヤセの断崖
関野鼻が立ち入り禁止で,ヤセの断崖がこうなった状況では,観光地としての価値はほとんど無いと言っても過言ではありません。後から観光バスも入っていましたが,観光客の人たちはどう感じたのか心配です。

関野鼻,ヤセの断崖,義経の舟隠しを過ぎると,北脇崎を見たいということで,前浜の海岸のほうに入って行きました。テトラポットがあり,漁港になっていました。片側には北脇崎の岬,もう片方には玄徳岬が見え,なかなか美しい光景です。
前浜海岸
すぐ近くには日本棚田百選の大笹波水田を見渡せる展望台があったので見てきました。千枚田と較べるとインパクトは少ないです。
大笹波棚田
玄徳岬を間近から見たいということで,玄徳岬の真上あたりを歩いてみましたが,近くに行く道は存在しないようです。地元の人にも聞いてみましたが,玄徳岬の近くまで行ける道はないとのことでした。
玄徳岬を反対側から見たいということで,浜田港に入って行きました。こちらのほうも最初歩いて行こうとしたら,地元の人がいて,自動車で行っても大丈夫ということだったので,自動車で入って行きました。
こちらも,なかなか美しい海岸です。
浜田漁港
浜田港を過ぎると,しばらく海岸が見えない区間が続きます。新宮橋あたりから再び海が見えてきますが,落ち着いた海岸が続きます。再び海が見えなくなりますが,西海千ノ浦の西海水産への案内板に従って入っていくと行き止りに海士崎灯台がありました,ここは海士岬という岬になっていて釣りのための自動車が何台か駐車してました。岬となっていますが海岸線の光景としては地味な落ち着いた光景でした。
海士岬
海士岬からの風景で,しばらく落ち着いた景色が続いていたような感じだったので,少し自動車を走らせて,ワイエムマリーン㈱のところから海岸のほうへ入って行きました。道路は行き止まりになっていましたが,自動車を降りて奥に進んでみました。水産関係の作業場みたいな小屋があって,黙って隙間から海岸へ出ようとしたら,作業している人がいて,海岸で写真を撮らせて下さいと申し出ると,快くどうぞどうぞと言ってくれました。
それほど期待していたわけではないのですが,岩が千畳敷のようになっていて,断崖も見えてなかなかの風景でした。
西海地域の海岸