おわら風の盆 |
富山の八尾で開催される「おわら風の盆」は300年の歴史があり,三味線・太鼓・鼓・胡弓などの楽器と歌と踊りで昼夜3日間,町内を練り周ります。 目深な編笠で顔をかくした踊り手の踊りと哀愁を帯びたおわら節の歌と演奏の魅力に惹かれて毎年約30万人の人が訪れています。一度,おわら風の盆を見に来た人が再び訪れるリピーターが多いという事がおわら風の盆の魅力を表しています。 おわら風の盆の開催区域である八尾の町は坂道が多く格子と袖卯達のある町屋が多く残っていて町並みが美しいです。特に「日本の道百選通り」に選定された諏訪町通りは電線が地中化され,ゆるやかな坂になった石畳の通りで昔ながらの雰囲気を残しています。そういう趣のある雰囲気が情緒のある歌や踊りを一層引き立てます。 おわら風の盆は210日の厄日に豊年を祈る祭りということです。 |
おわら風の盆最終日深夜の見学記 | ||
2010年のおわら風の盆最終日9月3日は金曜日でした。 富山駅23:03発23:29越中八尾駅着の高山線普通列車に乗るために22:41に富山駅に着くと,高山線の列車はもう着いていて,すぐに乗る事ができました。 おわら風の盆に行く客がちらほら見えましたが,特に混雑も無くゆっくりと乗る事ができました。途中,越中八尾方向から戻る列車とすれ違いましたが,大変な混み具合でした。やっぱりほとんどの観光客は23:00には帰ってしまうのでしょう。 越中八尾駅に着くと,祭り一色という感じで,大勢の人が歩いていて,露店もいっぱい出ていて凄い活気でした。案内所があったのでガイドマップの小冊子を貰いました。ガイドマップには23:00以降の予定は何も掲載されていませんでした。どちらに行けば,おわら風の盆を見られるかすぐにわかります。 越中八尾駅から八尾の町に向う人より,越中八尾駅に向う人のほうが圧倒的に多いです。これだけ多くの人が帰るのだから,ゆっくりと,おわら風の盆を見る事ができると思いました。 事前情報では23:00から24:00までは休憩期間だということでしたが,越中八尾駅近くの福島地区では規模の大きな輪踊りを見る事ができました。一段高くなった台の上で。編み傘をかぶった踊り手が踊り,周りを大勢の人が輪になって踊るという感じです。着物を着ていない人も踊っていたので,観光客の人も一緒に踊っていたのかもしれません。やっぱり踊りは,着物を着た若い娘が良いです。 大勢のお客が帰ったといえ,まだまだ大勢の観光客がいます。でも23:00以前の混雑は,こんなものでは無かったのだろうと思います。 24:00から天満町で踊りが始まるという情報を得ていたので,天満町に向いました。天満町に向う「坂のまち大橋」が工事中だったので遠回りをして天満町に行きました。ちょうど天満町での輪踊りが行われていました。こちらも規模の大きい輪踊りでした。天満町の輪踊りは24:00から24:20と24:25から24:45ごろまで行われて,それから町流しに出るということでした。 24:20に天満町を出て,中心街へ向いました。 24:30に下新町公民館に人が集まっていたので,見てみると輪踊りをしていたので,しばらく見ていました。歌も見事でした。 24:55に西町で輪踊りをしていました。 1:00から交通規制が解除され,市街地に自動車が通るようになりました。踊っている時にはしばらく自動車を停車させているのですが,いつまでも停車させておく訳にはいかないので途中で通さなくてはいけません。わざわざ市街地を通って帰らんでも良いと思うんだけど。 1:30くらいから2:30くらいまで八尾曳山展示館のあたりから祐教寺あたりで,いろいろな地区の町流しが通っていて盛り上がってました。このあたりはおわら風の盆の中心のようです。 2:30には日本の道百選通りの方に向いました。この道は坂道になっていて両側が歴史的建造物が残っていて,古い町並みを残しています。日本の道百選通りの両側には観光客が折り畳みの椅子を用意したりして待機してました。この町並みで,おわら風の盆の踊りを見れるなんて想像しただけでわくわくします。 2:45から東新町のほうから町流しの一行が近づいてきました。他のポイントでは町流しの両側,前後を観客が取り囲み,町流しと一緒に観覧者も一緒に移動するので落ち着いて見ることができないのですが,このポイントは待機している観覧者の前に人が通ったり割り込んだりしないので落ちついて観覧できました。西新町の男性の踊りは武道を感じさせる勇壮な踊りでした。 30分の間に3組の町流しが通っていきました。3:15には日本の道百選通りの観覧者が少しずつ帰っていきました。 日本の道百選通りから上新町のメイン通りを通ると,町流しに遭遇しました。 3:30に上新町公民館前で胡弓奏者として日本全国に知られている若林美智子さんを見つけました。若林美智子さんの胡弓を聴くためだけにおわら風の盆に来る聴衆が大勢いるということのようです。若林美智子さんは,美しくて貫禄があって若林美智子さんを撮影する人がいっぱいいました。あまりの加熱ぶりに若林美智子さんもびっくりしていたようです。 その場は若林美智子さんを中心に時間が動いていると言ってもいいような雰囲気がありました。若林美智子さんを追いかけました。 途中,他の町の町流しに出合い撮影しました。 しばらく追いかけていたかいがあり,3:40から若林美智子さんの演奏と踊りの競演が岩佐医院前で行われました。若林美智子さんの演奏は胡弓をなにげなく弾いているような感じですが,なんとも言えない趣のある演奏でした。本当に素晴らしかったです。 その後,東町のほうに入っていくと常松寺で休憩している一行に出合い,しばらく様子を見ていました。若い娘達が元気に愛想をふりまいていました。ほどなく4:00過ぎに町流しが始まりました。 天満町に向って歩いていくと,4:20に今町公民館近くでも町流しに出合いました。若い娘達と男性一人と男の子の町流しでした。 4:40に天満町の天満宮前に着いたのですが,最後のおわら風の盆を楽しもうという観覧者が待機していました。4:50に天満宮前の小路から天満町の町流しがやってきました。もう朝になっていて周りはもうすっかり明るくなっていました。天満町には可愛い娘が多くて,とても華やかな雰囲気でした。 最後まで見ていたかったのですが,始発の列車の時刻が迫っていたので5:20には天満町を後にしました。 5:35に越中八尾駅に着きました。5:40には満員のため改札をストップするとのアナウンスがありました。列車に乗るための列はかなり長かったです。列車は5;42にもホームに到着しました。列車は混雑はしていますが,都会のラッシュアワーほどの混雑ではありません。混雑しすぎて乗車できないという心配はないようです。 おわら風の盆本祭の翌日の始発電車には見送りおわらというものがあって,ホームで30人近くの男女の踊り手が踊りながら観光客を見送るというものです。この時間は,始発に乗る乗客以外の一般客はホームには入場できません。でもホームの外から見送りおわらを見ようと多くの人が集まっていました。 当然,乗客は見送りおわらを見ることが出来るのですが,富山駅方向に向って左側が見送りおわらが見れるポイントです。一番よく見えるのは富山駅方向に向って左側のドアです。この場所からは窓ガラスを通さなくて直接に見送りおわらを見ることが出来ます。 見送りおわらの踊りに見送られながら越中おわら駅を5:52に出発しました。 おわら風の盆は良かったです。 |
||
おわら風の盆本祭の初日深夜の見学記 | ||
2012年のおわら風の盆は本祭初日が土曜日なので行く予定をしていました。週間天気予報でおわら風の盆の開催期間の天気が良かったのに、急に天気予報が雨になってきました。午後に睡眠薬を飲んで、しっかりと睡眠をとっておわら風の盆に行く準備だけしておきました。夜に天気予報を見ると、20:00と21:00に越中八尾の天気が回復しているということなので、行くことにしました。 金沢駅21:45発の北陸線普通に乗って22:41富山駅に着いたのですが、高山線が日中の雨で停まっていて列車の遅れが続いているということでした。結局列車の遅れは10分程度で済んで越中八尾駅には23:30くらいには着きました。越中八尾駅前の特設テントで、おわら風の盆のパンフレットを貰って、福島町に向いました。 一昨年と同様に数個のステージ上で男女が踊っていて、その周りをその他の多くの人が輪になって踊っていました。 しばらく見学した後に天満町に行きました。天満町では輪になって踊っていたのですが、ちょうど休憩に入るところでした。休憩後に再び輪踊りがあるのかと思っていたら、今度は流しに出かけていきました。 その後、今町の輪踊りを見かけました。 しばらく今町の輪踊りを見て八尾の中心部に向いましたが、あまり大きな流しに出合いません。その後、1:00頃から鏡町のほうや祐教寺のほうで待機して数グループと遭遇しましたが、最終日に行った一昨年と較べると規模が小さく寂しい感じです。祐教寺で40分ほど待機した後、周辺で踊りが無いか探しましたがなかなか見つからず、1:40から諏訪町の日本の道百選通りでかなりの時間待って、2:30に、やっと諏訪町のグループの流しと遭遇しました。 その後、小さいグループと遭遇しましたが、諏訪町のグループの流しと何度か出合っただけで3:00頃には、ほとんどが散会したようです。 最後に天満町に行くと男性だけの小さいグループが休憩していたので、今日はもう終わりですかと聞くと、はっきりした返事はなかったのですが、他に行く所も無かったので、置いてあった椅子に座って休んでいました。そのうち寒くなってゴアテックスの雨具を着ました。うとうとして眠っていると4:20くらいに少しだけ流しをして散会となりました。 初日の夜中のおわら風の盆は、ちょっと寂しかったです。やっぱり夜中のおわら風の盆は、最終日が良いようです。 越中八尾駅に行くと、始発までに1時間もあるのに凄い行列が出来ていました。夜中には駅の待合室は入場禁止になっています。5:30にプラットホームへの入場が始まりました。切符を購入しないで列についていたのですが、駅に入場しましたという内容の証明書を渡されて入場できました。 結果的に待っている人全員が始発の列車に乗る事ができました。 福島町の若者による踊っての見送りは最終日にしか行なわれないと思っていましたが、本祭の日の翌日は3日とも行なわれるということで最後に踊りを楽しめました。 富山から金沢に向う普通列車もそれなりに混んでいました。金沢からも大勢の人がおわら風の盆に行っているようです。帰りの列車で居眠りしながら帰ってきました。 |
||
おわら風の盆の初日(日曜日)の日中から楽しむ(有料演舞会) | ||
2013年は初日が日曜日だったので、おわら風の盆に早めに行って早めに帰ることにしました。今回は演舞会も見たいということで指定席もとりました。 帰りに切符を購入するのに苦労したくなかったので、行く時に往復分の切符を購入しておきました。 13:42金沢発黒部行きの列車に乗ったのですが、福井方面からの列車が遅れたということで、金沢発が13:46になってしまいました。 結局富山には3分遅れの14:40になりました。それでも富山発14:44(越中八尾に15:09に着く)の高山線に乗れると思っていたのですが、なんと越中八尾に向かう富山発14:44以降の列車は整理券方式になっていて、一度改札して整理券を入手してからでないと乗れないというのです。 仕方が無いので改札して一度出てから整理券を受け取り、そのまま外にある駅への入場待ちの列に並びました。結局富山発15:17の列車になってしまいました。30分以上予定より遅くなりました。この頃には、雨はぽつりぽつりというくらいに小雨になっていました。 富山発15:17の列車には、係員の誘導で全員が列をつくって乗り場に行きました。改札では風の盆の衣装を着た係員も改札をしていました。 富山発15:17の列車には全員が座れるようになっていました。これはJRの配慮のつもりなのかもしれませんが、入場制限して外で行列をさせられて、思っていたより遅い便に座って行くよりも、列車内では立っていても早く越中八尾に着くほうが絶対に嬉しいです。こういうのは是非改善して欲しいです。越中八尾駅を出ると15:45になっていました。 八尾の市街地に向かうと夜に行った時にはいつも福島地区で輪踊りしていたのですが、やっていませんでした。福島地区は日中は住宅の2階が舞台になっているところでの踊りしかやっていないようです。 次に天満町に行くと町流しをやっていました。天満町はいつも期待に応えてくれます。 |
||
その後、あちこちと周ったのですが、意外と踊っているのが少ないです。家に帰って新聞を読むと八尾の町は雨が降っていっていて踊りを始めたのは30分遅れの15:30だったようです。 東町、西町の踊っているところに遭遇し、その他にも踊っているところがないか、あちこち周っていると、すぐに17:00になってしまいました。 |
||
17:00から19:00まではきっちり休みをとるので時間をつぶすのが大変です。それにしても、さすがに人出が多いです。日本の道百選通りがある諏訪町では、休憩が終わる19:00まで2時間前から場所取りをしている人がたくさんいました。後から気がついたのですが、休憩時間の17:00から19:00までは八尾駅前の特設ステージで福島地区の演舞が見られるし、曳山展示館ステージで1公演(30分)1500円の演舞が見られるようです。 食事を済ますと、他にすることがないので、演舞会が行われる八尾小学校のほうに行きました。自由席は当日券もあるようで盛んに広報していました。 演舞会は、一度退場したら再入場は出来ないということなので、近くでしばらく休憩していました。 他にすることもないので、1時間前に入場しました。自由席と指定席は入り口が違っていて、指定席の人にはおわら風の盆のウチワが配られました。 自由席のほうは、かなり多くの人が入場していましたが、指定席はまだほとんどの人が入場していませんでした。指定席でも、特に良い席は誰も座っていませんでした。良い席は旅行社の団体が多いようで、かなりぎりぎりの時間に入場していたようです。自分が座った隣の人は、発売当日にローソンに発売時間の10:00に行ったと言っていましたが、たまたま端末を使っている人がいて、少し遅れてしまったと言っていました。ちなみにその人は24年間このステージを見るために通い続けているけど、いつもこのあたりの席だと言っていました。 椅子は隣との間隔も前との間隔も狭く、かなり窮屈でした。 19:00ちょうどに演舞会が始まりました。発売当日にチケットが売り切れたにも関わらず、天気予報が悪かったせいか空席があちこちにありました。 演舞会は予定では21:25まででしたが21:40までありました。各町とも趣向をこらし見ごたえのあるステージでした。でも2時間40分はちょっと長かったです、団体旅行の帰る時間の都合もあったのでしょうが、最後の町のステージでは観客が半分くらいに減っていました。でも雨がふらないで本当に良かったです。演舞会で雨が降ると客席で傘をさして、舞台がほとんど見れなくなるそうです。 |
||
ステージが終わって、八尾の市街地の中心の地域に行ったのですが、人出は多いのですが、あちこちで踊っているという感じではなくて、踊っているのを見つけるのにかなり苦労しました。 それでも、上新町でのおわら節のライブや聞名寺での踊りを見ることができました。 |
||
おわら風の盆の開催について | ||
八尾のおわら風の盆は毎年開催日が決まっています。 八尾おわら風の盆の前夜祭が8月20日から30日まで開催されます。八尾おわら風の盆の前夜祭では18:30から20:00まで有料ステージがあり,20:00から22:00まで毎晩1町だけが交代で町流しをします。 八尾のおわら風の本祭は9月1日,2日,3日です。1日,2日には有料の演舞会が19:00から21:00頃まで行われます。1日,2日の有料演舞会には指定席と自由席があります。指定席は1ヶ月前に一斉に発売となりますが、良い席は旅行会社や町内関係者が確保するようで、個人で良い席を入手しようとしても難しいようです。ちなみに指定席は発売日当日に完売することが多いようです。自由席は当日でも入手できるようです。 おわら風の盆の一番の見所は町流しなのですが,9月1日,2日は15:00から17:00と19:00から23:00まで行われます。17:00から19:00は食事休憩のため町流しはしません。9月3日は日中には町流しは行われず19:00以降から町流しが行われます。 休憩時間の17:00から19:00までは八尾駅前の特設ステージで福島地区の演舞が見られますし、曳山展示館ステージで1公演(30分)1500円の演舞が見られるようです。 9月1日,2日は19:00から21:00頃に演舞会が行われるため、その時間には、演舞会での踊りを披露している町の町流しは行われません。 つまり町流しが目的ならば9月3日が一番良いです。 おわら風の盆の公式サイトにガイドマップ(PDF)が掲載されており,23:00までの公式行事の予定がわかりますので参考にすると良いです。 公式には公表されていませんが,本祭の日(9月1日,2日,3日)の24:00から朝まで本来の「おわら風の盆」が行われるようです。 23:00までは行事としてのおわら風の盆で踊り手は25歳以下の男女で,服装も決まっていますし,町単位での踊りしかありません。 24:00からは八尾の人たちが年齢や服装,地域の制限無しに交流したり自由に踊って楽しむ時間です。 最近,24:00以降のおわら風の盆を目的に観光客が増えていますが,地元の人達にとっては,良いのか悪いのか判りません。24:00以降のおわら風の盆については本祭の3日間行なわれますが最終日の夜が一番見ごたえがあります。本祭の翌朝富山行きの始発列車ではプラットホームで福島町の若者が踊りで見送ってくれます。 おわら風の盆では,雨が降ると中止になります。高価な楽器を使っているので、少雨でも中止になることがあります。途中雨で中止になっても避難できる場所はそれほどありませんので天候の良い日に行くことをお奨めします。 おわら風の盆については「おわらのホームページにようこそ」が一番参考になると思います。 |
||
おわら風の盆の交通アクセス | ||
おわら風の盆の駐車場は八尾スポーツアリーナとゆめの森テニス場の2箇所ありますが,八尾の町から離れていてシャトルバスでの送迎になります。9月3日は(八尾スポーツアリーナだけのようです。 駐車場からシャトルバスの乗降所までの送迎は21:00までで乗降所から駐車場への最終便は23:00です。シャトルバスの乗降所から「おわら風の盆」の開催される地域までは徒歩で20分程度はかかります。 シャトルバスは午前中の便はないので,おわら風の盆を夜通し楽しんだ場合は,1時間ほど徒歩で駐車場まで行くかタクシーを利用することになります。とは言え、タクシーを捕まえるのも容易ではないと思われます。 駐車場の利用料は1000円です。シャトルバスは無料です。 JR高山線の越中八尾行きは臨時便も運行していて,富山駅発の最終便は富山駅23時過ぎになっています。 越中八尾駅発の始発便は越中八尾駅を6時前に出発する便になります。 富山駅から越中八尾駅行きのJRは混雑する時間(越中八尾着が15:00頃以降の便)には整理券方式になり、整理券を入手してからでないと乗れないです。富山駅で乗り換えの場合でも、一度改札を出て、整理券を入手してから係員の案内に従って乗り込むことになります。つまり、乗り換えの時間をギリギリにとって予定を立てると、予定が狂います。早めに越中八尾駅に着くように出かけたほうが良いです。 八尾のおわら風の盆は端から端まで移動するだけでも40分から50分かかります。いろんな町の踊りを見ようとすると体力勝負になります。 自動車でおわら風の盆を自動車で来られる方は,帰る時に,車両規制が終わった時間でも,八尾の市街地を通ることはやめましょう。交通規制が終わった後でも町流しをやっていますので,踊りの妨げになることはやめましょう。 |
||
おわら風の盆の宿 | ||
八尾には3軒の小さい宿(旅館富久志満,旅館みよし,旅館やしろ)と大きいホテルがおわら観光リゾートがありますが,予約は難しいようです。富山市でも予約がとれなくて金沢で泊まる人も多いようです。 | ||
おわら風の盆の食事 | ||
八尾にはコンビニもありませんし,スーパーマーケットもありません。そういうお店で買わないといけない場合は,八尾に入る前に購入して行くのが良いです。食べ物に関してはおわら風の盆の時期には露店や食べ物処,地元の人が出店している臨時のお店などがありますので,心配はいりません。夜中でもやっているお店が多いです。できれば八尾の町で食事やお土産を買って、八尾の町の経済に貢献したいものです。 飲み物の自動販売機も,あちこちにあります。 |
||
おわら風の盆のトイレ | ||
おわら風の盆では簡易トイレや観光用のトイレなど,かなり多くのトイレが用意されています。ガイドマップにはトイレの場所も掲載されていますので,貰っておきましょう。 | ||
おわら風の盆の服装など | ||
おわら風の盆の時期になると夜には,涼しくなります。寒くなった時のために羽織るものを用意しておいたほうが安心です。 八尾のおわら風の盆は端から端まで移動するだけでも40分から50分かかります。いろんな町の踊りを見ようとすると体力勝負になります。歩きやすい靴を履いていくことをお奨めします。 休憩したり,お目当ての場所で待機したりする時のために道路で座っても大丈夫のような服装がお奨めです。 100円ショップで売っているパイプ式の折り畳み椅子を持っていくのも良いです。 越中八尾駅にはコインロッカーはありません。越中八尾駅の案内所のテントのところに少しだけコインロッカーがありましたが,空いていませんでした。 |
||
おわら風の盆のお風呂 | ||
八尾の町の銭湯は福島の湯だけです。月曜と金曜日は定休日です。元々午後しか営業していないようですが,おわら風の盆の時期は早めに閉店するようです。 八尾ゆめの森ゆうゆう館もおわら風の盆の時期は休業しているようです。 |
||
おわら風の盆の撮影 | ||
おわら風の盆では,フラッシュ撮影を禁止している町もありますし,禁止していない町でもフラッシュ撮影は雰囲気を壊しますので避けましょう。夜に動いている対象物をフラッシュ無しで撮影するには,かなり明るいレンズでないと無理です。高感度ででノイズが出ないカメラで焦点距離30から50mmで絞りF1.8くらいまで撮れるレンズを使って三脚で撮ると綺麗に撮れます。シャッタースピードについては踊り手の手の動きがぶれないという事では1/60秒より短い時間で撮ることが必要ですが、おわら風の盆ではそのような環境で撮れる場所は極めて少ないです。 通常のレンズでは綺麗な撮影は無理ですから,撮影するのは諦めて,おわら風の盆を直接見て五感で楽しんだほうが有意義だと思います。 |