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能登のキリコ祭り   


能登では7月から9月にかけて毎週どこかで祭りが行われています。能登の祭りはキリコ祭りが中心で,規模の大きなキリコの祭り,美しいキリコの祭り,やんちゃなお祭りなど,魅力にあふれています。能登の祭りは,それぞれの祭りに特色があり,同じ内容の祭りは無いと言っても良いくらいの独自性をもっていますので,能登の祭りをいろいろ見て周っても飽きることがありません。
火の粉がかかる中でのキリコ乱舞や神輿の乱舞が見られるあばれ祭,キリコを担いで海に入り花火が打ち上げられる宝立七夕キリコ祭りなど能登の祭りには火や花火が重要な要素になっているものが多いです。火のついた柱松明の先につけられたお札を奪う祭りも,いくつかあります。
西海祭りは,女性が赤い腰巻で浴衣の上にエプロンを着用した姿で神社の境内で1時間近く乱舞を続けます。この躍動感は能登の祭りでも随一のものだと思います。
能登町のあばれ祭,志賀町の西海祭り,珠洲市の宝立七夕キリコ祭りの
能登キリコ三祭りは、必見です。
2015年4月24日、日本の伝統や文化を世界に売り込む事を目的として文化庁が発足した「日本遺産」の第一弾に「能登のキリコ祭り」が選ばれました。

能登は過疎化が進んで,能登の祭りにおいてキリコの担ぎ手の不足が深刻のようです。その影響もあって能登の祭りで車輪のついたキリコが増えてきています。キリコの乱舞において,キリコを担ぐことによって,キリコが生きているような躍動感がでてくるという面もあるので寂しいです。
能登の祭りを見ていると、地域の繋がりの深さと。人間があるべき大切な根源的なものを感じさせられます。能登の人って素敵です。
ただ,能登の祭りは夜中過ぎまで続き最大の見所も夜中過ぎの場合が多く,祭りが行われる場所から徒歩圏に宿泊施設を確保しにくい事もあるので,車中泊することになったりと見るのにもそれなりの気合が必要になります。
観光気分で気軽に能登のキリコ祭りを楽しみたいということでしたら、輪島大祭(重蔵神社大祭、住吉神社大祭)がお奨めです。宿が多くて駐車場も大きく、23:00頃までには祭りの見所をすべて見られます。


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能登の祭りの地図


青柏祭(七尾市)

青柏祭

青柏祭は毎年5月3日(宵山夜8時から)4日(朝山・本山)5日(裏山)には七尾市街地で高さ12m、重20t、車輪直径 2mの3台の「でか山」が曳かれます。青柏祭では狭い街角で巨大な「でか山」を方向転換させる「辻廻し」が特に見ごたえがあります。
能登食祭市場横には能登国際テント村も開催され、能登の新鮮な魚介類を使った出店もあり、味覚においても楽しませてくれます。
あばれ祭(能登町)

あばれ祭

能登のキリコ祭りで一番最初に開催されるのが能登町のあばれ祭です。1日目のクライマックスは能登町役場での松明の下で行われるキリコの乱舞です。花火の打上もあります。2日目のクライマックスでは梶川上流の観昌寺橋付近で梶川に神輿を投げ込んで,松明の火花が降る中,川の中を神輿を担いで暴れます。あばれ祭は,現在では7月の最初の金曜日と翌日の土曜日に開催されています。
能登キリコ三祭りの1つです
恋路の火祭り(能登町)

恋路の火祭り

恋路の火祭りは恋路海岸で2011年から毎年7月の第3日日曜日に開催されるようになりました。夜に浜辺でかがり火をたいて、キリコの海中乱舞が行われます。打上花火と仕掛花火も見所です。
飯田燈籠山祭り(珠洲市)

飯田燈籠山祭り(珠洲市)

飯田燈籠山祭りは毎年7月20・21日に開催され,高さ16mの大きな燈籠山と曳山が町内を巡回します。7月20日には花火も打ち上げられます。大きな燈籠山は増えていっているようです。
橋の上にそろった燈籠山と曳山のバックに花火が打ち上げられる場面が一番の見所です。
松波人形キリコ祭り(能登町)

松波人形キリコ祭り

松波人形キリコ祭りは能登町能登町松波で7月第4土曜日に開催されます。
キリコに人形を飾り,その出来栄えを競うのが特徴です。
どいやさ祭(能登町)

どいやさ祭

どいやさ祭は能登町姫漁港で7月第4土・日曜日に開催されます。
1日目に袖キリコを担いで船に乗り込んで港内を回ります。花火も打ち上げられます。
塩津かがり火恋祭り(七尾市)

塩津かがり火恋祭り

塩津かがり火恋祭りは7月の第4土曜日に開催されます。
塩津かがり火恋祭りでは海上に照らし出される2,000個の灯明の中,キリコと神輿を乗せて海上を廻ります。花火も打ち上げられます。
能登島向田の火祭り(七尾市)

能登島向田の火祭り

能登島向田の火祭りは日本3大火祭りの1つで7月の最終土曜日に開催されます。
火祭り広場では,手松明に火をつけて柱松明のまわりを走ったり手松明を振り回したりしながら周ります。最後に高さ約30mの柱松明に火をつけます。火が柱松明全体に及び,桂松明が倒れて能登島向田火祭りのクライマックスを迎えます。
名舟大祭(輪島市)

名舟大祭は輪島市名舟町で毎年7月31日・8月1日に開催されます。1日目(7月31日)の夜に御陣乗太鼓の奉納とキリコ巡回があります。
2日目にも御陣乗太鼓の奉納があります。
石崎奉燈祭(七尾市)

石崎奉燈祭

石崎奉燈祭は七尾市の和倉温泉近くの石崎で8月第1土曜日とその前日の金曜日に開催されます。キリコの大きさは最大級です。1基のキリコを約100人で担ぎます。
宝立七夕キリコ祭り(珠洲市)

宝立七夕キリコ祭り

宝立七夕キリコ祭りは珠洲市宝立町鵜飼地区で毎年8月7日に開催されます。高さ約14mの大型のキリコを約100人で担ぎます。キリコが見付海岸に入り、松明のまわりを周りバックでは花火が打ち上げられます。キリコが海に入りバックに花火が上がる光景は、能登のキリコ祭りの中でも最も美しい場面の1つだと思います。
能登キリコ三祭りの1つです
西海祭り(志賀町)

西海祭り

西海祭りは志賀町(旧富来町)の西海地区で毎年8月14日の夜に開催されます。西海祭りは女性がキリコを担ぐ事が伝統的に行われている全国でも珍しい祭です。赤い腰巻で浴衣の上にエプロンを着用した姿でキリコを担ぐ姿が人気です。最後は神社の境内でキリコと神輿が勢ぞろいして1時間連続で乱舞を繰り広げクライマックスを迎えます。
能登キリコ三祭りの1つです。
沖波大漁祭(穴水町)

沖波大漁祭

沖波大漁祭は穴水町の沖波で2011年からは8月14日・15日に開催されることになりました。1日目の夜にキリコが集結して乱舞し,朝にキリコが立戸の浜で海中乱舞します。
輪島重蔵神社大祭(輪島市)

輪島重蔵神社大祭は毎年8月23日に開催されます。輪島重蔵神社大祭は各地の輪島大祭の中でも最大の規模を誇ります。輪島重蔵神社大祭はそれほど移動しなくても短時間(22:00から23:30)で祭りのクライマックスをひと通り見ることが出来るというのも大きな特徴です。輪島重蔵神社大祭の見所は他の地区の輪島大祭と同様、キリコ巡回とキリコ回転、大松明ですが、輪島重蔵神社祭りでは火のついた松明が倒れた時に御幣を奪い合うという行事が2回行われます。
輪島住吉神社大祭(輪島市)

輪島住吉神社大祭は毎年8月24日に開催されます。輪島は宿泊施設が整っていて、祭りの時間が短く、内容がバラエティに富んでいるので能登のキリコ祭りを観光として気軽に見に行くには最適の祭りだと思います。輪島住吉神社大祭は、他の地区の輪島大祭と同様、キリコ巡回とキリコ回転、大松明が見所ですが、住吉神社大祭だけの魅力として御神事太鼓も見逃せません。
輪島前神社大祭(輪島市)

輪島前神社大祭は毎年8月25日に開催されます。輪島前神社大祭は、鯛の造り物とキリコが直線道路を駆けながら往復します。大松明の御幣を奪い合う松明焚き上げ神事もあります。
にわか祭(能登町)

にわか祭

能登町鵜川のにわか祭は七福神の弁財天を祀る祭礼で、袖のついたキリコ(にわか)には車輪がついていて,かなりのスピードで移動できます。菅原神社前の広場では袖キリコ(にわか)の回転を披露し,海瀬神社前の広場ではスピードを出した袖キリコ(にわか)を急停止して後部を浮き上がらせます。花火大会もあります。以前は8月24日に開催されていましたが、2009年から8月の第4土曜日に開催されることになりました。
冨木八朔祭礼(志賀町)

冨木八朔祭礼

冨木八朔祭礼は志賀町富来で毎年8月第4土曜日と翌日の日曜日に開催されていますが2015年は8月29日から30日でした。1日目は数十本のキリコと一緒に冨来八幡神社の男神を迎えに行き住吉神社の女神のもとへ神輿で運び1日の逢瀬を楽しみ、2日目は住吉神社から約10本の神輿と冨木八幡神社へ送っていくというのが冨木八朔祭礼のストーリーになります。つまり1日目はキリコが主役で2日目は途中からキリコも加わりますが神輿が祭りのメインになります。
蛸島キリコ祭り(珠洲市)

蛸島キリコ祭り

蛸島キリコ祭りは毎年9月10日,11日に開催されます。かつて北前船で栄えた蛸島のキリコは総漆塗りで豪華な金箔と彫り物の装飾で飾られていて日本で一番美しいキリコだと言われています。蛸島キリコ祭りのキリコは町内巡回の時には車輪を曳いて移動しますが,高倉彦神社の境内では,担いで乱舞します。蛸島キリコ祭りでは2日目に高倉彦神社境内の舞台で20歳の若者による早船狂言も行われます。
寺家キリコ祭り(珠洲市)

寺家キリコ祭り

寺家キリコ祭りは9月第2土曜日の夜から翌日の朝10頃まで開催されます。かつて北前船で栄えた寺家のキリコは、高さ約15mというその大きさに加えて総漆塗りで金箔と彫り物の装飾で飾られた豪華さと美しさで日本一のキリコだと言われています。翌日にキリコ巡回が終わってからも須須神社で行われる火渡し(約100mの長さに敷かれた藁に火をつけて神輿が火の中を駆け抜ける)や、その後に行われるキリコの乱舞などの見所もあり、最後まで見逃せません。
柳田大祭(能登町)

柳田大祭は毎年9月16・17日に開催されます。1日目に13.5mもの巨大キリコを担いで白山神社に集合し、お旅所へと移動します。お旅所では大松明が燃やされ、その周りをキリコが乱舞します。花火大会もあります。
お熊甲祭(七尾市)

お熊甲祭

お熊甲祭は七尾市中島町で毎年9月20日に行われます。
猿田彦,太鼓,神輿,枠旗の順で熊甲神社に入宮した後,700m離れたお旅所に向います。お旅所では枠旗を倒したり,倒したまま移動したりする島田くずしが行われます。島田くずしはお熊甲祭で一番の見所で一番気合が入る場面です。
小木袖ギリコ祭り(能登町)

小木袖ギリコ祭り

小木袖ギリコ祭りは9月の第3土曜日と翌日の日曜日に開催されますが,夜のキリコ巡回は土曜日だけのようです。小木港に勢揃いした袖ギリコが街中を巡回し,最後に御舟神社への階段を袖ギリコをロープで引っ張って上がります。 階段は狭くてカーブがありますので袖ギリコを引き揚げるのは,かなり大変です。以前は袖キリコの巡回時,前後の袖ギリコがぶつかりながら巡回していましたが事故があってから中止になったようです。1日目には花火も打ち上げられます。

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