となみ夜高まつり |
砺波市のとなみ夜高まつりは、毎年6月の第2金・土曜日に開催されています。金曜日は夜高行燈コンクール,土曜日は夜高行燈突き合わせが行われています。夜高行燈突き合わせでは,竹や和紙,針金を使い2ヶ月から3ヶ月かけて作られた鮮やかな行燈を,ぶつかりあい壊しあいます。 津沢,福野,砺波,庄川の夜高祭りは起源は同じで,江戸時代に伊勢からの分霊をお迎えするにあたり,倶利伽羅峠まで町民が行燈を持ち太鼓を打ち鳴らして行った事から始まったそうです。現在は豊年万作を祈る田祭り行事として,となみ夜高まつりは行われています。 となみ夜高まつりの夜高突き合わせは20:45から23:25に富山第一銀行砺波支店前と北陸銀行砺波支店前で行われます。 となみ夜高まつりの駐車場としては,ジャスコ,砺波市立総合病院,カーマ,サンキュー新冨店が利用できるようですが,パンフレットでは砺波市立総合病院とサンキュー新冨店の駐車場が,無料駐車場と掲載されていました。年によって違うかもしれないので,砺波市立総合病院が一番無難なようです。 当日は砺波市立総合病院の駐車場には17:42に着きました。通常の駐車場は17:00に施錠されると書いてあったので,夜間駐車場に入れました。となみ夜高まつりの日は通常の駐車場でも夜間施錠はしないようです。ただ,となみ夜高まつりの駐車場であるとは掲示されていませんでした。 砺波市総合病院の駐車場から,となみ夜高まつりのメイン道路へは,それほど遠くはないです。同じ通りの北陸銀行前と富山第一銀行の前が,突合せの行われる場所ですが近くでは露店もたくさん出店されていました。となみ夜高まつりのメイン道路周辺を散策して,日中の曳山の写真を撮ってきました。となみ夜高まつりのトイレは木舟公園,JR砺波駅のほか北陸銀行と富山第一銀行の間にトイレを貸してくれるところもあるようです。 北陸銀行の前の駐車スペースに段になった観覧席が準備されていたので,この場所が一番の見所だと思い,18:30に場所の確保をしました。19:00にはまだ良い場所はいっぱい残っていたのですが,19:30には少し混んできました。19:40頃から北陸銀行前にも曳山の巡回がありました。20:00にはだいぶ混んできて20:10にはロープの中で見学している人は,突合せの時にはどいてもらいますというアナウンスがありました。その時間になると,もう良い場所は確保できない状況でした。 予定通り20:45から突合せが始まりました。最初に2つの町の曳山が向かい合い,掛け声とともに踊り,ホイッスルが鳴るとお互いに突進してぶつかります。ぶつかった時には大きな音がして曳山が大きく揺れます。その後先端を大きく持ち上げ相手の飾りにぶつけ,飾りを壊します。ぶつかった時には引き手同士の小競り合いもあり,みんなで声をかけながらロープを引いて曳山を上下前後にゆらします。しばらくすると勝ったほうが万歳をしながら喜びの踊りをします。それを数回続けて,2つの町の突合せが終わります。 突合せは違う町同士で23:30頃まで8回あります。 となみ夜高まつりは見所が長く続き,威勢がよく,観客も多く盛り上がります。道路も広いのでロープ前最前列にいても撮影が可能でした。ロープ前に脚立を置いて観覧すると撤去されます。時々,曳山の引き手がロープを越えてきますので,その時には迅速に下がらなければいけません。三脚を立ててファイダーを覗いていると逃げ切れません。ぶつけられるのが必至です。今回は三脚を最前列で立てられましたがライブビューで撮影していたので曳山の引き手がロープを越えてきても迅速に退避できました。となみ夜高まつりは道路が広くて,警察官の人数も伏木祭りほどでは無く,祭りを監督する年配者の人数も少ないので観客が見難いということはないです。 観客は富山第一銀行前よりも北陸銀行前のほうが多いようです。北陸銀行前でも道路の北陸銀行側は混雑が酷く,移動すら出来ない状況のようでした。北陸銀行の向かい側は少しは通路も確保されていて,観客の入れ替えも多少はあるようでした。少し遅れてきた場合は富山第一銀行前か,北陸銀行の向かい側で見るのが良いようです。 この時期は,日中は暖かいですが夜になると寒くなるので,上下ヒートテックに薄いシャツに薄いジャケットを着てリュックサックにフリースの上着を入れておいたのですが当日は最低気温が20℃あったのと熱気で暑くて,途中ジャケットも脱ぎました。 帰りに喉が渇いたのでファミリーマートに入ると,となみ夜高まつりのパンフレットが置いてあったので貰って来ました。 今年は富山の祭りで高岡御車山祭,福野夜高祭,伏木曳山祭,となみ夜高まつり,となみ夜高まつりに行きましたが,となみ夜高まつりが一番良かったです。 となみ夜高まつりの場所はこちら |