2007年1月19日
市営墓地の管轄は保健衛生課です。保健衛生課で市営墓地がどこにあるのか、墓地の費用と空いている墓地について問い合わせして資料をもらいました。
市営墓地は卯辰山と野田山と内川にあるとのことです。
卯辰山は洋式墓限定の場所が5平方メートルで457,500円、自由な墓を建てられる場所が、3平方メートル274,500円から20平方メートル1,980,000円までありますがいずれも空きが無かったです。
内川は洋式墓限定の場所のみが空いていて4平方メートル400,000円でした。
野田山は従来の墓地の空いている場所と新しく造成した場所がありますが従来の墓地の空いている場所は1平方メートルあたり72000円で新しく造成された墓地は1平方メートルあたり111000円でした。従来の墓地の空いている墓地は安いのですが段差がきつくて足が悪くなると行きにくいのでお勧めしないということでした。
新しく造成した場所はトイレ・駐車場があり、水道も各墓地近くに整備されているので良いのですが、最も小さい場所で10平方メートルなので最低でも1,110,000円します。
市営墓地って申し込んでもなかなかあたらないって聞いていたので、空いてる墓地があるとは思っていなかったのですが、幸いにも前田利家の墓地の近くの墓地が空いていました。どうも環状線道路をつくるにあたり、墓の引越しがあって、そのための代替地として用意してあったの墓地が余ったのではと思われます。
市営墓地の場合は、墓地は自分の土地として購入するのではなくて、永代借用ということになりますが、民間の墓地のように管理料はかかりません。
市営墓地は、墓地に入る人が亡くなってからでないと申し込みはできませんし、3年以内に墓を建てないといけないとか、墓地によって、墓の高さや土地を露出しなければいけない割合などの制限がありますので確認が必要です。
市営墓地は安いという思い込みがあるかもしれませんが必ずしもそうとは限りません。いろいろな墓地を調べて比較検討してから申し込みするのが良いでしょう。
2007年1月20日
今日は土曜日だったので、母親と野田山の市営墓地の現場を見てきました。駐車場から近く、水道設備も整っているので気に入りました。駐車場から1番近い墓地は、1段上に背の高い墓があって影になりそうな感じだったので避けました。そういう訳で、その隣の墓地を申し込むことにしました。
2007年1月22日
希望の墓地(野田山墓地)が決まったので、なるべく早く申し込みをしようということで、さっそく金沢市役所の保健衛生課に申し込みに行きました。
市営墓地を申し込む場合の基準として金沢市内に住所を有するということと、墓地に入る故人がいるということが条件です。火葬証明書と、申請者(故人ではない)の住民票と市役所の所定の誓約書を提出しないといけません。火葬証明書は確認だけして、すぐに返却されます。火葬証明書は納骨時に墓の管理事務所に提出しないといけません。
概ね2週間程度で墓地使用許可証が届くそうです。
この墓地使用許可証は大切なもので無くさないようにしなければいけません。
墓地の申請者が亡くなった場合は墓地使用権の継承手続きが必要です。
2007年1月25日
墓地の使用許可はまだおりてないのですが、墓地の使用料は先に支払わないといけないということで、払い込みをしました。払った墓地の使用料は返金されないということなんですが、万が一、使用許可が下りない場合はどうなるのでしょう?
2007年2月1日
今日、市役所の墓地使用許可証が届きました。
注意事項がいろいろ書かれてました。
使用者の住所が変わった時には届出が必要です。
使用者が亡くなったりした時には届出が必要です。
お骨を納めるとき、ましくは骨を他に移すときには届出が必要です。
お墓・囲い・生垣を設ける時に、また治す時には届出が必要です。
お墓がいらなくなった時には、届出が必要です。
許可証を紛失した時、届出が必要です。
墳墓の設置以外の目的に墓地を使用したとき、使用許可を取り消します。
使用権を譲渡した時、または転貸した時には、使用許可を取り消します。
使用許可の日から3年以内にお墓を建てない時、使用許可を取り消します。
使用者が死亡し、祭しを継承するものがない時、使用許可を取り消します。
使用者の所在が不明となって20年を経過した時、使用許可を取り消します。
この使用許可証は、墓地の使用権を証明する唯一のものなので大切に保管しないといけないそうです。
ちなみに、同じ市営墓地でも、場所によって墓の建て方の制約が違うので、そのあたりの規則をよく理解してから墓の大きさや種類を決めないといけません。
2007年2月13日
野田墓地では土の露出部分の比率についての制約が大きいと言われたので、市役所の衛生保健課に確認に行きました。市役所の衛生保健課でもはっきりと判らなかったので、野田山墓地管理事務所に確認してもらいました。そしたら土の露出部分が1/3程度あれば良いということでした。
ついでに野田墓地の他の墓も見てきました。結構、土の露出部分が少ない墓もありました。
さっそく、親戚から紹介の石材屋さんに相談に行きました。土の露出部分が少ないと水はけが悪くなるので感心しないと言うんです。そこで、水捌けが良くて、雑草が生えない新素材の砂を使おうという提案がありました。その素材は、野田山墓地管理事務所の前に実験的に敷いてあるというのです。
それで、野田山墓地管理事務所へ行きました。野田山墓地管理事務所で、その素材を墓碑の周り全体に敷く事の許可がとれるかどうかを聞いたら、あっさりと、いいだろうという事になって話が決まりました。新素材の砂は墓地全体に敷くのではなく、墓碑の周りだけで、手前の部分は敷石の部分以外は普通の墓用の土を敷きます。
費用のほうは、最初の見積のままで良いということでした。
これで気になってたことが全部解決しました。改めて正式に墓を注文しました。
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2007年6月15日
知人が街中(近所)のお寺に空き墓地がないか問い合わせしてて、以前は無いと返事があったのですが、最近、空き墓地ができたと連絡があったということでした。
1坪程度で権利金が80万円だと言われたそうです。
まあ、そのほかに毎年の管理料が必要になるのだと思うのですが、門徒にならないといけないのか聞いたら、門徒にならないといけないと言われたそうです。
門徒になると、お寺によっても、いろいろなんでしょうが、娘が結婚したり、瓦の修理とか、なんやかんやと理由をつけて寄付を求められるそうです。
そういう寄付をする人がいたからこそ、金沢に数多くある寺院が残されてきたんだと思うんだけれども、親の供養や墓地の為に門徒にならなければいけないというのは割り切れない気持ちがあります。
2007年12月11日
親戚が石材屋が造成した墓地を購入しました。墓地は48万円と狭いながらも市営墓地と較べても高くなくて妥当な金額と思ってたようですが、先に囲い石(外柵)を作ることを勧められたんですが、なんと40万円だと言ったそうです。御影石で作るということで40万円のようですが、囲い石(外柵)は中国産の御影石「623(ろくにいさん)」が圧倒的に多く使われている現状からすると多分623を使用するのだと思うのですが、敷地も狭いので基礎・土間工事費を考えても20から25万円が妥当だと思います。
こういう事例を目の当たりにすると、石材屋が決められた墓地の購入は慎重にしたほうが良いかなと思います。
2008年1月10日
今日、市役所に行く用事があったので、保健衛生課で金沢の墓地事情について聞いてきました。
墓地は、市町村(金沢の場合は金沢市)が認可しないと出来ないそうです。そして金沢では、基本的には新しい墓地は認可していないそうです。墓地の認可は、現在存在する墓地の拡張する場合のみ認可しているそうです。
なお、厚生労働省の指針で、墓地の経営においては永続性・非営利性の確保が必要であるそうです。
金沢市では、公営墓地として野田山、卯辰山、内川を運営してますが、絶えることなく、常に墓地は用意しているそうです。但し、その時によって分譲している墓地は違うので、希望通りの墓地があるとは限りません。
墓地は公営の墓地以外に、お寺が運営している墓地や石材屋が運営する墓地や、町会が運営する墓地などがあります。
お寺が運営している墓地はお寺の檀家になることが条件であったり、指定の石材屋が決まっていたりします。
石材屋が運営する墓地は、その石材屋で墓をお願いしなければいけない場合がほとんどのようです。
町会が運営する墓地は町会の人だけが対象であるようです。
そういう事からすると、希望する石材屋を選んで墓を建てたいという場合は、その石材屋が関わっている墓地や、その石材屋が指定を受けている寺の墓地を選ぶか、公営の墓地に建てるしかないようです。
つまり、何軒かの石材屋から値段を聞いて自由に石材屋を選べる墓地というのは金沢の場合は金沢市営の墓地以外はほとんど無いということになります。
実際に、金沢市営の墓地と、その他の墓地の金額を較べると広さによる違いもありますが、決して金沢市営の墓地の金額が安いという事は無いのです。でも、いざ墓を建てる場合の基礎工事費や墓石の金額を考えると石材屋を選べる金沢市営の墓地のほうが結果的に安く墓を建てられるということのようです。
現在、野田墓地周辺の土地(つまり将来的に墓地として認可される土地)は石材屋に買い占められているのですが、墓地の経営においては非営利性が求められているのに、自社製の墓しか建てない墓地を認可すると言うのは、どうなんだろうなあって疑問を感じました。
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