称名滝(しょうみょうだき) |
称名滝は立山近くにある落差350mの日本一大きな滝で、国の名勝、天然記念物に指定されていて、日本の滝100選にも選ばれています。そのわりには知名度はそれほど高くはないようです。立山アルペンルートに行くついでに寄る事はあっても、称名滝を目的に行く人は少ないようです。 立山に行くには、立山有料道路(美女平 天空ロード)を通っていかないといけませんが、称名滝へは有料の道路を通る必要はありません。称名滝への道路は広く安心して通れます。ただ道路の通行可能な時間(4月下旬から6月と9月から11月中旬は7:00~18:00、7月から8月は6:00~19:00)が決められています。雨が連続70mm、1時間当たり30mmの場合は閉鎖されます。自動車は称名平園地(称名滝の展示資料館があります)で駐車します。駐車は無料です。関係者以外は、自動車でこれ以上奥には行けません。立山ICから称名平園地までは40分程度かかります。 駐車場から称名滝までは遊歩道を20分程度歩かないといけません。遊歩道は広くきちんと整備されていますので、特別な靴を履く必要はありませんが、なだらかながら長い坂が続きますので歩きやすい靴を履いていくと良いです。 5月から6月にかけて雪解けの時期は落差500mのハンノキ滝も見え両方の滝でVの字を描きます。ハンノキ滝は雪解けのこの季節だけ流れているので称名滝が日本一大きな滝ということだそうです。ハンノキ滝はかなり離れていたところから見ることができますが、称名滝は岩に隠れているので、近くに行って称名橋を渡ってやっと見ることができます。称名滝を渡った滝見台園は滝に最も近づける場所です。滝見台園でも称名滝から300m離れていますが滝の水しぶきが凄いので撮影する場合は、しょっちゅうレンズの水滴を拭きとらないといけません。 滝つぼに残っている雪は猪の顔のような形をしていました。 称名滝のベストショットは八郎坂登山道途中の展望台だということですが1時間急坂の登山道を登らないといけなく、かなりきついようです。バスで立山室道へ行く途中に立山黒部アルペンルートの滝見台からも遠望できます。 称名平園地のちょっと手前に「悪城の壁」という砦のように人を寄せ付けない絶壁が見えます。壁高さ500m、長さ2kmのというのは一枚岩盤では日本一ということです。 称名滝の場所はこちら 富山県中新川郡立山町芦峅寺 |
悪城の壁 | ||