最近、不動産の売却物件の掲載において、アットホームでの掲載が激減しているような気がします。
突如、アットホームの掲載だけ無くなる例も見られます。
以前はアットホームの掲載が一番多かったような気がするのですが、ここ1か月ほどで環境ががらっと変わっています。アットホームに何か起きているのかなあ。
不動産屋は高額な営業保証金を納めないといけません。
でも、不動産の協会に加入していて、弁済業務分担金を払えば高額な営業保証金を免除されるのです。
その額は10分の1以下ですみます。
そういう訳で、不動産屋のほとんどは不動産の協会に加入しています。
不動産の協会は、石川県の場合は、全国宅地建物取引業協会連合会(ハートマークサイト運営)、全日本不動産協会(ラビーネット運営)の2つしかありません。現実には全国宅地建物取引業協会連合会(ハートマークサイト運営)のほうが圧倒的に加盟店が多いようです。
おのおのの協会には、不動産物件検索サイト(ハートマークサイト、ラビーネット)を運営しているので、その2つの不動産物件検索サイトを見れば、ほぼすべての物件を検索する事が出来ます。
その他に不動産ジャパンという不動産物件検索サイトがあります。
不動産売買を専属専任媒介契約、専任媒介契約で売買する時にはレインズというネットワークに登録しないといけません。レインズに登録されると、どの不動産屋も情報を見ることができて、どの不動産屋も買い手を見つけて取引できるようになります。
レインズに登録すると不動産ジャパンに売買物件を無料で掲載できます。
つまり、不動産売買については、その3つの不動産物件検索サイトだけで、インターネット広告は事足りるのです。
逆に、購入する立場からしても、ハートマークサイト、ラビーネットを検索すれば、目的は達成できると考えても差し支えないと言えます。
なにも、それ以外の不動産物件検索サイトに掲載料を払ってまで掲載する必要は無かったはずなのです。
現実にSUUMOなどでは、売買物件がほとんど掲載されていません。
想像するに、アットホームはハートマークサイトやラビーネットが立ち上がる前からか稼働していたので掲載数が多かったのではないかと思われます。
賃貸とのからみで、つきあいとして掲載していた面もあるのかもしれません。
今後は、アットホームの売買物件の掲載は減っていくのかもしれません。
もしアットホームが生き残っていくとしたら、画像を自社で撮影するサービスや、地図や住所など正確な情報を掲載するとか、契約時に必ず掲載しなければいけない制限などの情報を必ず掲載するなど、購入者に支持されるような掲載をするなどしないと差別化を図れないのではないかと思います。
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