金沢の葬儀事情

父親が亡くなった事から、金沢の葬儀の事情に興味を持って情報を集めました

葬儀屋を一休さんの米永に決めた

2007年1月16日

父親が亡くなられて、救急車で運ばれた県立中央病院の看護婦さんから、葬儀屋をどうするか相談されました。
病院の病室ごとに契約した葬儀屋さん(一休さんの米永)が決まっているけど、遺族の方でどこの葬儀屋を使うか希望があれば別にこだわらないとのことでした。
ただ病室と契約した葬儀屋以外の葬儀屋を使う場合は自分で連絡する必要があるということでした。
ちなみに父が亡くなった県立中央病院では各病室ごとに定期的に順番に葬儀社が入れ替わって公平を保っているそうです。

病室と契約した葬儀屋は自宅から一番近い葬儀屋ではなかったのでどうしようか、かなり迷いました。
葬儀屋は、あくまでも病院から自宅に遺体を運ぶだけの請負で必ずしもその葬儀屋の式場を使わなくてはいけないという訳ではないようでしたが、やっぱり遺体を運んでいただいた葬儀屋に葬式を任せたいと思ったのです。米永さんはリーズナブルに葬儀をしてくれるというのは聞いていましたが、米永さんの葬儀場の場所も知らなかったし場所だけいえば金沢駅近くの葬儀社のほうが交通の便が良いと思っていたので、すぐには決めることが出来ませんでした。

親戚と母親で相談して、最終的には、葬儀屋を病室と契約した米永さんに頼むことにしました。
病院から連絡をとってもらいました。

ほどなく米永さん(葬儀屋)が病院に到着しました。葬儀屋から宗派の確認がありました。一応、浄土真宗の東ですと答えました。

葬儀屋は絹っぽい化繊の布団をかぶせてくれて遺体をストレッチャーで車へ運びました。俊は救急車で病院に来たので葬儀屋の自動車に乗って遺体と一緒に自宅へ帰りました。

自宅について、葬儀屋が葬儀はどこでされますかと聞かれたので葬儀もお願いしますと答えました。

葬儀屋は遺体を3階の座敷まで運んでくださり、その後南無阿弥陀仏の掛け軸も持ってきてくださり、人形のケースに大きい紙を貼り人形を隠し、布団の配置をしてくれました。絹のような化繊の白装束を着せられ、ドライアイスで冷やされました。祭壇の組み立てをして、ろうそくと線香の用意もしてくださり、焼香しました。

葬儀屋から布団の処分をどうするかと、受付を誰に頼むかなどを考えておいてくださいと言われました。
葬儀屋から葬式の祭壇のクラス(料金など)、参列者の予定人数と葬儀の部屋の大きさ(100人、200人、それ以上)、花の種類などの相談がありました。
また棺おけに入れる故人の思い入れのある品を選んでおくよう、また、おくやみの言葉を考えておくように言われました。祭壇に飾る写真も選んでおくように言われました。病院で渡された死亡証明書を葬儀屋へ渡しました。
それから親戚名簿を渡され、親戚の通夜・葬式・火葬場・中陰の食事での出欠の記入の依頼をされました。会場の大きさとかは、何人の人が参列されるか想像もつかないので、途方にくれましたが、まずは親戚の人がどれくらい参列されるかという事から数えていかないと前に進まないという感じみたいです。

夜にもかかわらず、親戚の方々が集まっていただけたので、親戚の方に通夜・葬式・火葬場・中陰の食事での出欠の記入をお願いしました。

亡くなったのが夜なので翌日に通夜は無理ということで、お日柄も考えて通夜は亡くなった2日後の17日にすることになりました。

2007年1月17日

最初に決めるのは、会場の大きさと、葬儀の祭壇や花をどの程度のものをするかです。前日はどれくらいの人が参列されるのか検討もつかなかったのですが、親戚の人の人数を調べてみただけで、そこそこの人数が参列することがわかり、100人の会場では狭いということで200人の会場にしました。米永の葬儀場は1日に1組しか葬儀を行わないので、1つの大きな会場を仕切って小さな会場にしたり大きな会場にしたりするようです。そういう訳で中くらいの200人の会場にすることにしました。米永の葬儀場の場合は会場の大きさによって、そんなに料金が違うということでも無いようです。

親戚と相談して、祭壇はそんなにりっぱなものにする必要はないけど、花は多少りっぱにしたほが見栄えが良いということなので、祭壇は最低クラスの80万円のものにしました。
米永さんの場合は会員制(入会金1000円で会費無料)をとっていて俊は会員になっていなかったのですが、最初から会員価格でさせていただきますということでした。ちなみに80万円の祭壇というのは会員価格で一般価格は130万円ということでした。

米永さんの場合は祭壇の料金80万円というのは葬祭の基本料ということで祭壇の貸出料の他に霊柩車、寝台車、棺おけ、額入り写真(標準は白黒だけどカラーにしてくれた)、枕飾り、後飾り。ドライアイス(1回分)、高級仏衣、祭壇盛物、御供え蝋燭、檀花、お別れ花、消耗品セット、司会(通夜・葬儀)、式場看板、案内立て看板、役所手続き代行、式場奉仕係、駐車場係、町会の送迎バスが含まれます。

会館使用料は別途かかり会員価格15万円(一般価格25万円)です。

祭壇生花は30万円のをお願いしました。30万円の生花はクラスとしてはそんなに高いクラスではないんですが、米永さんが30万円のでも結構りっぱだというのでそのようにお願いしました。花は白色と黄色だけの花にするか、華やかな色の花も混ぜるか聞かれたのですが、華やかな色の花を使うことも多いというので、華やかな色の花をお願いしました。

通夜や告別式の僧侶は3人で勤めていただくことにしました。金沢では3人が一般的ということのようです。

火葬場へのバス往復の料金は別途47250円かかります。

追加のドライアイス料も別途5000円程度かかる場合もあります。

葬儀のほとんどの費用は、後ほど葬儀社から請求書がきてから支払いするのですが、斎場の費用は先に葬儀社に支払わないといけません。斎場の費用は地域によって料金が違いますが、金沢の場合は、火葬炉使用許可申請書5000円、斎場待合室使用許可申請料5000円、霊柩車運転手寸志5000円、寝台車運転手寸志、バス運転手寸志3000円(タクシーを使う場合はタクシー運転手寸志2000円、納棺係寸志10000円、布団を処分する場合は布団処分料5000円の合計33000円を葬儀社に預けました。
その他に、斎場で骨壷の料金10000円程度、斎場のロビーでの飲み物代は、火葬の際に自分で支払わなければいけません。

2007年1月19日

挨拶回りをして、いろいろ話をしたんですが、米永さんにお願いした葬儀は、とても評判が良かったです。家族や親戚も、本当に職員の人が親切だったと感謝の気持ちでいっぱいで満足していたのですが、列席者の人も、真心の行き届いた対応だったという意見が多かったです。
弔旗なども、ちゃんと片付けて届けていただいたり、葬儀当日は少し雨が降っていたりしていたのですが、参列者が帰る際には自動車のところまで傘を差していただいたり、他では経験したことのない事だったということでした。
祭壇も、そんなに高い料金の祭壇で無かったのに、りっぱな祭壇だと言っていただいたり。
本当に米永さんにお願いして良かったと思いました。

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