取立山の水芭蕉と大滝 |
5月下旬には福井県勝山市の取立山では水芭蕉の群生地を見るため関西など他県からも大勢の人が訪れます。 6:45に金沢の自宅を出て、8:00に国道157号線から東山いこいの森行きの林道に入りました。途中、対向車との交差が難しいところがあったりしますが朝は取立山へ行く自動車はあっても取立山から帰る自動車はないので安心です。道路は途中で舗装が途切れているところもあります。林道の途中で駐車場の利用料金500円を徴収されました。 国道157号線から取立山の駐車場まで7分程度で着きました。駐車場にはすでに20台以上の自動車が駐車してました。でも、まだまだ駐車できるスペースはあります。100台くらいは駐車できそうです。 駐車場のところに取立山の地図が掲示されています。地図のすぐ後ろから大滝経由で取立山に向かう登山道と直接取立山へ行く登山道の分岐点がありますが、大滝への登山道は立入禁止になっていました。水芭蕉の見頃の時期には雪の多い年は残雪で大滝への登山道は立入禁止になることが多いようです。 取立山へ行く登山道は登りの坂が続きますが広くて歩きやすいです。チゴユリ、スミレ、ツルキンバイなどの野草の花がいっぱい咲いています 1時間ほど歩くと狭くて急な登山道になりました。やっぱり最後まで散策路という訳にはいきません。登るのに飽きた頃からイワウチワが咲いているのが見え出して少し元気になりました。 1時間30分程度歩いて取立山の頂上にたどりつきました。 少し休憩して水芭蕉群生地に向いました。急坂を降りて行くのですが大滝コースが閉鎖されているので、また同じ道を戻らないといけないと考えると気が滅入ります。 途中に沢があったので手にすくって少し飲みましたが冷たくて美味しかったです。コップを持ってこなかった事を悔やみました。取立山の頂上から20分ほどで水芭蕉群生地に着きました。水芭蕉群生地には特に看板とかの表示もないので、誰もいなかったら気づかずに通り過ぎてしまいそうな所にあります。水芭蕉群生地の湿原に入っていくと雪の残っているところがあちこちにありました。水芭蕉は見頃という感じでしたが規模はそれほど大きくはありません。 水芭蕉群生地を一周して、このまま戻ろうか、こつぶり山まで行こうか迷っていたのですが、他の人に聞くと、こつぶり山から見える白山は格別だというので行ってみる事にしました。 水芭蕉群生地からこつぶり山頂上までは急な傾斜もありますが、7分程であっけなくたどり着きました。こつぶり山頂では多くの人が休憩をしてたり食事をしてました。白山が綺麗に見えました。来ただけのことはありました。 こつぶり山頂上でから同じコースを戻って駐車場までは1時間30分程度で着きました。 どちらにしても大滝は見に行くつもりだったのですが、大滝ルートの通行禁止が解除されていたので安心して大滝に向かいました。大滝への道はなだらかで広いです。 チゴユリ、スミレ、ツルキンバイなどの野草がたくさん咲いていました。大滝への道は直接取立山へ行く登山道よりも花の数が多いです。しばらく歩いていくとジロボウエンゴサク、ミヤマカタバミ、サンカヨウ、ネコノメソウなどが見られました。山野草を見るなら大滝までの登山道は絶対にはずせません。大滝に近づくと上り階段と急な下り道がありました。 大滝は、落差約30mのなかなかりっぱな滝で、すぐ近くまで行けます。ただ近くに行くと滝と近すぎて全体を写せなくなります。階段の途中で滝を撮影できましたが、やっぱりもうちょっと近くからの撮影がしたいところです。川を渡れば撮影できそうでしたが、万が一のことを考え、やめました。歩いているとそうでもないのですが、撮影などで立ち止まるとムシがたくさん寄ってきて、かなりうっとうしかったでした。 大滝のすぐ横に、もう1つの滝(急斜面の沢?)があります。その急斜面の沢を登って行くのが大滝コースになります。急斜面の沢にはロープがかけてありますが怖そうです。呆然としていると親子連れが沢から降りてきました。平然としていましたが、初めての人が1人で通るのはやめたほうが良さそうです。 取立山の駐車場から大滝まで1kmで20分程度ということなのですが往復で1時間20分もかかりました。花や滝を撮影するのに40分もかけていたようです。 取立山にはトイレはありません。登山前には、東山いこいの森キャンプ場のトイレで済ませておくのが良いでしょう。 取立山の場所はこちら 福井県勝山市北谷町 |
取立山へ | ||
水芭蕉群生地 | ||
こつぶり山 | ||
大滝 | ||
山野草の群生 | ||
取立山の春の山野草 | ||
ツルキンバイ | チゴユリ | タチツボスミレ |
アオイスミレ | エゾイタヤ | アオダモ |
ウリハダカエデ雌花 | ウリハダカエデ雄花 | ウリハダカエデの鱗片 |
イロハモミジ | モミジ | コマユミ |
ナガバモミジイチゴ | タチシオデ | サワハコベ |
ウワミズザクラ | ツルシキミ | イワウチワ |
ショウジョウバカマ | ミヤマカタバミ (白) | ミヤマカタバミ |
マイズルソウ | バイカオウレン | バイカオウレン |
エンレイソウ | ヤマエンゴサク | サンカヨウ |
ネコノメソウ | ニシキゴロモ | ムラサキヤシオ |
タムシバ | ムシカリ(オオカメノキ) | マムシグサ |