明専寺の白フジ |
宝達志水町の明専寺は5月中旬には町の天然記念物である白フジ,8月中旬には同じく町の天然記念物の樹齢350~400年のサルスベリが咲きます。 白フジがある明専寺の裏にある庭は手入れが行き届いた池のある素敵な庭です。明専寺の裏庭には山野草もいろいろ咲いていて山野草の名札も挿されていました。 境内から裏庭に周ろうとしたところに水琴窟と彫った石碑があります。水琴窟は後の庭園にあるとの説明書きがあり庭園に行くと水琴窟らしきものがありました。通常の水琴窟は竹筒に耳をあてて聞くのですが,明専寺の水琴窟は前にいて心静かにすることで不思議な音が聞こえてきました。これは凄いです。水琴窟は水が流れていないと聞こえなくなってしまうのですが,訪れる人のために水を流し続ける事も大変な事だろうと思います。水琴窟は庭師の人が他の人から依頼を受けて,住職に相談したのが始まりで,石川県内にいくつか設置したそうです。 最近では和倉温泉の足湯公園や西茶屋街の飲食店に設置したそうです。下世話な話ですが,水琴窟1個いくらくらいするのですかと聞くと,100万円くらいだということでした。 石川県羽咋郡宝達志水町菅原エ87 明専寺(宝達志水町)の場所はこちら |
明専寺の白フジと白フジの季節に咲いていた明専寺の山野草 | ||
明専寺の裏庭に咲く白フジは樹齢200~300年で花が天から降ってくる天女のように見えるので「天女の白フジ」とも呼ばれ,町の天然記念物になっています。明専寺には金沢からですと国道159号線の菅原の信号を右折して狭い道路を集落のほうに200mほど入って神社を過ぎたところを左折するとすぐのところにあります。明専寺の本堂のところに貼り紙がしてあり「仏さまにおまいり下さい。左の方より一巡下さい」と書いてありました。20mのスギにまきつくかたちで上のほうに白フジが咲いていました。白色ということと上の方に咲いているということもあって地味な印象を受けました。明専寺の白フジは5月中旬が見頃です。 | ||
明専寺のサルスベリとサルスベリの季節に咲いていた明専寺の山野草 | ||
明専寺のサルスベリは宝達志水町指定文化財に指定されています。サルスベリの見頃の季節には,カノコユリやツルガネニンジンソウなども咲いていました。明専寺のサルスベリは8月中旬が見頃のようです。 | ||