冨木八朔祭礼(志賀町) |
冨木八朔祭礼は志賀町富来で例年8月第4土曜日と翌日の日曜日(違う年もあるようです)に開催されています。旧暦の8月朔日に開催されていたので八朔祭礼と言われるようになりました。冨木八朔祭礼は地元ではくじ祭りと呼ばれているそうです。冨木八朔祭礼はもともとは住吉神社と八幡神社がある領家・八幡地区の祭りでしたが現在は12地区が参加する惣社祭りとなっています。 昔,男神が増穂浦に流れ着き、住吉神社の女神と夫婦になりましたが,増穂浦の荒波が怖くなり、男神は冨木八幡神社に移り住みました。以来、住吉神社の女神の元へ男神を御輿で賑々しく運ぶのが冨木八朔祭礼の由来です。 1日目は約40本のキリコと一緒に冨来八幡神社の男神を迎えに行き住吉神社の女神のもとへ神輿で運び1日の逢瀬を楽しみ、2日目は住吉神社から約10台の神輿と冨木八幡神社へ送っていくというのが冨木八朔祭礼のストーリーになります。 つまり冨木八朔祭礼の1日目はキリコが主役で2日目は途中からキリコも加わりますが神輿がメインになります。 |
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冨木八朔祭礼1日目 | ||
1日目冨木八朔祭礼で八幡神社にキリコが集結 | ||
冨木八朔祭礼を見るために富来庁舎に17:50に着きました。冨木八朔祭礼のキリコ乱舞が行われる冨木八幡神社に向って歩くと18:15に最後尾のキリコに遭遇し,18:30に冨木八幡神社に着きました。冨木八朔祭礼のキリコは車輪をつけて移動しているのがあったり担いで移動するキリコがあったり,いろいろでした。冨木八幡神社ではカメラを撮る場所取りをしている人は数人で,まだどこでも場所を確保できる状況でした。 冨木八朔祭礼のためのトイレは道の駅とぎ海街道,領家町の蔵谷自動車近く(仮設簡易トイレ),冨木八幡神社近くにあります。 冨木八幡神社前には露店がたくさん出ていましたが飲み物の自動販売機が富来市街地に行かないとありません。冨木八朔祭礼を見に行く冨木八幡神社に行く場合は飲み物を確保してから行くのがお勧めです。 |
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1日目八幡神社で乱舞 | ||
19:00過ぎからキリコが冨木八幡神社に入場し始めて最後のキリコが冨木八幡神社に入ったのが21:30でした。冨木八朔祭礼ではキリコは1台ずつ順番に鳥居の横から冨木八幡神社に入場し境内で乱舞します。冨木八朔祭礼では基本的には1台ずつ乱舞しますが2台で乱舞することもあります。 冨木八朔祭礼のキリコの乱舞は冨木八幡神社の境内でもありますが,冨木八幡神社の鳥居に入る前の道でも行われます。冨木八幡神社の鳥居に入る前の道の乱舞のほうが上から見えるので担ぎ手の顔の表情が見えて見ごたえがあるのです。 |
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1日目キリコと神輿が富来町内巡回 | ||
21:45からキリコが冨木八幡神社境内から出て住吉神社へ向い始めました。最初3台の子供キリコが降りていきましたが,その後のキリコが降りるのに時間の間隔があいていました。冨木八朔祭礼で神輿やその他の多くのキリコが住宅の在る地域に入ってくるのは23:15頃からでした。 |
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1日目住吉神社でキリコと神輿乱舞 | ||
24:30に主だったキリコが住吉神社に入場し始めて住吉神社境内でのキリコ乱舞が行われました。24:40に神輿が住吉神社に入場しました。 25:00に神輿の神様が住吉神社の社殿に入ってキリコと神輿の乱舞は終了します。住吉神社境内でのキリコ乱舞も入場したキリコが順番で行われて多くても2基のキリコでの乱舞になります。冨木八朔祭礼の住吉神社では神輿と2基のキリコの乱舞が最多の競演だったと思います。 これで冨木八朔祭礼の一日目の行事は終了しました。 |
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冨木八朔祭礼2日目 | ||
2日目住吉神社に神輿が集結 | ||
冨木八朔祭礼の2日目は富来の各神社から神輿が住吉神社に集結します。12:30に住吉神社に行きましたが,神輿も人もまだそれほど集まっていませんでした。 冨木八朔祭礼では神輿は太鼓とセットになって巡回します。太鼓は奇妙な踊りをしながら打ち鳴らします。 13:15頃から神輿が集まりだし,13:45から神事が行われました。14:12に全ての神輿が集まり,14:15に子供たちによる太鼓の演奏が始まりました。太鼓を演奏する子供は女の子のほうが多かったです。 14:30に太鼓の演奏が終わり,住吉神社内を神輿の太鼓が1台ずつ乱舞して順々に住吉神社を出て行きます。住吉神社内では2台の神輿が同時に乱舞するという光景も見られたようです。 |
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2日目神輿が富来の町を巡回 | ||
神輿と太鼓は住友神社を出て増穂浦の海浜の方に向います。15:00から増穂浦海岸に神輿や太鼓が集まり始め長い休憩にはいります。冨木八朔祭礼では神輿は全部で11台ありました。過疎化の影響も有り神輿の数も段々減ってきているそうです。 15:35分に浜を出て,富来の市街地の巡回が始まります。神輿や太鼓の巡回時に祭りの人達はビールやお酒やその他の飲み物を飲んだりするのですが,ゴミ収集のための曳き車も巡回しゴミを残さないようにしていました。 キリコは神輿とは別のルートで先回りして,領家の大鳥居のところに集結しお弁当を食べて神輿が来るのを待ちます。冨木八朔祭礼のキリコは完全に車輪付のものとか、車輪を簡単に外せる組み立て式のものとか、全く車輪が付いていないものとかバラバラです。車輪が外せるキリコは領家の大鳥居のところまでは車輪付きで移動して、大鳥居のところで車輪を外して、富木八幡神社まではちゃんと担いで行くようです。 冨木八朔祭礼のキリコの関係者の人の話も聞けたのですが,八朔祭礼の1日目はキリコが主役で,2日目は神輿が主役なので,2日目の今日はキリコの数が少ないということでした。最終的には約10台のキリコが巡回したようです。 冨木八朔祭礼では神輿を担ぐのは男性だけですが、キリコは女性も担いでいました。キリコは18:30に灯りがともり領家の大鳥居を出発しました。 |
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2日目キリコと合流し冨木八幡神社で乱舞 | ||
17:50に最初の神輿が領家住宅バス停近くに到着し食事休憩に入ります。その後キリコが待機している領家の大鳥居に合流し18:30に最初のキリコが出発するのに続いて一緒に冨八幡神社を目指します。 途中休憩をしながら最初のキリコが冨木八幡神社に着くのは21:45でした。 冨木八幡神社へ入る前には神社の鳥居の前で、1台ずつの乱舞が行われ、大きなキリコは何度も入場を試みながらも入場できず,その度に引き返し,なかなか入場しません。冨木八朔祭礼には特にクライマックスという場面は無いのですが、この時が一番の見所と言えるのかもしれません。 冨木八朔祭礼ではキリコや神輿は鳥居を潜らず、横の坂を登って神社の境内に入場します。冨木八幡神社の境内では1台ずつ乱舞をして神社の拝殿を伺います。乱舞は次のキリコや神輿が来るまで続けられます。冨木八幡神社の境内の乱舞を見る一等席は冨木八幡神社内の階段を登った欄干の部分ですが、さすがに部外者は入りにくく、獅子の石像の横(神社から離れている側)に待機しました。この場所は獅子の石像があるため、これ以上はキリコや神輿が迫って来ないし、3脚を一番縮めると石台に立てられるので撮影には便利でした。 冨木八幡神社に全ての神輿が揃うだけでも2時間くらいかかり冨木八幡神社での乱舞は延々と3時過ぎまで続くということですが、翌日は仕事なので22:50に冨木八幡神社を後にしました。 冨木八幡神社から50分かけて市役所支所の駐車場に戻りました。冨木八幡神社から市役所支所まで近道はあるようですが、地理に疎いので仕方ありません。 途中、冨木八幡神社へ向かう地元の人が何人もいました。最初のほうに冨木八幡神社にキリコや神輿で着いた人は、1度自宅へ戻って休憩してから再び冨木八幡神社へ戻っていくようです。 |
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