金沢で空き家を買う

空き家を買ってリフォームして大家に お金持ちで無くても家を持てる そのためのヒントにと 実体験する企画です。 2018.10.14開設

外壁のタイルを修復した

暖かくなったので、地震で損傷した外壁のタイルの補修にとりかかりました。
幸い、それほど雨がかからない場所で建物の強度に大きな影響を与えない場所だったのと、地面に近い部分だったので自分で補修する事にしました。

手始めに練習ということで、階段部分の亀裂から補修する事にしました。

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亀裂の部分はアサヒペン「ワンタッチ カベ用コンクリートひび割れ補修材  577 円
    コンクリートのひび割れ補修 チューブ式 灰色
を使いました。

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左官ごてを使って、アサヒペン「S014 [コンクリートカベ用樹脂モルタル 330ml ]」コンクリひび割れ補修 コーキングガン式を表面全体を塗りました。

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次に、柱の壁の崩落の補修です。
かなり派手に崩れています。
内部のコンクリート(ALC)も崩れて空洞になっているし、タイルも割れています。鉄も露出して錆びています。
タイルはコンクリート(ALC)がこびりついていて、貼るだけでは対応できません。

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とりあえず、さび対策は必要ということで、
ニッペ さびチェンジ 160ml HR011-160 (ヨドバシドットコムで1540円) を購入しました。赤さびを黒錆にして、腐食を進めなくする液です。

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付属のハケで満遍なく塗ります。

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一晩放置すると、ちゃんと黒い錆びになっていました。

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念のため、もう一回塗りました。

当初は割れたタイルを全部はがして、コンクリートを入れてから、新しいタイルを貼るつもりだったのですが、剥がれないで残っているタイルを綺麗に剥がすのは無理そうだったので、一部割れて剥がせないタイルは、そのまま残して、なるべく落ちたタイルを利用する事にしました。

タイルにコンクリートがこびりついて元の位置にはめ込めない場合は、グラインダーにダイヤモンドソーブレードを取り付けて除去しました。

新しいタイルも使うので、破損したタイルが残ったのですが、電動グラインダーにタイル用の刃(ダイヤモンドカッター)を取りつけて加工し再利用しました。

タイル同士の接着や、壁へのタイルの接着はアサヒペン「ワンタッチ タイル・コンクリ用接着剤 W106」 白 を使いました。
同じような接着剤でW106とW006があって違いはよくわからないのですが、接着はW106を使い、タイルの破損した個所を埋めるのでW006を使いました。

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アサヒペン「S014 [コンクリートカベ用樹脂モルタル 330ml ]」   640 円
    コンクリひび割れ補修 コーキングガン式 灰色
を使って、さびが露出している部分をコンクリートで覆って、乾いてから空洞になっている部分にコンクリートを挿入する事にしました。

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コンクリートは重力のため、下のほうに流れていくので、下の部分から少しづつコンクリートを埋める事にしました。
コンクリートカベ用樹脂モルタル は程よい粘度だと思ったのですが、やっぱり上から挿入すると下の方からはみ出てきます。
タイルを当ててから、養生テープで塞いだのですが、コンクリートの漏れは防げませんでした。
外から完全に塞いでしまったせいか、固まるのが遅くなり、一晩おいても柔らかいままでした。
そのせいで、下からはみ出た部分が固まり切れていなかったので修復できました。
養生テープの上から板を当ててさらに荷重をかけて固定しました。

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剥がれたタイルで、そのまま使えるものはなるべく使いました。
新しいタイルも使ったので、破損したタイルが残ったのですが、電動グラインダーにタイル用の刃(ダイヤモンドカッター)を取りつけて加工し、他の箇所で利用できるものは再利用しました。

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タイルの亀裂が溝になっている部分の埋込は、アサヒペン「ワンタッチ タイル・コンクリ用接着剤 W006」 白 を使いました。
ゴムヘラ(100円ショップで購入)を使うと、溝に押し込みやすいし、はみ出た部分の除去がしやすいです。
ゴムヘラは2本使ったほうが作業がしやすいです。
ゴムヘラにこびりついた接着剤をこそぐ場合に役立つのです。

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プロ並みとは言えないですが、なんとか修復できました。

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出窓の下のタイルのは剥がれが凄かったので、補修しました。

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タイルが剥がれた個所の鉄の錆が目立っていたので、さび取りブラシで除去して、ニッペ さびチェンジ 160ml HR011-160 を塗っておきました。

剥がれたタイルで、そのまま使えるものは使って、残りは他の箇所で余った破損済みのタイルを加工して使いました。
剥がれたタイルで目地や裏側にコンクリートやさびやがこびりついているものは、タイル用の刃(ダイヤモンドカッター)を取り付けた電動グラインダーで除去しました。
タイル用の刃(ダイヤモンドカッター)を取り付けた電動グラインダーで、タイルを大まかな大きさに切り、その後少しずつ削って、剥がれた部分にはめ込めるようにしました。

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錆びのある鉄板にタイルを接着するのは、普通のタイル接着剤では不安だったので、ネオピタ#マンテンを使いました。
数年前にタイル貼りに一部使ったものを結索バンドで留めて密閉しておいたネオピタ#マンテンが、なんの問題もなく使えました。

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かなり負荷のかかる部分で使っても、しっかり接着してくれる優れものです。タイルが下向きに貼られているのですが、ネオピタ#マンテンは粘度が高いのでタイルが落ちる心配はいりません。
ネオピタ#マンテンは接着力は強いけど、水に溶けないので、はみ出た部分を除去するのに苦労しましたが、ナイロンたわしを濡らしてこすることで綺麗に除去できました。

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点検して、見落としていた箇所が見つかったので、目地の隙間はネオピタ#マンテンで、タイルの隙間はアサヒペン「ワンタッチ タイル・コンクリ用接着剤 W006」 白 で仕上げました。


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最後に、STOGER 水漏れ補修剤(1000g) 1950 円で防水処理を施しました。
対象物の表面をきれいにして2mm以上の幅のひび割れがある場合は、パテで補修してから、使用するのが良いそうです。
刷毛で塗り、数分後に表面が硬化して液体状でなくなったら、さらに2、3回塗る。
24 ~ 48 時間硬化すると、不浸透層が形成されるとの事です。

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蓋を開けると、どろっとした液体状の補修剤が入っていました。
刷毛も付属しているので、そのまま何も準備しなくても使えます。

厚く塗った部分は、しばらくするとたれて雫になってくる事があるので、その時は雫を除去します。

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見るからに防水効果がありそうです。
これだけすると、見栄えはとにかく、構造上は完璧だと思います。

外壁タイルの修復は完了です。

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