金沢観光情報 【 きまっし金沢 】

京都の紅葉

紅葉の名所といえば全国各地にあるのだと思いますが、やっぱり京都の紅葉は格別です。仕事のついでに紅葉の時期の京都を散策して以来、京都の紅葉に夢中です。ただ紅葉の時期の京都は混雑が凄くて、どこへ行くにも大変のようです。京都には複数の紅葉の見所が集まっている地域も多いので、1つの地域に絞ってゆっくりと散策して過ごすのが有意義だと思います。京都には駐車場のある寺院が少ないので自家用車で周るのはありえません。バスも道が混んでいて時間の予定がたて辛いので、できれば地下鉄など鉄道を利用することをお奨めします。地下鉄の駅から遠くて、バスを使わないと行けない場合でも、地下鉄などの鉄道を利用して、できるだけ近くに行ってからバスに乗り換えることをお奨めします。
京都の紅葉の見頃に関する情報としては京都新聞やJRの発表が頻繁に更新されて便利なのですが、これらの紅葉情報は観光客を呼び込むのが主な目的なので、まだ見頃ではないのに見頃の発表をしたり、見頃を過ぎていても見頃の発表をするみたいです。そのあたりのことを考慮して本当の見頃の時期を判断する必要があると思います。
京都の紅葉を楽しむために役立つ情報のページもあります。


マウス左クリックで地図のスクロールも可能です。

京都の紅葉の時期
京都の紅葉は11月初旬から色づき始め11月下旬が見頃のピークです。同じ京都でも地域によって見頃の時期は1週間から2週間ずれるようです。
京都の東山(南禅寺、哲学の道、真如堂他)の紅葉
京都東山地域は紅葉の名所が多く,京都市街地からも近いので京都の中でも一番人気のある地域です。京都の東山地域というのは東山区のことと勘違いする人も多いのですが,東山とは京都中心部から東に見える山を指すのだそうです。
東山地域の中でも南禅寺から永観堂を経て哲学に道沿いの寺院を巡るのが紅葉散策のNo1人気コースになっています。東山地域には高台寺、青蓮院門跡などのライトアップの名所も多いです。
南禅寺の紅葉

京都の南禅寺の紅葉の画像

南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山で鎌倉時代に創建されましたが現在の建物のは江戸時代以降に再建されたものだそうです。南禅寺は日本最初に天皇・上皇の発願により創建された勅願禅寺で,室町時代には「五山の上」として、日本の禅宗のなかで最も高い位置の寺院でした。南禅寺の境内には大量のモミジが植えられており、レンガ造りの水路閣周辺とともに無料で紅葉を楽しめます。また有料ですが南禅院・方丈庭園・三門など紅葉の見所が満載です。
天授庵の庭園

京都の天授庵の庭園の紅葉の画像

天授庵は南禅寺の境内にある塔頭(たっちゅう)の1つで南北朝時代に創建されたのですが現在の建物は江戸時代に再建されたそうです。天授庵には方丈前庭(枯山水庭園)と書院南庭(池泉回遊式の庭)があります。書院南庭(池泉回遊式の庭)は南北朝時代の特色を残しており天授庵最大の見所です。天授庵の書院南庭(池泉回遊式の庭)の紅葉の時期の美しさは素晴らしいです。12月4日ということで紅葉のピークは過ぎていたようですが充分楽しめました
天授庵の紅葉ライトアップ

京都の天授庵の紅葉ライトアップの画像

南禅寺天授庵は南禅寺で唯一ライトアップが行われているスポットです。昼間は庭で散策できるようになっているのですが、ライトアップの時には天授庵の座敷からライトアップされた庭を見るようになっています。天授庵は人数制限してて、ある程度、人が少なくなると、まとめて入場させる方式をとっていたのですが、ちょうど行ったときに入場しはじめの時で、ほとんで待たずに入れました。
南禅寺天授庵のライトアップは17:30から21:00までです。
永観堂

京都の永観堂の紅葉の画像

永観堂は正式な名前は禅林寺といい浄土宗西山禅林寺派の総本山で,平安時代に創建されましたが,現在の建物は江戸時代に再建されたそうです。永観堂は東福寺、南禅寺,神護寺などと並び京都の紅葉の名所として有名です。永観堂の拝観料は他と較べると高めですが、永観堂の広い敷地には多くの紅葉の名所があり、阿弥陀像や長谷川等伯の金碧障壁画も見ることができるなど、料金以上の価値は充分にあります。永観堂は南禅寺からすぐ近くの位置にあり、南禅寺、永観堂、哲学の道と散策して周るのがお奨めです。
永観堂の紅葉ライトアップ

京都の永観堂の紅葉ライトアップの画像

永観堂へ行くには東西線の蹴上から南禅寺を通っていくのですが、夜の南禅寺近辺は真っ暗で、永観堂への道も 薄暗かったです。でも永観堂に近づくと段々明るくなって永観堂に入るための長い列ができてました。永観堂は昼に見る紅葉も美しいのですが、ライトアップの時には池周りの光景が特に美しく、遠くに浮き上がっているように見える多宝塔も良い雰囲気です。永観堂のライトアップは見所も多くお奨めです。
永観堂のライトアップは17:30から21:00までです。
熊野若王子神社

京都の熊野若王子神社の紅葉の画像

永観堂から哲学の道に入る入口に熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)があります。熊野若王子神社は平安時代に後白河法皇が禅林寺(永観堂)の守護神として創建されましたが、明治時代にの修築されたそうです。
熊野若王子神社はこじんまりした神社ですが、紅葉が美しく側を流れる小川の橋との調和も良いです。熊野若王子神社の坂の上のほうも紅葉が美しかったので、ちょっと上がっていくと滝へという道標があったので見てこようかなと思ったのですが、山中への道が閉ざされていたので断念しました。熊野若王子神社は学業成就、商売繁盛の神社です。
哲学の道

京都の哲学の道の紅葉の画像

熊野若王子神社から銀閣寺に通じる哲学の道は用水沿いにつながっており春は桜、秋は紅葉が楽しめます。熊野若王子神社から哲学の道を少し散策し、途中で霊鑑寺に寄って、そこから哲学の道に平行した道を散策すると道沿いには安楽寺、法然寺など紅葉の美しいポイントが揃っています。
紅葉の時期は道路が混雑しますので,哲学の道へ行くには地下鉄東西線の蹴上から南禅寺,永観堂を経由して行くのが良いです。法然寺から真如堂へ周るのも良いと思います。
安楽寺

京都の安楽寺の紅葉の画像

安楽寺は浄土宗の寺院です。後鳥羽上皇の側室だった松虫と鈴虫が、法然の説法に感動し法然の弟子、住蓮と安楽に出家受戒を願い尼僧になったため、怒った後鳥羽上皇により住蓮と安楽は打ち首の刑に処され、法然と親鸞も流刑になったそうです。その後,法然が流刑から戻って住蓮と安楽を供養するために,堂宇を建立し住蓮山安楽寺と名づけたそうです。安楽寺は通常は非公開ですが桜、ツツジ、さつき、紅葉の季節の土日祝日を中心に公開されています。安楽寺の紅葉に関しては、入口のところの階段から茅葺の山門までの紅葉が有名で、この区域は無料で見ることができます。
法然院

京都の法然院の紅葉の画像

法然院は浄土宗の寺院で哲学の道近くの安楽寺同様,鎌倉時代に法然により鹿ヶ谷草庵として創建されましたが,江戸時代に念仏道場として再建されたそうです。法然院は哲学の道から程近い場所にあり本堂や方丈庭園や方丈の襖絵、中庭の三銘椿等のご拝観は非公開(桜、ツツジ、さつき、紅葉の季節の土日祝日を中心に公開)ですが、参道や茅葺の山門や池のある庭園などはいつでも無料で見ることができます。法然院の紅葉の美しいスポットのほとんどは無料で見れる区域にありますので紅葉の時期はいつでも楽しめます。法然院は朝6時から拝観できるのも嬉しいです。
真如堂

京都の真如堂の紅葉の画像

真如堂は天台宗の寺院で平安時代に創建されましたが,現在の建物は江戸時代に移転再建されたそうです。
哲学の道から少し足を伸ばせば真如堂があります。真如堂の境内の拝観は無料ですが敷地も広く三重塔など見所があちこちあり、モミジの数も半端ではありません。真如堂は京都のお寺としては紅葉の時期が遅めのようですので12月に入ってからでも充分紅葉を楽しめます。真如堂の境内は早朝から(7:30?)から見学できるので,法然院,哲学の道,安楽寺の参道,熊野若王子神社,南禅寺の境内と無料の紅葉名所を散策するのも良いでしょう。
青蓮院門跡の紅葉ライトアップ

京都の青蓮院門跡の紅葉ライトアップの画像

青蓮院門跡は天台宗の三門跡寺院の1つで,平安時代に,この地に創建されましたが,現在の建物は明治時代に再建されたそうです。門跡寺院は皇室や摂関家の子弟が入寺する寺院なのだそうです。
青蓮院門跡のライトアップでは青いライトに照らされた石垣や池のある庭園のライトアップや,竹林のライトアップ,宸殿前庭にある青く光る星の宇宙を模したライトアップと桜の木の色を変化させるライトアップのコラボレーションが楽しめました。宸殿前庭のライトアップは時間によって点灯したり照明の色が変わるので,ゆっくり見学することをお奨めします。
知恩院の紅葉ライトアップ

知恩院は浄土宗の大本山で鎌倉時代に法然が居住し念仏の教えを説いた所です。知念院の本堂は国宝と三門は国宝に指定されています。知恩院では友禅苑の庭園と方丈庭園と,大きな池のある庭園が2つあり,いずれもライトアップされていてモミジの紅葉が美しいです。
知恩院の紅葉ライトップが行われる期間の土日祝日には音楽のライブも行われます。
高台寺の紅葉ライトアップ

京都の高台寺の紅葉ライトアップの画像

高台寺に入って最初に見えるライトアップは高台寺と三洋電機株式会社の“共創”によるコラボレーションライトアップで勅使門と方丈前庭(石庭)を短時間で変わるいろんな色の映像でライトアップすると言う前衛的なものです。次はモミジが多く植えられている庭園のライトアップです。こういうライアップはどこへ行っても見られるものですが美しいことには変わりありません。 その次には臥龍池のライトアップです。池が鏡のようになって紅葉が上下対象なって見えます。 その他にも竹林のライトアップなどがあり本当にバラエティに富んだライトアップでした。
清水寺の紅葉ライトアップ

京都の清水寺の紅葉ライトアップの画像

清水寺へ向かう五条坂からすでに清水寺のレーザービームや建物のライトアップが見えます。清水寺に入場すると、まさしく混雑状態です。
清水寺は奥の院の舞台以外は3脚の使用も可能ですが、あれだけ混雑してると、大きな3脚をかまえて撮影というのは、ほとんど不可能のように思えます。
それにしても清水寺はやっぱり広いです。広いだけに見所も多く隅から隅まで周ったので結局2時間もかかりました。
京都洛中の紅葉
京都駅近くの洛中地域は東福寺以外は紅葉の観光としては知名度が低いですが,京都御苑をはじめ,紅葉を楽しめるスポットはいろいろあります。
バスは混みますし、地下鉄の駅からも遠かったりするので、レンタサイクルで周るのが効率的です。ついでに京都の老舗を周って入手が困難なお土産を購入するのも有意義かもしれません。
京都御苑

京都御苑は24時間自由に入る事ができます。京都御苑では警備のためのパトカーが何台も巡回していました。撮影のために迎賓館の壁ギリギリまで近づいたら警報のメッセージのアナウンスがありびっくりしました。 京都御苑は南西部の九条池近辺が紅葉の一番の見所ですが,他にもモミジの紅葉の見所が多くてびっくりしました。無料で人もまばらなので,ゆっくりと紅葉を楽しむには最適な場所だと思います。
京都御苑の仙洞御所にも池のある紅葉の美しい庭があるのですが,3ヶ月前からの事前申請による許可が必要です。
東本願寺と渉成園

東本願寺は浄土真宗大谷派の総本山です。東本願寺は境内も本堂も拝観自由になっていました。本堂にはりっぱな仏像が安置されていました。東本願寺の境内にはイチョウを中心に黄色いモミジしかありませんでした。東本願寺の庭園である渉成園に着くと入園時に浄土真宗大谷派かどうか聞かれました。渉成園は池のあるりっぱな庭園で紅葉も美しかったです。
神泉苑庭園

神泉苑庭園は二条城に隣接していますが、もともとはもっと敷地が広かったそうです。平安時代の桓武天皇も神泉苑の池で舟遊びを楽しんだそうです。
神泉苑庭園は現在は料理屋さんの庭園で無料で見学できます。大きな池があり龍の形をした舟の中でも食事できるようになっているようです。神泉苑庭園はモミジの数は少ないのですが、美しいです。
等持院

等持院は足利尊氏が天龍寺の夢窓国師にお願いして創建され、足利将軍家歴代の菩提所となったそうです。等持院は、それほど敷地は広くありませんが池のある庭園があり美しかったです。等持院の紅葉は見頃のピークは早めのようです。等持院は立命館大学に隣接しています。
龍安寺(りょうあんじ)

龍安寺は徳大寺家の別荘であったものを寺院にしたもので臨済宗妙心寺派に属します。龍安寺は世界文化遺産に登録されています。
龍安寺は石庭があるだけのこじんまりしたお寺だと思っていたのですが、かなり広い境内で池もあるりっぱなお寺でした。紅葉の見所もあちこちにあり、とても楽しめました。

妙心寺退蔵院

妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山です。妙心寺退蔵院は46の塔頭寺院の中でも屈指の古刹です。妙心寺は巨大な敷地の寺院で無料で境内に入る事ができます。その内の拝観が有料の施設の1つが退蔵院です。妙心寺退蔵院は決して広くは無いですが、石庭あり、池あり、水琴窟ありとバラエティに富んで楽しめる寺院でした。
法金剛院(ほうこんごういん)

法金剛院(ほうこんごういん)は律宗・唐招提寺に属しています。平安時代に山荘として建てられたのが始まりだそうです。法金剛院は蓮の寺とも言われ、枝垂桜、花菖蒲、あじさい、紅葉と四季を通じて花を楽しめるそうです。
JR花園駅からすぐ近くに法金剛院がありました。法金剛院は、訪れる人は少なめでした。紅葉スポットとしては見る場所は少なかったのですが池のある庭園は美しかったです。
東寺(とうじ)

東寺は真言宗の総本山で五重塔をはじめとし多くの国宝があります。
東寺は境内は無料で拝観でき、境内だけでもそれなりに楽しめますが、金堂・講堂・五重塔がある地域に入るには拝観料が必要です。庭園では、池の周りの紅葉が見頃で美しかったです。五重塔の内部はこの時期には拝観できませんでしたが、金堂ではりっぱな仏像を見る事ができました。東寺では古物の市も開かれていてにぎわっていました。
北野天満宮の紅葉ライトアップ

京都の北野天満宮の紅葉ライトアップの画像

北野天満宮は学問の神社として有名な神社です。 以前はもみじ苑は無料で入ることができたのですが今は有料になっていました。紅葉の時期にはライトアップされる日もあり、 昼と夜とで入れ替えは無いので時間によって明るい時のもみじ苑と暗くなってライトアップされたもみじ苑と両方楽しむ事ができます。
北野天満宮のライトアップは日没から20:00までです。
妙覚寺

妙覚寺は紅葉の名所として隠れた人気があるということでしたが拝観しようとすると写真撮影だけが目的の人の拝観は禁止との掲示がありました。今回の拝観は写真撮影だけが目的という訳でもないのですが写真撮影が主な目的だったので,拝観を諦めました。外から塀の中のモミジの紅葉が少しだけ窺い知る事ができましたが,綺麗な色のモミジでした。写真撮影の人はマナーの悪い人が多いのでそういう対応をしているのでしょう。マナーの悪いアマチュアカメラマンのために,そういう制限は今後増えてくると思います。
東福寺近辺の紅葉
東福寺は京都で最も人気のある紅葉の名所です。東福寺周辺には他に今熊野観音寺・泉涌寺・光明院などの紅葉名所がありますので、一緒に見て周るのが良いと思います。紅葉の時期には窯元もみじまつりも行われています。
東福寺

京都の東福寺の境内と通路の紅葉の画像

東福寺は臨済宗東福寺派の大本山の寺院で,鎌倉寺院に建立されましたが,仏殿・法堂・方丈・庫裏は大正時代以降に再建されたそうです。南北朝に建てられた禅堂や室町時代に建てられた国宝の三門も残っているそうです。東福寺の名前は東大寺と興福寺から1字ずつとってつけられたそうです。東福寺は永観堂,神護寺と並んで京都の紅葉の名所として知られており、行く価値はあります。東福寺は京都駅からJR奈良線で1つめの東福寺駅から徒歩で数分で行けます。京阪線も通っているので四条河原町からのアクセスも便利です。
天得院

天得院は東福寺塔頭の寺院です。東福寺天得院は紅葉の時期にはライトアップがあるのですが,昼夜の入れ替えがないので,明るい時間の天得院とライトアップの天得院の両方楽しみ,ついでにゆっくりと休憩するという作戦で早めに行くことにしました。天得院は,L字型の庭が唯一の見所の施設で,すでにそれなりの人数の拝観者がくつろいでいました。結局それらの人のほとんどは夜のライトアップの時間まで滞在していました。
光明院

光明院は東福寺の塔頭です。光明院の場所は、東福寺に隣接して位置しています。鳥羽街道駅からほぼ一直線なのでわかりやすいです。光明院の見所は池泉式の枯山水庭が1つあるだけですが、格子窓から覗く庭が印象的でした。光明院の庭は昭和になって作られたものだそうです。
泉涌寺

泉涌寺は真言宗泉涌寺派総本山の寺院です。皇室とゆかりがあり、御寺(みてら)と呼ばれるお寺です。東福寺は京都でも屈指の紅葉の名所で多くの人が訪れますが、泉涌寺までちょっと足を延ばせば、善能寺や来迎院、今熊野観音寺など紅葉の名所があちこちあり楽しめます。東福寺から泉涌寺へ行く途中、窯元もみじまつりを開催していました。この辺りでは50軒の窯元があるそうで、陶器を格安で販売したり食べ物を販売したりする地元の人による露店がいっぱい出ていました。
泉涌寺の紅葉の時期の見所は別料金の庭園につきます。
今熊野観音寺

今熊野観音寺は真言宗泉涌寺派の寺院で泉涌寺の塔頭のひとつです。今熊野観音寺は無料で拝観できるのですが、敷地が広く、紅葉の見所があちこちにありました。今熊野観音寺は頭痛封じのご利益があるということで知られています。今熊野観音寺の紅葉は超お奨めです。
善能寺

善能寺は真言宗泉涌寺派の寺院で泉涌寺の塔頭のひとつです。東亜国内航空の墜落事故の遺族の寄進により、航空殉難者のみ霊をお慰めする祥空殿が建てられています。無料で拝観できます。
来迎院

来迎院は真言宗泉涌寺派の寺院で泉涌寺の塔頭です。来迎院の有料区域は小さな庭があるだけで、特に見所がある訳ではなく、紅葉の名所としても魅力に欠けるように思います。
東福寺近くの紅葉

東福寺の周りには同聚院、退耕庵、明暗寺、、東福僧堂など無料で紅葉が楽しめるスポットが点在しています。東福寺の周辺を散策するだけでも楽しめます。
醍醐寺近辺の紅葉
醍醐寺には京都中心地から地下鉄で移動できるので便利ですがそれなりに遠く、京都駅から醍醐寺駅まで30分程度かかります。
地下鉄醍醐寺駅から醍醐寺まで醍醐コミュニティバス4号路線が運行しています。地下鉄醍醐寺駅から醍醐寺まで徒歩では10分超かかります。地下鉄醍醐寺駅周辺には案内標識などが無いので、前もって周辺の詳しい地図を用意しておくのが良いでしょう。
醍醐寺から随心院,随心院から勧修寺までは徒歩で10分程度かかります。随心院と勧修寺は地下鉄小野駅から徒歩5分程度で行けます。
醍醐寺方面は京都市街地より紅葉の見頃は少し遅いようです。
醍醐寺

醍醐寺は真言宗醍醐派の総本山で弘法大師の孫弟子の聖方が平安時代に創建しました。醍醐寺は応仁の乱により五重塔を残して下醍醐が焼失し上醍醐も荒廃したのですが,豊臣秀吉により再建されました。
醍醐寺は金堂,五重塔,薬師堂,清瀧宮拝殿が国宝に指定され世界文化遺産に登録されています。
醍醐寺境内の池と弁天堂と池の紅葉の美しさは見事の一言です。これを見ただけでも醍醐寺に来たかいがありました。仏像もいろいろ見れました。

随心院

随心院は真言宗善通寺派の大本山であり、平安時代に仁海を開基として、一条天皇よりこの地を賜り建立されました。 応仁の乱で焼失しましたが江戸時代に本堂が再建され、以後九条二条両宮家の門跡寺院として再興されたそうです。
随心院は紅葉が美しく,一番の見所である池のある庭園はとても見ごたえがありました。随心院が位置する小野は小野一族が居住した地であり小野小町が過ごしたことにより,随心院は小野小町ゆかりのお寺としても知られています。
勧修寺

勧修寺は真言宗山階派の本山であり、平安時代に醍醐天皇により創建され門跡寺院として栄えましたが応仁の乱で焼失し江戸時代に再興されました。勧修寺の庭には大きな池があり,池の奥のほうには「この先行かれるのは自由ですが大いに危険」の看板が立てられていました。一般の人にとっては危険ということは無いと思いますが,足に不自由な人には危ないのかもしれません。勧修寺の池には蓮が多く蓮の花の時期には多くの人が訪れるようです。勧修寺のモミジはピークを過ぎていた事もあるのかもしれないのですが,勧修寺は紅葉目的では魅力に欠ける様な気がします。
宇治の紅葉
宇治は京都駅から遠いという印象がありますが、JRで宇治駅まで25分で行けますので、それほど遠くはありません。
宇治には仏徳山(大吉山)の展望台、源氏物語ミュージアムの公園、宇治神社、興聖寺、恵心院、平等院などの見所があります。無料で楽しめる紅葉の名所も多いです。三室戸寺は少し離れていて徒歩で行くには遠いですし、公共交通機関の便も良くないのですが、自動車で行くと駐車料金が高く、レンタサイクルで行くと坂道なので辛く、敷居が高いお寺ですが行く価値はあると思います。
萬福寺はJR黄檗駅から徒歩5分です。
平等院

京都市宇治市にある平等院の鳳凰堂は平安時代の建物で世界遺産にも登録されています。平等院の鳳凰堂は10円玉のデザインにも使われていることから知名度の高い寺院です。池越しに見る平等院の鳳凰堂はやっぱり美しいです。
平等院には、それほど多くのモミジがある訳ではないですが、ところどころにモミジが植えられているので紅葉を楽しめます。平等院の紅葉は京都市街地の紅葉の時期と較べると少し遅めです。12月3日でちょうど見頃でした。
興聖寺

興聖寺は曹洞宗のお寺で道元を開祖としているそうです。
興聖寺は参道(琴坂)がモミジのトンネルになっていて宇治の中でも最も紅葉の美しいスポットとして知られていますが、興聖寺の境内も紅葉は無いながらも立派なものでした。今年は紅葉が遅いということで12月3日でも興聖寺の参道のモミジは上のほうだけが色づいていて下のほうはまだ緑が多かったです。宇治の中でも興聖寺の紅葉は遅めのようです。興聖寺の拝観は本堂の拝観(予約制)以外は境内も含めて無料です。
恵心院

恵心院は真言宗の寺院で弘法大師(空海)によって開かれたそうです。恵心院の庭園はなかなかりっぱなものでした。四季折々の草花や花木が植えられているそうです。恵心院では水子地蔵も多く安置されています。宇治の恵心院は境内で紅葉を楽しむのは無料です。
宇治上神社

宇治上神社は世界文化遺産に登録されている神社で、応神天皇・仁徳天皇を祀っています。本殿は平安時代に建立された建物で拝殿と共に国宝に指定されていますが、特に警備などはなく境内には無料で自由に入る事ができます。紅葉はそれほど無いのですが宇治に来た際には見逃せません。
宇治神社

宇治神社は世界文化遺産に登録されている宇治上神社の関連施設で、本殿は重要文化財に指定されています。紅葉はそれほど多くはありません。
橋寺放生院

宇治の橋寺放生院は真言律宗の寺院で地元では橋寺と呼ばれています。境内で紅葉を楽しむのは無料です。
源氏物語ミュージアム

仏徳山(大吉山)の登り口近くに源氏物語ミュージアムがあるのですが、源氏物語ミュージアムの敷地にはモミジがたくさん植えてあり紅葉が美しいです。ある意味では宇治で一番紅葉の美しいスポットだと思います。源氏物語ミュージアムに入館しなくても紅葉を楽しめ、お奨めの紅葉スポットです。
仏徳山(大吉山風致公園)の展望台

JR宇治駅から仏徳山(大吉山風致公園)の上り口までは18分ほどかかり、仏徳山(大吉山風致公園)の展望台までは15分ほどかかりました。仏徳山(大吉山風致公園)の展望台までの坂は広い道ですが舗装はしてなくて自転車では無理のようです。途中の坂には、モミジもあってモミジのトンネルのようになっていて紅葉が綺麗でした。
仏徳山(大吉山風致公園)の展望台では平等院も一望でき、とても美しい光景でした。
仏徳山(大吉山風致公園)の登り口近くには紅葉の美しい民家の庭や、源氏物語ミュージアムがあります。
宇治川と天ヶ瀬ダム

宇治川には、ところどころに紅葉の美しいポイントがあります。宇治川の上流には天ヶ瀬吊橋があり、天ヶ瀬吊橋の少し上流の白虹橋近くではカヌーを楽しむ人が大勢いました。天ヶ瀬ダムへは急な坂があり、自転車で上るのはきつかったのですが天ヶ瀬ダムから見える天ヶ瀬発電所を含む下流の光景は素晴らしかったです。
もみじ谷

宇治川の上流に向って、もみじ谷の入口を探しましたが、もみじ谷に入る道には特に表示もなく,なかなか見つかりませんでした。地図を見るとこの辺りなんだけどと、よく探してみると、東海自然歩道と書いてある小さな標識がありました。たしかにモミジはあちこちにありますが,モミジのトンネルというほどではないです。ゆっくり散策するのが目的で,時々モミジが見れるという感じで行くのなら良いですが,モミジだけが目的だとがっかりするかもしれません。。モミジ谷の紅葉を見ようということでしたら,5分ほど入って途中で戻ってくるのが良いでしょう。
三室戸寺

三室戸寺は宇治の紅葉名所の中では少し離れているので、徒歩で行くにはちょっと遠いです。三室戸寺は拝観料500円で,自動車だと駐車料金が500円かかります。 三室戸寺は,敷地が広く,5000坪の大きな庭園もあるのですが,多くの人は庭園の存在に気づかず,境内だけ見て帰っていくようでした。もったいないです。 庭園では四季折々の花が楽しめるそうです。
萬福寺

萬福寺は黄檗宗(おうばくしゅう)大本山の寺院です。宇治にある紅葉の名所からは、かなり離れています。三室戸寺から萬福寺へは,最短距離で行こうとすると,道がわかり辛いです。萬福寺は敷地が広いのですが,入口は一箇所だけなので,入口を探すのにも苦労しました。萬福寺はJR黄檗駅からは徒歩5分で行くことができます。
萬福寺には,モミジがそれなりにあるのですが,人がほとんどいなくて,時々観光客を見かけるという感じでした。
京都洛西・大原野の紅葉
京都洛西・大原野の紅葉は美しいのですが,バスの便が1時間に1本だったりするので観光客が比較的少なく,ゆっくり紅葉を楽しめます。
大原野神社は無料で入れて朝早くても見学できるので早朝に着いた場合の散策に便利です。金蔵寺は公共交通機関も無いですし、かなり離れているので自家用車以外で行くのは相当大変です。
勝持寺・大原野神社・正法寺はお互い近いのですが,その他の善峯寺や光明寺など全部の寺院を公共交通機関で周るのは,かなり大変です。効率よく全部を見て周ろうということでしたら、かなりの距離を歩く必要があります。
善峯寺

京都の善峯寺の紅葉の画像

善峯寺は平安中期に創建された天台宗のお寺で,現在の江戸時代に再建されたそうです。
善峯寺はとてつもなく広く庭園や重要文化財に指定された建物など見所があちこちあり,京都市街地を一望できる眺望も素晴らしかったです。
十輪寺

京都の十輪寺の紅葉の画像

十輪寺は平安時代に創建された天台宗のお寺ですが現在の建物は江戸時代中期に再建されたそうです。十輪寺は平安時代の歌人・在原業平ゆかりのお寺で通称なりひら寺と呼ばれています。本堂の裏山に業平が設けた塩釜跡が残っています。金蔵寺は洛西の紅葉の名所の1つですが善峯寺から近いので善峯寺に行った帰りに寄ると良いと思います。十輪寺は小塩バス停すぐに近くに位置しており善峯寺から徒歩で20分です。十輪寺には来訪者がほとんどなく空いていました。でもモミジは美しくて庭もりっぱで見ごたえがありました。
勝持寺

京都の勝持寺の紅葉の画像

勝持寺は奈良時代に創建された天台宗のお寺ですが,焼失を免れた仁王門を除き現在の建物は江戸時代に再建されたそうです。勝持寺境内には約100本の桜が植えられており花の寺と呼ばれています。勝持寺には重要文化財に指定されている本尊の薬師如来像をはじめ多くの仏像が安置されていて,触れることができそうなくらい近くから見ることができました。天台宗の寺院というのは仏像が多いです。大原野神社から近くに位置します。
正法寺

京都の正法寺の紅葉の画像

正法寺は奈良時代に創建された真言宗のお寺ですが,現在の建物は江戸時代初期に再建されました。正法寺は洛西の紅葉の名所の1つですが,同じく紅葉の名所の勝持寺と大原野神社がすぐ近くにありますので一緒に見て周ると良いです。正法寺は紅葉でも楽しめますが,庭石が象やフクロウ,獅子,蛙,うさぎ,亀などの動物の形に似ている鳥獣の石庭や紅葉の時期に咲くヒマラヤ桜も楽しめます。 正法寺には水琴窟もあり音色を楽しみました。正法寺から京都市街地を見下ろす眺望も美しいです。
大原野神社

京都の大原野神社の紅葉の画像

大原野神社は洛西の紅葉の名所の1つですが,同じく紅葉の名所の勝持寺と正法寺がすぐ近くにありますので一緒に見て周ると良いです。大原野神社はモミジの数はそれほど多くはないのですが鯉沢の池周辺は美しく紅葉を含めた撮影ポイントはそれなりにあります。大原野神社は無料で入れますし,早朝から拝観できますので早朝にバスで行く場合に最初に行くのも良いでしょう。
金蔵寺

京都の金蔵寺の紅葉の画像

金蔵寺は,大原野にある大原野神社,勝持寺,正法寺からは,かなり離れた小塩山の東南斜面の中腹に位置し,バスなどの公共交通機関がなく,南春日町のバス停から徒歩で50分程度かかることもあり穴場の紅葉スポットになっています。観光客も少なく,ゆっくりと落ち着いて紅葉を楽しめます。金蔵寺は奈良時代に創建された天台宗のお寺ですが,現在の建物は江戸時代に再建されたそうです。今昔物語ゆかりの寺としても知られています。

光明寺

京都の光明寺の紅葉の画像

光明寺は西山浄土宗の総本山で鎌倉時代初期に法然の弟子の蓮生によって創建されました。
光明寺は京都洛西の紅葉の名所である善峯寺,十輪寺,正法寺,勝持寺,大原野神社からも比較的近いので一緒に周る事ができますが,バスの経路の関係でお互いに行き来するのは不便です。
光明寺では総門から山門(薬医門)を通る参道の紅葉が特に美しいです。
京都の大原の紅葉
大原は三千院をはじめとし紅葉が美しいお寺が多いです。大原へはバス以外の公共交通機関は無いのですが、京都中心部を通る路線しかないので午後は時刻表は無いも同然です。朝早めに行くことをお奨めします。
朝早くに行って音無ノ滝まで散策したり、寂光院まで足を延ばすのも良いです。三千院への参道の川沿いにもモミジが多く植えられていて美しいです。
大原は山の手なのですが、紅葉はそれほど早くはないようです。高雄や詩仙堂近辺より少し遅めのようです。
音無ノ滝

京都の音無ノ滝の紅葉の画像

京都大原に早朝に着き三千院の拝観開始時間まで40分くらいあったので音無ノ滝を見に行きました。音無ノ滝へは三千院から登り道15分程度のところにあります。登り道15分というのは、ちょっときついです。音無ノ滝へ行く途中に三千院の朱雀門など紅葉の綺麗なところもあり得した気分でした。音無ノ滝も美しくて良かったです。昔,僧侶が声明が滝の音で消されないよう呪文を唱え、水音をとめたという伝説から音無の滝の名がついたそうです。
三千院

京都の三千院の紅葉の画像

京都大原の三千院は天台宗の門跡寺院(皇室や摂関家の子弟が入寺する寺院)で平安時代に建立されましたが,度重なる移転の後,明治時代に現在の場所に移転されたそうです。三千院は大原で一番早い時間に拝観できる寺院です。三千院の拝観開始時間は通常は8時30分からですが紅葉の時期は少し早めに8時頃から拝観できるようです。 三千院の境内は広く、池や川や橋、庭園などがあり順路どおり周ればほぼ全部の場所を見学できます。三千院は場所によって紅葉の見頃の時期が随分違うので,かなり長い期間,紅葉を楽しめます。
来迎院

京都の来迎院の紅葉の画像

京都大原の来迎院は天台宗の寺院で平安時代に創建されましたが,現在の建物は鎌倉時代,室町時代に再建されたそうです。大原では来迎院と勝林院が最初に建立され,中心になって活動していたそうです。
来迎院は三千院から,さらに山の方に向ったところにあります。さらに山の方に向うと音無の滝があります。
来迎院は大原の中では紅葉の時期でも人が少なく静かに拝観できます。来迎院にはそんなに紅葉が多くないので紅葉目的で行くには向いていないと思いますが重要文化財の仏像や絵巻などが間近で見ることができます
勝林院

京都の勝林院の紅葉の画像

京都大原の勝林院は天台宗の寺院で,平安時代に創建されましたが,現在の建物は江戸時代に再建されたそうです。
三千院から奥のほうに進むと実光院・勝林院・宝泉院があります。実光院と宝泉院は勝林院の関連施設のようです。勝林院は紅葉の時期にもかかわらず,すいてました。勝林院にはモミジはそこそこありますが庭とかがあるわけでは無いので紅葉のある美しい景色を楽しむという面では物足りないかもしれません。

勝林院では仏像がすぐ近くで見られます。
宝泉院

京都の宝泉院の紅葉の画像

京都の大原にある宝泉院は天台宗の寺院で平安時代に大原の勝林寺の一部として創建されましたが,現在の建物は江戸時代に再建されたそうです。宝泉院は最初に座敷で抹茶とお菓子をいただきます。2005に新しく作った庭園「宝楽園は岩石と白い砂を中心に作られた宇宙をイメージした斬新な庭です。宝泉院には他に建物の中から見える2つの庭園「鶴亀庭園」と「額縁庭園」とがあります。鶴亀庭園は池のある庭園で落ち着いた庭園です。額縁庭園は抹茶とお菓子をいただける座敷から見える庭園で竹林とミミジと樹齢700年と言われる五葉の松の調和が見事です。
実光院

京都の実光院の紅葉の画像

京都の大原にある実光院は天台宗の寺院で大原の勝林院の僧院です。実光院がこの地に移転したのは大正時代になってからのそうです。実光院では近くの宝泉院と同様、抹茶とお菓子がいただけます。実行院では抹茶とお菓子の引換券がついてこないので、一番最初に,庭を見る前に抹茶とお菓子をいただくことになります。実光院の庭は広く滝と池のある池泉観賞式の庭園「旧普賢院庭園(契心園)」と池のある池泉回遊式庭園「旧理覚院庭園」があります。旧理覚院庭園には紅葉の時期に見頃を迎える不断桜もあります。 実行院では30分ほど滞在しました。
寂光院

京都の寂光院の紅葉の画像

京都大原の寂光院は天台宗の尼寺で正式には玉泉寺というそうです。寂光院は飛鳥時代に聖徳太子が父用明天皇の菩提を弔うために建立されたそうです。寂光院は平成になってから焼失しているので現在の建物は新しいものです。聖徳太子作と伝えられる重要文化財「六万体地蔵尊」は特定日だけ公開されているようです。
寂光院は大原の他のお寺とは方向が違い距離も結構あります。大原バス停から20分歩かないといけません。寂光院の参道が急な石段になっているのですが,石段の参道のモミジの紅葉も美しいので苦になりません。
京都の高雄の紅葉
高雄方面は京都の中でも紅葉が早い地域として知られています。数多くある京都の紅葉名所の中でも高雄地域の紅葉の美しさは随一だと思います。高雄地域には世界遺産の高山寺や西明寺、神護寺をはじめ清滝川の渓谷錦雲渓と清滝へ続く自然歩道など紅葉の見所が多くあります。高山寺は紅葉の見頃の時期が遅く,紅葉の名所としては西明寺、神護寺ほどの魅力に欠けるので、高雄地域の紅葉を楽しむには西明寺と神護寺を見て周り,指月橋から清滝川下流の清滝橋にかけての渓谷錦雲渓を少し散策するというのが良いと思います。渓谷錦雲渓から清滝まで東海自然歩道で歩いて行く事も可能ですが、急な階段が長く続き相当きついです。
高山寺

京都の高山寺の紅葉の画像

世界遺産に登録されている高山寺は真言宗の寺院で奈良時代に創建されましたが鎌倉時代に建てられた石水院以外の建物の多くは江戸時代に再建されたそうです。高山寺は同じ高雄の西明寺や神護寺と較べて紅葉の時期が遅いです。西明寺や神護寺が見頃を迎えても、高山寺はやっと色づきはじめと言う感じで、紅葉目当てに西明寺と神護寺の見ごろの時期に一緒に見て周るとがっかりさせられます。普段は高山寺に入るのは無料ですが紅葉時期だけ拝観が有料です。
西明寺

京都の西明寺の紅葉の画像

西明寺は真言宗大覚寺派の寺院で平安時代に神護寺の別院として創建されましたが江戸時代に再建されたそうです。京都市バスの高雄バス停から162号線を高山寺方向へ少し歩くと高台から西明寺(さいみょうじ)と指月橋、清滝川が一望できます。西明寺は9時から拝観できるとされていますが、紅葉の時期には8時前から拝観できますので始発のバスを利用しても待たずに入れます。指月橋を渡り石段を登っていくと西明寺にたとりつきます。西明寺の境内はこじんまりしてるのですが紅葉の見所は、あちこちにあり、いっぱい楽しめます。
神護寺

京都の神護寺の紅葉の画像

神護寺は高野山真言宗遺跡本山の寺院で奈良時代の創建された神願寺と高雄山寺が合併した寺院ですが,弘法大師が真言宗の立教の基礎を築かれたところとして知られています。
京都で一番紅葉が美しいと言われている高雄方面でも紅葉のクライマックスは神護寺です。神護寺の境内は広く、ところどころに紅葉の見所があり見事というしかありません。でも神護寺に行くのには高雄バス停から神護寺参道まで10分程度歩いた後に、延々と続く急な階段を10分程度昇っていかないといけません。
東海自然歩道と清滝

京都の東海自然歩道と清滝の紅葉の画像

高雄から錦雲渓を経由して清滝まで4km、清滝川沿いには東海自然歩道が整備されています。東海自然歩道は紅葉が美しいことでも知られていますが高雄や清滝と較べると見頃の時期が遅めになっています。清滝はかつて宿場町であった事をしのばせる町並みを残しており、紅葉の時期には大勢の人が訪れます。ただ、東海自然歩道を利用して清滝へ行くには傾斜がきつい坂もあるので覚悟がいります。
京都の嵐山周辺・嵯峨野の紅葉
嵐山近辺には紅葉の美しい寺院がいくつもあります。散策路も整備されていますのでゆっくり見て周るのが良いのですが、どこも凄く混雑しているので、のんびりという感じではないかもしれません。早朝に嵐山に着いた場合は、法輪寺、嵐山亀山公園を周るのが良いです。天龍寺も紅葉の時期は早朝7:30から拝観できます。
嵐山へは早朝はバスでも大丈夫ですが、午後は渋滞するのでJR、京福嵐山線などを利用することをお奨めします。
化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)

京都の化野念仏寺の紅葉の画像

化野念仏寺は浄土宗の寺院で平安時代に弘法大師(空海)が創建され現在の建物は江戸時代に再建されたそうです。化野念仏寺は石仏の多いお寺として有名ですが、その境内の約8000体の石仏や石塔は化野に散在していた多くの無縁仏を明治時代に集めたものだそうです。8月23日・24日の化野念仏寺地蔵盆には数千体の無縁仏にろうそくを灯し,供養するそうです。化野念仏寺にはモミジの紅葉が美しいスポットはいろいろありますが,石仏や石塔とモミジの組み合わせが特に美しいです。六面六体地蔵尊に向う竹林の小道も趣があります。
祇王寺

京都の祇王寺の紅葉の画像

祇王寺は平清盛がかかわる平家物語悲恋の尼寺です。明治時代に一時廃寺になっていたそうですが大覚寺が再建し真言宗に改宗し,元京都府知事が嵯峨にある別荘の一棟を寄付し現在に至っているそうです。
祇王寺は竹藪を過ぎたところに茅葺きの門があります。祇王寺の庭園は苔むす庭と茅葺きの祇王寺の調和はとても美しいのですが,紅葉は黄色系で鮮やかさには欠けます。祇王寺の紅葉の時期は嵯峨野・嵐山周辺の中でも遅めです。

二尊院

京都の二尊院の紅葉の画像

京都の嵯峨野にある二尊院は平安時代に創建された天台宗の寺院ですが現在の建物は室町時代に再建されたそうです。二尊院は,釈迦如来と阿弥陀如来を共に本尊とするため二尊院と名づけられました。二尊院は敷地が広い寺院で,見所が多く,特に伏見城から移築された総門からの参道は紅葉の馬場と呼ばれています。二尊院は嵐山周辺のなかでは紅葉の時期は早めのようです。
常寂光寺

京都の常寂光寺の紅葉の画像

常寂光寺(じょうじゃっこうじ)は安土桃山時代に創建された日蓮宗の寺院です。藤原定家の山荘跡とされ,常寂光土に遊ぶような風情があることから名づけられました。常寂光寺の本堂へは茅葺の仁王門から急な階段を登って行きますが、このあたりから約200本の紅葉のトンネルを楽しめます。 常寂光寺の本堂から檜皮葺きの多宝塔まで登ると嵯峨野の町を一望出来ます。多宝塔の周辺にも真っ赤な紅葉があるので多宝塔と紅葉の調和も見事です。常寂光寺の敷地は広く、あちこちゆっくり散策できるのも魅力です。
大覚寺

京都の大覚寺の紅葉の画像

大覚寺は真言宗大覚寺派大本山の寺院で平安時代に創建された皇室ゆかりの門跡寺院です。大覚寺は嵐山や嵯峨野の紅葉の散策路からは少し離れていますので歩いていくと結構距離があります。大覚寺の境内にはそんなにモミジがあるわけではないですが。いくつも庭園があり楽しめます。大覚寺に隣接する大沢池は周囲1キロの日本最古の庭苑池です。大沢池は以前は自由に散策できたのですが、今は大覚寺の拝観料を支払わないと入れないようになりました。大沢池は紅葉の美しいポイントもあったし撮影向きの場所もあり、なかなか良かったです。
清涼寺

京都の清涼寺の紅葉の画像

清涼寺は浄土宗の寺院で平安時代に創建されましたが,現在の建物は江戸時代に再建されたそうです。
清涼寺は、とてもりっぱな大きなお寺でしたが、それほど観光化されていない雰囲気で、境内は無料で拝観できます。最初はあちこち境内を見て周りましたが、庭の拝観入口かどこにあるのか気がつかないくらいでした。清涼寺の庭の拝観入口は本堂の真正面にあり、経堂も自由に見学ができ、庭への入口も自分で勝手に戸をあけて行くような感じでした。清涼寺の庭は,なかなか立派な庭で紅葉も美しかったです。
厭離庵(えんりあん)

厭離庵は藤原定家の山荘の旧跡で、その後臨済宗天龍派の寺院になりました。その後荒廃するも山岡鉄舟の娘が住職につき、それ以後尼寺になったそうです。
厭離庵の庭園の紅葉は真っ赤なモミジがとても美しかったです。厭離庵は狭いお寺なので、それほど時間がかかりませんでした。
宝筐院(ほうきょういん)

宝筐院は平安時代に白河天皇によって建立されましたが、衰退復興を経て現在は臨済宗の単立寺院です。宝筐院の門のところに三脚・一脚お持ちの方、撮影目的の人は拝観お断りと掲示されていました。でも下の方に小さく、迷惑行為や庭荒し等がなければ小型カメラ(35mm一眼レフ相当迄)での撮影は可能と書かれていたので拝観することにしました。宝筐院の庭園は外から見た感じよりも広くて見応えのあるものでした。
野宮神社

京都の野宮神社の紅葉の画像

野宮神社は皇室からの厚い崇敬を受けていたそうで,現在の地に建立されたのは平安時代になってからとの事です。野宮神社には亀石という神石があり,願い事をしながら撫でると願い事が叶うということで人気があります。野宮神社は縁結びの神社ということでも知られ女子高校生が目立ちました。嵐山から野宮神社へ行く道は竹林の中を通っていて生垣があったりして、なかなかの雰囲気です。野宮神社は無料です。
宝厳院

京都の宝厳院の紅葉の画像

宝厳院は臨済宗で天龍寺の塔頭寺院です。室町時代に創建されましたが現在地に移転再興されたのは平成になってからです。室町時代に作られた宝厳院の庭園は借景回遊式庭園で「獅子吼の庭」と言われています。宝厳院の庭園は大きな奇岩があちこちに配置されていて水の流れや垣根との調和が美しいです。
宝厳院は非公開でしたが2002年より春・秋の特別拝観日のみ一般公開されており,紅葉の時期には夜間ライトアップも拝観できます
天龍寺

京都の天龍寺の紅葉の画像

天龍寺は臨済宗天龍寺派の大本山で,室町時代に創建されましたが,現在の建物お多くは明治時代に再建されたそうです。天龍寺の庭園「曹源池」は国の史跡・特別名勝第一号に指定されて世界文化遺産に登録されています。
天龍寺庭園は紅葉に時期は7:30から入園できるので嵐山に早く着いても、それほど時間つぶししなくてもすむのでありがたいです。天龍寺庭園の池の光景はいつ見ても美しくて感動させられますが紅葉の見所は少ないです。紅葉の美しさだけで考えると無料区域の天龍寺の境内のほうが楽しめるかもしれません。
嵐山亀山公園

京都の嵐山亀山公園の紅葉の画像

嵐山の渡月橋から大堰川の上流を目指すと嵐山公園(亀山公園)の入口があり、カエデもあちこちありますが、亀山公園全体が丘になっており坂道が多いです。亀山公園に大堰川の保津峡渓谷を見渡せる展望台があるというので頑張って坂を上って見に行きました。なかなかの景観で苦労して行ったかいがありました。亀山公園はモミジはそこそこありますが紅葉の名所としての魅了はそれほど感じませんでした。
嵐山周辺

京都の嵐山周辺の紅葉の画像

嵐山は紅葉の名所として有名ですが、嵐山自体は自然の紅葉の美しいスポットは、それほど無く嵐山の食事処などの庭の紅葉のほうが美しいようです。でも食事処の庭園は勝手に入って見学できるという雰囲気はありません。朝8時頃には人もまばらでゆっくりと散策できた嵐山ですが、お昼ごろになると広い歩道も人いっぱいで歩けなくなるほどの混雑になります。紅葉の時期に嵐山に行くにはバスは利用するより、JR山陰本線、阪急嵐山線、京福電鉄嵐山線を利用するほうが良いでしょう。
鹿王院(ろくおういん)

鹿王院は足利三代将軍足利義満が寿命を延ばす事を祈って建てた禅寺です。
鹿王院は嵐山の他の紅葉名所とは離れているので、空いていて、数組の拝観者がいるだけでした。ゆっくりと落ち着いて拝観する事ができました。仏堂の館内も撮影が可能でした。鹿王院の参道にはモミジがたくさんありましたが庭園はそれほど多くのモミジは無かったです。
法輪寺

京都の法輪寺の紅葉の画像

法輪寺は真言宗の寺院で奈良時代に創建されましたが現在の建物は明治時代に再建されたそうです。
法輪寺は京都の阪急嵐山駅から嵐山渡月橋に向かう途中にあり十三まいりの寺院として知られています。境内には、電気・電波を守護する鎮守社である電電宮が祀られています。
法輪寺は無料で拝観できるお寺で、早朝でも拝観でき紅葉も美しいのでお奨めです
京都北部のその他の紅葉
金福寺、詩仙堂、圓光寺はお互い近くあるので一緒に周るのが良いです。金福寺、詩仙堂、圓光寺から曼殊院門跡、曼殊院門跡から赤山禅院へは徒歩で20分程度で行けるので、のんびりと周るのも良いです。方向的には京都市街地から大原に向かう途中に位置しますので,大原に行った帰りに寄るのも良いでしょう。その場合は、宝ケ池バス停で一乗寺下り松町を経由するバスに乗り換えて行きます。
詩仙堂近辺は大原と較べると紅葉が早めのようです。


光悦寺、常照寺、源光庵がある鷹峯には地下鉄烏丸線の北大路から市バスで行くことになりますが、京都市街地を通らないので、渋滞に巻き込まれずに行くことが出来ます。ついでに神光院、正伝寺を周るのも良いかもしれません。上賀茂神社も近いのですが、上賀茂神社のバス路線は、いずれも京都中心街を通るので時刻表はあてになりません。上賀茂御園橋バス停を通る路線を利用して、そこから歩いて行くのがお奨めです。

鞍馬寺、貴船神社は同じ方向に位置します。叡山鞍馬線で鞍馬寺に行って、鞍馬山自然科学博物苑から鞍馬寺奥の院を通って貴船神社に向かうのが最も効率的に周る方法ですが、かなりきつくて登山するくらいの覚悟は必要です。岩倉実相院も同方向ですがバスの便が少なく、紅葉の時期は時刻表もあてにならないので予想外に時間がとられる事があります。
大徳寺高桐院

高桐院は臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の塔頭で江戸時代に細川三斎により創建されました。細川三斎の正室が細川ガラシャ夫人であることでも名を知られています。 大徳寺の境内は無料で拝観できます。大徳寺の参道にはモミジが綺麗そうなお寺がいくつもありましたが,いずれも拝観禁止になっていました。
高桐院は,とにかく凄い人で行列も長く,玄関は靴の置き場所も無いくらいでした。高桐院は建物も庭園もそれほど広くもなく,モミジよりドウダンツツジの紅葉が中心です。庭園にはスリッパを履いて入ることができます。
金福寺

京都の金福寺の紅葉の画像

金福寺(こんぷくじ)は臨済宗南禅寺派の寺院で平安時代に天台宗の寺院として創建され江戸時代に再興されたそうです。金福寺は松尾芭蕉がたびたび訪れており,その時に使われた茅葺屋根の茶室は芭蕉庵と呼ばれtるようになりました。その後与謝野蕪村によって芭蕉庵を再興されたことで俳句界とのつながりが強い寺院として今日に至っています。金福寺は芭蕉庵と紅葉の組み合わせが特に美しいです。金福寺の与謝野蕪村の墓のほうまで行くと京都が一望できる高台になります。
詩仙堂

京都の詩仙堂の紅葉の画像

詩仙堂は江戸時代の漢詩の大家であり煎茶の開祖でもある石川丈山の山荘跡で,昭和58年に大本山永平寺の直末となり曹洞宗の寺院となりました。正式な名称は丈山寺といいます。詩仙堂は砂と石との石庭を通って座敷のほうへ行くと座敷からは、紅葉の美しいモミジを背景に白い砂と綺麗に刈り込まれたつつじの庭園を見ることができます。詩仙堂では座敷からの庭園を見た後は一度外へ出て、別の入口から庭園に入ることができます。庭園には座敷からは見えなかった池などもあって変化に飛んだ景色を楽しめます。詩仙堂には30分程度滞在しました。
圓光寺

京都の圓光寺の紅葉の画像

圓光寺は徳川家康が教学の学校を開設したのが始まりです。圓光寺は臨済宗南禅寺派の寺院で明治以降最近までは臨済宗の尼の修業道場でした。圓光寺の庭は池泉回遊式庭園でモミジがたくさん植えられていて紅葉が本当に美しいです。圓光寺の庭園は座敷からも見えますし、庭に入っても見学できます。圓光寺の庭園は竹林とモミジのコントラストも美しいです。 徳川家康の墓のほうに行くと圓光寺の全景をはじめ京都市街地を見下ろすこともできます。圓光寺の庭園には水琴窟があり竹筒を耳にあてると現代音楽のような不思議な音色が聞こえます。
曼殊院門跡

京都の曼殊院門跡の紅葉の画像

曼殊院門跡は日本の天台宗の開祖最澄により奈良時代に比叡山で創建されましたが現在の場所に移転したのは江戸時代です。曼殊院門跡の入口のところには菊の鉢がたくさん飾られてました。曼殊院門跡に入って座敷のほうに進むと枯山水庭園が見えてきます。曼殊院門跡の枯山水庭園では白い砂の海の中に松とつつじと苔が配された島のように見える風景があります。角を曲がるとそれに加えてモミジの紅葉を背景にした風景が見えてきます。曼殊院門跡の横には弁天池に浮かぶ弁天島があり紅葉が美しいです。弁天池と弁天島は無料で見ることができます。
赤山禅院

赤山禅院(せきざんぜんいん)は、平安時代に創建された天台宗の寺院で比叡山延暦寺の塔頭です。 赤山禅院は、広い敷地であちこちに紅葉の見所がありました。紅葉の色も格別に綺麗でした。冬桜も咲いていて紅葉とのコントララストが美しかったです。赤山禅院は、無料で拝観できます。
叡山電鉄叡山本線修学院駅やバス停から徒歩20分かかります。
蓮華寺

蓮華寺は天台宗の寺院で江戸時代に建立された寺院です。大原行きのバスに乗って蓮華寺に行きました。バスはそれほど待たなくても乗れました。蓮華寺は敷地は狭いのですが、まっ黄色の境内と池のある池泉廻遊式の美しい庭があって見る価値はあります。蓮華寺は紅葉の色が綺麗なんです。
鞍馬寺

鞍馬寺は天台宗のお寺でしたが、昭和になって鞍馬弘教の総本山として独立しました。鞍馬寺は、源義経が修行した寺院としても有名で、源義経ゆかりの施設が多いです。鞍馬天狗でも知られています。鞍馬寺の本堂付近の階段のところの紅葉の美しさは見事なものです。ちょっと大変ですが、鞍馬山自然科学博物苑から鞍馬寺奥の院を通って貴船神社に行く事もできます。
貴船神社

貴船神社、は全国にある貴船神社の総本社です。貴船神社は水の神様、縁結びの神として知られていて人気を集めています。貴船神社は無料で見ることができます。ただ貴船神社の境内には紅葉の見所はそれほど多くはありません。貴船神社の近くには紅葉の美しいところもあるというのが正確な表現なのかもしれません。
岩倉実相院

岩倉実相院は、鎌倉時代に創建された元天台宗寺門派の寺院ですが、応仁の乱で焼失し江戸時代に移転建立されました。
岩倉実相院は敷地は狭いのですが池泉回遊式庭園と枯山水の石庭の2箇所あります。庭のもみじが黒い床に映るのが一番の売りらしいですが、この場所は写真を撮るのは禁止です。
光悦寺

京都の光悦寺の紅葉の画像

鷹峯の光悦寺は江戸時代初期の茶人である本阿弥光悦の屋敷跡で、茶室が7つあり、茶室と紅葉の組み合わせは趣があります。光悦寺の竹が斜めに交差して作られた垣根は独特なものであり、紅葉との組み合わせも美しく絶好の撮影ポイントとなっています。光悦寺は京都の中では紅葉が早いことで知られています。光悦寺はカエデだけではなくドウダンツツジの紅葉も美しいです。光悦寺参道にある紅葉のトンネルは無料でも楽しめます。
光悦寺は300円で拝観できました。8:00から拝観できるようです。
常照寺

京都の常照寺の紅葉の画像

常照寺は江戸時代に本阿弥光悦の土地寄進により創建された日蓮宗の寺院ですが,当時は鷹峰檀林(学寮)だったそうです。
常照寺は江戸時代の初期、京の遊郭で天下の名妓とうたわれていたのが二代目吉野太夫によって赤い山門を寄進されたことで知られていて,歌舞伎俳優や芸能人が訪れる事も多いそうです。常照寺は、紅葉の時期や桜の時期をはじめとし、四季を通じて花の楽しめるお寺です。
源光庵

京都の源光庵の紅葉の画像

鷹峯の源光庵は元々臨済宗の寺院で,南北朝時代に創建されましたが,江戸時代に金沢市の大乗寺の禅師が住持したことにより曹洞宗に改宗したそうです。現在の建物は江戸時代に建立されたそうです。
源光庵は庭を座敷から見るのですが、悟りの窓と呼ばれる丸い窓と、迷いの窓と言われる四角い窓から見る庭の光景が有名ですが、庭の全景が見渡せる奥の座敷からの風景は見事です。紅葉の時期の源光庵はお奨めです。源光庵には伏見城で数百名が自決した床板を移設した血天井もあります。
上賀茂神社

上賀茂神社は、京都でもっとも古い神社であり正式には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といいます。雷の神威により あらゆる災難を除く厄除けの守護神として信仰されています
上賀茂神社の本殿や権殿が国宝で、その他、多くの重要文化財を有し、世界遺産にも登録されています。
上賀茂神社は敷地が広く紅葉の見所も多いです。上賀茂神社では同じくらいの時間に2組も結婚式があったようです。新郎新婦は境内に出てお参りをしていました。上賀茂神社は無料で拝観できます。
神光院

神光院は、真言宗系の寺院で、鎌倉時代に創建されました。厄除、眼病祈祷の寺として知られています。
神光院は敷地は狭いのですが、池のある綺麗な庭があります。
神光院は無料で拝観できます。
正伝寺

正伝寺は臨済宗南禅寺派の寺院で鎌倉時代に創建されましたが応仁の乱で焼失し、安土桃山時代に復興されました。
正伝寺を出て、徒歩で正伝寺に行きました。正伝寺には鐘堂などに綺麗な紅葉があります。こちらは無料で見ることができます。本堂・、庭は有料です。正伝寺の庭は枯山水の庭園で、塀の向こう側に紅葉が見えるという、京都ではあちこちで目にするような庭園で魅力に欠けます。
京都の紅葉のライトアップ
紅葉の季節は4時を過ぎると暗くなってきますので、京都で紅葉を楽しめる時間は限られます。でも、京都では夜になるとライトアップされる紅葉の名所も多いので1日たっぷり楽しめます。その中でも高台寺、清水寺、永観堂、青蓮院門跡が特に人気があるようです。
清水寺の紅葉ライトアップ

京都の清水寺の紅葉ライトアップの画像

清水寺へ向かう五条坂からすでに清水寺のレーザービームや建物のライトアップが見えます。清水寺に入場すると、まさしく混雑状態です。清水寺は奥の院の舞台以外は3脚の使用も可能ですが、あれだけ混雑してると、大きな3脚をかまえて撮影というのは、ほとんど不可能のように思えます。
それにしても清水寺はやっぱり広いです。広いだけに見所も多く隅から隅まで周ったので結局2時間もかかりました。

高台寺の紅葉ライトアップ

京都の高台寺の紅葉ライトアップの画像

高台寺に入って最初に見えるライトアップは高台寺と三洋電機株式会社の“共創”によるコラボレーションライトアップで勅使門と方丈前庭(石庭)を短時間で変わるいろんな色の映像でライトアップすると言う前衛的なものです。次はモミジが多く植えられている庭園のライトアップです。 その次には臥龍池のライトアップです。池が鏡のようになって紅葉が上下対象なって見えます。 その他にも竹林のライトアップなどがあり本当にバラエティに富んだライトアップでした。
高台寺は昼と夜の入れ替えはありませんが逆行はできません。
永観堂の紅葉ライトアップ

京都の永観堂の紅葉ライトアップの画像

永観堂へ行くには東西線の蹴上から南禅寺を通っていくのですが、夜の南禅寺近辺は真っ暗で、永観堂への道も 薄暗かったです。でも永観堂に近づくと段々明るくなって永観堂に入るための長い列ができてました。永観堂は昼に見る紅葉も美しいのですが、ライトアップの時には池周りの光景が特に美しく、遠くに浮き上がっているように見える多宝塔も良い雰囲気です。永観堂のライトアップは見所も多くお奨めです。
天授庵の紅葉ライトアップ

京都の天授庵の紅葉ライトアップの画像

南禅寺天授庵は南禅寺で唯一ライトアップが行われているスポットです。昼間は庭で散策できるようになっているのですが、ライトアップの時には天授庵の座敷からライトアップされた庭を見るようになっています。天授庵は人数制限してて、ある程度、人が少なくなると、まとめて入場させる方式をとっていたのですが、ちょうど行ったときに入場しはじめの時で、ほとんで待たずに入れました。
南禅寺天授庵のライトアップは17:30から21:00までです。
北野天満宮の紅葉ライトアップ

京都の北野天満宮の紅葉ライトアップの画像

北野天満宮は学問の神社として有名な神社です。 以前はもみじ苑は無料で入ることができたのですが今は有料になっていました。紅葉の時期にはライトアップされる日もあり、 昼と夜とで入れ替えは無いので時間によって明るい時のもみじ苑と暗くなってライトアップされたもみじ苑と両方楽しむ事ができます。
宝厳院の紅葉ライトアップ

京都の宝厳院の紅葉ライトアップの画像

宝厳院は嵐山にある臨済宗天龍寺派の寺院で天龍寺の塔頭です。宝厳院は室町時代に創建されましたが現在の建物は室町・安土桃山時代に再建され,現在地には平成14年に移転しました。宝厳院の庭は借景回遊式庭園で室町時代につくられました。宝厳院の庭園は春・秋の特別拝観日のみ一般公開しています。
大覚寺のライトアップ

大覚寺では紅葉の時期にはライトアップが行われます。昼の部とライトアップの部とでは完全に入れ替え制になっているので1度に両方楽しむことはできません。
大覚寺のライトアップは,かなり広い範囲でライトアップが楽しめます。建物の中,邸内の庭,池など見所いっぱいです。ただ,大沢池のまわりは一部しか周れないようです。
青蓮院門跡の紅葉ライトアップ

京都の青蓮院門跡の紅葉ライトアップの画像

青蓮院門跡は天台宗の三門跡寺院の1つで,平安時代に,この地に創建されましたが,現在の建物は明治時代に再建されたそうです。青蓮院門跡のライトアップでは青いライトに照らされた石垣や池のある庭園のライトアップや,竹林のライトアップ,宸殿前庭にある青く光る星の宇宙を模したライトアップと桜の木の色を変化させるライトアップのコラボレーションが楽しめました。宸殿前庭のライトアップは時間によって点灯したり照明の色が変わるので,ゆっくり見学することをお奨めします。
知恩院の紅葉ライトアップ

知恩院は浄土宗の大本山で鎌倉時代に法然が居住し念仏の教えを説いた所です。知念院の本堂は国宝と三門は国宝に指定されています。知恩院では友禅苑の庭園と方丈庭園と,大きな池のある庭園が2つあり,いずれもライトアップされていてモミジの紅葉が美しいです。
知恩院の紅葉ライトップが行われる期間の土日祝日には音楽のライブも行われます。
天得院の紅葉ライトアップ

天得院は東福寺塔頭の寺院です。東福寺天得院は紅葉の時期にはライトアップがあるのですが,昼夜の入れ替えがないので,明るい時間の天得院とライトアップの天得院の両方楽しむことができます。16:10に天得院に着きましたが、すでにそれなりの人数の拝観者がくつろいでいました。一日中歩き回って良い休憩になりました。結局それらの人のほとんどは夜のライトアップの時間まで滞在していました。だんだん暗くなって17:00からライトアップが始まりました。天得院ではライトアップの期間中は17:30からお坊さんのライブをやっていました。
毘沙門堂の紅葉ライトアップ

毘沙門堂は天台宗の門跡寺院で七福神の毘沙門天を本尊としています。毘沙門堂は飛鳥時代に行基によって創建されましたが、江戸時代に現在地に再興されたそうです。
毘沙門堂ライトアップは高額なのですが、2013年が初めてのライトアップということで多くの人が訪れていました。毘沙門堂は敷地も広く紅葉の見所も多く、見事でした。毘沙門堂は迷路のようになっているので、よほど隅から隅まで周ろうという意思がないと見所を見逃す可能性が高いです。少なくとも2つの庭は見ておかないと後悔します。