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年金・保険について知っていてお得な情報




老齢基礎年金は繰下げ・繰上げ受給が可能
国民年金の人は老齢基礎年金、厚生年金の人は老齢基礎年金と厚生年金(報酬の比例部分)が受給できますが、60歳からの繰上げ及び70歳までの繰下げ 受給が可能です。繰上げすると毎月の受給額が減り、繰下げすると毎月の受給額が増えます。
老齢基礎年金は60歳から受給すると通常の65歳から受給した場合と比べて76歳で受給した総額が逆転されます。
70歳から受給すると通常の65歳から受給した場合と比べて81歳で受給した総額が逆転します。
どっちが得かは寿命により違ってきますので、なんとも言えません。
なお、厚生年金の繰上げをする場合は、厚生年金の繰上げを単独でする事はできなく、老齢基礎年金と一緒にしないといけないですが、厚生年金の繰下げをする場合は、厚生年金だけを繰下げして老齢基礎年金は繰下げしないという選択もできます。なお、老齢基礎年金の繰上げだけをするという選択は可能です。
老齢基礎年金の繰上げ受給をした場合、特別支給の老齢厚生 (退職共済) 年金のうち基礎年金相当額の支給、繰上げ受給開始後に大怪我をした場合の障害基礎年金を請求することができなくなります。寡婦年金も支給されません。
医療保険は慎重に
高齢者になってから医療保険に加入すると保険料が、かなり高額になります。高額の医療費がかかる場合は、高額療養費制度を利用すれば1か月の自己負担限度額を超えた分は戻ってきます。それに75歳以上の医療費の自己負担率は基本的には1割です。そういう訳で、医療保険の必要性はそれほど重要ではないと思われます。
但し、差額ベット代、食事代、保険外診療費は高額療養費制度の自己負担限度額には含まれません。
保険外診療を受ける場合というのは、ほとんどガンが対象だと思います。そういう意味では医療保険より、ガン保険のほうが有意義だと思います。ガン保険は一時金も貰えます。

2018年現在の医療制度では、1日あたりの入院基本料(患者7人に対して看護師を1人配置している一般病棟に入院した場合)は入院後 1~14日は450点加算(1日2万160円)、15~30日は192点加算(1日1万7580円)、31~90日は加算無し(1日1万5660円)になっています。91日以上の長期入院をしている場合は、1日あたりの入院費が9390円に引き下げられるというルールもあります。

医療保険に加入する場合、1000日入院保障なんてとんでもなく厚い保障のものもありますが、今の医療制度では、基本的には病院に2カ月以上入院させてくれることはありません。三大疾患のガン・脳卒中・急性心筋梗塞でも入院は1か月程度です。1000日入院保障なんて、ほとんど無駄だと思われます。
ガン保険を選ぶ場合は、通院給付が重要です。最近の医療制度では入院はそれほど長くなく通院で長期間治療する事例が多いです。
医療保険に加入したいけど、高齢者なので保険料が高くて加入できないという場合には、県民共済を検討するのもありです。但し過去の病気歴などで加入できない場合もあります。
保険と貯蓄
基本的には、低金利のこの時代、貯蓄型の生命保険はメリットが少ないです。但し、相続という面では死亡時に給付がある保険は有利です。
保険金の受け取りに関しては財産の相続とは別に、5百万円×法定相続人の数の金額の控除があります。
60才以降の社会保険負担は不条理
本人が60才以上で480か月の年金を払ってしまっていて、配偶者が130万円未満の20才から60才までの配偶者がいない場合は、社会保険の負担料は極端に効率が悪くなります。