鞍馬寺の紅葉 |
鞍馬寺は天台宗のお寺でしたが、昭和になって鞍馬弘教の総本山として独立しました。鞍馬寺は、源義経が修行した寺院としても有名で、源義経ゆかりの施設が多いです。鞍馬天狗でも知られています。 貴船神社から貴舟口に戻るより鞍馬寺に行ったほうが近いということだったので、徒歩で鞍馬寺に行くことにしました。道の入口に料金所がありましたが早朝8:45には誰もいませんでした。鞍馬寺奥の院まで588mの掲示がありました。 料金所から入るといきなり階段です。階段といっても完全に登山道です。しばらく行くと鞍馬寺から来た人と出合い「これからずっと、こんな感じの階段が続くのですか」と聞くと、本当に疲れきった表情で、「凄いきつい道で小市時間かかる」と言われました。 その後、だいぶ経ってから、外国人に出会い、「きついねえ」と言うと「まだ始まったばかりだよ、そんなこと言ってたら行けないよ」と言われ笑われました。大変なところに来てしまいました。へとへとになりながら、なんとか料金所から18分で鞍馬寺の奥の院に着きました。588mずっと階段を登っていたことになります。奥の院には本殿まで951m、仁王門まで1015mとの掲示がありました。かなりの距離があります。奥の院で休憩してるとカップルの人が来たので、「これからも昇りが続くのですか」と聞くと、「もう急な上り道は少なく鞍馬寺まで、なだらかな道や下りの道がほとんどです。」ということでした。ほっとしました。途中、木の根っこがいっぱいある道も通りました。 貴船神社から鞍馬寺へ向かう料金所から鞍馬寺の本堂までの一帯は鞍馬山自然科学博物苑となっているようで動植物・鉱物に貴重なものが多いそうです。約2億年前の白い砂岩が露出しているそうです。 いくつもの鞍馬寺関連の建物を経て鞍馬寺の本堂にたどり着きました。鞍馬寺奥の院から鞍馬寺本堂も35分かかります。まあ貴船神社から貴船口までも30分かかり、鞍馬駅から本堂までも30分程度かかるので、時間だけを考えれば貴船神社と鞍馬寺を両方行くには、鞍馬山(鞍馬山自然科学博物苑)を登ったほうが効率的です。 後で知ったのですが、鞍馬寺の拝観は9:00からですが、それ以前に行っても入口が閉められている訳ではなく中に入る事はできるようです。ただ、料金の徴収は行われていません。帰る時に拝観料を支払うか、そのまま帰るかは、その人の判断次第のようです。 そういう事を総合的に考えるということであれば、先に鞍馬寺に行ってから貴船神社に行くほうが歩くのが楽ですし良いと思います。 鞍馬寺の本堂付近の紅葉の美しさは見事なものです。急坂を我慢して上るだけの価値はあります。 鞍馬寺からは、叡山電鉄を利用しました。10:00過ぎに鞍馬寺を離れる人は少ないので空いていました。おかげで二ノ瀬駅から市原の間にある紅葉のトンネルも十分楽しめました。 鞍馬寺の山門から、多宝塔までケーブルカー(有料寄付)も運行されていますが運行は8時過ぎになります。 京都市左京区鞍馬本町1074 鞍馬寺の場所はこちら |