古川祭 |
飛騨市の古川祭は毎年4月19日、20日に開催されています。2008年の古川祭は土日曜日の開催でしたので見学に行きました。 高山から古川までは30分ほどかかって古川に入ったのは19:00頃でしたが、古川小学校にある臨時駐車場は満車で、ちょっと離れた駐車場まで行かなくてはいけませんでした。ちなみに古川小学校の駐車場にはトイレも設置されてますし、古川祭のパンフレットも置いてあります。 古川祭を目一杯楽しむには18:00までには古川に入るほうが良いでしょう。 古川祭では夕方には祭屋台がライトアップされて街中を曳かれます。20:00にはライトアップが外され、屋台も倉庫に収納されるので19:00では祭屋台のライトアップをたっぷり楽しむことはできません。そうは言っても、なんとかギリギリで古川祭の祭屋台のライトアップも見ることはできました。 20:00になったので、起し太鼓の打ち出しを見るために古川祭のまつり広場に行きました。もう人でいっぱいでした。なんとか広場の隅っこで撮影可能な場所を確保して起し太鼓の打ち出しが行われる21:30まで待機してました。 途中、丸太の担ぎ棒に人がよじ登ってお腹を軸にプロペラのように回転する演技をしたりとかしていました。 古川祭の起し太鼓の打ち出し自体は、そんなに見所があるわけでも無く実際の見所は起し太鼓が街中を巡回する処だと思います。 古川祭のプログラム(パンフレット)には駐車場の位置や起し太鼓や曳き屋台の巡回の経路や付け太鼓の見所の場所や途中地点の予想される時間などが掲載されているので、必ず入手しておきましょう。 古川祭のプログラム(パンフレット)は前もって、飛騨市の観光課に送ってもらうことも可能ですし、古川小学校にある臨時駐車場や、古川市街地のお土産屋や飲食店、宿泊施設でも入手可能です。道の駅「アルプ飛騨古川」でも入手可能だと思います。インターネットでダウンロードも可能ですが、やっぱり原本が良いです。 古川祭のパンフレットは大変参考になるのですが、起し太鼓の時間は休憩の時間が掲載されているのですが、観光客への配慮を考えるなら、見所の通過予想時間を掲載したほうが親切だと思います。古川祭のパンフレットを見て、掲載された時間が休憩の時間だと理解できる人は、そんなにいないと思います。 古川祭の一番の見所の起し太鼓は古川市街地を巡回するのですが、古川祭のプログラム(パンフレット)の付け太鼓見所予想の地点では、起し太鼓が来る前に、丸太の担ぎ棒に人がよじ登って強引に揺らしたり、お腹を軸にプロペラのように回転する演技をしています。丸太の担ぎ棒によじ登る人は次から次へと交代します。すんなり丸太の担ぎ棒によじ登れる人や、なかなかよじ登れないで必死になっている人とかいて、見ててなかなか面白いです。 そうこうしていると太鼓の音が聞こえてきて、ちょうちん行列がやってきます。その後にいよいよ大きな太鼓櫓がやってきます。 大勢のさらし姿の裸男が担いだ大きな櫓には、10人以上の人と大きな太鼓がのせられ、その大太鼓には2人の人が背中合わせに乗って太鼓を打ち鳴らします。それだけのものを担いで巡回するのですから迫力満点です。 付け太鼓見所予想の地点に大きな太鼓櫓がやってくると、さっきまで丸太の担ぎ棒で演技をしていた男たちが小太鼓の櫓を担いで大きな櫓に突っ込んで行きます。一瞬の出来事なので、何が起こったのか最初はわかりませんでした。 大きな太鼓櫓は何事も無かったように悠然と凛々しく進行を進め、次の見所を目指して過ぎて行きます。 大きな太鼓櫓の後ろには大勢の取り巻きや観光客がついて行きます。 古川祭の起し太鼓はその地点で待ち構えてすぐ近くで見るのも良いのですが、付近の家の2階から見るのも良いようです。どの家も2階の窓ガラスを外して大勢の人が見学してました。2階では、その家の人や親戚や知人などが見学しているのですが、観光客でもお願いすれば、2階に上げてくれる場合が多いようです。 古川祭の起し太鼓の迫力にはまって完全に追っかけ状態で、裏道を通って起し太鼓が来る前の地点に先回りして何度も何度も起し太鼓を見学しました。 古川祭はどこも人が多いので、つい道路の端のほうで移動するのですが、側溝に蓋のある場所と蓋の無い場所あって夜は暗いので危ないので注意が必要です。自分も1度溝にはまって靴と靴下がビショビショになりましたが、途中でいろんな場所で側溝にはまっている人を見かけました。 途中、まつり広場近くで揚げたてのコロッケを買って食べました。ここのコロッケは200円とちょっと高めなんですが結構美味しいので古川に来た時はいつも食べます。通常は18:00までの営業ですが、古川祭の日はかなり遅くまで営業しています。 古川祭の起し太鼓を充分堪能し時間も夜中の1時を過ぎて(かなり進行が遅れていた)いたので、駐車場に戻ることにしました。 会社の駐車場の名前を覚えていたので、古川祭のプログラム(パンフレット)の地図を見て駐車場に戻ったのですが、どうも雰囲気が違っていて、自動車が無いんです。そのあたりをグルグル何度も探したのですが見つからず、途方に暮れていたのですが、30分ほど探して、やっと同じ会社の駐車場が別の場所にあるのを見つけることができました。 古川祭のプログラム(パンフレット)の地図にもう少し配慮が欲しいと思いました。 自動車も見つかり、やっと休むことができました。 この季節、夜は結構寒いので、ズボンの下にスキー用のタイツをはいて、上にはチタンフリースの防寒チョッキを着ていたので夜でも寒くなくちょうど良かったです。 見る人は防寒対策を万全にできるんですが、起し太鼓の人達は、ずっと、さらし姿で頑張っているので大変です。待機の時には火を焚いて寒さを防いでいますが、それでも結構寒いと思います。 自動車のシートを前後平らにして持参した毛布をかけて駐車場で寝ました。 朝早く起きたので、歯磨きとかトイレとかするために道の駅「アルプ飛騨古川」に行きました。 道の駅「アルプ飛騨古川」の駐車場は満車に近く、多くの人が道の駅「アルプ飛騨古川」の駐車場で車中泊したようです。 考えてみれば、道の駅「アルプ飛騨古川」は17:00~9:00まで営業してないけど、トイレ・駐車場・公衆電話は24時間利用可で暖かい飲物の自動販売機もあるので車中泊には最適なんです。 トイレをして、歯を磨いて顔を洗って、ひげをそって、前日買っておいたパンを食べて準備万端です。 道の駅「アルプ飛騨古川」で朝の準備を整えて、朝の古川を堪能しようと古川の街から一番近い古川小学校にある臨時駐車場に向かいました。 早朝ですが、駐車場には自動車がいっぱい入っていました。車中泊した人も多かったのでしょうが、宿泊施設で駐車できなかった人の自動車も結構あるんだと思います。 駐車してある自動車のナンバーを見ると、名古屋や関西、関東、北陸など日本中のいたることろから来ていることが伺えます。 古川の街に7:00に入ったのですが、もう屋台を曳いて移動してました。当然、早朝は観光客もほとんどいなくて屋台をじっくり見ることができました。 古川祭の屋台を直角に曲がる時どうするのかなあって見ていたんですが、屋台の底に4つの車輪とは別の車輪を入れて、それをジャッキアップみたいに伸ばして他の車輪を浮かせていました。他の車輪が浮いたところを回転すると、すんなりと方向転換できるようです。 各町会から集まった屋台が、まつり広場に集まって決められた所定の位置に曳き揃えられます。 8:00にはまつり広場に全部の屋台が曳き揃えられます。 古川祭の10台の屋台のうち、からくり人形のある屋台が2台と子供歌舞伎をする屋台が1台あります。どの屋台がからくり人形や子供歌舞伎が行われるのかは古川祭のプログラム(パンフレット)に掲載されていますが、演技の時間は、当日、その屋台の演技予定が書かれた掲示板を見ないと判りません。いろんな人に、演技の順番を聞いてみたのですが、要領を得ませんでした。演技予定が書かれた掲示板が出揃ってやっと演技の順番がわかり、撮影に適した場所を確保しました。 9:00からは、古川祭の祭事が行われました。 からくり人形と子供歌舞伎は9:20から20分毎に15分間ずつ行われるので、順々に全部楽しむことができます。 からくり人形も子供歌舞伎もとても素敵で充分楽しめました。演技が終わると、おひねりを求めるカゴをまわされたので、100円玉を入れました。 からくり人形と子供歌舞伎を全部見て充分古川祭を堪能し土産屋さんでお土産を買って帰ることにしました。。土産屋さんで瓶入りの牛乳も売っていたので飲みました。飛騨高山の瓶入り牛乳は濃くてとても美味しいのです。 この後、屋台は古川の街を巡回して数箇所で演技されるようです。 |
古川の夜の風景 | ||
古川の桜の風景 | ||
古川の古い町並みと三嶋和ろうそく店 | ||
ライトアップされた夜の古川祭の屋台 | ||
古川祭の起し太鼓 | ||
古川祭の屋台曳行と曳き揃え | ||
古川祭のからくり人形・獅子舞などその他の祭事 | ||
古川祭の子供歌舞伎 | ||
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