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2017.03.04

宅建の実務講習を受けて

2017年3月4日

昨年の宅建の試験に受かったのですが、不動産の業界に無関係だった人は、実務経験が無くても実務講習というのを受けると宅地建物取引士の資格がとれるのです。それで実務講習を受けてきました。

実務講習では、金沢の状況を中心に、いろいろ興味深い話を聞くことができました。

まずは一般的に知られた話ですが、新神田町・黒田町は暴力団関連で、普通の人が住みたがらないので地価が安い。
昌永町・京町は宗教関連で、普通の人が住みたがらないので地価が安い。

金沢は地下水が浅いそうです。そのために道路の融雪が楽だったようです。全国的にもこれほど水による融雪設備が盛んにおこなわれている地域はないようです。地域的には星稜高校周辺や、駅西地区が特に地下水が浅く地盤がゆるい地域だそうです。駅西地区は、下水道整備ができてから、やっと町として発展できたという事でした。

ちなみに下水道が無ければ、各家庭で浄化槽で対応しないといけないのですが、浄化槽って、排便を貯めておいてバクテリアに処理させているそうです。それで1年ごとにバクテリアの補充が必要なんだそうです。バクテリアの補充を怠ると、排便が貯まって、その内に吹き出てまき散らすという事になるそうです。そういう事も全く知りませんでした。

ちなみに、日本の土地って、元々、天皇の持ち物だったそうです。
豊臣秀吉の時代に太閤検地があったのですが、その時に初めて、測量がされて土地を境界が定められたという事だそうです。
その時代でも日本の土地は天皇の物で、大名は、その地域を自由に統治してよいと天皇に許可されて、自分の好きなように統治していたということです。
国民が土地を持つことが許可されたのは明治時代になってからですが、一部の人間が広大な土地の所有をして、地主制度が起こったそうです。
戦後にGHQによって地主の土地を小作に安く分け与えるようにして現在に至っているようです。

金沢は人口の多い地域では、唯一爆弾が落とされなかった地域で、土地の区画が整理されていなく、測量図の無い地域がとても多いそうです。能登などでは、測量図どころか明治以前から居住している地域は、土地の権利書・登記すら存在しないので土地の売買ができない事もあるそうです。
そういう訳で、土地の形状もいびつで、狭い道路も多いそうです。通常、道路は1.8m以上ないと公道として認められないのですが、金沢では1mでも公道として認められていたりするそうです。金沢では階段の公道も存在するそうです。
金沢の道って、ほとんどが前田家のものだったそうですが、明治時代に金沢市に寄付したので市道が多いそうです。

金沢市は旧町名復活を全国で先がけて積極的にやったのですが、金沢は爆撃されなかったこともあり、道路が昔のまま残っていた事で、交差点やバス停で旧町名が残っていて住んでいる人が旧町名に馴染みがあった事が復活できた大きな要因だったという事です。南町も町名復活したのですが、南町には金沢信用金庫本店があり、抵当関連の変更手続きが大量で大変だったということでした。

金沢は町全体が遺跡のような地域で、土地の場合には相当な慎重さが求められるということです。
かつて金沢って、東京・大阪・京都と並んで日本で4大都市だったこともあるそうです。
ちなみに金沢でも森本から大量の不発弾が出てきたという事件があったそうです。爆撃されていないのに不思議なんですが、戦後に軍隊が野田から運んで埋めたということでした。

金沢では景観がらみなどで、看板など、規制が多いので、建物を建てるのも調べないといけない事が多いそうです。看板などは後から条例を作ったのに、既存の看板を、持ち主の自腹で撤去させたりしているそうです。

金沢では擁壁の規制も厳しくて、窪町などがけ崩れが起きやすい地域は特に注意が必要という事でした。

金沢ではラブホテルを作らせないという事に対して執念を持って取り組んでいるようです。最初は有人受付の無い宿泊施設はラブホテルとして判断し許可を出さないという条例があたそうですが、最近の若い人は受付があっても平気な人が多くなったので、現在は施設のダブルベット比率が多い施設はラブホテルとして判断して許可を出さないという条例になったそうです。
最近では若者はラブホテルを使わないため、都会では営業をやめて売りに出される事が多かったのですが、なかなか売れない状況が続いていたのが、珍しいもの見たさの中国人に人気を集め、中国人に買われる例が多かったそうです。
ちなみに、金沢ではラブホテルが随分減ったのですが、不倫目的に金沢テルメが利用されることが多いそうです。一緒に入っても言い訳ができるし、経費でも落とせるというのが人気なのだそうです。金沢テルメではシングルBというのがあって2人で利用でき、宿泊もできますが、11:00~16:00には貸室もできます。

不動産を探す時に、特に子供のいる家庭は、その場所がどの校区に属するかということが重要になるのですが、石川県は校区で検索できる珍しい地域だそうです。校区(金沢では校下という)の意識が特別に強いんでしょうね。

いろんな手続きで役所との付き合いも多いそうですが、白山市と野々市市は、親切だそうです。小松市は横柄で不親切だそうです。
北陸全体では高岡市の役所の不親切ぶりは際立っているそうです。ちなみに普通、役所の食堂は、役所以外の人でも利用できるのが一般的ですが、高岡市では職員以外は利用禁止だそうです。

2017年3月11日

今日も宅建の実務講習を受けてきました。今日の講義は比較的、実務講習の本道に近いものでした。
それでも興味深い話が多く有意義でした。

金沢では賃貸の8割が5社で占められているそうです。賃貸の管理手数料は石川県では5%でアーバンホームだと16000室程度管理しているそうです。

建物や部屋を貸すのも、いろいろ大変なようです。借地借家法では、部屋を貸していて、賃料を滞納された時に、1年滞納されてやっと、信頼関係が損なわれたとして追い出しができるそうです。でも、なんやかんやで追い出せるのは1年半というのが一般的だそうです。その場合でも弁護士料とかかかって大変だそうです。
追い出し目的に鍵を取り換えたりすると、器物損壊罪に問われたりするそうです。
あまりにも家賃を滞納がひどいので、大家さんが怒ってドアを取り外したという事があったそうです。その住人が法学部の女学生で裁判沙汰になってそうです。その時には、大家が女学生に300万円程度の賠償金を払う事で和解になったそうです。

田上や旭町では高い木1本と低い木1本を必ず植えないといけないという条例があるそうです。

上安原は土壌汚染に注意が必要との事です。

金沢では街灯の上向はダメとかいう条例もあり、景観法の規制も多いそうです。金沢では津波災害区域もかなり広いそうです。

建物の解体は、普通2百万円から3百万円程度でできるそうですが、アスベストが使われていると10倍かかったりするそうです。

起業において若い人と、高年齢の人の場合の補助金の額が凄いそうです。女の子が起業する時、補助金が2千万円出て、それを元にして金融機関から2千万円融資されて、別のスポンサーから1千万円出資してもらい、無一文なのに5千万円で起業したなんて話もあるそうです。しかも会社として補助金が出て融資されているから、失敗しても借金が残ったりするリスクなく起業できているとのことです。補助金は要チェックですね。