交通事故被害における賠償請求

家族が交通事故の被害や加害の立場になった時に、損保会社と交渉した事を記録しています。

交通事故に遭ったら読む本を読んだ

「交通事故に遭ったら読む本/ベリーベスト法律事務所」を読みました。

初歩的な事を幅広く書かれています。良い本だと思いました。

事務処理が面倒なため、人身事故を嫌がって物損事故にしたがる警察官がいるというのは驚きました。

加害者に重過失がある場合は、障害慰謝料の増額の対象になる。

弁護士費用等補償特約ができる人の範囲としては別居している未婚の子が含まれる場合もある。つまり別居している未婚の子が弁護士費用等補償特約の任意保険に加入してれば、その保険で弁護士費用を賄える場合もある。

ハローワークで仕事を探して就職活動をしている最中など蓋然性が高い場合には「賃金センサス」を参考にして計算した休業補償が支払われる可能性がある。

後遺障害等級認定には、通常の方法の他に、被害者請求という方法がある。
手続きは面倒だけど、自分に有利な医証が提出できるし、不利な事情を補う文書を作成し提出できる。
医師が作成する後遺障害診断書について、前もって自分の症状を書類化して渡すのが重要。
医師は医学的な治療のプロであっても、後遺障害診断書作成のプロではない。

1か月以上の治療中断期間があると、後遺障害ではないと判断される場合が多い。

弁護士基準の損害額の計算には「民事交通事故訴訟損害賠償額算定基準」(公益財団法人日弁連交通事故センター 通称「赤い本」)を参考に

裁判にして、判決で請求の一部でも認められる場合、請求して認められた額の10%程度を損害(弁護士費用)として請求できる。

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