岩間噴泉塔群 |
岩間噴泉塔群は,以前から行きたかったのですが,知らない人が行こうと思っても決して行けないという場所だと聞いていたので断念していたのです。今回,白山いぬわし自然学校で「紅葉の岩間噴泉塔を歩く」という企画があったので参加しました。 金沢から集合地の新岩間温泉まで1時間20分かかりました。途中で一里野温泉から林道に入って新岩間温泉に向うのですが,自動車が交差できないような狭い道で,片側が絶壁でロードレールも無いようなところが結構あって完全にビビリまくってました。 新岩間温泉の山崎旅館前の駐車場にはトイレが整備されてました。トイレには料金箱がついていて100円を入れるようになっていました。 準備体操をして出発したのですが 新岩間温泉からの道は車両通行止めにはなっているものの,もともとが林道なので,広々と歩きやすい道路です。山肌はいろんな色に色づいていて綺麗でしたが植物の種類の関係で赤色はほとんどありません。これは白山麓全体の傾向です。 途中、大きな落石の跡があり、去年はここで戻って,他の場所を散策したということでした。途中に霞滝も見れました。 1時間くらいで岩間ヒュッテに着きました。休憩舎(岩間ヒュッテ)にはトイレが完備していて、すぐ近くに飲める水も流れていました。すぐそばに流れている川の近くに露天風呂もあります。数人の人が入浴していました。女性の人も水着を着て入浴していました。 岩間ヒュッテのところからは山の中に入っていくのですが,道は斜面に作られた30cmくらいの幅の道で落ち葉で土が見えない状態で,雨で濡れていたので怖かったです。 途中、道にすらなっていないところや、ロープをつかんで通るような場所もあって、決して安全とはいえない道でした。木道など木の上は滑るので避けて通るようにと言われました。慣れない人が1人で行くのはやめたほうが良いです。 40分ほど歩いて噴泉塔がある川の真上の場所までたどりつきました。ここは高度1025mで河原は830mなので200mほどの高度差の急斜面を降りていかなければいけません。下りは滑って危ないので、慎重に降りて行きましたが、帰りはこの道を登らないといけない事を考えると、そっちのほうもゾッとします。 地図によると,この川原は白山一里野自然公園になっているようです。 この場所には噴泉搭があったそうですが、人為的(?)に壊されてしまったようです。それでも温泉は流れていて岩が緑色や茶色になっていて、明らかに他の場所とは違う雰囲気です。流れているお湯は100℃近くあるそうで、下流のほうで触っても熱々でした。 このお湯で温泉卵を作る準備をして希望者は川を渡り噴泉搭を見に行くことになりました。 足の半分が外れて半ズボンになるズボンを履いて行ったので、下の部分を外して、靴と靴下を脱いで袋に入れて、用意していたサンダルを履きました。 上流のほうに流れが少しゆるい場所があったので、そちらまで行って、最初に係りの人が命綱を持って川を渡りました。自分たちは、両側でロープを固定してもらった状態でロープを掴みながら川を渡りました。川の水は膝より少し上まであり流れはそれなりに強かったです。水温はかなり冷たくて途中でしびれてきました。それでもなんとか渡りきりました。 川を渡ってから足を拭いて、再び靴と靴下を履いて川原を下流に向かって移動しました。200mほど下った対岸に大きな噴泉搭がありました。横と前に温泉を噴き出していて小便小僧のような印象を受けました。ここまで来たかいがあったと思いました。 急斜面を降りたすぐの川原から噴泉搭まで距離は200m程度ですが岩を乗り越えながらの移動なので15分以上かかりました。 下流に岩越しで行けるのはここまでで、もう200mほど川の中を下っていくと、もっと凄い噴泉搭群があるということでしたが、危険なので、そこまでは行けません。なんでも最近、テレビのナニコレ珍百景という番組の取材があって下流のほうまで行ったということなので、そのうち放映されるのではないかということです。 白山一里野自然公園の河原に戻って、温泉卵や作っていただいた卵入りのぶっかけうどんをいただきました。持ってきたおにぎりも食べてコーヒーもいただきました。 帰りは白山一里野自然公園の河原から急斜面を登っていかなければいけないのですが,さすがにキツイです。 川原から岩間ヒュッテには1時間20分かかりました。帰りは慣れたということと、下りより登りのほうが安全ということで、体は辛かったのですが気軽に行けました。 岩間ヒュッテ近くの露天風呂にはやっぱり入浴している人が数人いました。 少し休憩して岩間ヒュッテを出発しました。 整備された道は下りのほうが断然楽でした。帰りも1時間で新岩間温泉の駐車場に着きました。 新岩間温泉から一里野温泉まで15分で着きました。 途中で対向車に会うのが心配だったので、他の人が降りるのにくっついて追いかけて行きました。 下りは、アクセルを踏まなくて良いこともあり、しかも右側が崖ということもあって、それほど怖くなく、すんなりと帰れました。崖が右側だと、左の岸壁にぶつからないように運転すれば、崖下を見なくてすむので気が楽なんです。多少慣れたというのもあるのかもしれません。 一里野温泉の天領で温泉に入って帰りました。 岩間噴泉塔の場所はこちら |
新岩間温泉から岩間ヒュッテ | ||
岩間ヒュッテ | ||
岩間ヒュッテから白山一里野自然公園 | ||
白山一里野自然公園 | ||
岩間噴泉塔 | ||