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あばれ祭


夏には能登の各地で祭りが開催されます。その中で一番最初に開催されるのが能登町のあばれ祭です。約330年前に悪病が流行したので京都の祇園社から牛頭天王の分霊を移して鎮祭し盛大な祭礼を始めたところ、神霊と化した青蜂が悪疫病者を救ったことで,地元の人がキリコをかついで八坂神社へもうでたのが,あばれ祭の始まりとされています。祇園系のあばれ祭りに能登のキリコと火祭りが融合して発展したそうです。あばれ祭では高さ7mもある約40本の奉燈(キリコ)と、白山神社と酒垂神社の2基の神輿が町を巡回します。あばれ祭の1日目のクライマックスは奉燈(キリコ)が棚木海岸に集結し,そこから能登町役場に移動し松明(たいまつ)の下で行われる奉燈(キリコ)の乱舞です。あばれ祭の2日目のクライマックスは酒垂神社と白山神社の神輿(みこし)が八坂神社を目指して,海や川、火の中に投げ込んであばれるところです。特に梶川上流では梶川に神輿(みこし)を投げ込んで,松明(たいまつ)の火花が降る中,川の中を神輿(みこし)を担いで暴れるのですが,その勇壮さと迫力は鬼気迫るものがあります。あばれ祭は県指定無形民俗文化財にも指定されており,能登の数ある祭りの中でも最高の祭りです。あばれ祭は能登キリコ三祭りの1つです。
あばれ祭は,現在では7月の最初の金曜日と翌日の土曜日に開催されています。

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マウス左クリックで地図のスクロールも可能です。     あばれ祭の地図の印刷用PDFファイル(約1100KB)

1日目のあばれ祭
初日のあばれ祭の町内巡回
あばれ祭の初日は8:30から白山神社と酒垂神社の神輿が町内を巡回します。
14:00から各町のキリコが町内を巡回し18:30までに棚木海岸に集結します。
夕方に棚木海岸にキリコ集結
18:30から21:00まで棚木海岸にキリコが待機します。
あばれ祭 棚木海岸にキリコ集結 あばれ祭 棚木海岸にキリコ集結 あばれ祭 棚木海岸にキリコ集結
花火
あばれ祭では20:30から21:00まで花火が打ち上げられます。 花火は20:00からという予定でしたが実際に始まったのは2009年,2010年とも20:30でした
キリコの乱舞
21:00に棚木海岸のキリコが能登町役場を目指して出発します。町内を通って能登町役場前で松明の下21:30から23:00までキリコの乱舞が行われます。
あばれ祭では約40の大小のキリコが1時間半にわたって交代に燃えさかる柱松明と周りを廻ります。桂松明は5本設定され、最初は役場に向って左側のほうで乱舞が行われて,役場に向って左側の桂松明の勢いが無くなると,次々に役場に向って右側の桂松明に火がつけられキリコの乱舞の場所が移動していきます。何基ものキリコが桂松明の火花が降る中で乱舞するあばれ祭の様子は勇壮で迫力充分です。
2009年には能登町役場前の海岸側に2mくらいの高さの堤防を設けてあばれ祭の見学席として開放されていましたが、翌年には堤防は無くなっていました。あばれ祭では役場の真ん前と海側の両側で見学できますが,背景があるほうが良いか無いほうが良いかは好みだと思いますが庁舎側には業者が撮影のため櫓を建てたりするので、それが写りこむのが嫌でしたら庁舎側に場所取りしたほうが良いです。あばれ祭では22:30くらいになるとロープを超えてキリコのすぐ近くに行っても黙認してもらえるようです。
あばれ祭の時期は,天候によっては夜になると結構寒くなってきて半袖や薄手の長袖シャツだけだと寒く感じる場合があります。昼にちょうど良い服に,もう一枚羽織れるものを用意したほうが良いでしょう。
能登町役場前では19:00には,あばれ祭を撮影するために場所取りをしている人が増えてきますので撮影目的でしたら19:00には待機しておいたほうが良いでしょう。
能登町役場前の乱舞が終わると,キリコは各町に戻ります。
      あばれ祭のキリコの乱舞スライドショー
2日目のあばれ祭
神輿が町内巡回
あばれ祭2日目は朝7:00から酒垂神社を起点に酒垂神社の神輿が神主さんを同行して各家庭を巡回します。白山神社の神輿は8:00から町内を巡回します。その時に,各家庭はご祝儀を渡したりするようです。
あばれ祭 酒垂神社の神輿 あばれ祭 酒垂神社の神輿 あばれ祭 酒垂神社の神輿
市街地中心部にキリコ集結
各町のキリコは14:00頃から町内を巡回し,酒垂神社近くの市街地中心部に集結。
18:00〜21:00に各町のキリコが酒垂神社近くの市街地中心部に待機。

あばれ祭のキリコ あばれ祭のキリコ あばれ祭のキリコ
能登町漁業水産協同組合地方卸売市場前で酒垂神輿を海に放り込み担ぎ,火の中に投げ込む
あばれ祭の2日目の最初の見所は能登町漁業水産協同組合地方卸売市場の波止場で酒垂神社の神輿を海に投げ入れたり,火の中に放り込むところです。
酒垂神社の神輿を海に放り込む時間は予定では17:30でしたが実際には1時間遅れの18:30から始まりました。海では神輿をかつぐ人も海に飛び込んで,担ぎながら移動したり,神輿をひっくり返したりしていました。その後,神輿を陸に引き揚げ,火の中に放り込んだり,その神輿を担いで火の周りを神輿を担いで周ったりします。
2009年と2010年にあばれ祭に行きましたが2年とも予定より1時間遅れで海への入水が始まりました。
能登町漁業水産協同組合地方卸売市場での行事は30分で終わりました。

能登町漁業水産協同組合地方卸売市場前では酒垂神社の神輿を海に投げ入れられその後,神輿を火の中に投げ入れたりします。
つまり最初は海に放り込むところを見やすい位置に待機組合するのが見学のコツです。能登町漁業協同組合地方卸売市場の前より神輿が投げ入れられますので,その瞬間が見える波止場の駐車場のほうが絶好のポイントになります。
ただ,海の中での神輿担ぎが終わると,能登町漁業協同組合卸売市場で神輿を火に放り込むところを見ないといけないので,神輿が海で担がれている途中で先回りして待機するのが良いでしょう。木の葉が積まれている場所が神輿を火に放り投げる場所なのですぐに判ります。17:00には撮影に最適な場所は結構埋まってしまいます。

あばれ祭 能登町漁業水産協同組合地方卸売市場前の地図
あばれ祭 神輿を海に あばれ祭 神輿を海に あばれ祭 神輿を海に
あばれ祭 神輿を火の中に あばれ祭 神輿を火の中に あばれ祭 神輿を火の中に
神輿 夜のあばれ開始
夕食は各家庭で親戚や知人を集めてお呼ばれが行われご馳走が振舞われます。
その間,酒垂神社の神輿は能登町漁業水産協同組合地方卸売市場横の「お旅所」に,白山神社の神輿は酒垂神社近くのまんさきドリーム広場で待機しています。神輿が何番のキリコの後に巡回するかは毎年違うようですが,今回は酒垂神社の神輿はキリコ6番とキリコ7番の間に,白山神社の神輿はキリコ25番とキリコ26番の間に進行するということでした。神輿の順番が判っていると見所の場所で待機する場合に,あとどれくらいで神輿が来るか予想できます。
酒垂神社の神輿が待機している間、地元の人がたくさん集まっているのですが、女の子達もさまざまな衣装で集まってくるので、それを見ているだけでも楽しいです。
酒垂神社の神輿は21:00に出発しますが,白山神社の神輿は22:00以降に出発するということです。
21:00に能登町漁業水産協同組合地方卸売市場横の「お旅所」で酒垂神社の神輿がお祓いを受け,早足で一挙に駆けていきます。あまりにも早く走るので追いつけません。最初に21:12紙子酒店の前で4分ほど神輿の暴れがあります。次に21:19石瀬比古神社跡地で神主さんのお祓いがあり、その後その場所で暴れがありました。その後、大通りに出る前に4箇所(その内一箇所ではお祓いもあり)で暴れがありました。
大通りに神輿がきたのは21:50過ぎでした。大通りでの最初のあばれは北國銀行前です。神輿は1時間近くかけて大通り300mの距離をあちこちで,あばれを披露しながら梶川橋へ向います。

梶川橋で神輿を梶川に放り投げ神輿を担ぐ
21:00に合図の花火が上がって,キリコの巡回がはじまります。キリコが数台通り過ぎた後で,梶川橋の警備が厳しくなり,いよいよ22:00過ぎに酒垂神社の神輿の登場です。
最初に梶川橋から神輿を放り投げて,その後担ぎ手の人たちが梶川橋から飛び込みます。神輿をかついで梶川橋から一本橋のほうまで何回も巡回したり神輿をひっくり返したりします。周りの照明がほどよく,良い雰囲気で勇壮な祭りを楽しめます。

キリコが数台通り過ぎた後で,梶川橋の警備が厳しくなり,いよいよ酒垂神社の神輿の登場です。
酒垂神社の神輿が梶川橋で入水するのは22:30前後です。
酒垂神社の神輿と白山神社の神輿が何番目のキリコの後に来るのかは、事前に公表されているので、能登町役場か観光協会に確認しておくと良いです。2009年は逆垂神社の神輿は8番目のキリコの後で白山神社の神輿は20番目のキリコの後でした。この順番は八坂神社に行くまで保たれます。
梶川橋では神輿を放り投げないといけないので,退かされますので場所取りをしても意味はありません。梶川の片側は道路になっていますが,神輿を引き揚げる場所はガードレールを外されておりロープがかけられています。この辺りも退かされますので場所取りには向きません。一番の観覧場所は,道路とは対岸に位置する幅1m程度の通路(
2011年には角地の建物が撤去されていて見学できる場所が広くなりました)です。
観覧している時に水をかけられることがありますので注意が必要です。
白山神社の神輿は24:00頃に梶川橋から入水します。

あばれ祭 梶川橋付近の地図
あばれ祭 梶川橋で神輿を川に あばれ祭 梶川橋で神輿を川に あばれ祭 梶川橋で神輿を川に
あばれ祭 梶川橋で神輿を川に あばれ祭 梶川橋で神輿を川に あばれ祭 梶川橋で神輿を川に
観音寺橋と八坂神社近くで神輿を梶川に放り投げ松明の火花をあびながら神輿を担ぐ
梶川上流の飯川電装前と観音寺橋近くの2箇所で大きな松明が設置されています。酒垂神社の神輿は飯川電装前で,白山神社の神輿は観音寺橋のあたりで梶川の中に投げ込まれ,松明の火の粉が降りかかる中で梶川の中を暴れまわります。これこそ,あばれ祭のクライマックスです。最高です。
あばれ祭りの神輿 大松明の中でのあばれスライドショー   
飯川電装前での酒垂神社の神輿のあばれ
観音寺橋から,さらに上流の飯川電装前には酒垂神社の神輿が入水する時に燃やす大きな松明が用意されています。道路の対岸(駐車場)はキリコが通る事がないので,のんびり待機できます。見るだけなら道路の対岸側が良いでしょう。ただ,撮影をしようということであれば,道路の対岸側は大松明や松明があるので,もともと撮影に適した場所が少ないのに加えて,川の曲線の関係で川全体を撮影するには視野が狭くなる傾向があります。
道路側は道路幅が狭くキリコが通るのがギリギリなので,キリコが通る度に退去させられます。そういう訳でキリコが通るたびに移動してキリコが通る抜けるとすぐに場所に戻るという事を繰り返して撮影場所の確保をすることになります。23:10に6番目のキリコがきました。この年は酒垂神社の神輿は6番目のキリコと7番目のキリコの間に通るということなので,6番目のキリコが来た時には,なんとか移動しない状態でキリコが通り抜けるのを待ちました。キリコはだいたいその位置で停止して休憩をとるのですが,6番目のキリコも同様でした。
大松明に火がつけられ,6番目のキリコが休憩に停まっている時(23:20)に神輿が近づいてきました。
神輿が大松明のある位置の真向かいから川に投げ込まれ,次から次へと人が川に飛び込みました。松明の元での川での神輿のあばれは20分間程度続きました。休憩していたキリコは途中で移動して,大勢の人が見学しやすいようになりました。
観音寺橋付近での白山神社の神輿のあばれ
梶川上流の観音寺橋の近くには大きな松明が用意されています。道路からは川の中の神輿を覗くことはできますが,川に神輿を放り投げる時に退かされるのが明白ですし,松明の火花を浴びることになります。しかも道路は狭いので,待っている間にキリコが通る時には落ち着きません。観音寺橋の上は松明と川の中の神輿を見ることが出来ますが,キリコが通る時には橋自体が狭いので,落ち着きません
観音寺橋の道路との対岸のわずかな空間には神輿を放り投げる瞬間も見れるし,川の中の神輿も見えて松明や通るキリコも見えられる特等席でした。立ち入り禁止の場所との境目で誰にもジャマされなく,ゆっくりと待機できました。2009年には対岸のほとんどが立ち入り禁止でしたが2010年は自由に撮影できていました。
神輿が引き揚げられる時に神輿を担いでいた人が対岸から観音寺橋のほうに移動しますので通行のじゃまにならないように注意する必要があります。
1:00過ぎたころから,観音寺橋近くの川の松明に火がつけられて,白山神社の神輿がやってきます。
観音寺橋でも狭い川に白山神社の神輿を放り込み担ぎ手も川に飛び込みます。川の中で神輿を担いで川の中を巡回したり,神輿をひっくり返したりし,火のついた松明を揺さぶって肌をあらわにした上から火花を降らせていました。
ただただびっくりして,その迫力に圧倒されてしまいました。
ただ,このクライマックスを見れる人は少ないです。見ることが出来る場所が極めて狭いのです。川沿いといっても,カーブになっていて見通しが悪いのです。神輿の乱舞を見れるのは,せいぜい50m程度です。川の下なので最前列とその後ろの人しか見れません。ある意味勿体無いです。撮影する場合には1時間以上前から場所の確保をするくらいの根気が必要です。
2010年は白山神社の神輿が観音寺橋に到着したのは25:30でした。
あばれ祭 観昌寺橋で神輿を川に あばれ祭 観昌寺橋で神輿を川に あばれ祭 観昌寺橋で神輿を川に
あばれ祭 観昌寺橋で神輿を川に あばれ祭 観昌寺橋で神輿を川に あばれ祭 観昌寺橋で神輿を川に
あばれ祭 観昌寺橋で神輿を川に あばれ祭 観昌寺橋で神輿を川に あばれ祭 観昌寺橋で神輿を川に
八坂神社で火の中に神輿を放り投げ火の周りを神輿を担いでまわり八坂神社に神輿奉納
酒垂神社の神輿は23:30くらいに八坂神社に入ってきます。八坂神社の境内の階段を半分登ったところに焚き火してあるところで酒垂神社の神輿と白山神社の神輿を火の中に投げ込まれたり火の周りで神輿を担いで周ったりします。
白山神社の神輿は1:30くらいに八坂神社に入ってきます。
2:00過ぎに,八坂神社へ神輿を奉納してあばれ祭がエンディングを迎えます。
八坂神社には各町のキリコが結集しています。これからキリコを担いで各町に戻り,あばれ祭が終わります。

火のついた松明の下で川に飛び込むところと,八坂神社で焚き火の中に神輿を入れるところの両方を良い場所で見るのは時間的間隔が短いので難しいです。 両方をしっかり見たい場合は,梶川から神輿が上がる前に移動して早めに八坂神社に行って待機するのが良いでしょう。
北国新聞であばれ祭の予定が掲載されますが,予定通りの時間に行われることは,ほとんど無くて,1時間から2時間程度の遅れは考慮しておいたほうがよいでしょう。ちなみに2009年,2010年,2011年とも神輿が八坂神社に入ったのは予定より2時間遅れでした。
八坂神社でのお奨めの観覧場所は焚き火してある場所より本殿側の2mほど高くなっているところの最前列か,階段とは反対側の斜面です。やっぱり高い位置からが見やすく撮影しやすいです。
八坂神社で火の中に投げ込まれる神輿のスライドショー
八坂神社で火の中に投げ込まれる神輿のスライドショーその2
 八坂神社の本殿側からの光景
あばれ祭 八坂神社で神輿を火の中へ あばれ祭 八坂神社で神輿を火の中へ
八坂神社の階段とは反対側からの光景