金沢の葬儀事情

父親が亡くなった事から、金沢の葬儀の事情に興味を持って情報を集めました

お世話になった方のお別れ会

先週、大切な人が亡くなられて、気持ちが落ち込んでしまって。良い人は早く亡くなられると言いますがなんでなんでしょう。
お通夜とお葬式は親族だけで執り行われるということなので、亡くなられた翌日に近くに寄ったので焼香させていただきました。
お葬式が終わってから、日曜日にお別れ会を行うということなので、会場に電話して生花の籠とかはどういう風になっていますかと聞くと受け取るようにと聞いているということなので生花の籠をお願いしておきました。
最近、お通夜やお葬式を親族だけで執り行い、お別れ会を行うということも増えているようですが経験が無いので、どうすればよいのか判らなかったのですが、とりあえず、数珠と香典を携えて喪服を着ていきました。
会場に着くと会場の外で記帳の受付をしてました。記帳を済ませるとその場でお別れの予定表(式次第)を渡されました。館内には目立たない形で別に普通の受付があって香典を渡しました。
記帳の場所と香典を受け付ける受付を設けたのは、哀悼の志については、どうのような形であれ拒まないけど、そういう形式的なものとは関係なく多くの方に故人とのお別れをして欲しいという事なんだと思います。
以前、香典を受け取らないという葬式があったという話を喪主としてたんですが、その時、香典と言う形でお悔やみの心を伝えたいという気持ちを受け取っていただけないのも、それはそれで困ってしまうってこともありますねっていうので、いろいろ考えて、そういうふうにしたんだろうと思います。
こういうのって、なかなか難しいんですよね。香典とかそういう負担をかけたくないという気持ちから香典を受け取らないという形式を選択したりされるんだと思うけど、香典と言う形でお悔やみの心を伝えたいという気持ちを受け取っていただけないのも寂しい面があります。かといって、死亡広告で香典を辞退する旨の掲載をして、会場でも香典を辞退する掲示がしてあっても、それでも香典を持参した人からは受け取ったりすると今度は掲載を読んで香典を持ってこなかった人が肩身が狭く感じることがあったりしちゃう。本当に難しいです。
お通夜とお葬式を親族だけで済ませて、別にお別れ会を開催し、記帳と香典の受付を設けたのは、そういうような事をいろいろ考えて、どうしたら一番良いかを検討したんだと思います。

会場の入口に喪主がおいでになっておいでた来場者に挨拶をされてました。会場では当然ながらみんが喪服でした。会場には溢れんばかりの生花籠が飾られていて、祭壇は無くて遺影を中心に大量の花が飾られてました。故人が好きだったジャズやクラッシックの音楽が流れる中でお別れ会は進められ、最初に黙祷があって、故人のプロフィール紹介、その後弔辞、いろんな人のお別れの言葉、弔電披露(代表として数人分)、喪主による感謝の言葉、献花という順序で進められました。献花が終わると順々に帰っていくのですが、出口では喪主が列席された人ひとりひとりにお礼の言葉をかけて花を渡されていました。

宗教色は全く無くて数珠も不必要なお別れ会でしたが、どうすれば多くの人が心をこめて故人を天国に見送ることができて、どうすれば喪主が来場者に感謝の気持ちを伝えられるかということを第一に考えて、いろんな工夫を凝らされたお別れ会でした。

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