金沢の葬儀事情

父親が亡くなった事から、金沢の葬儀の事情に興味を持って情報を集めました

市役所での手続き

2007年1月19日

葬儀屋さんに死亡届を出していただいて火葬許可をとってもらっていたのですが、その他に自分で手続きしないといけないことは、いろいろあります。
それで、さっそく市役所へ行ってきました。
生命保険の手続きをするため、死亡証明書(350円)と父親の戸籍(全部事項証明450円)の書類を請求しました。葬祭料5万円の小切手もいただいてきました。市役所内の北國銀行だとすぐに現金に換金できます。

市営墓地の事も相談しないといけません。市営墓地の管轄は保健衛生課です。保健衛生課で市営墓地がどこにあるのか、墓地の費用と空いている墓地について問い合わせして資料をもらいました。
市営墓地は卯辰山と野田山と内川にあるとのことです。

市営墓地って申し込んでもなかなかあたらないって聞いていたので、空いてる墓地があるとは思っていなかったのですが、幸いにも前田利家の墓地の近くの墓地が空いていました。どうも環状線道路をつくるにあたり、墓の引越しがあって、そのための代替地として用意してあったの墓地が余ったのではと思われます。

2007年1月22日

希望の墓地(野田山墓地)が決まったので、なるべく早く申し込みをしようということで、さっそく金沢市役所の保健衛生課に申し込みに行きました。

市役所に墓地の申し込みに行ったついでに、その他に市役所でしないといけない手続きを済ませてしまおうということで、保険・年金の手続きに行ってきました。
前回、葬祭費をいただく手続きの際に、保険年金課に行ったのですが、その時に他に必要な手続きがあることを教えてくれれば良かったのにと思いましたが、まあそんなことを言っても仕方ありません。お役所とはこういうものなのです。

市役所の市民課が発行している死亡届を提出した人が今後必要になる手続き一覧の書類には、葬祭費の請求の手続きの他、国民健康保険の加入者の名義の変更(従来、亡くなった父親の名義だったのが自分の名義に変更しないといけない)の手続きが必要と書いてあり、必要なものは国民健康保険証ということだったので、国民健康保険証を持参して手続きをしました。
国民健康保険の引き落とし口座の変更の手続きもしました。
父親名義の1月分の国民健康保険料の納付書も渡されました。引き落とし口座を変更してすぐにその口座から自動引き落としができるというものではないようです。

市役所に何度も手続きに来るのは困るので、担当の職員に、もう手続きする必要のあるものは無いですねと念を押したら、年金未支給請求というのが必要だと言うんです。その手続きには住民票と全部事項証明の戸籍の書類が必要だと言うのです。先に渡された必要な手続き一覧には掲載されてなくて、先ほど墓地の手続きの際に住民票を請求したばかりだったのでムッときて、市役所で手続きが必要なもので住民票や戸籍の書類を提出する必要なものは無いですかと確認したら、他の課にも電話で確認してくれました。
こういうのは、身内の者が亡くなった時に、市役所で必要な手続きの正しい一覧を書類にして渡すようにして欲しいと思います。何度も何度も市役所に来ないといけないのは本当に困ります。
そういう訳で年金未支給請求の手続きも完了しました。
年金未支給請求ってなんのことだか知らなくて手続きしましたが、年金って2ヶ月に1度、後払いで支給されるのですが、その途中で亡くなられた場合、本来亡くなるまで年金を支給されるはずのものが、未支給になっているので、前回年金を支給されてから亡くなった日までの年金額を後ほど払っていただけるというもののようです。

2007年5月11日

父親名義の資産として弟が住んでいる家の土地建物と俊が住んでいる家の建物の一部があるのですが、父親の口座を解約したので市税の自動引き落としができなかったという通知がきました。

金沢市税務課市税口座振替担当に電話で問い合わせしました。まあ弟の住んでいる家の土地建物は弟が相続して、俊の住んでいる家の建物の一部は俊が相続ということにするつもりですが、具体的には何も決めてないし、手続きもしてないのです。
こういう状態で誰が市税を払うのですかと聞いたら、相続権利を持っている人の誰かが代表して納付して下さいということでした。

正式に決めてないので、自動引き落としの手続きはしないで、振替用紙が届いた時にその都度支払う事にしました。

2007年5月28日

相続の手続きをする場合には、資産の評価額を知る必要があります。
不動産は市もしくは町村役場の税務課で調べることができます。(固定資産評価証明書、固定資産価格通知書等)。固定資産評価証明書は有料ですが、固定資産価格通知書は無料なので、固定資産価格通知書を請求するのが良いでしょう。相続人でしたら印鑑だけで請求できます。市や役場から送られてくる固定資産税・都市計画税の納付書などに整理番号が記入してありますので、その番号を控えておくか、納付書のコピーもしくは原本を持って行くとスムーズに請求できます。

金沢市役所の市民税課で故人名義の土地と家屋の固定資産価値通知書をもらってきました。固定資産評価証明書は有料ですが、固定資産価値通知書は無料で請求できるのです。市や役場から送られてくる固定資産税・都市計画税の納付書のコピーを持っていきました。印鑑も必要です。
固定資産価値通知書には土地及び家屋の評価額が記載されています。
固定資産価値通知書の土地・家屋の所在・地番は実際の住所とは違います。

相続の登記申請書に添付する書類としては、登記原因証明情報と住所証明書が必要なのですが住所証明書とは相続する人の住民票で良いようです。登記原因証明情報とは、いろんなケースがあるようですが、一般的には故人の原戸籍と原戸籍に掲載されている住所と故人の現住所の両方が記載されている書類(住民票など)を揃えると事足りるようです。

原戸籍は生まれてから、結婚して子供が生まれて子供が独立して、今までの記載の全てがあるものが必要です。戸籍の戸主が変わる度に新しい原戸籍が出来るのですが、途中抜けることなく全部の原戸籍が必要です。なんで、そんなものが必要なのかと聞いたのですが、12才以後は子供を作ることが可能で、外で子供を作った事(つまり遺産相続の対象になる人がいないか)がないか確認しないといけないからだそうです。

父親(故人)の原戸籍全部をとりしました。全部で4通ありました。1通750円なので全部で3000円かかりました。
父親の住民票をとりました。300円です。父親の住民票は自分の住民票と母親の住民票と共通なので重複してはとらなくても良いみたいです。
父親の全事項証明戸籍をとりました。450円です。母親は父親の全事項証明戸籍中に記載されているので母親の戸籍はとらなくても良いみたいです。
自分の全事項証明戸籍をとりました。450円です。
自分の印鑑証明書をとりました。300円でした。
母親の印鑑証明書をとりました。300円です。印鑑証明書をとるには印鑑手帳が必ず必要です。
自分以外の印鑑証明書をとる場合は、自分の印鑑のほかに、その人の認印が必要です。
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2011年8月15日

義理の父親(妻の父親)が急死しました。
喪主になる妻の兄(長男)は県外に住んでいます。

2011年8月18日

役場で死亡時に必要な書類一覧表を貰ってくることにしました。手続きは喪主が翌日する予定だったので,前もって必要なものを忘れないで行った方が2度手間にならなくてすむと思ったのです。野々市の役場は親切で,名前を言ったら,その人の加入している保険や年金も前もって全部調べてあって,どういうものが必要なのか,どこに連絡すれば良いのか教えてくれました。ただ,喪主がこちらに住民票が無いので,喪主が手続きする場合,複雑になるというので自動車で待っていた義兄を呼びに行って話しを聞いてもらいました。
死亡手続きは葬儀社が済ませてあったので,役場で行なう手続きは死亡証明書などの必要書類の取得と年金,保険関係,葬祭費の請求などになります。
一覧に掲載されている年金や保険関係の事を窓口の人に聞くと,年金担当のところに案内してくれ,待たずにすぐに必要な事を確認できました。
義父は厚生年金の他に共済年金もあったのですが,共済年金の手続について役場の人は詳しいことを知らなかったので,ちょっと大変そうです。役場は国民年金は管轄なのですが,厚生年金や共済年金は担当外なのです。厚生年金は金沢南年金事務所での手続きになり,共済年金は証書に記載されている東京の事務所に連絡して書類を送ってもらわないといけないようです。

確認する事が多くなったので,思ってたよりも時間がかかってしまいました。

野々市役場でもらった一覧表に出ている事以外に必要な手続きについて書いたメモを義兄に渡しました。義兄に義父の原戸籍も全種類とっておくように依頼しました。原戸籍は財産関係の名義変更に必ず必要ですし,遺産対象の確定にどうしても必要なものなのです。
ついでに義兄に役場の税務課で固定資産価格通知書の請求(無料)をするように依頼しました。3人が相続対象だと遺産が8000万円までは税金がかからないので,遺産の総額を把握するためにも必要なのです。
義兄に,妻は遺産については何も欲しがらないと思うと伝えると,義兄も何も貰うつもりは無いと話していました。
住宅は義母が1人で住んでいるし,義母の生活の事もあるので,義母が生活できるようにという事が最重要であるというのが2人の一致した考えでした。

2011年8月19日

手続きについて確認したのですが,厚生年金と共済年金の手続きが終わってないということでした。年金証書はあったのですが年金手帳がみつからなかったということでした。
原戸籍は結構後のものは野々市町役場で取得できたのですが,結婚前の分は白山市役所でないと入手できないという事だったようです。

2011年8月20日

義兄が帰りました。

2011年8月22日

手続きが進んでないなく、平日に動けるのが自分だけということなので手続きの手伝いをしました。

まず印鑑証明書が何通も必要になるので、野々市役場に行きました。義母の印鑑カードを受け取り自分の印鑑と自分の免許証を持って手続きに行きました。義母の名前、住所、生年月日の記入が必要です。義父の戸籍にすべて掲載されていたので、なんとか印鑑証明書を入手できましたが、2度手間になるところでした。3通発行してもらいました。1通200円で600円です。

義父の原戸籍は、野々市町の分は取得してあったのですが、生まれてから結婚するまでは白山市に住んでいたので、その時期の原戸籍は白山市の市役所か支所での発行になります。
義母や息子、娘だと原戸籍、戸籍、住民票を簡単に取得できるのですが、娘の夫だと義母か妻の委任状が必要になります。義母の委任状を作成して、義母に認印を押してもらって、自分の認印と、自分の免許証、野々市での義父の原戸籍を持参して手続きに行きました。白山市の義父の原戸籍は3通あって1通750円なので2250円かかりました。

2011年8月25日

土地建物の評価価格が判る固定資産価格通知書を居住者以外が求める場合は委任状が必要ですが,委任状を用意するのを忘れていたので役場に同行することにしました。

2011年8月26日

前回取得した印鑑証明書を全部使ってしまったということなので、先に役場に行って、印鑑証明書、全事項の戸籍謄本と住民票を余分に取得しておきました。

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