飛騨高山旅行記(乗鞍岳) |
今回で12回目の飛騨高山の旅行です。今回は高山に住む息子関係の用事のついでに、乗鞍岳に寄ることが目的です。乗鞍スカイラインで自転車をバスに乗せてもらい、乗鞍岳の高山植物をとことん楽しめました。 |
北陸自動車道と国道41号線を利用して高山へ |
2008年7月に東海北陸自動車道が開通して金沢から飛騨高山に行くアクセスが一挙に良くなったのですが、出かけるのが1人で高速道路料金が高いということで今回も北陸自動車道で富山まで、富山からは国道41号線(途中で県道75号線)を利用して高山に行きました。金沢を6:30に出発し高山に8:50に着きました。息子の用事を済ませて、息子の帰省の荷物を積み込んで10:00に高山を出発しました。 |
ほおのき平スキー場へ |
仮免許をとって4ヶ月のブランクのある息子の練習という意味で仮免許練習中の掲示をして運転させました。途中、コンビニで昼食を買って、ほおのき平スキー場の駐車場に11時に着いたのですが乗鞍岳行きのバスは1時間に2本で次は11時25分でした。自動車に積んだ輪行袋に包んだ自転車をバスに積んで乗鞍岳から自転車で降りるというのが今回の計画だったんです。 事前に輪行袋に包んだ自転車をバスに乗せることができるか確認してあったのですが、自転車は荷物入れのボックスに入れるのかと思っていたけど、輪行袋に包んだ自転車は座席に持って入るということでした。 バスの便には、たまたま名古屋から来た夫婦も自転車を持ち込んでいて4台の自転車を持ち込むことになりました。 今日は平日だったのですが、乗鞍岳の花の見頃ということで、お客がたくさんいて、工夫してなんとかギリギリお客を全員乗せることができました。工夫してなるべく席を占めないようにしたと言っても結果的に自転車は余計な席をとったのは間違いないですし、補助席を出して、やっと全員の客が乗れたことを考えると、土日祝日とか夏休みとか花の見頃の季節は輪行袋に包んだ自転車をバスに持ち込むのは無理のように思います。そんな状況にもかかわらず濃飛バスの運転手さんや職員さんは、自転車を持ち込むときに手伝ってくれたり、とても親切にしてくださいました。本当に感謝しています。 ほおのき平スキー場のバス乗り場には乗鞍岳のパンフレットがあったので貰ってきました。 |
乗鞍スカイラインをシャトルバスで乗鞍岳畳平を目指す |
ほおのき平スキー場の駐車場から乗鞍岳畳平バスターミナルまでバスで45分かかりました。あまりの距離の長さと乗鞍岳の高度で本当に16インチの折りたたみ自転車で降りられるか心配になってきました。 16インチの折りたたみ自転車はサスペンション付の変段ギア付の自転車とはいえ通販で買った超激安品なので、なおさらです。しかも先日タイヤの空気漏れに気づいて、前日に原因を詳しく調べないでムシのゴムを交換したのをそのまま持ってきたんです。 それに16インチの自転車はちょっとした傾きでもすぐに倒れてしまうので、カーブでは、よほど速度を落とさないと危ないんです。つまり下り道では自転車に乗っている間、常にブレーキをかけていないといけないんです。 ちなみに息子の自転車はサイズも普通サイズで本格的な自転車なので、そういう心配はありません。 |
乗鞍畳平と魔王岳を満喫 |
乗鞍岳畳平に着いたのはちょうどお昼時だったので、高山のコンビニで買ったパンを食べました。乗鞍岳の畳平に、食事するところがあるのかも分からなかったのですが、数軒、食事するところはありました。当然、料金は少しだけ高めでしたけど、上高地ほどの価格差は無かったようです。自転車は袋に入れたまま2台をワイヤー式の鍵でつないで置いておきました。 厚めの包装で完全密閉されたパンは、気圧の関係ではちきれんばかりに膨らんでいました。綺麗な風景を見ながら食事を済まして、すぐ近くのお花畑の散策に行きました。 乗鞍岳のお花畑の周りには板の通路が出来ていて、通路以外は立ち入り禁止になっていますが、花はすぐ近くから見ることができるようになっています。乗鞍岳畳平のお花畑ではハクサンイチゲをはじめとしミヤマキンバイやクロユリやコイワカガミ、チングルマなど一面に咲き誇っていて、まさに見ごろという感じでした。立ち入りができない場所には残雪も少し残ってました。 お花畑の写真を撮りながら40分ほどかけてゆっくり周りました。息子が空気が薄いので疲れるというのでバスターミナルで少し休憩して、一番手軽な魔王岳に登りことにしました。魔王岳は10分程度で登れる山ですが頂上付近から見える景色はさすがに綺麗でした。 ちなみに畳平でも魔王岳でも携帯電話は使えるようで、試しに息子にかけたらちゃんと繋がりました。 魔王岳でも写真をいっぱい撮って、乗鞍岳畳平バスターミナルに戻ってお土産を見たりパンフレットを集めたりして、いよいよ自転車での下山です。 |
自転車で乗鞍スカイラインを下る |
息子の自転車は組み立てに20分ほどかかり、俊の自転車はゆっくりしか下山できないので、俊は先に下山することにしました。 不安をかかえながらの自転車での乗鞍岳からの下山でしたが、ちょっと降りたところの道沿いにお花畑があり、畳平のお花畑に咲いていない種類の高山植物がいっぱい咲いていました。 観光バスが、その辺りで駐車してお客をおろして見学させていました。シャトルバスでは、そういう配慮は無いので、途中の見所をゆっくり見たりするには気の利いた観光バスに偶然乗り合わせるかタクシーを利用するか自転車を利用するしかないようです。高山植物は、いろんな地点で、いろんな種類を見ることが出来ました。途中の山並みや景色も十分に堪能できました。こういう細かいチェックは自転車で無いとできません。ただ、景色については綺麗なのは上部のほうだけで、下山するにしたがって景色は単調になります。 途中、当然のごとく息子の自転車に追い越されてしまいました。結構、スピードを出して降りていったので唖然としました。 自転車での下山は常にブレーキをかけ続けなくてはいけなかったけど、途中上り坂はほとんどないので快適でした。ほおのき平スキー場の駐車場までの登り坂といえば国道から、ほおのき平スキー場の駐車場に入る数百メートルの軽い傾斜だけですので本当に楽です。トンネルも無いのでライトが無くても大丈夫です。 途中写真とってゆっくり下山したので畳平からほおのき平スキー場の駐車場まで2時間かかりました。ブレーキかけっぱなしだったのと、リュックをかついていたので、少し肩が凝りました。 ほおのき平スキー場の駐車場につくと、息子はすでに自転車の分解がほとんど終わっていて1時間程度で下山できたということでした。ほおのき平スキー場の駐車場では、すでにコスモス園のコスモスが随分咲いていて、写真を撮ってきました。今年は早いそうです。 ほおのき平スキー場のバスセンター瓶入りの牛乳が売られていたので飲みました。高山の瓶入りの牛乳は本当に美味しいです。キュウリとトマトが流水につけらていたのでキュウリをもってお金を支払いに行ったのですが、トマトは売り物だけどキュウリは売り物ではないので、無料で良いですよということでした。おまけに醤油が欲しかったら食堂の醤油を使って良いですよと言われたのですが、さすがに、そこまでは甘えることはできませんでした。 |
北陸自動車道と国道41号線を利用して高山へ |
荷物を自動車に積み込んで、再び息子の仮免許での運転練習をしました。助手席に乗るというのはあまり無いので余計にだと思うのですが、左側がぶつかりそうな気がするし(実際に道路脇の樹木の葉に触れた)、また制限速度で運転しているので、後ろに自動車がたまってしまうので何度も道路わきに停まって後ろの自動車を先に行かせたりで、気疲れしました。途中で交代したのですが、なんとか無事帰宅できました。金沢へ帰るルートは平湯経由、国道41号線、北陸自動車道を利用しました。運転の練習とかで時間がかかったので、ほおのき平スキー場の駐車場から金沢まで3時間30分もかかりました。 |