津沢夜高行燈祭り |
小矢部市の津沢夜高行燈祭りは,毎年6月の第一金曜日と土曜日に行われます。大行燈がぶつかり合うことから「喧嘩夜高祭」と呼ばれています。津沢,福野,砺波,庄川の夜高祭りは起源は同じで,江戸時代に伊勢からの分霊をお迎えするにあたり,倶利伽羅峠まで町民が行燈を持ち太鼓を打ち鳴らして行った事から始まったそうです。 津沢夜高行燈祭りは,金曜日と土曜日と同じような内容で行われるようですが金曜日のほうが観光客が少なくゆっくり見る事ができます。 津沢夜高行燈祭りの駐車場は・津沢小学校の体育館横・ゴールドウィンなど十分に確保されています。 JR石動駅から津沢夜高行燈祭りの会場まで ジャンボタクシー(無料)も運行されているようです。 津沢の町中も含め,小矢部市街地から道路沿いには飲食店がほとんどありませんが,大行燈のぶつかりあいの会場の横にはあんどん広場があって,地元の人の出店した飲食ブースもありましたし,近くの道路沿いには露店も出店してました。小矢部クロスランドのあたりから津沢夜高行燈祭りへの案内看板があり,駐車場の場所が,すぐにわかりました。 音のする方向を目指して18:00に津沢夜高行燈祭りの会場につきましたが,見学者はほとんどいなくて空いていました。曳山がぶつかる場所の周りはロープがかけられていました。曳山がぶつかる場所は商工会,消防署,NTTにはさまれた道路になります。NTTにはさまれた道路と消防署の駐車場のT字の区域がロープでかこまれていますが,ぶつかる場所は消防署とNTTにはさまれた道路です。消防署とNTTの前を中心に道路の両側から2台がお互いに向かっていきぶつかります。消防署前の駐車場は方向転換するために使われるということでした。 地元の人に聞くとNTT側が一番迫力があって良いということなので,さっそく場所取りをしました。曳山は最初は町内を巡回するのですが,すべての曳山はこの場所を通るので,この場所で待ってるのが一番良いということでした。 曳山がぶつかる場所ではロープがかかっているので,ロープぎりぎりのところに三脚を立てたのですが,他の人の邪魔になりそうだったので,ちょっと悩みました。ロープはドラム缶にくくりつけられているのですが,ドラム缶の上なら3脚をそれほど広げなくても置けるということで,ドラム缶の上に三脚を一番低くして設置する事にしました。そのほうが高い位置にカメラを設置できるので良かったです。 当日は最低気温が15℃程度だったのですが,さすがに夜は冷えます。下着の上にヒートテックを上下に着て,厚めのシャツとフリースと薄いジャケットを着てちょうど良い感じでした。 トイレについては商工会の後ろ側に外から直接入れるトイレがありました。街中でトイレ使えますの貼り紙がしてあるお宅もありました。 19:00からあんどん広場で津沢夜高行燈祭りの開会式が始まりました。開会式の挨拶で夜高はヨータカと読むことを知りました。子供太鼓の演奏もありました。 19:30に津沢夜高行燈祭りがスタートしました。19:40に商工会前にも曳山が通るようになりました。20:30頃になると人も増え始め,撮影に適した場所を確保するのは難しそうでした。それでも2日連続の初日の金曜日ということで,それほど大混雑というほどでも無く,見る分には苦労せず見える場所を確保できる状況でした。 21:00ちょうどから商工会前で曳山のぶつかいあいが始まりました。 津沢夜高行燈祭りでは,大行燈がぶつかる時に,何ヶ月もかけてつくられた造り物が壊されます。地元の人に,造りものが壊れたら翌日はどうするのですかと聞くと,造りものはいくつも造られていて,壊れたらパーツ交換のように入れ替えて,再びまっさらになって再登場するということでした。 津沢夜高行燈祭りの行燈のぶつかりあいは,見いても危険な感じで迫力がありました。ぶつかりの途中で,曳山が燃え出すトラブルもありました。 津沢夜高行燈祭りを見るにはNTT側が一番迫力のある場所ということだったのですが,確かに一番迫力があって良い場所なのですが,道路が狭いので,見る場所から曳山があまりに近くて撮影はしにくい感じでした。撮影なら,商工会側のほうが良いかもしれません。 22:00を超えると津沢夜高行燈祭りの観客も減ってきますので,途中で商工会のほうに移動すれば全体像を撮れたのにと翌日の朝刊の写真を見て後悔しました。 翌年も金曜日に出かけて,今度は商工会のほうで撮影しましたが,曳山のぶつかりあいの全体像を撮影するには商工会側のほうが良いようです。 24:00に予定通りに津沢夜高行燈祭りは終了しました。富山の祭りの時間は予定通りきちんと行われる事が多いです。 津沢夜高行燈祭りの場所はこちら |
NTT側から撮った津沢夜高行燈祭りの画像 | ||
商工会側から撮った津沢夜高行燈祭りの画像 | ||