はじめての不動産投資1年生 岡本公男著 を読みました。
不動産投資を始める人のための参考書という位置づけですが、不動産業を始める人にも参考になります。
初歩的な事しか書かれていないのですが、宅建の受験勉強だけでは判らない実務的な基本も理解できて参考になります。
2017年に発行なので、現時点の実情に即した内容なので参考になります。
都会では相続税評価額が時価よりかなり低いので、相続には有利。
銀行融資の積算価格は、実勢価格より低いので、融資を受けられる金額の割合が低い。
つまり地方の物件の方が融資のみでの取得をしやすい。
最初は小規模の投資から初めて、実績を積むと高額の融資も可能になる。
新築投資用区分マンションは最もリスクが大きい。
今後は、今まで以上に立地が重要になる。
現在は2LDK、3LDKが人気。
築古ボロ物件は、滞納の可能性が大きい。連帯保証人が重要。
軟弱地盤の地域は地震の被害が大きい。特に木造建築は影響が大きい。
不動産投資の無料セミナーは厳禁
電話セールスに優良物件は無い
中古区分マンションを購入する際には「重要事項調査報告書」で修繕履歴、修繕積立金、前オーナーの未納・滞納金の有無を確認。
最近は、投資に適した中古一棟物が少なくなった。
銀行が設定する経済耐用年数は法定耐用年数より2~7年程度短い。
リフォーム資金はリフォームローン(オリコ・イオンプロダクトファイナンス」の利用も可。クレジット会社と提携しているリフォーム業者しか利用できない。
投資用不動産のポータルサイト(健美家・楽待・HOME'S)
不動産売買契約の場合は、重要事項説明書・売買契約書は最低限、前日までにFAXかメールで送って貰う事。
売主が不動産屋でない場合、古い木造の建物は、売り出し時から瑕疵担保責任を負わない(瑕疵担保責任免責)という契約も可能
融資特約は融資申込先の金融機関名・支店名を明記(いざという時のために3社くらい入れるのも可)しておくのが良い(明記しないと、希望する金融機関の融資がダメだった場合に、融資条件の悪い金融機関の利用を押し付けられる)
火災保険は、銀行系損保代理店は避けた方が良い
管理会社を使う場合は、「管理契約の解除条件」も明記して契約すること。「解除通知後3カ月経過して解除できる」という文言うぃ入れる
効果的な空室対策(テーブルや人工植物・その他小物などの内見セット、照明の工夫)
個人の所得税・住民税 330万~695万円 30.42% 900万~1800万 43.693% 1800万以上 50.84%
法人の法人税・住民税・事業税 400万円以下 22.86% 800万円超 38.37%
法人は退職金も経費(退職金の所得税は優遇が大きい)
法人の場合は生命保険の控除も全額経費
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