乗鞍岳畳平に着いたのはちょうどお昼時だったので、高山のコンビニで買ったパンを食べました。乗鞍岳畳平に、食事するところがあるのかも分からなかったので昼食を用意して行ったのですが、乗鞍岳畳平には数軒、食事するところはありました。当然、料金は少しだけ高めでしたけど、上高地ほどの価格差は無かったようです。
厚めの包装で完全密閉されたパンの袋は、気圧の関係ではちきれんばかりに膨らんでいました。綺麗な風景を見ながら食事を済まして、お花畑の散策に行きました。乗鞍岳畳平の駐車場から急な階段を降りていくとすぐそこに高山植物が群生するお花畑があるのです。
お花畑の周りには板の通路が出来ていて、通路以外は立ち入り禁止になっていますが、花はすぐ近くから見ることができます。8月1日当日はハクサンイチゲをはじめとしミヤマキンバイやクロユリやコイワカガミ、チングルマなど一面に咲き誇っていて、まさに見ごろという感じでした。
立ち入りができない場所には残雪も少し残ってました。高山植物の見頃は7月下旬から8月上旬です。
お花畑の写真を撮りながら40分ほどかけてゆっくり周りました。息子が空気が薄いので疲れるというのでバスターミナルで少し休憩して、一番手軽な魔王岳に登りことにしました。魔王岳は標高2763mの山で乗鞍岳畳平駐車場との標高差が約60mで10分程度で登れる山です。魔王岳は頂上付近は岩場を登るところもあってちょっと大変でしたが魔王岳頂上付近から見える景色はさすがに綺麗でした。
ちなみに畳平でも魔王岳でも携帯電話は使えるようで、試しに魔王岳頂上で息子に電話をかけたらちゃんと繋がりました。魔王岳からは穂高連峰など北アルプス方面や乗鞍スカイラインや畳平を一望することが出来ます。でも魔王岳からは中央アルプスや南アルプスは見れないので、大黒岳も登っておくことをお奨めします。
乗鞍スカイラインは岐阜方面から乗鞍に登る有料道路ですが、自家用車は通行できません。ただし、自転車は通行可能でヒルクライムレースの大会が行われたりもします。乗鞍スカイラインは行きはバスで帰りは自転車で通行して、いろんな場所での乗鞍スカイラインの景色を楽しみました。乗鞍スカイラインについては、景色が綺麗なのは上部のほうだけで、下山するにしたがって景色は単調になります。
乗鞍岳畳平から徒歩10分程度の場所に位置する桔梗ヶ原には、乗鞍岳畳平の花畑に咲いていない種類の高山植物がたくさん咲いており穴場となっています。
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