食器棚のガラス引き戸が最近重くなったので修理する事になりました。
時には両手で力いっぱいでやっと動かせるほど重くなるのです。
ガラス引き戸の下の樹脂のレールを綺麗にすると、その時だけ軽くなったりしますが、すぐに重くなります。
レールをよく見ると、レールの底面が平らではなく、段になっているのです。
ガラス戸の厚さが3mmでレールの溝の幅は4mmですが、レールの溝が3mm幅分だけ1mm程度深くなっているのです。経年的に摩耗で溝の底面が削れてしまったのだと思われます。
そのため、溝の側面がガラス戸の側面に常時擦れている状態になっているので、少しの汚れで動きにくくなっているのです。
これを直すには、溝の底面を平らにしないといけません。
言うのは簡単ですけど、溝の底を幅1mmだけ均等に削るのは難しそうです。
家にある工具をかたっぱしに探したところ、スリムスクレーバー目地用がちょうど良さそうな感じでした。
目地、タイル、壁、サッシ廻り等のコーキングはがし用のクレーバーで刃幅4mmです。
スリムスクレーバー目地用を立てて強く押し込んでスライドさせると樹脂のレールが1mm幅分だけ削れました。
何度も何度も繰り返し、樹脂のレールの底面が平らになるまで続けます。
削りカスを除去し、最後に念のためシリコングリースを噴出してティッシュで拭き取りました。
随分軽くなりました。
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