山の下寺院群 |
山の下寺院群は大聖寺の市街地の熊坂川に沿った7つの寺院と1神社からなっています。山の下寺院群の寺院は、1600年に加賀藩二代藩主前田利長によって山口宗永が滅ぼされ、前田家によって統治されるようになった加賀藩時代から、この地域に移転されたそうです。 山の下寺院群では実性院と全昌寺が有名ですが、実性院と全昌寺以外にも見所はあり散策するのに良いです。 石川県加賀市大聖寺 |
山の下寺院群の寺院 | ||||
実性院(じっしょういん) | ||||
実性院は曹洞宗の寺院で大聖寺藩前田家の菩提寺で9月には多くの萩が咲くことで有名で萩の寺と呼ばれています。実性院の書院から見える築山池泉式の庭園も見所です。実性院の丘のほうに上がっていくと歴代藩主の墓が見られます。実性院は、最後にこの地に移転してきたそうです。 画像あります 実性院の場所はこちら |
||||
全昌寺 | ||||
全昌寺は大聖寺城主山口玄蕃頭宗永公の菩提寺で曹洞宗の寺院です。全昌寺は芭蕉がが「奥の細道」の途中に泊まったことでも有名で、517体の仏像が揃った五百羅漢も見応えがあります。全昌寺では秀吉の直筆の書状も展示されています。 画像あります 全昌寺の場所はこちら |
||||
加賀神明宮(山下神社) かがしんめいぐう | ||||
藩政時代には真言宗の慈光院だった加賀神明宮は昭和34年以前は山下神社と称し、江戸時代には神明宮と称していそうです。毎年9月の1日と2日には八朔まつりが行われ、境内の特設舞台では舞踊なども演奏されるそうです。山代温泉薬王院にある十一面観音像(県指定文化財)は、明治の神仏分離令まで慈光院の本尊だったそうです。南の山上には白山宮が鎮座しています。 画像あります 加賀神明宮の場所はこちら |
||||
本光寺 | ||||
本光寺は法華宗 本門流の寺院です。大聖寺前田藩家老山崎権丞家の菩提寺だそうです。 画像あります 本光寺の場所はこちら |
||||
宗壽寺(宗寿寺) そうじゅじ | ||||
宗壽寺(宗寿寺)は日蓮宗の寺院です。以前は真言宗だったそうです。宗壽寺のスダジイ(樹木)は加賀市指定天然記念物になっています。7種類の樹木を着生していることで、かなり珍しいそうです。裏手に回遊式庭園があります。大聖寺藩の関所の門が払い下げられ、山門として設定されています。 画像あります 宗壽寺の場所はこちら |
||||
蓮光寺 | ||||
蓮光寺は日蓮宗の寺院です。星祭り(1月15日)には水行が行われます。美しい庭園があります。 画像あります 蓮光寺の場所はこちら |
正覚寺(しょうがくじ) | |||||
|
|||||
久法寺(きゅうほうじ) | |||||
|
山の下寺院群の寺院以外の見所 | ||||
明王寺(みょうおうじ) | ||||
明王寺は真言宗 智山派の寺院です。眼病平癒と厄除けのお寺としても知られています。8月の最終日曜日には、山伏による「柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)」が行われ、火渡りの行が行われます。火渡りの行は一般の人も参加できます。 画像あります 明王寺の場所はこちら |
||||
石堂山(いしどうやま)墓地公園 | ||||
明王寺から丘のほうに登っていくと西国三十三番観音菩薩安置場のある石堂山墓地公園があります。 画像あります 石堂山墓地公園の場所はこちら |
||||
蘇梁館(旧久保家) そりょうかん | ||||
蘇梁館(旧久保家)は、江戸末期から明治期にかけて膨大な利益をあげた北前船の中でも、大きな勢力をほこっていた久保彦兵衛家の主屋が橋立から移築復元されたものです。庭園は日本海と北前船を表現した枯山水庭園です。見学は無料です。20台分の大型駐車場も整備されています。 画像あります 蘇梁館(旧久保家)の場所はこちら |
時習庵(旧堀家住宅) じしゅうあん | |||||
|