輪島前(わじまざき)神社大祭 |
輪島大祭は奥津比咩神社大祭(8月22日、23日)、重蔵神社大祭(8月23日)、住吉神社大祭(8月24日)、輪島前(わじまざき)神社大祭(8月25日)の4つの祭りを総称しています。その中で夜に行なわれるキリコ祭りは重蔵神社大祭(8月23日)、住吉神社大祭(8月24日)、前輪島神社大祭(8月25日)です。 輪島大祭で一番騒々しいのが前輪島(わじまざき)神社大祭ですが、キリコが回転したりする暴れはありません。輪島前神社大祭では鯛の形をした神輿とキリコの一基が直線道路を何度も駆けて往復します。輪島前神社大祭でも、火のついた松明が倒れた時に御幣を奪い合うという松明焚き上げ神事があります。 輪島前神社大祭では、ほとんど移動しなくても短時間(21:00から22:30)で祭りのクライマックスをひと通り見ることが出来ます。 朝市駐車場から輪島前神社のほうに歩いていくと、海のほうに、大漁旗が掲げられた漁船が照明がこうこうと照らされ、とても綺麗でした。 輪島前神社大祭のメイン会場でもある直線道路の入り口には20:30に着きました。この時間は、まだ落ち着いた雰囲気で、祭りを待つという感じです。露店も出ていてお好み焼きなどが売られていました。 輪島前神社の前は、さすがに混雑していて、キリコが1基ずつ神社前に位置し、太鼓の奉納が行われていました。その奉納は全てのキリコが終わるまで続きます。 すべてのキリコの奉納が終わると、なんとなくざわざわしだして、21:30過ぎに、火がつけられた縄が神社から道路のほうに運ばれたと思ったら、突然、爆竹とともに神輿が駆け下りてきて、音のなる風船があちこちで放たれました。一瞬のことで、なにが起こったか判らず呆然としました。この瞬間が、輪島前神社大祭の一番のクライマックスなのかもしれません。その後は1時間ほど、鯛の形をした神輿と一基のキリコが、けたたましいクラクションを鳴らしながら、直線道路を何往復も駆けて行きます。その他のキリコは、少しずつ移動し、その都度、太鼓を演奏したりしていました。 その後、輪島漁業生産組合前の広場で松明焚き上げ神事が行われました。かなり良い場所を確保したのですが、直前に地元の役員?のひとが前に立てれてしまいました。仕方がないので、観客の後ろから3脚をアーム替わりにして撮影しました。22:33に松明に火がつけられ、しばらくして倒れました。 能登の他の地域のキリコ祭りでは宿泊に苦労するのですが、輪島大祭の場合は宿泊施設はいっぱいありますし、22:30までに祭りの見所がすべて見られるという事もあって観光客には最も親しみやすい祭りだと言えます。 輪島前神社大祭を自動車で見に行くには海岸の方にある朝市駐車場を利用するのが良いでしょう。600台駐車できる巨大駐車場で、8:00から12:00に駐車場を出る場合のみ有料です(普通車300円)。駐車場にはトイレもあり便利です。 輪島前神社大祭のおおまかな日程 20:00過ぎから キリコが輪島前神社に集合 21:00 御神輿渡御祭 キリコが順番に神社前で太鼓の奉納 21:30 神輿が爆竹とともに直線道路に登場 直線道路を鯛の造り物と1基のキリコが往復、他のキリコは移動しながら太鼓の演奏 22:30 輪島漁業生産組合前の広場で松明焚き上げ神事 23:00 輪島前神社に帰還 |
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