金沢の葬儀事情

父親が亡くなった事から、金沢の葬儀の事情に興味を持って情報を集めました

ほんこさん(報恩講)

2008年10月15日

今日は月命日でお坊さんが来ていて、時間が合わなかったので会わなかったのですが、いろいろ話があったそうです。

「ほんこさん」という法要をしないといけないそうです。次の月命日にほんこさんをするということでした。仏壇をきれいにして赤い蝋燭をたてて打敷(うちしき)は金襴のあでやかなものにして、マル餅と松の入った花を飾るそうです。
ほんこさんって何かなと調べてみたら正式には報恩講というようで、親鸞の命日11月28日を中心にして、聖人の徳をたたえ、恩に報いる法要だそうです。知り合いから聞いた話では、お布施は1万円で食事代5千円包むそうです。

2008年10月17日

ほんこさん(報恩講)について親戚に聞いてみました。そちらの近所に同じお寺の檀家が数十軒あって、数人のお坊さんが各家庭を2日で周るということです。数十軒の家が当番制で(毎年担当を決めて)お坊さんへのご馳走を用意するそうです。以前は、お坊さんに大きな丸餅を3個、お布施と一緒に渡したそうです。
地域によっては当番の家にみんなが寄ってお坊さんの法話を聞いて、その後にみんなでご馳走を食べたそうです。
基本的には家族揃っておまいりできる日にするということで、家族揃っておまいりしないといけないそうです。
報恩講の水引は赤白の水引で表書きは一般的には御布施又は報恩講志と書くそうです。

2008年11月2日

自宅のほんこさん(報恩講)が11月15日に行われるので、仏壇の掃除をして、打敷(赤と金の模様の)を出しておきました。

2008年11月16日

今日、ほんこさん(報恩講)がありました。仏壇に飾る丸餅と花と赤い蝋燭と赤い打敷を用意しました。

最初に正信偈を少し長めのを唱和しました。それで報恩講は終わりました。

その後で、月命日をするということで、蝋燭を白いのに交換して、別のお経をお坊さんひとりで唱えました。報恩講と月命日は一緒くたにするのかと思っていたのでびっくりしました。

お布施1万円と、寺の維持費6千円(年額)を包んだのですが、月命日とほんこさんは別ということなので、月命日の分の御布施2千円を別に包みました。ほんこさんの食事代は別に包まないでも良いと母親が知人から聞いたらしく包みませんでした。

打敷を卓のてっぺんに敷いておいたのですが、打敷は卓と天板の間に敷くのですよと教えていただきました。打敷を卓のてっぺんに置いてその上に蝋燭置いたのでは確かに危ないですものね

お餅は少し多めに買っておいて夕食にお雑煮をしました。

2009年10月15日

今年もほんこさん(報恩講)の時期がきました。去年と同様,月命日のお参りのついでに,ほんこさん(報恩講)も一緒にということでした。

今年は仏壇に飾る丸餅はしませんでした。

お布施1万円と、寺の維持費6千円(年額)と月命日のお布施2千円を別々に包みました。

2010年10月15日

今年もほんこさん(報恩講)の時期がきました。去年と同様,月命日のお参りのついでに,ほんこさん(報恩講)も一緒にということでした。たまたま家に居たので一緒にお勤めをしました。

最初に白い蝋燭でお経をあげて,その後に赤い蝋燭に換えて正信偈を唱えました。正信偈は省略なしの全編唱和でした。

お布施1万円と、寺の維持費6千円(年額)と月命日のお布施2千円を別々に包みました。

コメントする