交通事故被害における賠償請求

家族が交通事故の被害や加害の立場になった時に、損保会社と交渉した事を記録しています。

家族が自転車に乗っていたとき交通事故にあいました

2006年7月28日

朝に救急車から電話があって、家族が事故にあって石川県立中央病院に運ばれたということでした。

家族は高校の補習授業に行くために金沢駅まで自転車に乗っていた途中に交通事故にあいました。通常の通学では毎日、金沢駅まで自動車で送っていってたのですが、補習授業は1科目しか受けないので登校時間が遅いく送っていけないので自転車で金沢駅まで行くことになったのです。

なにはともあれ、家族の保険証と石川県立中央病院の診察券(以前に受診したことがあった)を持って病院に向かいました。何故か家族が病院ではくためのスリッパを持っていったのですが、後から考えると全くの冷静では無かったようです。病院の一般の駐車場は、満車のようだったので、救急外来の入口近くに駐車しました。

行ってみると救急車がまだ止まっていたので、隊員の人から話が聞けました。症状は聞かされていなかったので、そんなにたいした怪我だと思ってなかったんですが、頭に怪我をしていて意識もはっきりしていないと聞いてびっくりしました。隊員の方が救急室の看護婦さんを呼んでくれたんですが、処置中でまだ会えないということで、看護婦さんから経過を聞いた後、待合室で待っていました。

しばらくして加害者の人が両親を伴って様子を見に来たんですが、不思議と怒りや恨みの気持ちはわかず、冷静に話ができました。
話を聞くと信号の無い交差点で家族が一時停止を怠ったということです。これは明らかにこっち側にも過失がありそうです。
事故の直後の状況も聞いたのですが、家族は仰向けになったままで意識も無く痛いとかそういう事も意識してないようでイビキをかいているような感じだったそうです。救急車がすぐにきて、その時には、自分が誰でとかそういう会話ができていたそうです。

看護婦さんから、面会の許可があって、家族に会ったんだけど、やっぱり意識もはっきりしていなく、事故の事も記憶に無いようでした。そんななかでも制服を脱がせられなかったので、制服を切っても良いかと聞いたらダメだと返事をしていたそうです。やっぱり少しは判断能力があるようでした。結局、制服は切られたんですけど。

耳が切れて出血の後もあるし、首の下あたりも太い帯のよう赤いあざもあるし、片方の膝も動かせないようで、時々、頭や膝が痛い痛いと叫んでいました。医師から、骨折や内臓の損傷は無いけれど、まぶたを開けないし、目玉も動かなく、瞳孔も開いたままだと聞かされ事の重大さを感じさせられました。
家族はヘルメットかぶって自転車の運転をしてたんですが、もしヘルメットをかぶっていなかったら命が無かったんだと思います。

その時に、保険証と診察券を看護婦さんに出したんだけど、診察券だけ受け取って、保険証はいらないのでっていうことで返されました。

再び待合室に戻って加害者の人に状況を説明し、待っていると、突然大きな声で、「それは無いっ!」て叫び声が聞こえたんですが、どうも尿道にカテーテルを入れられた時に抵抗していたようです。

その後、連絡がとれた妻が来て、経過を説明して加害者の人とも顔を合わせて、待合室で加害者の人と落ち着いて話をしたりしました。破損した自転車は加害者の自動車に積んであるということなので自転車を自転車屋さんに届けてもらうことにしました。

CT検査などもして、脳外科の医師の診断もあって改めて説明を受けたんですが、脳に出血が見られ、それから動眼神経が損傷していているということでしたが命には別状が無いということでした。これから家族がどうなるかとか入院は長期にわたるのか聞いたんですが、今の段階では何も判らないということでした。その時、看護婦さんから家族の所持品を渡されました。

救急外来からICU(集中治療室)に移されることになったので、加害者の人には、お引取り願って、妻を病院に残して、とりあえず、しなければいけない急用だけすましました。急用を済ませてICUの前で待っていたら看護婦さんがやってきて、今日は一晩、誰かが待機するようにということでした。
ICUには1回20分程度の面会の許可がでてましたが、時間が過ぎても特にどうこう言われるようなことはありませんでした。ICUに入るときは手を消毒してから入らないといけません。

とりあえず、妻が入院に必要なものをそろえたりしないといけないので帰宅し、夕方まで自分が待機して、夜は妻が泊まる事にしました。たまたまその日は家族の待機の人が1人だけで不用心だということで、看護婦さんが申し訳無さそうに気遣いしてくれてました。

家族待機室にいてもすることがないので、部屋においてあった文庫本を1冊読みました。そういえばここ数年読書なんてしていませんでした。

2006年7月29日

朝、病院に行き面会したのですが、声をかければ目を開けるんだけど、それ以外の時は目をとじた状態で、返事も一言二言話すのがやっとの状態です。食事はもちろんできませんし、点滴と、尿管をつけたままです。歯磨きなどもちゃんとしていただいているようです。

ICUには長時間付き添うことができないので、とりあえず妻とともに帰宅し1日何回か病院に面会に行くという感じです。
今日は自分と妻以外の家族も面会に行きました。

警察からも電話があったようです。

加害者の人から電話があったのですが、ICUでは近しい人しか会えないので見舞いを遠慮してもらいました。

加害者は任意保険に入っていて、保険会社の担当者から電話があって夕方に会うことになりました。保険会社は日新火災海上保険という会社でした。

保険会社からいろいろと説明があって、いろんな資料も置いていきました。

最初に、治療を保険(俊の場合は国民健康保険)で行うように薦めます。そのほうが被害者側も得だと説得します。交通事故の場合は保険診療ができないって聞いていたけど、そうでもないんですね。
それから、その他の保険に入っていたら、そちらのほうも使ったほうが良いですとか。

とりあえず、入院中の治療費は保険会社が支払いますので入院にかかる費用については心配ないということでした。

今回の事故については、信号の無い交差点で当方が一時停止を怠ったので40%の過失があると法令集のコピーも置いていきました。

医療費の支払いについては医療費は全額、保険会社が全額支払うと言っていたんですが、他に渡された資料を見て聞いてみると、実際には被害者側の医療費の負担は確かに無いのですが、それは慰謝料とか物損料とか、諸々のものを含めた全ての損害料の総額のうち、加害者側と被害者側の責任比率に応じて加害者側(加害者側の保険会社)の支払い責任額のなかから医療費を支払うというのです。
医療費も、責任比率に従って被害者側にも負担が生じて、その負担分が他の名目の損害料の加害者側の負担比率に従った保障金で支払われるということで、できるだけ費用を抑制したほうが慰謝料とか受けとれる費用も多くなるというのです。

今後の怪我の状況や後遺症がどのようになっていくかもわからないのに、医療費の支払いや自転車の修理をどうするかの相談なんかしたくもないのに、自転車はできるだけ買い替えでなく修理するほうこうで考えて欲しいとか、修理不能の場合は購入価格から減価償却分を引いて、どうとかとかとか。

さすがに保険会社は自社の支払額を少なくすることに全力を上げるって感じです。相手の心理につけこんで自社の有利な方向に誘導しようと言う感じが露骨でした。

最初、家族のほうにも過失があったので、加害者の人も可哀想だなという気はしてたんですが、保険会社の人が来てから、ちょっと感じ方が変わってきました。

保険を使って診療することについては、最初からそうするつもりでしたし、保険会社の言うとおりにすることにしました。

個人情報の取扱いについての同意書、医療機関への照会同意書に記入して提出するように言われました。
医療機関への照会同意書には既往傷病歴の調査も含まれてました。

「損害賠償と治療費のこと」という被害者の人に渡すための小冊子を置いていきました。
全体的に健康保険を使ったほうが被害者にとってお得ですという趣旨のものです。

2006年7月30日

今日、加害者の通った経路を自分で運転して通ってみました。

現場は加害者の言ったとおりの場所で、確かに信号の無い交差点で、自転車側には一時停止の標識がありました。
特にブレーキ跡もありませんでした。交通量は少ない通りでした。

現場の近くに自転車屋さんがあるので、壊れた自転車を預かってもらっているので挨拶に行ってきました。自転車はもっとも頑丈だと思われるフレームが切断されていて、衝撃の大きさが伺いしれます。

家族はヘルメットして運転してたんですが、ヘルメットもへこんでいたので、もしヘルメットしてなかったら即死だったと思われます。

自転車屋さんに話を聞いたのですが、現場は事故の多いところで、自転車屋さんの家族の人も一時停止義務違反で捕まったことがあるということでした。

今日は日曜日なので、妻の実家からもお見舞いにきたりしてたんですが、微熱が続き、ほとんど目を閉じたままで、声をかけた時に目を開けて一言二言返事をするという状況が続いています。

それでも状態を少しだけ起き上げたり寝返りをうったりは出来るようになりました。

動眼神経についてネットで調べたんですが、情報がとぼしかったんですが、瞼を自然に閉じたり開けたり、周りの明るさに応じて瞳孔を開いたり閉じたり、瞳を左右上下に動かしたりする神経で、それが悪いと将来的に自律神経関係の副作用も併発する可能性があるということでした。

土、日曜日は医師の診察が無いので、ICUから一般病棟にいつ移るのかも判りません。

とりあえずICUに入っている間は付き添いもできないので月曜日は普通に仕事することにしました。

加害者と加害者の母親が自宅にお見舞いにきました。

2006年7月31日

今日、俊が利用している保険会社に電話して、いろいろと聞いてみました。

医療費は日新火災海上保険が支払いする(実質的には、加害者の責任比率だけ日新火災海上保険が負担で残りは被害者側の負担だけど、他の名目の損害料の加害者側の負担比率に従った保障金で負担)っていうようなニュアンスで話していましたが、実際は強制保険の自賠責保険の会社が120万円(3割負担ではなくて医療費の10割計算で)までは被害者側の医療費を全額無条件で負担するそうです。つまり、その範囲までは任意保険の保険会社の負担は無いそうです。

医療機関への照会用同意書は提出はやむおえないということでした。

なんか日新火災海上保険の担当者の言うことを、そのまま受け取るととんでもないことになりそうなので、とことん調べて対応しようと思います。国民健康保険にも行って詳しく聞いてこようと思います。

今日もICUということで付き添い出来ないので、通常通り仕事をすることにして、とりあえず朝面会に行ってきました。少しずつ意識もしっかりしたような気はしますが相変わらず、ほとんど目を閉じたままの状態でした。

午後になって、携帯電話に連絡があって一般病棟に移ったということでした。さっそく面会に行ったのですが本来は個室のほうが適しているのですが空き部屋が無かったということで大部屋に入っていました。どうせ寝てるだけだし、他に人がいたほうが安心だから大部屋のほうが良いかなと思うんですけど。

もう座っても良いそうです。食事も自由にとってもよくなったのですが、食欲がなく、ほとんど食べてない状況です。食べたいものがあったらなんでも食べさせても良いとの事でした。

石川県立中央病院の看護婦さんは、とても親切で、とてもありがく思いました。

加害者からも電話があって、病院に行ってくらたみたいで一般病棟に移ったことは知っていました。

2006年8月1日

一般病棟に移ったけど、相変わらずほとんど目を閉じていて話しかけた時に目を開けて一言二言返事をするだけという日が続いているのですが、付き添いがいたほうが心強いということで、妻が仕事を3日間休んで付き添いをすることになりました。食事は相変わらずほとんどしないです。

自分も1日に数回面会に行きました。下着やパジャマやタオルの洗濯物を持って帰ったりしないといけないです。

今日はMRIなどの検査をしたようです。

加害者と加害者の会社の上司の人がお見舞いにきました。

日新火災海上保険から国保を使うための書類が送られてきました。第3者の行為による被害届けというものと金沢市へ出す念書です。

第3者の行為による被害届けは、加害者の住所氏名、保険の種類や事故の状況と被害者の現況などが記入されており、損害賠償の請求状況や損害賠償金や、示談成立、請求権放棄の記入欄が空欄のままになっています。こんな書類に印鑑を押して送るのはちょっと不安です。
まあ示談が成立したときには示談書の写しを添付してくださいと書いてあるので、よほどのことはないと思うけど。まとめてコピーして市役所(国民健康保険)に相談してこようと思います。

念書は、何故か老人健康法第14条第1項の規定にとか書かれています。なんか変です。

夕方に日新火災海上保険から電話があって、病院との話し合いが進んでいるから、病院へ保険証を出すように言われました。
一応、木曜日に市役所へ相談に行ってから対応を決めようと思います。

診療について健康保険を使うかどうか判断するうえで、自由診療の場合のコストというのも重要な要素になるので、石川県立中央病院の受付で、交通事故の自由診療時の1点当たりの単価を聞いてきました。事務所の中から医事課の人が出てきたんですが、露骨に怪訝そうな顔をして応対されました。

石川県立中央病院では1点20円ということでした。通常の2倍です。

2006年8月2日

今日、病院に行ったら個室に変わってた。医師の判断と家族の希望ということでした。
ちょっとびっくりしました。
個室を使用することの同意書の記入を依頼されました。

明日、医師から病状の説明があるようです。なんとなく看護婦さんから手術の必要性を匂わされました。動眼神経関連の手術なら良いんだけど、それ以外の手術が必要というのだと心配です。
まあ元気になってきてるので、そういうことはないと思うけど。
症状に変化はありません。

警察のほうから、医師の診断書を発行してもらうように頼んで欲しいとの連絡がありました。担当の警察官は、まめな人で、よく電話がきます。

2006年8月3日

今日、市役所の国民健康保険課に行って、いろいろ聞いてきました。

第3者の行為による被害届けについては、損害賠償の請求状況や損害賠償金や、示談成立、請求権放棄の記入欄については白紙のまま捺印するのはやめて、示談成立無し、請求権放棄無しと記入して提出することにしました。

国保の10万円越える場合の返還については、実際に患者が実費負担した金額(差額ベット代は含まず、保険で保障があれば、保障された金額より10万円越えた金額)については返還されるようですが、実際には、そんなことは、ほとんどないようです。

自由診療で受診した場合、自賠責の範囲である120万円を越えてから、途中で保険診療に切り替える事も可能で、実際そのような対応にする場合も多く、自賠責を超えた場合は、保険診療として国民健康保険は7割分は負担するということになっているそうです。

ちなみに自賠責の範囲内の場合は国民健康保険は立替払いということで、後ほど保険会社から7割分を支払って貰うそうです。

今日は、主治医から説明を受けました。予定の時間から1時間以上遅れての説明でした。

MRIの検査結果としては、CTで検査したのと較べて、脳の中の傷や出血が、いたるところで多く発見されたようです。それと脳に水がたまっているようです。でも徐々に良くなるので心配しなくても良いのではということでした。

動眼神経の損傷に関しては、断言はできないけど、数ヶ月単位で回復する可能性は充分にあるということでした。

動眼神経の損傷については、手術、投薬、リハビリで治療できるというものではなく、治療する方法が無いので、身体さえ元気になれば早めに退院できるのではないかということでした。

警察から診断書の提出を求められていたので、医師にお願いしました。

2006年8月4日

今日、図書館へ行って、交通事故の損害賠償や示談の本を4冊借りてきました。

病室に面会に行ったら、医師の診断書ができていました。

警察からは、何度か連絡があって、診断書ができたら届けて欲しいと言われていたので連絡しました。それで8月7日に届けるということになりました。

医師の診断書の内容は、病名は頭部打撲、脳挫傷、急性硬膜下血腫、外傷性クモ膜下出血、右動眼神経損傷、右耳介挫創、頸部前肋部打撲擦過傷、両側硬膜下水腫
2ヶ月の加療を要する見込みという内容でした。

2006年8月5日

本人の意識も少しずつ回復して、食事も食べられるようになりました。朝食はパン食とご飯の食事を選べて、家族はパン食を選んでいました。家では朝食はごはんなのに意外でした。

パンの朝食はパンとマーガリンとジュースとバナナです。輸液のチューブが面倒らしく、早く回復して輸液チューブをはずしたくて食事も積極的に食べるようになったということです。

トイレもキャスター付のイルリガートル台(輸液ボトルを吊り下げる台)を杖代わりにして自分で行けるようになったようです。お風呂も2日に1回入れるみたいです。

でも相変わらず、テレビを見ながらボーっとしているか眠っているかのどちらかで、決して元気とは言えません。

2006年8月7日

今日、医師の診断書を届けに東署に届けてきました。その時、担当の人がおいでてたので、事故のこととか、いろいろ聞いたのですが、どうも家族は一旦停止以外に自転車の右側通行をしていたらしいと言われました。担当の人は電話での印象通り、物腰が柔らかく優しい感じの人でした。

事故の目撃者はいなかったんだけど、加害者の聴取と、破損した加害者の車両のガラス片のちらばり、ブレーキ跡、などから考えて間違いないだろうということでした。

今までに警察から何度も電話があった時に、家族に聞いたことを少しずつ伝えてあったのですが、そのことについても再び確認し、家族の意識も回復していたので、翌日8月8日に、病院で事情聴取をすることにしました。

事情聴取については別に同席する必要がないかなと思い、警察の都合よい事件で良いですってことで時間を決めました。

警察の担当者から、病院で事情聴取をすることについて病院の了解をとっておいて欲しいと言われましたので当日中に病院の了解をとりました。

警察へ行って家族が一時停止に加えて右側通行までしていたということで、過失割合が45%であることが確定しました。

信号の無く道幅にそんなに差が無い交差点で自転車が一時停止を怠った場合の自転車の過失割合は40%なんですが、自転車の右側通行が加わると5%の加算になって45%になるようです。

2006年8月8日

昨日、東署で事情聴取は同席しないと言っていたけど、心配になって、朝、警察の担当に人に同席したいので、時間をずらせて欲しいと言ったんですが、自分の希望する時間は、他の人の聴取の予約が入っているということで、仕事を早く済ませて、時間も少しだけずらせてもらって、事情聴取に同席することにしました。

仕事を早く済ませて、病室に行くと、看護婦さんから、個室は他の重症の患者に使いたいので大部屋に移って欲しいと言われて、急遽、引越しすることになりました。前日から、そういう場合があるとは聞いていたのですが、ちょっとバタバタしました。
引越し先の部屋は以前入っていた部屋と同じでしたが、入室している人は1週間でだいぶ入れ替わっていました。

病室の病状を説明する部屋で事情聴取をしたのですが、事情聴取はだいたい1時間30分程度かかりました。基本的に、事故の時から病院に運ばれた時まで、事故の時の記憶が全く無いので、今まで電話とか、診断書を届けた時に話したことの確認を文章にするというものでした。

でも、今まで家族と話をしていて、歩道を走っていたとか話がかみあわない点があって、おかしい事言うなあって思ってたこともあったのですが、話を聞いてると、事故のかなり前からの記憶が無いことがわかりました。事故のあった場所すら違う場所であったように記憶していたみたいです。

やっぱり同席して良かったです。

2006年8月10日

今日、突然病院から呼び出しがありました。

今日、いろんな検査をしてたんですが、目の検査の途中で検査室を抜け出して見つからなくなったというのです。

慌てて病院とかを探して、見つかったんですが、家族に話を聞いたら、検査が異常に長引いて我慢できなくなったようです。それと、こんな風に検査が続いて退院が遅れたら、お盆休みに妻の実家に盆帰りできなくなるのが嫌だということだったようです。

明日の8月11日に医師の説明がある予定でしたが、急遽、今日に前倒しになったんですが、随分遅くなってから会えました。結局このまま入院を続けるのはストレスになるということで明日8月11日に昼食が終わってから退院することになりました。

本当は、この日に医師の謝礼を渡さなければいけなかったんですが、急なハプニングで用意する余裕も無く、渡しそびれてしまいました。

予定してなかった退院が急に決まって、退院時のお礼とか、いろいろ判らない事がでてきてパニックになりました。

母親や自分が以前、石川県立中央病院に入院した時は、病室の看護婦がお礼を受け取らなかったので花を置いていったような記憶もあるけど、病室には花が全く置いてなかったので、きっと感染症防止のため花は置かなくなったんじゃないかとか、いろいろ迷いました。
結局、病室の、看護婦には返されても大丈夫なような日持ちのするお菓子を買ってもって行くようにしました。

医師の謝礼についてインターネットで調べても、そんなに情報が無かったんですが、手術をしてない場合には1万円から3万円が相場であるという情報がありました。入院中に特別な治療をしていないとか、入院期間を考慮して2万円くらいかなと思って封筒に入れて用意しました。

2006年8月11日

今日の午後、退院しました。

妻も仕事を休んで、迎えに行くことにしました。急な退院だったので準備に手間取り、お礼を買ったりして、なかなか迎えに行けなくて、途中、家族の催促もあったりしました。

家族は早く退院したかったようで、退院が決まった昨日から、急に元気になったようです。

退院に際して、病室の看護婦さんへ、お礼として御菓子を買っていったんだけど、受け取られませんでした。

主治医にも会えなかったので、謝礼を渡せませんでした。

退院後に飲む薬2週間分と、退院療養書(8月24日に最新予定であるということと頭部外傷後であり自宅の療養が必要であるという内容)と次回の診察のための予約票を渡されました。

支払いは加害者の保険会社に請求ということになっているので、そのまま特に手続きもなく帰宅しました。

看護婦さんに、診断書をお願いしておきました。

今日、加害者の人から電話があって、家族が退院したことも知っていました。加害者の人は、なにかにつけ様子を見に来てくれてるようです。

加害者の任意保険の内容を知らないと保険会社との交渉にならないので、任意保険の証書のコピーを送ってくれるように頼みました。

石川県民共済生活協同組合の県民共済のこども2型という保険に加入していて、今回の家族の交差点事故での治療も対象だという事で、前もって書類を送ってもらっていたんですが、そのなかに共済保険の専用の診断書の用紙がありました。

今日、病院を退院した時に病室の看護婦さんに診断書の用紙を渡して、診断書の申し込みをしました。

県民共済保険の保険適応は180日間(延べ90日)なので、治療が長引く場合は、事故後180日過ぎてから申請します。


電話した翌日に石川県民共済の請求書類が届いたので、さっそく必要事項と病院の領収書のコピーを送りました。退院してから2ヶ月に1度しか通院してないので3回分の通院だけの請求でした。

2006年8月12日

今日、加害者の母親がお見舞いを兼ねて保険証書のコピーを届けてくれました。

どうも加害者の母親は保険の代理業をやってるようで、そのからみの自動車災害保険のようです。

総合自動車保険VAPという保険で、父親が加入してるんですが、家族が他の人の自動車を運転してても、借りた先の保険を使わなくても優先的に保障するという種類のものでした。
運転者の年齢が25歳以下という制限があるのですが、加害者の人は若いと思ってたけど、26歳以上なんだなあ(多分)って、改めて知りました。

対人賠償は1名につき無制限のようです。

かなり、いたせりつくせりの自動車保険のようです。

家族が妻の実家への里帰りを楽しみにしていたので、夜に妻と子供たちが野々市(近い)の妻の実家に帰ることになりました。明日(13日)の朝に田舎の法事に妻や妻の父親が田舎へ行かないといけなく、妻の父親が運転できない身体なので、そういうことになりました。

退院が決まってから、家族もなんとなく元気そうで、まあ大丈夫かなと思いました。

2006年8月13日

妻と妻の父親が田舎の法事から帰ってからも家族は元気そうだったようで楽しみにしていた回転すしとかも行ったようです。

2006年8月14日

今日の昼は家族が楽しみにしていたとんかつの外食の予定だったらしいけど、家族があまり元気ないようで外出もしたがらなかったので、とんかつを買って持ち帰りにしたようです。

自分も夕方に墓参りの為に妻の実家に行ったんですが、家族は外出したくないとのことで墓参りは家族を残して行ってきました。

夕食は、そこそこ食べていたんですが、やっぱり元気がなさそうです。微熱も相変わらずあるようです。

2006年8月15日

家族が妻の実家から帰ってきました。家族は一時期元気かなと思ってたけど、妻の実家でも食事以外の時間は、1日中、ごろりとして、ほとんど寝ているような状態で、やっぱり体調は万全では無いような感じです。

2006年8月17日

今日、俊の母親が、家族と俊の母親のかかりつけの内科の医院に行ったら、家族の目はこの1週間が勝負だから金沢大学病院の眼科にセカンドオピニオンの診察に行ったほうが良いと言われた。

家族の症状は脳外科の領域で眼科では経過を検査しているだけなので、他の病院の眼科の診察を受けるというのは、ちょっとどうかなと思うんだけど、母親(家族の祖母)から、放っておいて治る可能性を失っても良いのかと言われると、放っておくのも憚れるので、内科の医院の診療が終わる時間に相談しに行きました。でも、お医者さんは往診に出ていて戻るのが遅くなるということで断念しました。

家族がここんとこ微熱が続いて食欲も無いので、のかかりつけの内科の医院に、眼科の話の相談がてらに内科の受診するのも良いかなということで、家族の希望も聞いて翌朝の朝一番に家族を連れて受診することにしました。

再入院の必要性も考えられるので、直接、県立中央病院の外来受診して何時間も待たされるより、かかりつけのお医者さんに相談して、再入院が必要ということであれば、県立中央病院の病室に相談して、場合によっては、病室から脳外科のお医者さんに相談してもらったほうが効率的なと思うし。

病状について、ちょっと相談したい場合に、症状がつらくて仕方ないのに予約が無いと外来受診して何時間も待たされる大病院というのは、都合が悪くて通院したくないと、いつも思います。

長時間座ったまま、待合室で待っていられるような状態じゃないので、今朝、かかりつけの内科の医院の鍵が開きそうな時間を見計らって診察券を入れて、診察開始直前に家族を連れて行きました。

当日、電話回線を日本テレコムからNTTに替える工事が入っていました。職員に、すぐ切り替えできて邪魔にならないと説明してました。

そういう訳で、一番最初に受診できたんできました。警察に出すための診断書のコピーをとってあったので、お医者さんに渡しました。家族の病気が脳外科の領域で、金沢大学の眼科にセコンドオピニオンを受ける必然性がないことを判断していただいたのですが、すぐに再入院が必要だということでした。

石川県立中央病院に電話をしてくれようとしたんですが、回線の切り替えがうまくいかなくて、電話が使えませんでした。そうこうして回線がなかなか回復しないので、先生の携帯電話を持ってきていただいて、県立中央病院の脳外科の担当医と直接相談してくださいました。
相談の結果、病院の受け入れ態勢の問題と、入院しても治療することがないということで、とりあえずは再入院はしないことになったんですが、退院から2週間後の診察予定を早めることになりました。

それとは別に、内科のかかりつけのお医者さんは、自分でもいろいろ調べて下さるということでした。

加害者の方から電話があった時に、家族の自転車の修理の件で相談してたんですが、家族の自転車については加害者の人が保険で対応できない部分も含めて対応したいと言ってくださりました。

修理するか、新しい自転車に替えるか家族の希望を聞いて欲しいということでした。

家族は、希望を聞いたところ、新しい自転車にしたいということでした。

2006年8月19日

相変わらず、微熱は続いているのですが、今日からから急に元気が出だしたようで、食欲も出てきたし、横になっている時間も以前より少なくなって上体を起していることが多くなりました。精神的なものが大きかったようです。
家族が言うには、今まで、まだ夢を見ているような気がして現実である事を認識できてなかったということでした。

2006年8月21日

今日、退院後の初めての外来受診でした。9時半過ぎに来るように言われてたのですが、早く行ったほうが待ち時間が少ないと思い、9時前には受付しました。

番後札をもらって順番を待っていたのですが、なかなか診察が始まりません。
今日の診察医の表示を見ると、主治医の診察になっていませんでした。

30分を過ぎて、やっとお医者さんがきて診察がはじまりました。

掲示の貼り紙を見ると、脳外科は毎朝、全員の医師で、患者の治療方針などの打ち合わせをするので外来がはじまるのが遅くなるってことでした。

もらった番号札の順番になっても医師の診察が無いので変に思ってたんですが、家族は主治医のお医者さんが診察するので遅くなっているということでした。

家族が元気になっていたから良いものの、元気の無いままだったら、これだけ待たされたら、さぞ辛かっただろうと思いました。

結局10時半になって主治医の診察になりました。

先週、内科の医院から電話をかけた時は元気なかったけど、翌日から元気になったことを伝えて、今まで、まだ夢を見ているような気がして現実である事を認識できてなかったということも説明しました。耳の傷が良くなったようなので、抜糸をしてもらいました。
次回の受診日の予約をして、脳外科の診察を終えました。

入院時に眼科の検査を抜け出したので、今日は眼科の検査もしました。眼科に関しては動眼神経以外の問題はないということでした。

診察を終えてから、会計に清算書を渡して、請求書が出るまでにちょおとの間、待たされます。請求書が出たら支払いをします。支払いをしてから初めて薬を出す指示書と薬の引換券がいただけます。

薬の指示書を薬局に出してから薬が出来るまで時間がとてもかかりました。
次回からは、薬の指示書を薬局に出してから帰宅して、午後にまた薬だけ取りに来るようにしようと思いました。

結局、半日以上時間を費やしました。

2006年8月24日

最近の状況は、一時期のように、1日中横になっているという状態ではないですが、依然として頭がぼーっとしてる状態で何もする気力がおきないようです。

とても勉強を開始できる状況ではありません。

2006年8月26日

加害者の人から電話があって、自転車の修理代金を支払いたいので、自転車屋さんの見積を出して欲しいということでした。壊れた自転車の同等品の新品の代金に、壊れたオプション部品の代金を含めた仕様で良いとの事でした。

2006年8月27日

自転車屋さんに見積書を頼むにあたり、壊れた自転車を確認しておいたほうが良いということで、家族を自転車屋さんに連れて行きました。

自転車屋さんは家族の溜まり場で、知っている人もいて、いろいろと話しかけてくれてました。

事故の記憶が全く無いせいもあって、ショックを受けている様子も無く、淡々と壊れたパーツをチェックしてました。無くなっているパーツも確認しました。

自転車屋さんに見積書の作成をお願いしました。

自転車屋さんにTSマークの書類についても入手してくれるよう頼んだのですが、直接、三井住友海上火災保険に電話して送ってもらって欲しいと言われました。

2006年8月28日

退院時に石川県立中央病院で保険会社へ出す診断書を頼んでいたのですが、1週間から2週間かかるということなので、先週2週間経ってから取りにいったんだけど、まだ出来てなくて、1週間後に出来てるか問い合わせしてから来て欲しいと言われた。1週間ごとに永遠に問い合わせし続けないといけないシステムになってるんですかと聞いたら、奥のほうにひっこんで、何かを相談してたようで、結局、出来たら連絡してくれるということになりました。ちなみにまだ連絡はありません。結構長くかかるものです。

今日、石川県警東署から電話があって、やっぱり父親の調書も必要のようで、今週行かないといけません。加害者が、自転車について、保険で賠償してくれる範囲以外の弁済もしてくれるということなので、加害者の人の罪や罰則については、可能な限り軽くしてもらうように警察に頼むという方向で聴取に応じてこようと思っています。

加害者の人にも、警察から事情調書の作成の依頼があったことを連絡しておきました。

自転車のTSマークの保険の件で三井住友海上火災保険に電話したら、揃える書類は入院してる証拠になる書類(請求明細書や診断書)と事故証明書が必要だけどコピーでも良いということなので、また別に診断書を頼まなくても良いみたいでホッとしました。TSマークの10万円と加害者からの自転車の弁償金で新しい自転車は結構りっぱなものが買えそうで、家族は少し喜んでいました。

ちなみに石川県民共済生活協同組合の県民共済は診断書は独自な書式の物が必要ですが、事故証明書はコピーでも良いとのことです。

2006年8月30日

今日、学校がはじまりました。

先生にも随分心配していただいたし、家族の体調が万全ではないので、いろいろお願いや相談しないといけないことがあったので、妻が仕事を休み、学校に自動車で同行しました。もちろん、帰りも一緒に帰りました。

本当は、少し休んだほうが良いのかもしれませんが、入学から無欠席を続けていたし、高校の先生から、この高校は、大学・短大の推薦や就職において無欠席というのが重要なポイントになるって聞いてたので本人の希望もあって登校したんです。

石川県立中央病院から頼んでいた診断書ができたと連絡がありました。

それとは別に妻が第一生命に必要な書類を聞いたら、事故証明書の原本と、診断書の原本、それに事故状況報告兼事故証明書が必要ということでした。

第一生命が言うには、診断書について、第一生命と石川県立中央病院が提携してるので病院の受付に申し込んだら、すぐに発行できるということでした。

それで、妻が、家族の学校へ同行するために仕事を休んだついでに石川県立中央病院の受付に第一生命に出すための診断書を申し込みに行きました。診断書は申し込んで、すぐに渡されました。でも帰ってから見たら、できたと連絡があった県民共済用の診断書でした。

事故証明書については、警察でも発行できると第一生命が言っていたので明日(30日)調書作成のため石川県警東署に行くついでに貰ってくることにしました。

2006年8月31日

今日は退院してから2回目の診察がありました。

今日は主治医の診察日だったので、予約してあったこともあって、比較的早く受診できました。
退院してからも長い間、1日中、横になっていた生活が続いていたので、気がつかなかったのですが、少しずつ歩くようになって、膝の調子が悪いのが気になるようになったので、相談したら、整形外科の受診をするように言われました。

整形外科の診察を受けると、事故時の打撲の影響だけど2週間くらいすると楽になると思うから、それまで急な階段を登ったり無理な運動は避けるように言われました。次回の診察は1ヶ月以上後になるので湿布薬を大量に貰ってきました。

診察が終わって会計を済ませて、薬は、後から取りに来ることにしました。

診察が終わるのがお昼過ぎになったので、食事をしてから、学校に送っていきました。

高校が高台にあり、通学には急な長い坂を上らないといけないので、2週間は自動車で送り迎えをすることになりました。

迎えの時に、連絡をとらないといけないということもあったので、担任の先生に、学校の入口までの送り迎えの許可と携帯電話の使用許可をとりました。
高校では通常は坂の下までしか送り迎えはだめですし、学校内で携帯電話を使うことも禁止されているのです。

当然、帰りも迎えに行きました。

家族を学校まで迎えに行ってから、約束の時間に石川県警東署へ親権者としての調書をとりに行きました。

前回の調書をしてから警察も、いろいろ調べたそうで、事故の目撃者も見つかったそうです。
やっぱり家族が一旦停止義務違反と右側通行をしていたのは間違いないようでした。

示談がどうなっているとか、家族の病状などを聞かれたりして調書作成にとりかかりました。

示談については、後遺症などがどうなるか予見できないので、何も進んでないけど、加害者の人が自転車の修理について、保険で保証してくれる範囲以外についても自己負担で賠償してくれるということになっていると説明し、加害者の人の罰則については可能な限り軽くして欲しいというのが希望ですと伝え、調書にもその旨、明記しました。

事故証明書は警察でも発行できると第一生命から聞いていたので、石川県警東署で調書作成時に事故証明書の発行をお願いしたのですが、発行は免許センターでないとできなくて、警察では受付だけできて事故証明書は郵送になるということでした。

2006年9月1日

今日から朝早くに学校に送って、帰りに迎えにという生活が始まりました。朝、学校に送るのはすんなりいくんですが、送った後に学校から戻る時に渋滞に巻き込まれます。

昨日、石川県立中央病院の受付で第一生命に出す診断書を申し込んだんですが、別の診断書を渡されたので、再び病院の受付に申し込んだのですが、どんな診断書を出せば良いか判らないと言うのです。

第一生命に確認し、医事課の人に、直接話をしてもらいました。

第一生命が言うには石川県立中央病院がは受付に申し込んだら、すぐに診断書を発行できるということでしたが、実際は、主治医に書いてもらわないといけないということでした。

主治医に診断書を書いてもらうのには3週間以上かかるので、以前、第一生命が病院の請求書でも大丈夫だと聞いていたので、請求明細書(レセプト)を発行してくれるように頼んだら、事務所のほうから医事課の人が出てきて、請求明細書を患者に提出することは過去に例がないというのです。

自賠責の本にも、請求明細書を発行してもらうっていう記述があったし、今年から患者の求めがあれば請求明細書を出さなければいけないっていう制度に変わって、開業医の医院でも有料で請求明細書を出しているはずなのにおかしいなと思って、再び第一生命に電話しました。

そしたら入院14日以内の場合は請求書でも良いけど、15日の場合は医師の診断書が必要だというのです。

どちらにせよ、請求明細書では今回の場合は役に立たないということなので、断念して、医事課の人に診断書はやっぱり3週間かかるのですかって聞いたら、場合によっては1ヶ月以上かかると言うのです。

第一生命に診断書は1ヶ月以上かかる可能性もあるので、県民共済へ提出する診断書のコピーではだめですかと相談したら、コピーを送るのはダメだけど、県民共済の診断書に必要事項が記入してあるようなら、県民共済の診断書の原本を第一生命に送って、第一生命の本社で確認のうえコピーして、原本を送り返してくれるということになりました。

免許センターで発行してもらえる事故証明書(600円)も原本を送ってコピーして送り返してもらうことにしました。

ちなみに診断書の発行には3500円かかります。

2006年9月4日

自転車屋さんから見積書がきました。

自転車の修理見積がでて物損について概要が確定しました。

自転車のフレーム
自転車のVブレーキキャリパー
自転車のホイール
自転車のシフターブレーキレバー
自転車のハンドル
自転車のメーター(事故現場で紛失)
自転車のライト(事故現場で紛失)

学校の制服(病院で治療のためハサミで切断)
下着(病院で治療のためハサミで切断)
時計
ヘッドフォン
充電池4個(紛失)
MDレコーダーのリモコン
ヘルメット

第一生命に提出する書類がそろったので、必要事項を記入して、第一生命に連絡しました。

2006年9月5日

家族は、なんとか学校行けてるけど、なんか凄く疲れるようです。

でも、そろそろ勉強を始めないと、追いつけないので少しずつ取り組み始めました。
4月から特訓して数学の計算の実力も上げてきたのに、4月以前の水準以下に戻ってしまいました。
最初からやりなおしです。
計算はミスばかりだし、1日に問題2つするのが限界みたいで、受験生だというのに前途多難です。

夏休みに入る前に、夏休み後の試験で、頑張りを感じる成績ならば、希望の学校への推薦を出すって聞いてたので、頑張らないと。

図書館で、また交通事故賠償の関係の本を大量に借りてきました

加害者の人から電話があったので、加害者の人の罪や罰則については、可能な限り軽くしてもらうようにと調書に明記したことを報告しました。

自転車について保険で賠償してくれる範囲以外の弁済もしてくれるということなので、加害者の人から今後、直接金銭的なことを要求することはしない旨伝えました。

でも保険会社とは納得できるまで交渉するので、被害者側の意向に沿うように保険会社の人に言ってもらうように加害者の人にお願いしておきました。

2006年9月8日

加害者の人から自転車代金が振り込まれてきました。

保険会社の賠償額と修理代金の差額を送っていただいたのかと思ってたんですが、見積金額全額が振り込まれていました。

自転車屋さんの領収書が欲しいということだったので、さっそく口座から振り出しておきました。

2006年9月11日

自転車のTSマークの保険請求書類が三井住友海上火災保険から送られてきて、さっそく書類を作って送りました。こっちのほうは診断書も事故証明書もコピーで良いということなので助かります。

TSマークの場合は、書類を送付する前に、審査などすませるようで、審査が終わってから書類が送られてきます。審査には2週間余りかかりました。

診断書と事故証明書のコピー以外には、医療機関からの医療情報を得るための同意書と、事故の内容などの記入が必要な傷害保険金請求書を提出しないといけません。

それぞれの書類には分かりやすいように下書きやマークがつけてあって記入しやすかったです。

事故の内容などの記入などについては、国民健康保険を使う時に日新火災海上保険が作成した「第三者の行為による被害届」の書類が参考になりました。

2006年9月15日

学校が始まって2週間、行き帰りの送迎をやっているのですが、来週からは行きだけ送っていくことにしました。当初から膝のほうは2週間はは負担をかけないようにということだったので。行き帰りの送迎はやっぱりきついです。迎えに行く時間を調整すると、どうしても仕事に影響がでるし、学校の関係で終業時間が狂うこともあるし。

今日、加害者から電話があって、交通罰則の罪が軽減されたそうです。やっぱり被害者の意向というのは影響が大きいです。

家族が言うには目の神経のほうも改善が見られるようだということです。目が開くのも大きくなっているし、瞳が左右に動く範囲も広くなってるような気がするし、左の目を開閉した時、麻痺していた右目のまぶたも自然に少しずつ動くようになったとのことで、今後症状の改善が期待できます。

2006年9月19日

TSマークの10万円の振込み通知が来たので、さっそくおろして家族にあげました。

加害者の保険会社から電話があって、自転車についての示談書にサインを欲しいということでした。相手方の自動車の修理代金(フロントとサイドの窓ガラスが割れて、ボディにも損傷があった)について、どうなるか聞いていないので、物損関連の損害について、はっきりしないうちは示談書にサインできないと言いました。しばらくして返事があって、加害者側の自動車の損害については、加害者側で対応してくれて、過失割合分のこっちの賠償負担分については請求しないという返事があった。

自転車の損害より、自動車の損害のほうが大きかったりすると悲惨だと思ってたので、安心しました。

2006年9月20日

今日、一人で帰って2日目だったんですが、学校の急な坂道で転んで怪我をしました。

たいした怪我ではなかったのですが、膝に出血があり、ズボンが破けてしまいました。まだまだ体調は充分ではないようです。

2006年9月21日

自宅での勉強を始めてから妻と科目を分担して、つきっきりで勉強を教えてきたのですが、少しずつ調子を取り戻してきました。

本人の頑張りもあって試験前に出された課題問題もなんとかこなして、試験でそこそこ頑張れるようになりました。

学校の先生から22日に進学先の推薦を決める会議があるという事で、現状の報告や動眼神経の障害を含めて体調の件やや勉強の取り組みの件など、問い合わせがありました。

先生には動眼神経は回復の兆候があることと、頑張って勉強に取り組んでいることを報告しました。先生は、きっと推薦が通るであろうと言ってくださりました。

2006年9月22日

石川県民共済生活協同組合に必要書類を送りました。

石川県民共済生活協同組合の保険は入院と通院の保障があるのですが、とりあえず、入院分だけ手続きをして、通院は別途手続きすることができます。
もちろん、通院が終わってからまとめて手続きしてもよろしいです。

ちなみに通院は事故後180日間の通院が対象です。

2006年9月25日

日新海上火災から自転車の示談書が届いたので、必要事項を記入して送りました。

自転車以外の物損については別途話し合うという文が入っていました。

いよいよ試験がはじまりました。

頑張ったかいがあって物理・英語とも順調だったようです。

今日、希望の学校への推薦がきまったと先生から言われたそうです。
但し、試験の結果があまりにもひどいと推薦取り消しになるって言われたそうです。取り消しになるって事はないでしょうけど。
とりあえずはホッとしました。

この学校は高校2年の時にひとりで電車に乗って泊りがけで体験入学に行って、すっかり気に入った学校なんです。
今年もAO入試の申し込みをして、夏休み前に自分と2人で体験入学に行って面接までしてきた学校です。最終的には希望の学校関係者の人と相談し入学金も安くなるので高校の特別推薦を受けようということになっていたんです。
元々学力が推薦の基準には達して無かったんですが、希望の学校の関係者が高校に推薦を出すように言ってくれてたんです。

そういう事情があったので、今度の試験は良い結果を出して、学校としても安心して推薦を出せるようにして欲しかったという事だったのです。

2006年9月26日

県民共済の入院分の保証金が入金されていました。

2006年9月29日

試験が今日終わり、自動車での学校への送迎も今日でやめることにしました。

行き帰りの送迎は13日  行きだけの送迎は9日間でした。

今日は事故後、初めて自転車に乗りました。妹から借りた通学用の自転車ですが、いつも乗ってる自転車より、こぐのが重いと文句言ってました。

2006年10月2日

加害者の人から電話があって、保険会社から、自転車の修理代金の保険会社負担分が振り込まれたとのことでした。

2006年10月7日

家族の瞼が急に自然に開くようになって、外見上はほとんど違和感が無くなってきました。まだ瞳の動く範囲が完全では無いので、2重になって見えるようですが、それも少しずつ軽くなっているようですし、右側の目がまぶしく見えるのも少しずつ軽くなってきているようです。
動眼神経の麻痺は確実に改善の方向に向かっています。

今日、自転車とヘルメットの注文をしました。
加害者からの弁償金とTSマークの補償金を加えても、まだ足りないような高額の自転車を買う事になったようです。まあ、あれだけ酷い目に合ったんだから、1つぐらいは本人にとって良いことがあっても罰はあたらないよね。
13日に購入した自転車が届くようです。

2006年10月12日

今日は久しぶりの石川県立中央病院での診察でした。何故か11時からの診察予約だったので、午前中の仕事は完全にアウトでした。

症状が前回より明らかな変化があったし、今後のことも聞きたかったし、ちょっと確認したいこともあり、また診察が終わってから学校に送っていかないといけないので付き添いが必要だったんです。

10月1日から、石川県立中央病院にオーダリング(薬や会計と診療部がコンピュータで繋がった)が導入されたので、システムが少し変わっていました。
診察室に入って欲しい人の番号と、診察室の前に待って欲しい人3人の番号が表示されるシステムも導入されたんですが、これがなんともお粗末なシステムで待って欲しい人3人の番号が、次に呼ばれる人の番号と一致しないんです。番号表示の一番上にある番号の人が次に呼ばれるんだと思ってると、突然、表示していない番号のが診察室に入って欲しい人の番号に入ってしまう。こんなことが何回も続くんです。次に呼ばれると思っている人は、突然割り込みみたいに他の番号が入ってきてストレスを感じるし、呼ばれる人も、突然呼ばれる可能性があるので、その場を離れられない。いったい何のための番号表示かと思ってしまいます。患者のことを全く考えていないシステムだと思います。
家族の順番も、番号表示の予告も無く、突然呼ばれてびっくりしました。それでも時間予約してて1時間以上は待ったんですけど。NECのシステムは、お粗末極まりないシステムです。

それはさておき、診察の順番になって診察していただいたのですが、一目見るなり家族の目の状態を見て、主治医に凄く喜んでいただいて、全快する可能性も大いにあると言ってくださいました。全快するとしたら一般的には1年以内で全快するんじゃないかということでした。まだ2重になって見えるんです。
家族の症状について確認したかったことも、予想外の好ましい返事をいただいて、とても嬉しかったです。

次の診察日を2ヵ月後ということを決めて、その分の薬のオーダーも出していただいて、診察は終わりました。院外処方にしますと言うので、院内処方にして欲しいとお願いしたら、全部院外処方になりましたと言われて、断念しました。掲示か新聞で特別に希望が無い限り院外処方にするって書いてあったので希望すれば院内処方になるはずなんだけどね。
そして次の予約時間を見ると11:30。11:30だと、いろいろと都合が悪いので、脳外科の受付に時間をもっと早くできませんかと聞くと、混んでて早い時間は無理だと言うんです。混んでるって言っても2ヵ月後の診察まで予約が埋まっているはずがないので(通常は早くても1ヶ月前の予約しかとらない)、そのように言ったら、あっさりと診療予約時間を9:00に変えていただけました。

前回、整形外科からも次回診察するように言われていたんだけど、診察受付時間が過ぎていて受診できませんでした。膝の症状はよくなって全く問題ないので、特に受診する必要も無いと思っていたので、どっちでも良かったんだけど、整形外科の医師から次回受診するように指示されていたのに、予約になってなかったのかなと、ちょっと不思議な感じでした。

家族と食事をとって、学校まで送ってきました。

2006年10月19日

最近、なんか疲れやすいようで早く寝ることが多いようです。

先週受けた、進学の面接の結果が今週の金曜日にわかるこということで精神的に緊張してるのか、片目の調整が不完全なので2重になって見えるが原因なのかわかりません。

2006年10月25日

保険会社から久しぶりに電話がありました。
家族の具合はどうですかと言うので、経過が良く完治ずる可能性が高いと言っておきました。

今まで2重になってしか見えなかったのですが、最近は時々2重にならないで正常に見えることがあるようです。確実に良くなっているようです。

2006年12月7日

今日は久しぶりに県立中央病院の脳外科で受診しました。
最近は2重に見える頻度も減って日常の生活に困ることも無くなっているような状態で順調に回復していたのですが、薬もあと2週間飲むだけで良いということになりました。
次回の診察は75日後ということになりました。

2006年12月30日

加害者の母親が、家族さんどうですかということでお見舞いに来られました。交通事故って加害者にとっても大変な事です。
完治はしてないけど、後遺症は残らない見通しだと伝えました。それと今まで本当に良くして頂いて感謝していますって伝えました。

2007年2月2日

県民共済保険の保険適応は180日間(延べ90日)までで、事故後180日過ぎたので保証が確定したので連絡しました。請求用紙を送ってくるそうです。通院実日数は少ないので、たいした補償額にはなりません

2007年2月5日

電話した翌日に石川県民共済の請求書類が届いたので、さっそく必要事項と病院の領収書のコピーを送りました。退院してから2ヶ月に1度しか通院してないので3回分の通院だけの請求でした。

以前、いろんな手続きの書類のコピーをとってあったので、書類を書くのに役立ちました。なんでも書類のコピーは保存しておかなければいけないものです。

金沢市の市民相談室へ電話で相談しましたが、賠償など法律に関わる事例は対象外だと言われました。
自動車保険請求相談センターと日弁連交通事故相談センターの電話番号を教えていただきました。

2007年2月8日

石川県民共済協同組合から入金がありました。相変わらず対応が早いです。

保険会社から久しぶりに電話がありました。

家族の具合はどうですかと言うので、2月22日に診察があって、4月から県外に進学するので最後の診察になるかもしれないと答えておきました。
2月末にまた連絡するということでした。
いよいよ保険会社との交渉が近づいているって感じです。

2007年2月22日

今日は久しぶりの診察がありました。
現状の症状についての報告です。
現状は2ヶ月に1度の診察なのですが、2ヵ月後には家族が高山市の学校に進学するので、通院できない事を医師に伝えました。
念のため、最後に脳のMRIを撮る事にしました。MRIは予約制なので2週間後にMRIの撮影と診察の予約をとりました。

2007年3月8日

今日は頭部のMRI撮影をしました。
画像見た限りは出血したところも綺麗になっていて、主治医の先生も、画像上では、なんら問題ないということでした。
4月から高山に行かないといけないので、今日で、診察は終わりです。

MRIは画像処理に時間がかかるようで、半日いっぱいかかりました。

2007年3月15日

自動車保険請求相談センター(金沢市高岡町2-37 三栄ビル8F 232-0214)に電話しました。 自動車保険請求相談センターは保険会社関連の組織です。これから保険会社との交渉がはじまるので、前もって何が請求できて、何が請求できないかの予備知識が欲しいのだけど、こちらに相談ということでよろしいですか?と聞くと、こちらで良いということでした。

相談方法は予約とか必要ですかと聞いたら、予約は必要なく、平日の9:00から12:00と13:00から17:00なら電話での相談でもいいし、直接出向いて相談しても良いということでした。
お伺いして相談したいと言うと、いつごろの予定かと聞かれて、明日(3月16日金曜日)が時間が空いているので伺いたいというと、ちょうどその日の午後には弁護士が来ての相談会があるということでした。
弁護士の相談とかは、もう予約が埋まってうるのかと聞くと、大丈夫だというので弁護士と相談することにしました。
弁護士との相談については、前もって時間を決めておかないといけないらしく、自分の氏名と携帯電話の番号を伝えました。

駐車場があるのか聞いたら、ビルの駐車場があいてれば入れるけど、空いてない場合は他の駐車場に入れないといけないそうです。

事故がおきてからの経過と、相談したい事を書類にしてまとめました。

2007年3月16日

今日、自動車保険請求相談センターでの弁護士による相談に行ってきました。
少し早めに行ったのですが、先に行われる予定の相談もなかったようで、すぐに相談できました。
最初に、今までの経過を説明しました。それからこちらの聞きたい事の概略を説明しました。

それで、弁護士のほうから請求できるものを最初から授業のように説明をはじめました。初心者向けの一般的な概略の説明という感じです。話を聞いていたら授業みたいになって終わってしまうので、その都度その説明に関係する事例については、こちらが突っ込んだ質問をするという感じで相談がすすみます。前もって自分で調べておかないと、授業を聞くだけになってしまう可能性がありますので、貴重な弁護士相談を有意義なものにするため聞くポイントを絞って行くのが良いですし、下調べしていくことが重要です。

賠償請求ができる事と、賠償請求できない事の判別ということに関しては明確な判断は避ける傾向にあります。あくまでも求めることができるかと、求めても明らかに無理である事の振り分けだけになります。相当な理由がある場合は賠償してもらえるという説明に対して、今回の自分の事例については、どうですかという質問には、個別の事情もいろいろあるし、明確な基準が無いので、最終的に倍所鬱してもらえるかどうかは、保険会社とどう交渉するかにかかってくるので、明確な判断はできないというスタンスです。

自動車保険請求相談センターでの弁護士相談というのは、自動車保険請求に関しての相談としては、かなり高度な相談機関と言えますが、その弁護士は、なんでも知っているかというと、そうでもないです。初歩的な質問についても(例えば事故時に身につけているものに関して、どういうものが自賠責の賠償対象になるかとか)寝耳に水という対応で、自動車保険請求相談センターの事務所の職員に聞くという具合です。

自動車保険請求相談センターという保険会社の関連機関ということで、弁護士は保険会社側に都合の良いことばかり言うかというと、そうでもなく誠実に相談にのってくれます。
弁護士は、自分は今回の賠償請求先の保険会社の弁護もしたこともあるし顧問をしたこともあり、利害関係もあるので、あくまでもそういう立場の弁護士の意見だということを加味して聞いておいたほうが良いですと言ってくれるくらいです。

そういう相談の中でも参考になった事も多かったです。
やっぱり、実際に入院したり自宅療養したことについて、最後の高校での夏休みが無駄になった精神的な苦痛や、入試前に勉強できなかった苦痛、後遺症の不安(不安はあったけど実際には後遺症は残らなかった)についても慰謝料というのは実際に損害を受けて損失になったことでは無いので、賠償請求は難しいということ。

過失が大きい場合、医療費とか基本的な慰謝料は自賠責で100%賠償されるけど、自賠責で賠償されない任意保険の部分の物損や加味的な慰謝料については、自賠責の賠償額と実際の損害額に、そんなに大きい差が無い場合は、貰えない場合が多いということ。
例えば、自賠責の対象になる額が最大限度の120万の場合、医療費など120万円100%が過失割合と関係なく貰えます。自賠責での賠償額を含めた実際の損害費用(付き添いや物損など、自賠責以上の損失も含める)が150万円とします。被害者の過失が40%とすると自賠責の賠償額と実際の損害額の差額の30万円の60%を上乗せしてもらえる訳ではありません。日新火災海上保険は自賠責の賠償額を含めた総額150万円の60%で計算しますので90万円分しか算定してもらえません。この場合、自賠責で貰った額の変換を求められる事はありませんので、結局、自賠責分の120万円だけ貰えて任意保険の会社からビタ一文貰えません。もちろん、入院の医療費とかは保険会社が立替払いをしてますので、その分を差し引いた額だけ支給されるということになります。差し引かれる医療費は、健康保険で安くなった30%分だけ差し引かれるわけではなく、医療費の100%分を差し引かれて支給されます。
そういう場合、先に自賠責だけ被害者請求で先に請求し、任意保険の分は別に交渉するという方法もあるそうです。

せっかく弁護士がおいでるのだからということで、保険会社から最初にもらった社会保険での治療を薦めた小冊子についての不満についても法律的な検地からの判断をきかせてもらったのですが、保険会社との利害関係のある弁護士としては、単なるパンフレットだからそんなに問題のある内容だとは思いませんって言ってました。自ら保険会社との利害関係のある弁護士とことわって出したコメントということで、何か意味ありげな印象を受けました。

ちなみに相談の時に自動車保険請求相談センターのビルの駐車場を利用した場合、自動車保険請求相談センターにスタンプを押してもらって駐車料が無料になるとかいうのは無くて、ちゃんと駐車料は請求されます。

2007年3月19日

自賠責保険の被害者請求について、確認したいことがあったので再び電話で問い合わせしました。

自賠責保険の被害者請求をする場合は相手方の日新火災海上保険に一括請求の解除の申し込みをしないといけないそうです。ただ、自分で自賠責請求の手続きするのは、面倒なだけでメリットがないと強調してました。

ついでに社会保険を使っての治療についての小冊子のクレームについて、保険会社の行政処分の権限をもつ監督省庁はどこか聞いたら、金融庁だそうです。
金沢では新神田の合同庁舎の北陸財務局が窓口だそうです。

2007年4月2日

今日、日新火災海上保険から、電話がありました。通院も終わったということで、示談の交渉を始めましょうかという申し出でした。
自賠責保険の賠償を先に済ませたいんですが、日新火災海上保険のほうで、自賠責保険の賠償交渉だけ先にしていただけませんかと提案したんだけど、任意保険の会社では、自賠責保険会社との交渉はできなく、任意保険との交渉を、一旦打ち切って被害者側が単独で自賠責保険会社に賠償請求をしないといけないということでした。まあ、そう言われるのは予想してたんですが。

自賠責保険への被害者請求をするしないは別として、日新火災海上保険の賠償についての提案をさせていただきたいというので、話だけは聞きましょうということで2週間後以降に連絡してもらうことにしました。

何日通院したとか、物損被害がどういうものがあるか、日新火災海上保険は把握してないので、今の段階で提案のしようがないんですけど。

2007年4月17日

日新火災海上保険から再度電話がありました。補償額を決めるにあたって、かかった(支払った)医療費とか物損の損害がどういうものがあるのか、確認したいということでした。
明日会うことになったので、今日は、日新火災海上保険に要求したい項目を整理して文書化しておこうと思います。何度も交渉するのは面倒なので、言いたい事を全部通告して後は日新火災海上保険の出方を待とうと思います。
こちらのほうの過失が大きいので医療費や慰謝料については自賠責以上のものは要求しても無理だと思うけど、物損について自賠責の補償金の範囲内で済まそうという態度に出てきたら裁判も考慮しようと思います。物損の額が、そんなに多くないので裁判しても費用のほうが大きくてメリットないんですけど、保険会社の横暴を放置しておくのは社会的にも良くないと思うし、このブログの話のネタにも面白そうなので頑張ろうと思います。
過去に、物損の補償は自賠責とは別個に考量するべきとの判例もあるようですから。

2007年4月18日

今日、日新火災海上保険と、具体的な賠償請求の相談としては初めての交渉があった。
現状は、まだ下を向いた時に2重になって見えるけれど、治る可能性が大きい見通しであることを報告しました。
物損として壊れたものを提出して、その写真を撮りました。物損のものは、これで処分して良いと言ってました。
今までの経過と、かかった医療費、物損したものの価格、付き添いなどに要した労力、精神的負担の根拠、自賠責に算定できそうな項目について調べた資料を書類にしたものを提出しました。

その書類を見て、物損に関しては、自賠責保険と切り離して算定すると言ってました。日新火災海上保険が物損に関して、自賠責保険と切り離して算定すると言うのは極めて異例な事だと思います。

また今回の賠償について、自賠責保険で算定した場合と、任意保険の基準で算定した場合と両方の算出結果を提出するとのことです。

病院からの退院後の診断書がなかなか作成してもらえない状況なので、自賠責の算定も、すぐに出来ない状況であるとの説明をして、早急に診断書を出していただけるよう努力すると言ってました。

2007年4月19日

日新火災海上保険への交渉についての提出書類を作りました。

交通事故について症状及び経過
   7月28日事故ICU
医師の診断書の内容は、病名は頭部打撲、脳挫傷、急性硬膜下血腫、外傷性クモ膜下出血、右動眼神経損傷、右耳介挫創、頸部前肋部打撲擦過傷、両側硬膜下水腫で2ヶ月の加療を要する見込みという内容。片目が閉じたままで、瞳が動かない状態。
   7月31日(3日後)に一般病室
   8月 2日(5日後)に個室移転
   8月 5日(9日後)から食事するようになり、歩けるようになる
   8月 8日(12日後)に一般病室に移動
   8月11日(15日後)に退院
   8月20日(24日後)まで、ほとんど1日中寝た状態
   8月21日 受診(1回目)
   少し状況は改善するも依然として頭がぼーっとしている状態で何もする気力がおきない
   8月30日 学校が始まり登校(無欠席を続けるため登校)
   8月31日 受診(2回目) 整形外科の受診で学校への通学に2週間は送迎が必要と言われる。
   9月1日から9月15日まで整形外科医の診断により登校・下校の送迎
   9月 5日 勉強開始
   9月15日 動眼神経に改善の兆し
   9月18日から9月29日まで登校の送迎
   9月20日 下校時、転倒して怪我
  10月 7日 瞼が自然に開くようになる
  10月12日 受診(3回目)
  12月 7日 受診(4回目)
   2月22日 受診(5回目)
   3月 8日 受診(6回目)
   4月18日 現時点で一部2重になって見える場合有り

 妻の仕事の影響
   7月28日事故当日の仕事早退
   事故当日の病院待機当直
   8月1日から3日間休職して一般病棟に付き添い
   (相変わらずほとんど目を閉じていて話しかけた時に目を開けて一言二言返事をするだけ)
   退院まで毎日、仕事後に病院へ
   8月11日 退院のため休職
   8月30日 学校始業の付き添いのため休職


自分の仕事の影響
   7月28日事故当日の仕事休み
   7月31日から8月10日まで 洗濯物の交換など1日数回病院通い
   8月21日診察に付き添い
   8月31日診察に付き添い、そのまま学校へ送迎
   9月1日から9月15日まで整形外科医の診断により登校・下校の送迎(8月31日含め13日間)
   9月18日から9月29日まで登校の送迎(9日間) 片目及び体力の回復状況から判断
   10月12日診察に付き添い、そのまま学校へ送迎
   12月7日診察に付き添い、そのまま学校へ送迎
   2月22日診察に付き添い
   3月8日 診察に付き添い

物損の被害
  ヘルメット   7140円
  制服      2835円
  下着      1500円
  MDのリモコン  6300円
  ヘッドフォン  3440円
  時計      5000円
  充電池4個   1880円

医療費
   8月21日 1870円
   8月31日 3940円
  10月12日 2390円
  12月 7日 1220円
   2月22日  210円
   3月 8日 5690円

病院の日常費
  テレビカード(テレビ・冷蔵庫)、電話のプリペイドなど  入院雑費15日間分

その他医療及び看護
  退院後8月20日まで10日間 自宅看護
  (脳の治療方法がないため、早期に退院するも、1日中横になった状況が続き、意識ももうろうとしており放置しておけないので)

その他の精神的苦痛要因
  高校3年の夏休みおいて進学のための勉強も出来ず貴重な休みが無駄になった
  入試前の大切な時期の精神的な苦痛
  後遺症の不安 将来の進路への影響に対する不安

自賠責で賠償されるもの

慰謝料は1日4200円(入院及び通院 自賠責)
通院期間が長期化し、通院頻度が1ヶ月に2から3回程度の割合にも達しない場合、あるいは通院は続けているものの治療というより検査、治療経過の観察のためなどの場合には修正通院期間を求め、一般的に実日数の3.5倍を通院期間として通院慰謝料を計算

重症の場合で特別室に入れられた場合や救急車で特別室しか空いていない場合は個室の特別料金も自賠責で請求できる

物損について基本的には自賠責では対応しませんが義歯、松葉杖、補聴器、コルセットなど身体に密着し身体の機能の一部を代行しているものは自賠責で請求でき、制服など通常使用する着衣は自賠責で請求できる可能性もある。(判例あり)

入院に関する損害賠償としては入院費の他に、入院雑費というものを請求できる。
損害賠償の入院雑費は自賠責で1日で1100円、日弁連は1400から1600円。(家族通院交通費など)

入院で近親者の付き添った場合(受傷の程度、被害者の年齢などから必要と認められる場合)には1日6000円(自賠責4100円)請求可。

近親者自宅看護は1日2050円(自賠責)

通院の自家用車のガソリン代、駐車料金が請求可能(退院時も含む)
通院で近親者が付き添った場合(必要と認められる場合)には入院付き添い費6000円(自賠責4100円)の半額請求可。
通院にタクシーが認められる場合は脳挫傷など歩行することが症状の悪化を伴うもの。通院後の出勤が可能になる場合など。自家用車の場合はガソリン代

通学付き添い費はガソリン代を含めて1日1000円。

慰謝料について入試直前の時期に受傷することの精神的苦痛は極めて大である

自賠責保険の場合、被害者に重大な過失(重過失)がないかぎり過失相殺はなく100%支給されます(被害者のほうに7割以上の過失がない場合は100%支給)。

損益相殺について、自賠責保険からの給付金は人身事故に対するものであるから、物損から控除すべきではないという判例有り。
過失相殺を強制保険の部分には適用しないとする判例有り。

2007年5月7日

今日、日新火災海上保険から賠償額の査定の書類が提出されました。

病院の診断書(退院時のものと診療が終わった時のものの2通)や保険会社が立替払いした医療費の領収書のコピーは必要ですかと聞かれたので、コピーさせてもらいました。

賠償額の査定の書類には自賠責の査定での賠償額(損害額の100%)と日新火災海上保険が査定した賠償額(損害額に過失分の割合を差し引いたもの)が書かれていて、その他に物損の損害額(過失分の割合を差し引いたもの)が書かれていました。

今回、こちら側の過失が大きいので日新火災海上保険の査定した賠償額のほうが大きいのですが、過失分の割合を差し引くと、自賠責の査定額の方が高額でした。
物損の損害額(過失分の割合を差し引いたもの)は別途査定されるので、日新火災海上保険の提案は、自賠責保険の査定での賠償額に物損の損害額を加えた額で示談にしたいということでした。

自賠責保険の査定での賠償額に物損の損害額を加えた額で提案してきたということは、意外で評価できるの提案でした。この点は、裁判してでも譲れないと思っていたので、とりあえず裁判という選択肢は無くなりました。
でもその他の慰謝料の査定で、家族を学校に送迎した事や、退院後、自宅で寝たきりになっていた事や、退院後の通院について通院の日数は少なかったけど、2ヶ月に1度の通院という事で期間が長かった事について、まったく考慮されてなかったのは納得できませんでした。

通院の頻度が極めて少なく期間が長い場合は3.5倍の日数として計算するのが一般的ということだったのに、そういう事がまったく考慮されていませんでした。1週間に6日通院して完治したのと、1年に6日通院したけど完治していないのと同じ慰謝料というのは、どう考えてもおかしいです。

退院時に、症状が重くて寝たきりになっているのに病院での治療方法が無く、自宅療養と病院での入院は同じ治療効果しかないから退院したということなのに入院日数だけで慰謝料を決めるというのは、どう考えてもおかんしいです。

整形外科の医師が通学時に送迎が必要ということだったし、片目で体もふらふらしてて体育もできない状況で、通学の坂道も急で自分だけでの通学が不可能なのに、通学の送迎についても、査定の対象になっていないというのは、おかしいです。

任意保険で、多少、査定額を増やしても、過失が多いので、自賠責の賠償額には及ばないので、自賠責の保険会社に直接交渉したいということで、自賠責の保険会社の場所と連絡先を教えてくれるよう要求しました。

自賠責保険は農協共済でした。所在地と電話番号も聞きました。相談するには、自賠責証明書番号と自動車登録番号も必要だという事で、そちらのほうも教えてもらいました。

日新火災海上保険が査定した自賠責保険の賠償額査定について入院諸雑費は1100円で計算してありました。
通院交通費は自宅から病院の距離に15円/kmで計算してありました。
付き添い費はゼロ、通学付き添いはゼロ
慰謝料は入院および通院の日数を加えた日数と224日のうち少ない日数(今回は入院および通院の日数を加えた日数)×2×4200円で計算してありました。

これは実際に自賠責保険の保険会社が査定した賠償額ではなく、日新火災海上保険が自賠責保険だとこれくらいの賠償額になりますと主張している額です。

これはやっぱり自賠責の保険会社に確認してみないと話しになりません。

2007年5月18日

自賠責の保険会社に日新火災海上保険の提出した提案書について聞いてきました。
自賠責保険はJA共済でした。前もって電話で相談したい内容を伝えると、いつでも都合の良い時に来てくださいということでした。電話で担当者の名前を聞いていたので、すぐに会う事ができました。

最初に、今までの経過と、どういう事を相談したいのかと簡潔に説明し、聞きたいことを1つ1つ確認しました。担当の方は親切丁寧に応対してくださり親身になって相談にのってくださいました。

日新火災海上保険の提案書については、そんなに大きな間違いは無かったのですが、家族の通学の送迎については、必要であったという医師の診断書もしくは、その他に証明できるようであれば賠償請求できるということでした。自賠責の被害者請求の場合、医師の診断書が無くても自賠責の保険会社の担当者に直接説明し、正当であると認められれば、必要な手続きを経て賠償請求することも可能なような感じでした。

被害者の過失が多くて、任意保険の賠償より自賠責の賠償のほうが多いと思われる場合でも、自賠責の被害者請求を先にして、自賠責で賠償されない部分について、任意の損害保険会社と賠償交渉するということについては、応対してくれた自賠責の担当者の人は、あまり聞いた事が無いと言っていたのですが、改めて確認すると、JA共済の任意保険の担当者に確認をとってくださり、特別な事例ではなくて、そういう例はいくらでもあるということでした。

日新火災海上保険の担当者も加害者が任意保険を利用している場合には、被害者の自賠責請求するメリットは何も無いと言っていたけど、そうでもないという事が確認できました。

自賠責の保険というのは支払うのは国なので、自賠責で保険会社が被害者に多く払うことになっても少なく払うことになっても保険会社に損害がでるわけでは無いのだそうです。つまり、自賠責の保険というのは保険会社は取次ぎだけのようなもののようです。但し自賠責の賠償というのは、動かしがたい規定というものがあって、どういう事情であっても、賠償額は決められた既定によって算定され、情状によって賠償額が上下する余地はほとんど無いようです。

被害者の自賠責請求には

自動車損害賠償責任保険支払請求書(自賠責の所定の様式に基づいて作成)
印鑑証明書(請求者のもの)
交通事故証明書(自動車安全運転センターで交付600円)
事故発生状況報告書(自賠責の所定の様式に基づいて作成)
診療報酬明細書
医師の診断書(入院・通院証明書。自賠責請求の所定のもの。病院によっては1ヶ月以上かかる場合もあります。3500円程度。)
通院交通費明細書
休業障害証明書
被害者が未成年の場合、請求者(親権者)と被害者の関係がわかる書類(被害者の戸籍謄本か住民票)

などの提出が必要です。証明書や診断書などの書類の取得に要した費用は請求できます。
必要な書類の製作は、傷害保険での書類とそんなに違うわけではないので、難しくはありません。

2007年5月21日

今日、日新火災海上保険から電話がありました。

家族の通学の送迎については、必要であったという医師の診断書もしくは、その他に証明できるようであれば賠償請求できるということでした。自賠責の被害者請求の場合、医師の診断書が無くても自賠責の保険会社の担当者に直接説明し、正当であると認められれば、必要な手続きを経て賠償請求することも可能であるようだということを伝えました。

被害者の過失が多くて、任意保険の賠償より自賠責の賠償のほうが多いと思われる場合でも、自賠責の被害者請求を先にして、自賠責で賠償されない部分について、任意の損害保険会社と賠償交渉するということについては、応対してくれた自賠責の担当者の人は、あまり聞いた事が無いと言っていたのですが、改めて確認すると、JA共済の任意保険の担当者に確認をとってくださり、特別な事例ではなくて、そういう例はいくらでもあるということを聞いたということも伝えました。

日新火災海上保険が入手した医師の診断書は、譲っていただけるのかと聞くと、被害者が被害者請求する場合も、日新火災海上保険も今までに支払った医療費を自賠責保険会社に請求しないといけないので日新火災海上保険から自賠責保険会社に診断書を提出するそうです。それで被害者は重複して診断書を提出する必要はないそうです。

2007年5月24日

日新火災海上保険から自賠責の保険会社に確認をとって、通学の交通費は賠償対象になるという連絡があった。

日新火災海上保険に、自賠責の被害者請求を先に済ませてから慰謝料について交渉するという選択も考慮しているということと、その部分の慰謝料については裁判も選択肢にあるという事を伝えました。
日新火災海上保険が製作して渡されたパンフレットについて金融庁に行政処分を求める意思ももっているということを使えました。
とりあえず、日新火災海上保険が賠償について算定した額についての、細かい根拠の明細を出してくれるように頼みました。自賠責の被害者請求した後に、慰謝料の交渉をするにあたっても細かい明細があったほうが、こちらが請求する場合の明細を作成する参考になると思うし。

2007年5月25日

日新火災海上保険から、再度、賠償金の提案がありました。配達記録付きの郵便でした。

賠償金額の明細を出して欲しいということで、明細がついてきました。
慰謝料については、当初は治療期間についての基本的な慰謝料の25%増で計算してあったのが、今回は治療期間についての基本的な慰謝料の50%増しで計算してきました。結果的に自賠責の賠償額より少し多くなっていました。

任意保険のその他の経費についての査定は下記の通りです。

入院中諸雑費  1日当たり 1100円   (弁護士評価は1500円)
通学送迎交通費 別途計算(距離1キロについて15円だと思う)
通院交通費 距離1キロについて15円

入院期間中の付き添い看護 1日当たり 4200円
通院における付き添い看護  1日当たり 2050円
自宅看護            1日当たり 2050円
学校送迎における付き添い 1日当たり 2050円

上記の査定方法は、賠償請求するにあたり、目安として、とても参考になると思います。
後は、基準費用と弁護士費用の差額と、進学前の交通事故と、後遺症の不安についての
慰謝料計算が実際はどういうものなのかを調べれば、妥当な金額が計算されるのではと
思います。

2007年6月15日

日新火災海上保険から、先日送った提案書について、どうですかという電話がありました。

一応、自賠責保険の被害者請求はしない方向で考えていると答えました。

日新火災海上保険が算定した基本となる賠償額の算定方法と、1.5倍の算定にはどういう要素が考慮されているのか書類で連絡してして欲しいと依頼しました。
それから自賠責の慰謝料がどういう条件の場合2倍で算定できるのかも教えて欲しいと依頼しました。

それが届いたら、1度、弁護士と相談しようと思います。それで日新火災海上保険の提案が妥当であれば、算定に含まれていない要素について要求しようと思います。

どっちにしても、まだ完治してないので、焦って賠償額を特定する必要もないです。

2007年6月19日

日新火災海上保険から先日の返事の書類が届きました。

自賠責保険の慰謝料算定方法についてはちゃんとわかる内容でしたが、日新火災海上保険の慰謝料算定の明細については、全然具体的なものは書かれていませんでした。
再提出を求めようと思います。

自賠責保険の慰謝料については200と、(実際の入院日数+通院日数)×2 の少ないほうの数字に4200円をかけたものが慰謝料となるそうです。

実際の入院日数と通院日数の合計が150日だと150×2=300で200より大きいので200×4200円(つまり840000円)が慰謝料になります。
実際の入院日数と通院日数の合計が50日だと50×2=100で200より小さいので100×4200円(つまり420000円)が慰謝料になります。

2007年6月28日

日新火災海上保険にFAXで日新火災海上保険の慰謝料算定の明細についての計算式か算定表を提出するように依頼しました。また慰謝料の50%加算の加算要素項目を列記して提出するよう依頼しました。

2007年6月29日

日新火災海上保険の慰謝料算定の明細についての計算式か算定表を提出と慰謝料の50%加算の加算要素項目についての詳細の提出のについての依頼について電話で返事がありました。

慰謝料算定方法については、計算式や算定表というものは存在しなくて、入院期間、退院してから治療に要した期間、および退院してから治療終了するまで通院した日数(頻度)の3つの数字をコンピューターに入力して慰謝料が算定されるということです。つまりブラックボックスみたいなもので、なにがどういうふうに重要視されるというかそういうものは明確にしたものは提出できないということでした。
どちらにせよ、入院期間、退院してから治療に要した期間、および退院してから治療終了するまで通院した日数(頻度)が賠償額の査定の大きな要素ということです。

慰謝料の50%加算の加算要素項目については、個別に要素を出すと、抜けていた項目について、指摘されて新たな要求をされるので、明らかにできないということです。また各加算要素について個別に、これが何パーセントとかいう積み上げ方式ではないので個別に要素を出すのは意味がないと言っていました。つまり、その事故に関するいろんな事情を1つずつ考慮しなくて、ややこしいと思われる事例は慰謝料をコンピューターで出てきた金額に50%上乗せして提示するということです。ちなみに日新火災海上保険は50%が最高だと言ってました。

つまり、慰謝料はいろんな事情がどうこうというより、入院日数と通院日数と治療期間を長くするということを重要視されるということです。
こんなことやってるから、ムチウチ症とかで、いつまでも痛いという自己申告をもとに治療を長引かせたりすることが横行するんだと思う。

家族の場合は、もう医療機関に通ってないけど、完治した訳ではないので、今後の事は検討させていただきますと返事しておきました。
ついでに家族の現住所から通える地域で今度の障害について良い治療をしてもらえる医療機関を知ってたら紹介して欲しいと言っておきました。

2007年7月20日

昨日、家族に2重になって見える事は今でもあるのかと聞いたら、首を上げて下を見ると2重になって見えるということでした。春のより改善しているけど家族の動眼神経はまだ完治していないようです。
夏休みに帰郷したときに受診に行かせようと思います。
将来的に、今の状況より改善し続けるのか、2重に見える症状がずっと続くのか見通しを聞いてこないといけないし。

2007年8月3日

先日、家族に現在の症状を聞いたら、首を上に向けたときに下を見ると2重に見えると言っていたので、主治医の脳外科の先生に、今後完治する見込みがあるのか相談しに行くことにしたと日新火災海上保険の担当の人に連絡しました。もし回復の見込みがあるということなら、経過を見て今度冬休みにまた診察に行くし、もし回復の見込みが無いということなら、どのうような手続きが必要か教えて欲しいと伝えました。回復の見込みがあるということなら、経過を見て今度冬休みにまた診察に行くのは、もちろん問題ないということでした。回復の見込みが無いという事なら後遺症の認定が必要なので医師に日新火災海上保険所定の用紙(後遺症の診断書)に記入して送ってもらうように依頼して欲しいということでした。

調べたところ後遺症が何級にあたるかは自賠責損害調査事務所が中立な立場で認定するようです。

電話した時、担当者から、長いこと連絡が無いので手紙を本日送ったところだったということでした。申し訳無さそうに言ってたので、あんまり良い内容の手紙ではないかもしれません?

2007年8月5日

日新火災海上保険から後遺症の診断書の用紙が郵送で届きました。
先に送ったと言ってた手紙はどうもまだ出して無かったようです。単に後遺症の診断書の用紙と後遺症の診断書の用紙に記入して日新火災海上保険に提出した場合、それに基づいて公的な機関で審査することになるっていう内容のものでした。

2007年8月9日

今日、石川県立中央病院に受診して来ました。月曜日に予約の電話をしたのですが、予約域が満杯で予約無しで行きました。予約患者優先なので早く行っても仕方ないので、ゆっくりと行きました。遅くに受付して、途中近くで1時間ほど時間をつぶしたのですが、それでも1時間以上待って順番がきました。事故があって、1年以上たったので、現状以上の回復は難しいということでした。それで症状固定ということで後遺症の診断書をお願いしたのですが、2重に見えるという症状なので脳外科よりも眼科の診断書のほうが適切だということでした。そういう訳で時間が遅かったということもあって眼科の当日受診は無理なので来週月曜日の眼科の予約をしておきました。

2007年8月13日

今日は眼科の受診をしてきました。ただ首を上にあげて下を見たときに2重になって見えるだけだと聞いていたので、たいしたことないと思っていたのですが、左右の瞳の動きも異常があるし、上下の瞳の動きの状況は相当悪いということでした。ショックでした。

その場で自賠責保険の後遺症の診断書を医師に書いていただきました。自賠責保険の後遺症の診断書は実費で4500円でした。この費用は自賠責保険会社に請求できます。さっそく日新火災海上保険へ診断書を送っておきました。

瞳孔の検査の時にさした目薬の影響で4から5時間は物が見えにくいということで自宅でおとなしくさせときました。

2007年9月12日

家族の事故の日新火災海上保険から電話がありました。電話には出れなかったんですが、留守電に連絡事項が入っていました。
病院からMRIなどの画像を借りるように申請しているけど、なかなか手続きが進まず、自賠責保険の会社に認定申請するのが遅れているとの事でした。

2007年9月14日

今日、日新火災海上保険から再度電話がありました。
前回は留守電だったのですが今日は直接話をしました。

日新火災海上保険の担当者は、結構真面目なんです。イカサマみたいなパンフレットを渡されたのは今でも頭にきてるけど、まあパンフレットは会社が作ったもので、会社の指示で被害者に渡しているものだし。

2007年9月18日

今日、家族の事故の日新火災海上保険から電話がありました。

JAの自賠責保険で後遺症の認定にあたり病院からデータを提供してもらうのに、追加の書類がいるというのです。事故後に同様の書類を提出したんですが1年たってるから無効なのかもしれません。

2007年9月19日

自賠責保険の後遺症認定に関する書類が送られてきました。
日常生活状況報告というもので60以上の項目について問題があるとか、多少問題があるとか、問題が無いとか5段階+回答できないという選択で答えるようになっています。
項目は日常活動能力30項目、問題行動10項目、日常の活動および適応状況10項目、身の回りだ長能力10項目、その他に就労・就学状況などです。
上記の項目についての選択では問題項目に該当するものは無かったんですが、実際に生活に支障がでている部分があるのは間違いないので、社会生活・日常生活にどのような影響を与えているかという欄に現状での支障と将来考えられるハンディについて詳しい内容を記述しておきました。

2007年10月3日

今日、家族の事故の日新火災海上保険から経過報告の電話がありました。
病院に請求している書類が、なかなか揃わないという内容の電話でした。

2007年10月12日

今日、家族の事故の日新火災海上保険から経過報告の電話がありました。
病院に請求している書類が、なかなか揃わないという内容の電話でした。
担当の人は真面目な人なんです。

2007年10月24日

今日、家族の事故の日新火災海上保険から電話があって、病院に頼んでいた書類や画像も入手できて自賠責保険会社に後遺症の申請の書類を提出したと連絡がありました。

2007年11月15日

今日、日新火災海上保険から電話があって、家族の後遺症の等級が13級になったということでした。
1眼の著しい眼球運動障害は12級なんだけど、症状が著しくないと判定されて13級になったようです。
自分で申請しておいて言うのも変なんですが後遺症があると判定されたこと自体がショックを感じえません。後遺症があると判定されなければされないで不条理だと納得できないものを感じるのでしょうけど。

2007年11月16日

今まで後遺症が残るという認識が無かったので、後遺症については何も調べてなかったので、改めて調べてみました。
後遺症についての慰謝料は等級によってだいたいの定額化がされてるようですが、若ければ後遺症に苦しむ期間が長いとかいうこともあって年齢によって違ってくるようです。
ちなみに13級の場合の後遺症慰謝料は日弁連交通事故相談センター基準で160から190万円で自賠責保険基準で57万円のようです。

また後遺症によって、将来得られる労働収入が減ることが考えられるので減った分の収入である逸失利益も請求できます。後遺症によって現時点で収入が減らない場合でも、定年後や転職時に不利益をこうむる可能性もあるので、そういう場合でも逸失利益は請求できるようです。
なお逸失利益については一括請求なので、その分の中間利息を控除されるようです。一般的には複利で計算するライプニック方式が使われるようです。
逸失利益については67歳まで働けるという仮定で生涯収入を計算するようです。

後遺障害等級表・労働能力喪失率では13級は自賠責保険金額139万円、労働能力喪失率9/100です。
20歳の場合の就労可能年数は47年でライプニッツ係数17.981です。
収入については平均給与額は学歴・性別によって算定額が違います。男子で短大卒の場合は生涯平均年額500万円程度のようです。男子で大卒の場合は680万円程度です。

男子で短大卒の場合を例にとると
逸失利益の計算=年収500万円×労働能力喪失率9/100×ライプニッツ係数17.981
          =809万円
今回の事故の場合、事故過失が大きくて45%なので809万円×0.55=445万円が請求できる逸失利益ということになります。
13級は自賠責保険金額139万円なので差額306万円(445万円-139万円)は日新火災海上保険が負担することになります。

正面以外を見て2重になって見える症状の場合は13級だということで自賠責保険の認定は妥当のようです。

2007年12月3日

今日、日新火災海上保険から電話があって、家族の事故の賠償額を提示できるようになったけど、お伺いして説明しますかという事だったのですが、提示額の書類を郵送して下さいと返事しました。

どうせ、最初は検討に値しないような金額を提示してくるんでしょうし、ある程度の知識はあるので、説明をしに、わざわざ出向いてくる無駄を強いることもないです。一応提示された書類を見てから今後の対策をゆっくり考えれば良いと思います。どちらにせよ後遺症や逸失利益とかということになると保険会社と自分だけでの交渉で解決するような問題では無くなっていると思います。

自分の追突の賠償請求が片付いてから、日弁連交通事故相談センターか交通事故紛争処理センターに間に入っていただこうと思います。自分の追突の賠償請求については調停案が出たらすぐに合意するつもりだし、そんなに時間はかからないですから。

2007年12月5日

今日、日新火災海上保険から家族の損害賠償額の提案書が来ました。

自賠責保険会社の書類によると家族の後遺症害等級認定は13級2号ということでした。共済金額139万円と記載されてました。139万円というのは自賠責保険から給付される障害慰謝料と逸失利益を加えた金額です。

日新火災海上保険の提案書について

治療費は19年3月8日までの分しか算定されていませんでした。最終的に19年8月まで医療機関にかかっているので、意図的かうっかりかはわかりませんが、明らかにおかしいです。

入院中諸雑費は1100円×15日=16500円で計算されてます。
1500円×15日=22500円で請求することは可能だろうと思います。

通院交通費は自宅から病院まで5キロで1キロあたりのガソリン代が15円で往復で7回で1050円と書いてあります。
検討の余地があるように思います。

付添看護として症状により付添看護料が認められ
  入院期間中の付添看護 5日分×4200円=21000円
  通院における付添看護 7日×2050円=14350円
  自宅介護         10日×2050円=20500円
  学校送迎における付添 22日×2050円=45100円
総額100950円です。

障害慰謝料は治療費と同じ期間と通院数に基づいた算定なので検討に値しないのですが、基本額が328200円で、その他の条件を勘案し50%増で492300円と提示されています。

逸失利益は13級2号で
415400円(障害の月給の平均額)×12ヶ月×9%×48年ライプ18.0771=8109966円
と計算されていました。これは妥当な金額のようです。

後遺症慰謝料 13級800000円になっています。
この額は日新火災海上保険の基準額で明らかに安いです。日弁連交通事故センターの基準では160から190万円なので納得できない金額です。

物損は28095円です。これは要求通りです。

それらの総額に当方の過失45%が差し引かれるので0.55をかけた金額が賠償額になります。
その賠償額から保険会社が立て替えた治療費を差し引いた金額が保険会社が当方に支払われることになります。

思ったより、まともな提案がされていると感じました。

とりあえずは最終的に19年8月まで医療機関にかかっているのでそれまでの通院数や治療期間に基づいて治療費、障害慰謝料を算定しなおして貰って、その上で、後遺症慰謝料の増額を求めないといけません。

2007年12月6日

日新火災海上保険からの家族の損害賠償額の提案書について、納得できない点について担当者宛にFAXを送っておきました。

損害賠償額のご案内書をうけとりました。
治療費は19年3月8日までの分しか算定されていませんでしたが実際には、平成19年8月9日210円、平成19年8月13日1410円の通院があり治療期間は13ヶ月弱になっております。
その他に平成19年8月13日に後遺症診断書の文書料4180円がかかっております。
そういう訳で、治療費及び障害慰謝料の算定に誤りがあると思います。
後遺症慰謝料 13級800000円になっていますが、年齢が若く、長い間、後遺症をもった一生を送らないといけないことを考えるに、800000円というのは検討に値しない安い金額と思われます。
ちなみに文書料は自賠責保険会社が実費を支払うものなので、賠償額から差し引かれる類の費用では無いと思われます。また治療費についても自賠責保険会社が実費を支払う類の費用ではないかと思いますが、いかがなのでしょうか?

2007年12月7日

今日、日新火災海上保険から携帯電話の留守電にFAXを受け取りましたというメッセージが入ってました。

2007年12月9日

日弁連交通事故相談センターというものがある事を知って、調べると金沢にもありました。
でも、金沢の日弁連交通事故相談センターでは示談あっ旋はやってないようです。示談あっ旋をやってる日弁連交通事故相談センターの支部は限られていて、北陸には無いようです。
相談は受け付けているので、賠償額の算定などはしてくれるのだと思います。

金沢で弁護士に間に入って斡旋仲介をしてもらうということでしたら交通事故紛争処理センターのほうが向いているようです。

日弁連交通事故相談センターは国土交. 通省からの補助金、弁護士の方々からの寄付、一般市民からの寄付などによって運営されているようです。

2007年12月10日

今日、日新火災海上保険から電話がありました。FAXの内容についての確認です。

治療期間が平成19年8月13日までであることは日新火災海上保険も認めました。改めて慰謝料の算定をしなおすということでした。

後遺症慰謝料 13級800000円が安いという点について、いくらくらいを想定してるのかと聞かれたので2倍でも安いと思っていると答えました。その金額は弁護士基準で日新火災海上保険としては提示できる金額ではないと言ってました。
どうしても、その金額に拘るのであれば、日新火災海上保険としては示談金額の提示しても無駄なので示談交渉を続けられないと言ってました。
こちらの要求は変わらないので、日新火災海上保険がどう判断するかは日新火災海上保険の問題なのでこちらが関知する問題ではないと言っておきました。
そういう訳で、上のものと相談して改めて金額提示しなおすということでした。

別に相手の任意の損害保険会社が示談交渉を打ち切っても、心配する事は全くありません。
交通事故紛争処理センターとか日弁連交通事故相談センターに相談して専門家に間に入ってもらえば良いのですから。交通事故紛争処理センターとか日弁連交通事故相談センターに交渉を持ち込んで被害者が不利になることは1つもないのです。

2007年12月15日

今日、日新火災海上保険から家族の後遺症が確定してから2度目の損害賠償額提案書が来ました。

治療費は平成19年8月9日210円、平成19年8月13日分が追加になっています。

入院中諸雑費は1100円×15日=16500円のままです。
これは交渉対象です。

通院交通費は平成19年8月9日210円、平成19年8月13日分が追加になっています。

付添看護料は前回のままです。

障害慰謝料は基本額が328200円から390000円に増額され、その他の条件を勘案し50%増で
492300円から585000円と92700円増額されています。
これも交渉対象です。

逸失利益は8109966円で前回どおりです。

後遺症慰謝料は800,000円から1,000,000円と200,000円増額されています。
日弁連交通事故センターの基準では160から190万円なので相変われず納得できない金額です。

物損は28095円です。これは要求通りです。

それらの総額に当方の過失45%が差し引かれるので0.55をかけた金額が賠償額になるのですが、さらに差し引かれる額は相変わらず文書料まで含めた保険会社が立て替えた治療費になっています。文書料は自賠責保険会社が実費を負担してるはずなので差し引かれるのは妥当だと思われません。

どちらにせよこの金額では示談できないと返事することになります。

日弁連交通事故相談センターで相談にのっていただいて、最終的に要求する事を決めて、その上で交通事故紛争処理センターに調停をお願いしようと思います。

2007年12月20日

日新火災海上保険から、2度目の提示が郵送されてからは何の連絡もありません。多分、当方が納得する可能性が無いことを認識しての提示だったので電話してこないのだと思います。
日新火災海上保険に関わらず、任意保険会社は社会通念上妥当とされている金額(裁判の判決での金額)より、なるべく安く示談するための交渉をすることが保険会社の社員の仕事なので、社会通念上妥当とされている金額(裁判の判決での金額)に近い金額を求められた場合は、示談交渉を続ける意味が無いのだと思います。

そういう訳で、とりあえず日弁連交通事故相談センターに相談するために、今までの経過を簡潔にまとめ、争点となるポイントを整理し、聞きたいことを整理して文書化しました。

それで日弁連交通事故相談センター金沢相談所に電話しました。
相談の手続きの方法を聞いたら、月曜日と金曜日の午前中が交通事故の相談日で、都合の良い日を予約すれば良いということのようです。
明日も空き時間があるということなので、明日の予約をいれてもらいました。
日弁連交通事故相談センター金沢相談所は裁判所の敷地にあり、自動車で行っても駐車可能だそうです。

2007年12月21日

今日、日弁連交通事故相談センターに行ってきて相談してきました。
最初に氏名・生年月日・事故の日など必要事項を記入し、相談室に案内されました。

予約時間前に部屋に案内されたんですが、弁護士の先生はすでに待機されてました。
事前の打ち合わせも無く、いきなりの相談だったのですが、おおまかな経過や事故の内容を説明し、相談したい(教えて欲しい)事を、伝えました。
弁護士の先生は若い女性の方で、とても親切に柔らかく相談にのってくれました。
でも、ネットや本で調べても判らない事を中心に聞いたので、弁護士の先生も判らないことが多く、具体的な事例を参考に経験をもとに教えていただくというよりも、参考書を見ながら一般論を説明するって感じでした。

聞きたかった事の主なポイントは3つあって

1つは障害慰謝料は入院日数・通院日数、治療期間の3点によって判断されるのですが、今回の場合は治療方法が無くて、病室が混んでいたとか、県外に進学したことによって、入院日数・通院日数が極めて少ないけど、入試前の大切な夏休みに、長い間寝たままで過ごさなければならなかったり、片目が使えなくなるという不安を感じていたなど、そういう事情を勘案しないで入院日数・通院日数、治療期間の3点だけで障害慰謝料を算定した提示は妥当であるかと聞くと、具体的にいくらが妥当かは判らないけど、治療期間から見た弁連交通事故相談センター基準額の障害慰謝料を満額請求してもおかしくはないと言ってました。

2つめは後遺症慰謝料について日弁連交通事故相談センター基準額と較べて不当にに安く提示されてるけど、妥当な提示であるかということについては、年齢が若いことを勘案して日弁連交通事故相談センター基準額の最高額を請求してもおかしくないと言ってました。

3つめは自賠責の支給額について過失分を差し引かれるのは妥当なのかどうか聞いたのですが、法令から見ると、自賠責で足りない分を任意保険で負担することになるので自賠責で支給される分については過失分を差し引かれるのは妥当とは言えないと言ってました。
ちなみに法令とかでは一般的な傾向はどうなのですかと聞いたら、判らないとのことでした。
これについては、例えば自賠責の障害慰謝料の最高額は120万円なのですが、45%の過失があるとすると任意の損害保険会社の障害慰謝料の算定が120万円から218万までの場合は支給される賠償額が一律120万円ということになるので不合理だと思うんです。

一応、好奇心から、日弁連交通事故相談センターの交通相談では交通の事に詳しい弁護士さんが担当してるんですかと聞いたら、そうですと答えられたんですが、誤解されて受け取られたようで、頼りないと思われるんでしたら別の弁護士との相談を受けることも可能ですよと優しく言われました。
改めて別の弁護士の先生に相談したいと希望してるのではなくて、教えて欲しい情報を得られれば良いので、もし可能ならば、調べていただいて、判ったら教えて欲しいと伝えました。
弁護士の先生が判らないことを、調べてもらって後ほど連絡をいただくのは通常に行われていることでは無いようですが、わかりましたということで受け入れていただきました。
そういう訳で自賠責の支給額について過失分の扱いについて判例の一般的な判例について調べていただくことになりました。
電話をかけていただいて不在だったら失礼なので可能でしたらメールで連絡してくださいとお願いしたら了解していただいたので「きまっし金沢」の名刺を渡しました。

日弁連交通事故相談センターでの相談は新人の弁護士の先生が担当しているようで、一般的な法律相談については親切に相談にのっていただけるので大変ありがたい機関なのですが、判例の一般的傾向とか、具体的事例の賠償額の算定とか、そういう現実的な相談については難しいようです。

夕方さっそく弁護士の先生から返事があって、賠償金が自賠責でまかなえるのであれば、過失相殺を考慮せずに損害賠償額を査定できるけど、賠償金が自賠責を超える場合には、賠償額を任意保険会社の基準もしくは弁護士基準で査定し、その全額に過失相殺の適用がなされるそうです。
つまり、保険会社が支払う賠償金のうち、自賠責部分と任意保険部分とに分けて過失相殺を考慮することはできないということでした。

今日、日新火災海上保険から電話があって、2度目の賠償額についての提示について検討していただけたかと聞かれたので、この提示では納得できないと伝えました。
そしたら、これ以上の交渉はできないので、その他の機関に相談するなりしてくださいと言ってました。

今回の件については、交通事故紛争センターでの相談をお願いして、納得できなければ名古屋の交通事故紛争センターでの相談までいき、それでも納得できなければ、最終的には裁判までやってみようかと思ってます。

2007年12月23日

今日は親戚の法事があって、列席した弁護士の叔父さんに家族の損害賠償の件で相談しました。
叔父さんは裁判所長を務めたことのある弁護士なんです。

今までの経過と障害慰謝料の妥当な金額についての疑問を簡潔に文書にして渡しました。調べてくれるということでした。
その返事がきてから、争点にしたいことを絞って文書化し、いよいよ交通事故紛争センターに相談の申し込みをしようと思います。

2007年12月25日

今日、弁護士の伯父さんから返事がきました。

1.慰謝料の本質は、被害者又は遺族の精神的苦痛に対して、金銭によって満足を与えようとするものです。そして、被害者の財産的損害の立証が不十分な場合や、被害者の財産的損害の算定が技術上困難な場合に、慰謝料を増額することによりこれらを補完することがあります。
 したがって、何らかの理由で被害者に対する財産的損害賠償額が低い額になった場合には、慰謝料が増額される場合があります。それですから慰謝料額の算定は、事案ごとに異なることになります。

2.それでも慰謝料の算定については一応の基準を定める必要があります。そのために作成されたのが入通院慰謝料の算定基準です。実務はこの算定基準を採用して慰謝料額を決定しているようです。
この事案については後遺症の等級が13級2号という重い障害であったことと治療方法が無かったために入院を続けることができず約13ヶ月間にわたって通院治療をせざるを得なかったことなどを諸般の事情を考慮しますと、上記算定基準によれば、少なくとも100万円の通入院慰謝料を請求できるのではないかと思います。

障害慰謝料58万5千円との算定は、入院期間が15日間ということを重視し、治療方法がなかったので入院・通院を続けることができなかった事情を軽視し上記のような重症であったことを十分に斟酌しなかったことによるものと思われます。

電話でも話したのですが、両親の精神的な慰謝料も、同額程度請求できるということです。

2007年12月26日

今日、JA共済の自賠責の部所に電話をしました。
診断書など文書料は自賠責の120万円の限度に含まれるのか問い合わせをしました。
前回、診断書などの文書料は全額自賠責で請求できると聞いていたのですが、返答は診断書など文書料は自賠責の120万円の限度に含まれるということでした。
つまり診断書などの文書料は医療費などと同等の扱いになるということでした。

今日、交通事故紛争センターに電話して相談の申し込みをしました。
最初水曜日でどうですかと言われたので、できれば木曜日か金曜日でお願いしたいと言うと、1月中旬の金曜日に相談と言うことで予約がとれました。

今までの経過と事故内容、事故証明書、損害保険会社からの提示の書類、後遺症の認定書をFAXで送って欲しいということだったので、必要な書類を全部、郵送するいうことにしました。

2007年12月27日

今日、交通事故紛争センターへ提出する書類を作成しました。

経過と要求したい点を簡潔にまとめました。
全部の書類をクリアファイルに入れました。年末に送ったら扮失する可能性もあるので1月7日過ぎに送ろうと思います。

2008年1月16日

今日、他の用件で叔父の弁護士に電話する機会があったので、家族の事故について両親の慰謝料はいくらぐらい請求できるか聞いたのですが、両親がおのおの20から30万円請求できるということでした。

2008年1月18日

今日、交通事故紛争センターでの相談に行ってきました。受付の女の人は顔を覚えていたようで2回目だから細かい説明は良いですねと言ってました(笑)。なかなか記憶力の凄い人でした。

弁護士の先生は前回とは違う人でした。

交通事故紛争センターでの相談内容はインターネットで公開できないというお約束事があるので、詳しいことは書けないのですが、今回判った事(教えていただいた事)は損害保険会社と交通事故紛争センターの取り決めで、交通事故紛争センターの弁護士は通院期間や通院日数、入院日数に基づいて数字的なデータによってのみ賠償額を算定することになっているそうです。
交通事故紛争センターの弁護士は赤本(弁護士基準)によって賠償額を算定し、保険会社と交渉します。赤本(弁護士基準)に基づいた賠償額は損害保管会社の基準と較べて、かなり高額なので保険会社は値切り交渉をしてくるわけです。結果的に赤本(弁護士基準)によって算定された賠償額から10から20%引いた額が示談の提案額となる場合が多いようです。
それでも、損害保険会社が被害者に直接提示する賠償額よりは、かなり高額になります。

ここで、注意しないといけないのは、交通事故紛争センターでの相談では個々の事情は考慮されないということです。
例えば、被害者の両親の慰謝料とかは認められませんし、慰謝料においても受験前とか、個々の事情による精神的な要因とかは全く考慮されないということです。
そういうものを要求していくということであれば裁判で争う以外には方法が無いという事です。
交通事故紛争センターは、とても有意義なありがたい機関ですが、そういう限界もある機関でもあります。

2008年1月20日

今日、親戚の弁護士に交通事故紛争センターでの相談について報告しました。

裁判まで行っても50万円増えるかどうかの見通しで金額的にはメリットが無いんだけど、交通被害者への情報提供という意味でも裁判までやってみようかなと言っていたのですが、親戚の弁護士は、それくらいの金額だと弁護士費用のほうが高くつくので損だと言ってました。
弁護士を頼まないで自分で勉強して頑張ると言ったら、そうすれば裁判しても元は取れるということでした。
弁護士を頼まないで裁判に臨んだ場合、本裁判に持ち込まないで裁判官のほうで調停に持ち込む場合があるので、それはそれで良いかもしれないということでした。
また最初は裁判に持ち込まないで、裁判所に調停を申し込めば、第3者による調停が受けられて、それで納得いかなければ裁判にかけるという方法もあるということでした。

せっかく、こうして経過をブログでしてるんだから、交通事故センターでの相談の後、名古屋の交通事故センターでの調停を受けて、その後に裁判所の調停にかけて、最後に裁判にかけるというのも取材という意味でも良いかなと思います。

2008年1月28日

今日、交通事故紛争センターから電話がありました。
相談していただいた弁護士から、今、損害保険会社の担当者と話し合いをしてるんだけど、出した領収書について確認したい事があるという内容でした。

近日中に、交通事故紛争センターからの調停案がでてきそうな感じです。

2008年2月6日

今日、交通事故紛争センターの弁護士の先生から連絡が入って、損害保険会社との交渉の結果、弁護士の先生からの要求2つについて1つは全額認められたけど、1つは認められなかったということでした。

詳しい内容は公表できないという約束事があるので書けないのですが、結局、損害保険会社は数字として表れているデータ(要素)に基づいた弁護士基準の賠償は認めるけど、それ以外の特殊事情(数字として表れない精神的な要素他)については認めないということのようです。

ただ、今回の件については、交通事故紛争センターの弁護士さんが2つの要求をしてくれたので、1つの要求のほうは満額で認められましたが、最初から1つの要求だと、その額については減額された回答しか得られなかったのかもしれません。

交通事故紛争センターから調停案の額は損害保険会社の最終提示金額より、かなりの高額でしたが、自分が思ってた最低額よりは23万円ほど安い金額でした。

今回の調停額は、客観的に見て確実に請求できる部分が、ほぼ含まれているので、裁判所の調停に持ち込んで交通事故紛争に詳しくない調停員に相談しても難しい面が多いし、ましてや訴訟に持ち込んで専門の弁護士とやりあって精神的な要素まで認めさせることができるかというと、極めて難しいと思います。

裁判所の調停にしても訴訟にしても費用もかかるので、これからの労力を考えると、メリットはほとんど無いようです。
そういう訳で、今回の交通事故紛争センターからの調停案を受けようと思います。

長かった損害保険会社との交渉もいよいよ終わりを迎えることになります。

2008年2月7日

今日、交通事故紛争センターへ調停案を受け入れる旨の連絡をしました。

後は、交通事故紛争センターからの示談書にサイン及び捺印して返送し、賠償金が振り込まれて全てが終わるということになります。

2008年2月13日

今日、交通事故紛争センターから示談書が郵送されてきました。示談書に住所、氏名、振込先など記入して捺印して、交通事故紛争センターへ郵送することになります。送った3通のうち弁護士が捺印して1部は返送されてくるようです。

2008年2月27日

交通事故紛争センターから弁護士の捺印済みの示談書が郵送されてきました。これで後は賠償金の振込を待つだけです。

2008年3月4日

日新火災海上保険から夜中に入金がありました。
慰謝料・医療費などの賠償金と物損の賠償金と2回に分けて送金されていました

2008年3月19日

県民共済の保険金請求については、もう終わったことだと思っていたので、頭の隅っこのところにも残っていなかったのですが、他の件で県民共済の保険金請求が必要になって調べていたら、交通事故の後遺障害についても給付対象であることに気づきました。

県民共済に電話で確認したら、やっぱり給付対象であるとの事でした。県民共済の後遺症の等級は同じ症状でも自賠責保険の等級とは違うようです。家族の症状は県民共済のこども保険2型では12級の後遺症なので42万円の給付があるようです。それで手続き書類を送ってくれるようお願いしました。

今回、県民共済の事を調べようと思ったのは、家族が学校の行事でつき指(骨も少し欠けたらしい)したからで、母親に給付の対象になっているんじゃないのと言われたことがきっかけだったのです。つき指(骨も少し欠けたらしい)は給付対象だったのですが、県民共済側の手続きが遅れていたのが原因で、たまたま怪我した17日の翌日18日から県民共済が発効しているということで、1日違いで給付されないことが判りました。通常は15日に自動振替なのですが、たまたま15日が土曜日で銀行がお休みなので翌営業日17日が振替日になってその翌日の18日から保障されるということのようです。なんてついてないんでしょう(笑)
一応、払い込みの日を確認しておかなくっちゃ。

ついでに県民共済に聞いてみたら今年の夏に家族が自転車に乗っていて溝に落ちて怪我したのも給付対象とのことでした。
しかし、後で総合保障型のことを調べたら、こども型(18歳まで)は怪我は1日から給付対象なのに、総合保障型(18歳から)は14日から給付対象です。こども型は通院1日4000円で総合保障型は通院1日1000円です。
県民共済のこども型はいかに有利かわかります。
ということで県民共済の担当者は勘違いしてるんではないかと思います。家族は19歳になったので総合保障型に自動更新されたので自転車に乗っていて溝に落ちて怪我したのは給付対象外だと思います。

2008年3月22日

今日、県民共済から申請書類が送られてきました。
申請書と同意書を記入捺印して医師による後遺症についての診断書のコピーと自賠責保険による後遺症等級に関する認定書類のコピーを同封するだけで良いようです。

2008年3月23日

県民共済の後遺症に関する保険金の申請書を郵送しました

2008年3月29日

県民共済から後遺症の共済金の振込の案内がきました。
27日に振込したそうです。県民共済は本当に早いです。