金沢の葬儀事情

父親が亡くなった事から、金沢の葬儀の事情に興味を持って情報を集めました

叔母さんの葬儀 白山麓

2007年11月29日

一昨日、仕事先で叔母さん(母親の姉)が亡くなれたと連絡がありました。
母親は叔母さんのところに行かないといけなかったんですが、俊は県外にいたので急には帰れず、弟に連れて行ってもらうことにしました。叔母さんの家は白山麓なので自動車で1時間かかる場所なのです。とりあえずは母親と弟が叔母さんのところに顔を出して早々に帰ってきました。通夜に供える生花と籠盛を頼んでおいたそうです。

昨日、母親を連れて神戸からおいでた親戚のご夫婦を駅に迎えに行って、そのまま通夜に行きました。
さすがに近い親戚なので知った顔の人が大勢いました。
お坊さんは1人だったのですが、告別式は6人のお坊さんがおいでるという事でした。その地方の葬祭には地域のお坊さんが全員揃って葬儀に出るのが通例という事なのですが、たまたま2つの葬儀が重なってそういうことになったそうです。
救急車で運ばれた病院で、葬儀社はどこにしますかと言われて、地元には葬儀社が1軒しかなく、病院もその地区だったらその葬儀社ですかねえっていうことで葬儀社を決めたそうです。その地区にはセレモニーホールが無くて、近くのお年寄りとかも列席しやすいようにという事で集会場で葬儀を行うことになったそうです。
葬儀が重なると通夜はお坊さんは、どちらかの葬儀にわかれて出るのですが、告別式は時間をずらして行うことになるようです。そういう訳で告別式はお坊さんの都合で午後1時からということになったそうです。

通夜は阿弥陀経と正信偈を唱えるのですが、さすがに田舎の人達は正信偈だけではなくて阿弥陀経も唱えることが出来る人が多くて、びっくりしました。俊は正信偈の本を持っていったので本を見ながら唱和しました。阿弥陀経と正信偈が終わってから仏様の教えについてのお話があって、最後に親族代表の挨拶がありました。

かなり近い親戚ということで通夜が終わっても残っていました。お菓子と飲み物とお寿司が出て、みんなで亡くなった人についての話をしたり、久しぶりにあった親戚とでいろんな話をしたり、これからの打ち合わせ(告別式と火葬場や中陰の出席者の確認なや焼香順や焼香の読み上げ方法、電報の読み上げ順や方法など)をしたりしてました。その時に生花代(10500円)と籠盛代(7000円)を親戚の分を集めて遺族に渡しました。
親戚以外の人が帰る時分(21:00)になって、香典の処理をしてないという事で、お手伝いをすることにしました。

香典の記帳には名前と表書きに住所が記入してある分だけの住所が列記されていて、金額は入っていませんでした。香典袋は通夜に来た順に番号が書かれていて、20枚ずつ綴られてました。香典帳は2冊あったので分担して計算することにしました。
中に入っているお金を確認し、金額を香典袋と香典帳に記入します。香典袋に金額を記入しておくと、香典帳に金額を間違えて記入した場合でも、間違えたのを調べるのに助かります。香典袋に金額を記入するのと、香典帳に金額を記入するのは1人でしないで分担して別の人が行った方が良いと思います。記入する途中、番号が途切れてないかを確認しながら、表袋に住所が記入されていなくて、中袋に住所が記入されてないものは、住所を香典帳に書いておきます。名前が熨斗紙だけに書かれているものは熨斗紙を香典袋にホッチキスで留めます。
会社などで一同としてお金を入れてあるものは、名前と金額を列記した紙が入っている場合が多いのですが、そういうのは、後で香典返しを個別に返すために判りやすいようにしておきます。
集計は最後にまとめてすると、合わなかったときに調べるのが大変なので、こまめに(10枚とか20枚とか毎に)中間集計します。中間集計は香典帳の金額と実際の現金の集計があっているかを調べるのですが、中間集計で計算があってた現金は集計済みの現金として、まとめておきます。
一番最後に総額について、香典帳の総額と現金の総額があっているか改めて確認します。

1時間程度で集計が終わって、ぴったりあってたので、母親を連れて帰りました。

告別式は、ちょうどその時間に仕事の約束をしてあったので、弟と母親が出る事になりました。

告別式は午後1時から始まりお坊さんは6人だったそうです。告別式の後、火葬場での火葬とかが終わって中陰が始まったのは午後5時だったそうです。告別式が10時、11時、12時、13時であっても昼食をとれなくて火葬場までこられる人がいるので、火葬場では飲み物、お菓子、おにぎりなどの軽食は用意しておく必要があるようです。

先日の伯父さんの葬儀の場合でも、今回の伯母さんの場合でも、告別式が終わっても初7日まで、毎日お坊さんがお経をあげに来られるそうです。
先日の伯父さんの葬儀の場合でも、今回の伯母さんの場合でも、お坊さんが6人も出られていました。
地域によっていろいろですね。

後日、白山麓では、お通夜やお葬式にお坊さんが6人も出られるので、お布施が大変だねと喪主に聞いたら、白山麓の場合は、お通夜やお葬式のお坊さんへのお布施は導師以外のお坊さんは3万円+足代5千円で3万5千円、導師も金沢の半額程度だということでした。
また白山麓では月命日のお参りはしないそうです。

近日中に白山麓初めてのJAの葬儀場が出来るのですが、JAが葬儀を仕切ることはしなくて、場所を貸すだけになるそうです。

2007年12月2日

今日、叔母さん(母親の姉)の1日早い初七日でした。母親が行く予定でしたが、母親が体調悪かったので、俊が行きました。聞いていた時間が違ってたので遅刻してしまいました。それでお坊さんが帰ってから焼香しました。平服で数珠と正信偈の本を持っていったのですが、正信偈の唱和はありませんでした。20分ほどで終わりました。
終わってから、三十五日の法要の日程とか、どういうかたちでするとか相談しました。こちらの地方では女性は四十九日ではなく三十五日に精進明けの法要をするそうです。三十五日は1週間程度までなら早く行っても良いそうです。但し三十五日当日にはお坊さんにお経をあげてもらいます。
三十五日の法要の日に納骨するそうです。
叔母さんの火葬で遺骨の壷が3つあったのですが、墓の納骨以外に1つは小松のお寺に、もう1つは近くのお寺に預けるそうです。

2007年12月5日

叔母さんの三十五日の法要はお坊さんの勧めもあって、簡素にすることになったそうです。親戚とか近しい人だけ集まって、お経をあげて、その後、テーブルに簡単な料理を用意して、みんなで囲んで食べるという形式にするということです。何も持ってこなくてもいいんですよって言ってました。本来は、そんなんで充分なんでしょうね。

2007年12月18日

叔母さんの三十五日の法要は、親戚とか近しい人だけ集まって、お経をあげて、その後、テーブルに簡単な料理を、みんなで囲んで食べるという形式にするので、何も持ってこなくてもいいんですよって言われてたので、親戚同士で相談して1家族5000円だけ包むことにしました。その他に、お供えのお菓子を持参することにしました。

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