立山弥陀ヶ原湿原の高山植物 |
立山は白山、富士山とともに日本の三名山と呼ばれています。なお、立山はバスで最も高い地点まで行けるということでは乗鞍岳についで日本で2番目の高さの山ということです。また、立山は高山植物の美しい山としても知られています。 立山弥陀ヶ原湿原はラムサール条約に登録されています。立山弥陀ヶ原湿原で高山植物が最も美しい季節は、7月中旬のようです。室堂近辺と較べると高山植物の見頃は早めになっています。 立山室堂までは自家用車では行けません。個人で行くと途中まで自家用車で行って、ケーブルカーに乗って、それからバスに乗り換えて行かないといけません。しかも高山植物が見られる混雑シーズンは、駐車できる場所は駅から離れていて、乗り物の待ち時間も、かなり長いようです。富山駅前や立山あるぺん村から立山室堂への直通バスも運行されていますが、富山駅前や立山あるぺん村まで他の交通手段を利用して行かないといけないのは一緒です。 小松や金沢からだと高山植物が見れる季節には、立山直行のバスツアーが企画されています。バスツアーは便利ですし、しかもバスツアーのほうが安いです。ただ、時間の融通がきかないのが難点ですが室堂でのフリータイムが5時間30分あるので、十分楽しめます。 立山直行のバスツアーでは弥陀ヶ原での上下車がだいたい可能のようですが、バス会社によって、上下車は同じ場所でないといけなかったり、 降車場所と乗車場所が違っていても良かったりするようなので、申し込む前に確認しておいたほうが良いでしょう。 弥陀ヶ原で上下車した場合、弥陀ヶ原での滞在時間は6時間くらいになります。6時間弥陀ヶ原で過ごすのは退屈かもしれません。 散策感覚で高山植物をたっぷり楽しみたいということでしたら、立山室堂近辺の池めぐりをした後に、立山高原バスで弥陀ヶ原に行って、弥陀ヶ原湿原を周り、時間に余裕があったら立山カルデラ展望台で山岳風景を楽しむのが良いと思います。 室堂ターミナルから立山高原バスを利用して弥陀ヶ原へ行くには、バス料金は810円で15分で行けます。下車時に本日またバスに乗る人は乗車の予約をするように伝えていました。 弥陀ヶ原のバス停の近くに、弥陀ヶ原駅(バスの駅)があり、トイレのある休憩所と立山高原バスの事務所がありました。こちらでもバスの予約と乗車券の購入ができます。 駅の人に、申し込みが多すぎて満席になった場合は、どうするのですかと聞くと、室堂行きの便は50分前に、美女平行きのバスは30分前までに申し込みすれば、増車などして対応するので乗れないという事は絶対に無いという事でした。 今回は右回りの外回りコースを行くことにしました。弥陀ヶ原ホテルの周辺には、ニッコウキスゲやその他の高山植物がいっぱい咲いていて、とても綺麗でした。 六甲学園立山ヒュッテに向かう途中で水芭蕉が群生していました。 弥陀ヶ原の遊歩道はほとんどが木道で、六甲学園立山ヒュッテから内回りのコースとの分岐点までが下り階段がある以外は、ほとんどが平地になっています。つまり右回りコースだと、ほとんど登りは無いということです。外回りの分岐点(追分分岐)まで、お花畑というほど規模は大きくは無いけど、ところどころに、いろんな種類の高山植物が見られます。外回りの分岐点(追分分岐)を右に回っていくと、ガキ田やワタスゲが見られるようになってきます。一ノ谷分岐で右に回って弥陀ヶ原ホテルに向かって行くとガキ田やワタスゲが見られる最も美しい見所のポイントがあります。 弥陀ヶ原の外回りコースは写真を撮りながらでも1時間10分で周れました。内回りコースは急ぐと30分程度で周れます。 弥陀ヶ原湿原ではナチュラリスト(富山県自然解説員)の人による自然観察会も行われています。 ナチュラリスト(富山県自然解説員)の人の説明は、気がつかなかった事も説明してくれて有意義でした。弥陀ヶ原湿原はラムサール条約に登録されているのですが、遊歩道の地域は、ラムサール条約に登録された主要な地域ではなく、遊歩道の外回りコースより外側と、それより室堂寄りの一帯が主要な地域ということでした。木道が整備される前の散策者の通った後が、荒れたままで復元できないでいるという話などもしていました。案内は45分程度で終わり弥陀ヶ原駅に戻りました。 このページの料金は2018年6月調査時のものです。 立山弥陀ヶ原湿原の場所はこちら 富山県中新川郡立山町芦峅寺弥陀ヶ原 |
弥陀ヶ原湿原の風景 | ||
弥陀ヶ原湿原の高山植物 | ||
キツネノボタン | ハクサンチドリ | クモマニガナ |
ニッコウキスゲ | オニシモツケ | タテヤマウツボグサ |
シロバナハナニガナ | イワイチョウ | オンタデ |
ミヤマハタザオ | ウツギ | ノビネチドリ |
モウセンゴケ | ウラジロナナカマド | ミヤマキンポウゲ |
イワカガミ | チングルマ | チングルマ |
ツガザクラ | ツマトリソウ | アイイロニワゼキショウ |
イワオトギリ | シモツケソウ | ワタスゲ |
ミズバショウ | コバイケイソウ | モミジカラマツ |
ハクサンボウフウ | オオハナウド | ヤマハハコ |
ナガボノワレモコウ | ミヤマホタルイ | オタカラコウ |