石川の食 美味しいランチ

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そば切り多門

羽咋市に、おろしそばの美味しい「そば切り多門」というお店があると聞いて、行きたいと思っていたのですが、水曜日が定休なので、なかなか行くことができませんでした。
改めて調べると、「そば切り多門」は富山県小矢部市から金沢市高尾町へ、それから2017年秋に羽咋市に移転したようです。金沢市高尾町で営業していた時にも全然知りませんでしたが、羽咋市に移転してからも知人に教えてもらうまで「そば切り多門」の存在を全く知りませんでした。

場所は、全く分かりにくいです。一番わかりやすい経路は、しまむら羽咋店の裏の道を山側に向かって走るルートだと思います。
駐車場は5台分のスペースがありますが、入る道が狭く奥行きが狭いので空いている時はそうでもないけど、混んでいる場合は、駐車するのに、かなりテクニックが必要かと思います。

お店は普通の民家です。暖簾がで出ていたので入って行きました。
普通に靴を脱いで家に入って行きます。お店に入る時に「こんにちは」と声をかけて入りました。
座敷に、6人用の長い座卓が2個置いてありました。
壁にメニューが掲示されていました。ざるそば900円、おろしそば950円、とろろそば950円、鴨ざるそば1500円、にしんそば1200円、そばがき(そばを注文した人のみ注文可)950円がありました。
開店時間すぐに入ったのですが、お客が一人入っていました。使っていない方の座卓に座ったのですが、お店に人が来る様子も無かったので、奥の方の厨房に行って大きな声で「こんにちは、おろしそばをお願いします」と言うと、初めて気付いたようで、しばらくして熱いそば茶を持ってきました。
そこで「何になさいますか」と聞かれました。店主は耳が遠いようです。
「そば切り多門」は店主が一人でやっていて、お茶を出す時と料理を持ってくる時以外は厨房にいるので、来店した時には、奥の厨房まで行って声をかけることは必須だと思います。
廊下の板は踏むと沈む感じでした。座敷の柱時計は止まったままでした。照明の電球が切れていました。
素朴なお店です。

10分ほどして、おろしそばが出されました。
一般的には、おろしそばは出汁の中に大根おろしを入れて出されるのですが、「そば切り多門」のおろしそばは、そばに大根おろしを乗せて、別に出汁が出されていました。
麺は少し太めで、コシが超強い蕎麦です。大根おろしは超辛かったです。これぞ究極の田舎蕎麦のおろしそばです。美味しいです。ただし大根おろしは少し苦みがありました。
「そば切り多門」のおろしそばは万人向けでは無いかもしれませんが、本場越前地方に勝るとも劣らない本格的なおろしそばです。
蕎麦湯が欲しいけど、言いに行くのが面倒だなと思っていたら、蕎麦湯を持ってきてくれました。
蕎麦を食べ終わった出汁に蕎麦湯を入れて飲んで、残ったドロドロの蕎麦湯は、そば茶の入れてあった湯呑に入れて飲みました。
う~ん満足しました。美味しいおろしそばを食べられて幸せを感じました。

帰る時も、厨房に行って声をかけて支払いしました。
「そば切り多門」はGotoイートの食事券を使えるという事だったので、食事券一枚と450円で支払おうと思ったのですが、450円の小銭が無くて、1000円札とGotoイートの食事券1枚を出して550円のお釣貰うのもばつが悪かったので、お釣はいらないのでGotoイートの食事券2枚で支払わせてもらうようにお願いしました。
店主は、50円のお釣を渡せなかったことに申し訳なさそうに、ありがとうございましたと言っていました。
Gotoイートの食事券をすべて使い切りました。

石川県で、美味しいおろしそばの食べられるお店は、「唐変木」だけだと思っていたけど、「そば切り多門」はそれに匹敵するというかそれ以上のお店だと思います。

そば切り多門の営業日は木・金・土・日・祝日で11:30~14:30だけの営業で売切れ次第終了です。

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そば切り多門の場所はこちら  石川県羽咋市若草町78

コメント(2)

金沢バス実況 返信

多門さんに来られたのですね!
不思議なおじいさんですね?
小矢部に移転前の金沢市市瀬町ニの店舗に行ったことがあります!
休みでも食べたい方は、日蓮宗北陸本山妙成寺でも味わえます!
その門前の蕎麦屋も人気ですがw

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